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西の魔女が死んだ
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西の魔女が死んだの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.20pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全404件 61~80 4/21ページ
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中学生くらいでよみたかった! | ||||
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かなり昔から評判になっており、読もう読もうと思っていたのですが、 なかなか読むのに至らず、先日、ようやく購入して読んでみました。 表題からはファンタジー色が濃厚な話かと思いきや、現代日本を舞台にした小説で若干の拍子抜けはしました。 ただ、物語が濃厚でないかと言われるとそうではなく、淡々と描かれる日常描写の中に、 生きる上での普遍的な価値観がちりばめられており、ストーリー自体は淡泊ではあるものの、 読み応えがある小説でありました。評判になるのもよく分かりました。 本編はアッサリと終わってしまい、後日談のような短編集がついていますが、 主人公がきちんと成長している姿を見ることが出来、なんかホッとしたような嬉しいような、 ほっこりとした気持ちに包まれました。 | ||||
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とても良かったです。 主人公は中学生ですが、大人が読んでも為になります。もっと早く出会いたかった本です。この著者の本をもっと読みたくなりました。 | ||||
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ちょっとしたきっかけで登校拒否となった少女、出張中のちょっとおっとりした父親、バリバリ働くキャリアウーマンの母親、田舎に住むイギリス人の祖母、粗野な田舎の男。学校を休んでしばらくゆっくりした生活をとやってきた祖母の家。祖母の家系が魔女の血筋だと知った主人公の少女は、祖母のもとで一緒に生活し、魔女修行を始める。「魔女修行」といっても、現実離れしたファンタジーも魔法も出てこない。それは、自分の意志の力を強くすること、何事も自分で決めること。そのための第一歩が、規則正しい生活をするという地味なものだ。 田舎に住む祖母のもと、朝は飼っているニワトリの卵をとってくるところから始まり、野苺を摘んでジャムをつくったり、ハーブで草木の虫を防除したり、ハーブを料理に使ったり、自分でベッドメイクして、シーツやタオルを決まった場所にちゃんと収納し、しっかり食事をとって…身近な自然を自由に強く感じながら、祖母と二人だけの心地よい生活を続ける。ちょっとした事件も起きたりするが、祖母との生活から、少女は立ち直りのきっかけをつかんでいく再生の物語。 少女と祖母の対話のなかで、少女の自問自答のなかで、自然に対する考え方、人としての生き方、そして死に方まで、短く簡潔な物語のなかに描かれ、はじめから予定されたこととして爽やかな終わりを迎える。 地に足がついていないスピリチュアルは、ただのまやかしではないだろうか。 | ||||
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読めばわかるので、贅言はしません。こういう西洋的な(?)おばあさんがいたら、一味違った人間になりますね。 「人は身体(からだ)と魂が合わさってできています。… 魂は身体をもつことによってしか物事を体験できないし、体験によってしか、魂は成長できないんですよ。ですから、この世に生を受けるっていうのは魂にとっては願ってもないビッグチャンスというわけです。」(116〜9頁) 「親しい人が死んでいなくなってしまうというのは、たいへん悲しいです。しかし、自分の肉体と相手の肉体との物理的距離が無くなったぶんだけ、かえって近くなれるというふうにも考えられるのではないでしょうか。」(224頁、早川司寿乃さん解説より) 加納まいの大人になった姿って、いったいどんなんなんでしょうか…… 続作期待です。 | ||||
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買いましたが、読んで優しい気持ちになれる本でした。 | ||||
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再掲 現在山梨県の清里で映画化のための撮影が行われているとの記事を見て読んでみた。 凄く身近な出来事(不登校、里山、老人、家族)なのだけれど、凄いです。 児童文学などという枠の作品ではないと思います。 池田晶子さんの「14歳からの哲学」が全部織り込まれているようです。それも非常に分かりやすく。そして心と身体性の問題である心脳問題までも。。 生きる事、死とは何か。 主人公の「まい」とイギリス人なのだが、より日本人らしいおばあちゃんとの心の交流と自然の中での生活を通して人間全てが良い魔女であるべきただと語りかけているのだと思う。 通勤電車の中では読まない事をお勧めする。 | ||||
