■スポンサードリンク
サクリファイス
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
サクリファイスの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.19pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全197件 41~60 3/10ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
わたしが20歳代の後半に関心のあった、ツール・ド・フランスに代表されるサイクル・ロード・レースを舞台にした小説です。朝日新聞の書評欄を見て手に取りました。さりげなく特殊なロードレースの世界を描いて、グイグイと読ませるのはさすがです。 陸上選手から自転車競技に転じた白石誓は、プロのロードレースチーム、オッジに所属し、各地を転戦していた。チームには石尾豪というエースがおり、白石誓は石尾をアシストする役回りだ。ただ、石尾には、過去に、自分のエースという位置を脅かしそうになった袴田という選手を、レース中の事故を引き起こす原因をつくり、選手生命を絶ったという黒い噂がついていた。また、その袴田も、自己輸血と言うドーピングの一種となる違反行為をしていたという噂もあった。そんななか、リエージュ・ルクセンブルクという海外のレースで事故が起こる・・・。 その事故の原因が何であったのかがポイントなのですが、二転三転する物語は面白い。このシリーズは三冊出版されていますが、次も読みたくなりますね。 ところで、本書のタイトルですが、秀逸ですね。まさに、今年のツール・ド・フランスの勝者であるクリス・フルームの優勝スピーチの、「チームメートたち、そして支えてくれたチームのみんな、これは君たちのジャージでもあるんです。君たちの協力と犠牲とがなければ、僕がこの場に立っていることはなかったでしょう。本当にスペシャルなチームです。僕もその一員であることに、誇りを感じます」という言葉どおりのスポーツであることを良く示している。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
トライアスロンをメインにロードバイクに乗っています。ロードバイクの本が読みたくなり購入してみました。 近藤さんのこのシリーズでロードレーサーの掟や暗黙のルールなどレースに出ない私でもロードレースの面白さ駆け引きなどがわかり作品の面白さはもとより、ロードバイクに乗ることやロードレース観戦もおもしろくなりました。 ロードバイクに興味がある方の是非読んでもらいたい作品です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
本の内容もとてもよかったです。この著者の作品をもって読みたくなりました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
すごいすごいすごい! とタイトルの意味に気づいたとき、ホントに鳥肌立ちました。 ロードレースのことは知らないけど、それでもとってもおもしろい! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
元々、自転車が好きということでこの作品を見つけたのですが自転車を知らない人にも分かりやすく尚且つ自転車好きをも大いに満足させることが出来る素晴らしい作品だと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
どうも本書は自転車競技に詳しい人に言わせると突っ込みどころ満載の 本らしい。個人的には自転車のロードレースにさほど詳しくはないので 楽しんで読んだが、石尾が亡くなるに至る背景はちょっとご都合主義過ぎる と言うか、少し鼻白む感じがした。 それと気になったのは、昔の彼女の位置づけが凄く残念と言うか、登場した時の 感じとその後実際に現れてからの落差が激しいというか、全く魅力的な人物に 思えないのが残念。 まあ自転車競技に詳しくないので私は違和感なく読みましたが、主人公がインターハイ 3000mチャンピオンと言う肩書なのは笑いました。高校のインターハイ陸上男子には 3000mと言う種目はありません。あるのは3000m障害か、女子の3000mです。私はそれなり に陸上の事は知ってるので読んでいて「いい加減だな~」と思ったことは事実。こんなの 調べたらすぐ分かることですから。一事が万事だと思うので自転車競技に関するリサーチも 甘いのかも知れない。 読みやすい本ですが、正直微妙な位置づけの本かな~と言う感じです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
自転車レースって分かりにくいんじゃないかな?と、 思っていましたが、読み始めたら止まらない。 自転車に乗らない母も熱中して読んだそうです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ストーリーセラーの作品を読んで興味がわいて、この本を購入しました。自転車ロードレースの知識はなかったのですが、私が時々行くちょっと山の方のパン屋さんに、ロードレースの選手が寄ったり、その選手が優勝したり?、その選手の為に好物のパンの大きい版をお祝い?に渡したりという話が随分前ブログに書かれていて、その選手2人を思い浮かんだりしながら、どんどん話に引き込まれ夢中で読みました。読みごたえのある本でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
プロのサイクルロードレースチームを舞台としたミステリー。 その序文は衝撃的な場面から始まる。 そして、チームのエース石尾 豪にまつわる忌まわしい噂。 そんな中、エースになりたくない主人公 白石 誓が謎と恐怖に翻弄されながらも、二つのステージレースを通じて真実に近づいてゆく。 サイクルロードレースという、日本ではあまりなじみの無いスポーツを舞台としているので、とっつきにくいイメージも有ろうが、ルールや戦略が随所で説明されているので、ロードレースの事を知らなくても楽しめると思う。 タイトルの「サクリファイス」とは「犠牲」という意味。 サイクルロードレースではチームで走り、チームの中にはエースとアシストという役割分担が出来ている。 チームの目的はエースを一位にする事で、アシストの順位は考慮されない。 アシストはエースの風除けになったり、他チームを撹乱したりと己の順位を無視した仕事を要求される。 すなわち、エースはアシストの「犠牲」の上でゴールに駆け込むのである。 しかし、この小説の中では他にも「犠牲」の意味があるのである。 それが、この小説の謎となっており、ある人物の人間像が後半でどんでん返しをする。 主人公は高校時代のトラウマによって勝利を期待されることを嫌うようになり、アシストという役割のある自転車レースの世界に飛び込んだという異色のキャラクタ設定であるが、エースの石尾 豪のキャラクターが強く、その威圧感が全編に満ちている。 そんな、石尾の存在の恐怖や痛ましい事故などが描かれている物の、爽やかなラストとなっており、軽い高揚感と共に本を閉じる事が出来る。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