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長年の人生を経験したからこそ出てくるおばあちゃんの言葉から、人生の指針を決めていく主人公の成長が見られる作品です。理想的なおばあちゃんとの幸せな生活だけでなく、学校の人間関係に悩む主人公の葛藤を交えて展開されていく内容です。読者のみなさんにもおばあちゃんが何か人生の指針を示してれるはずです! | ||||
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「梨木香歩」と言う作家も初見で存じ上げませんでしたので、調べてみたところ、児童文学作家、絵本作家、小説家という肩書を持った方でした。ネットでの評判も良く、何故かやたらアマゾンが推薦して来るので、今回読んでみました。(笑) やはり存じ上げませんでしたが、(本当に自分何も知らないですよね・・・笑)本作は日本児童文学者協会新人賞、新美南吉児童文学賞、第44回小学館文学賞を受賞した作品だそうです。自分は見たことはありませんが、実写版の映画にもなっているそうです。 一言で述べると、とっても優しい小説でした。愛情が作品から溢れ出ています。 主人公の「まい」は中学一年生。クラスで女子独特の駆け引きをやらなかった為に孤立、イジメの対象になってしまいます。その結果不登校に・・・。 そんな理由から、「まい」は母方の祖母の家に預けられます。そのおばあちゃんはイギリス人でなんと魔女でした・・・。 「まい」は魔女になれば、イジメも克服できるかも・・・と思い、その血を引いていることに奮起、お婆ちゃんにトレーニングを頼みます。が、そのトレーニングとは、「早寝早起き、食事をしっかりとり、よく運動し、規則正しい生活をする。」というかなり拍子抜けしたものでした。それでも「まい」は気を取り直して頑張ります。少しづつ上手く行き始めたおばあちゃんとの生活。しかしながら、ある事件が持ち上がり、二人は仲互いをしてしまいます。表面的には普通に生活するものの、どこかでわだかまりを残す二人。そして、「まい」は両親の仕事の関係で転校することになり、おばあちゃんの家から帰ります。 その後、月日が経ち、おばあちゃんは亡くなり、母親とおばあちゃんの家に急ぐ「まい」。 おばあちゃんの家で魔女のトレーニングをしたことにより、大きく成長し、自身の苦難を乗り越えた「まい」は、おばあちゃんが如何に自分に大きな愛を注ぎ込んでいたかを、ここで再度知ることになります。自分は、このシーンで、大きく心動かされ、不覚にも涙をポロリしてしまいました。 本作は冒頭で述べたように、とっても暖かい、読んだ後、なんだか体がポカポカするような気がしてくる愛情溢れる作品です。 その後の「まい」の物語である、「渡りの一日」という作品も併録されており、そちらもとてもいい感じのお話になっています。 普段の社会生活に疲れてしまった方で、心を洗いたい方は、是非読んでみて下さい。 | ||||
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タイトルだけは知っていて、でもそのあまりの直接さに何となく敬遠していました。ちょっと夏のにおいがするような、草花のいい香りがするような、そんな本が読みたい…と思いつつ本屋さんで背表紙を追っていたら手が伸びていました。読んでみたら、魔女の家に向かう数時間を進む現在から、懐かしい回想が鮮やかに語られていました。私も要修業なようなもので。そもそもタイトルで魔女は死んだと告げられているので避けようがない別れが見えていますが、作中の魔女と魔女見習いのやりとりが刹那でも色濃くて、淡く暖かさを感じられるようなラストで良かったです。 | ||||
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子供の時に何度も読み、また大人になって読み返した作品です。 修行と題した、おばあちゃんとの生活は、悩みを抱えるまいにとってとても意味のあるものだったでしょう。 丁寧な暮らしをして、こころを整える。 悩んでしまうこころを一度リセットして、新しくする。そんな生活。 みなさんが泣いてしまうページはやはりあのシーン。自分も初めて読んだ時、結構ぜいぜい言うほど 笑 泣いてしまいました。 映画も素敵ですので、是非みてください。 | ||||
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この作品の評価は二分化すると思います。だからこそ、この時代に必要な作品。 穏やかに暮らし、自然とともに生き、些細なこと喜びを感じ、丁寧な手仕事と、美味しい食事。 そんな暮らしのなかで身に着ける『感覚』が魔法なのだと思います。 そして、おそらくその『感覚』に憧れる人とそうでない人がいるのがこのレビューの良し悪しの差なのかと。 この作品を悪いと評価する方の主な理由が『中身が軽く、不登校の中学生のエピソード』といった解釈の仕方、 これを高評価にしている方は『現代で忘れがちなスローライフ・ロハスな暮らしの魅力とその中で得る生活の基礎に魅力を感じている』という理由が多いように感じます。 例えば、ラベンダーの上で干した真っ白なシーツ。これを素敵だと取るのか、乾燥機の方が便利だと感じるのか。大量に作るジャムの保存食としての意味は、季節に合わせて食品を工夫する昔ながらのナリワイ。 ただ、大事なのは、この作品の中の『勘』。白黒をはっきりつけることが大事なのではない、自然な生き方を。 この時代だからこそ、必要な本なのでは。 | ||||