サクサクと読めて、話の流れがすごく気持ち良かったです。 次はどうなるん?とページをめくるのが楽しみになる様な一冊。 自分はこれ読んでロードバイクを買いました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
友達に勧められて読みました。 私はもともとロードバイクの大会にでることがあり、ある程度ロードバイクの知識がありましたが、それでもスポーツものの読み物としてとても楽しめました。書いてあることは非常に現実的に近く、登場人物の気持ちは書かれていなくとも共感できる部分がとても多かったです。 実は最後にミステリー小説だと気付き、後半はハッとするシーンが多々ありました。 読んだ後に、いろんな方のレビューをみて「サクリファイス」という題名の意味を改めて確認と、頭の中で岩尾の心情を思い返していました。 ミステリー小説ではなく、ただ単に自転車が好きな方にも非常におすすめです。 女性が書いたとは思えないほどの力強さを感じました。続編もでているみたいなので、読み進めてみたいと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
プロロードレースの世界を舞台に展開するスポーツ小説であり、ミステリー小説でもあるのだが、あまりの面白さに、一気に読了してしまい、ついでに、帰り道で本屋によって、続編にあたる「エデン」「サヴァイヴ」も購入してしまった。びっくりなのは、すぐに入手したくて大型書店に行ったのだが、文庫コーナーの近藤史恵氏の欄にはこの三部作だけがあり、続編2冊を購入ののち、知人に贈呈しようと思い立って、よもやと思いつつ自宅近所のTSUTAYAにも寄り道したところ、やはりこの3部作だけが在庫していた。近藤史恵氏の代表的ヒット作ということなのだろう。 で。肝心のおはなしの方は、ミステリー小説ではあるのだが、核になる魅力的な部分は、プロロードレースの世界。 機略や戦術が、参考書的な説明がまったくないのにすんなり入ってくる。一般にロードレースは「紳士のスポーツ」と略して言われるが、正確には「紳士協定をめぐる駆け引きのスポーツ」である、と得心させられる。2015ツール・ド・フランスの前に読んでおいてよかったあ! それと、この小説の核心をなすのが、石尾豪という奇怪な人物の造形。ネタバレになるので語れないが、このキャラクターがあってこその、この小説なのだ。 ただひとつ引っ掛かったのが、舞台がプロスポーツの世界なので仕方がないのかも知れないが、事実上「男の世界」で、ヒロインが存在しないこと。 ヒロインに成り得たかも知れない、主人公のかつての恋人の描き方が浅くて、女性作家なのに女性を描くことに興味がないようなのだけは気になった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ロードレースについて全く知らずに読みましたが、この本がきっかけになって興味を持ちました。 様々な意味で奥深いスポーツであり、そのなかでもがく、主人公をはじめとする登場人物たちの心の深淵に触れた時に涙がでました。オススメです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
以前、書評家の目黒考二さんが絶賛されていたのを思い出しkindleで購入した。 タイトルのサクリファイス(sacrifice)は犠牲とか犠牲的行為という意味。 物語は自転車ロードレースの話だが私のように自転車ロードレース全く無知の人でも面白く読める。 主人公は元々陸上で名を馳せたアスリートだが勝利と記録が重圧としてのしかかり走る事が苦痛になっていた。 そんな彼が自転車ロードレースに転向したのはロードレースは個々の競技ではなくチーム競技で チームのエースを勝たせる為に先頭を走り後ろを走るエースの空気抵抗を減らし ここぞという場面でエースが勝負をかけるまで犠牲的にアシストに徹する人達を知った事。 主人公はアシスト役に徹し勝利の重圧から離れたかった。 ここにサクリファイスというタイトルが絡んでくる。 しかしこのサクリファイスは伏線でしかなく物語はミステリーの要素を絡み進んでいく。 問題のミステリー部分の行動には賛否があると思うが 物語としては完璧な出来。素晴らしいと思った。 そしてラストは希望的に明日への一歩を踏み出して終わる。 素敵な作品に出会えた事に感謝します。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
レースの描写はなかなか惹きこまれるものがあったし、ミステリー作家らしい展開とラストは圧巻でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
自転車関連の小説でネットで評判がいいので購入してみました。 ロードレースの駆け引きなどがわかりやすく、心理描写なども好きな作家です。 ロードバイクの乗る人や ロードレースファンなら、楽しめるでしょうし、 この本を読んでロードレースに興味持つ人もでるのでは? ご自身はロードレースに出場どころかロードバイクに乗ったこともないのにこれだけ描写できるというのは作家さんはすごいですね。 続きのエデンも図書館で借りて拝読するつもりです。 近藤さんの ツイッターはこちら https://twitter.com/kondofumie | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ロードバイクに乗らない人でも分かりやすく、面白い小説でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
サスペンスのような話の展開。 でも、サイクルロードレースの描写が細かく、ヨードバイクに乗るものにとってはぐんぐんと引きつけられる物語でした。 ロードバイク好きなら是非の1冊です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
アシストのサクリファイスとエースの勝利 アシストの飛躍、夢の実現のためのエースのサクリファイス 自然とアシスト役にはまれる主人公が、ちょっと羨ましいかな まだまだ、修行が足りません | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
凄く、楽しい作品です。 自転車の魅力が、見えてきます。 元気になります。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!