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「シロクマがハワイより北極で生きるのを選んだからと言って誰がシロクマをせめますか」 居心地のいいところを探すことは悪いことじゃない。 主人公のおばあさん(魔女)の言葉は魔法みたいにはっとさせてくれます。 心が追い詰められたときや、少し疲れたときに読むと、ほっと力が抜ける、優しくて清涼感のあるものがたりです。 何度も読み返したくなる宝物の一冊 | ||||
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あることがきっかけで不登校となった主人公のまいが、魔女(といっても、普通の人との大きな差はない)である祖母の元でリハビリする物語。著者が伝えたいメッセージとして、「魔女になるためには、自分で決める事とそれをやり遂げる力が大事」というのと、若干スピリチュアルな死後の世界についての見解が挙げられている。 まいの心理描写は不登校になるような弱者というよりも、すこしやさしいけどまだ幼い子という印象を受けた。そのため、二人の日常生活もほのぼのとした印象の出来事が多く、全体的に読みやすいと思う。 | ||||
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素敵。この画像と内容の意味が通じていたってことを読んでわかった。ほんの内容はもっと良かった。自分も魔女になる修行しなくちゃ、と思った。さわやかに軽やかにね。 | ||||
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たまたま8月に読んだせいか、子供の頃の夏休みを思い出しました。 おばあちゃんと過ごした日々。すっかり主人公の気持ちになってしまいました。 またいつか、夏に読み返したいと思います。 | ||||
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何かの雑誌に載っていて見出しが気になり読んでみました。想像しながら一気に読んでしまいました。本は色々と本当に教えてくれるとつくづく思いました。 ステキな西の魔女の強さに憧れます。 | ||||
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実は誰もが直面してきた問題でもあり、、、といったことを読み、読んでみました。 本当にそのとうり。 でも、現代では、まいちゃんのような子どもは、 まいちゃんが発達障害だからとなる。 知に働けば角が立つ,情に棹させば流される と昔の文豪も悩んでいた。 君たちはどう生きるべきかという本があることから見ても、 人間関係は、今も昔も変わらず、悩ましい事が異常ではなく普通のことなのに、 辛いなら、苦しいなら、発達障害かも。 誰でも彼でも、障害者にしてしまう世の中。 誰でも彼でも、薬漬けにしてしまう世の中。 鈍感な人、繊細な人、いろんな人がいる。 普通という基準はだけが決めたの? この、まいちゃんのおばあちゃんのように、もっと、直感や、自分で考えることを大切にしていきたい。 私は、まいちゃんのおばあちゃんのように、第六感が強いので、未来のことを夢で見たり不思議なことが沢山あるので、 とても身近に感じました。 そして、まいのおばあちゃんの、まいちゃんに対する、言葉遣い。 見習いたいなと思いました。 子どもに対して、自分の子どもとしていつのまにか見てしまっているところがあったことに気がつかされました。 距離を感じる冷たい敬語ではなく、 ひとりの人として対等になるための敬語。 すてきだし、少しでも見習いたいなと思いました。 | ||||
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最近、とても長い間お世話になった恩師が亡くなりました。悲しさや後悔に苛まれていた時に ふと、この本のことを思い出しました。 西の魔女が身体からの脱出に成功したように 先生も身体からの脱出に成功したのだと思ったときやっと悲しみや後悔以外に感謝の気持ちと大好きだった気持ちが心に込み上げてきました。 この作品と出会えたからこそ先生を悲しさだけ送り出さずに済みました。 この作品に改めて感謝したいと思います。 | ||||
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要は、不登校児が自然の中でリハビリをしているというだけの話なのですが、読み物として面白く大変よくできています。 この物語が凡庸ならざる理由は、やはり魔女とのからみでしょう。もちろんおばあちゃんは魔女ではありません、多分。 最後にこの仕掛けがクリスタライズして、とてつもない輝きをもって終わります。 | ||||
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