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西の魔女が死んだ
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西の魔女が死んだの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.20pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全404件 361~380 19/21ページ
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不登校の子ども達が口々に教えてくれた本だった。 話題についていこうと本屋さんで立ち読みしてみた。 それが、ラストのところで、泣いた。思わず、涙が出た。 完敗、という感じ。 改めて、家で最初から読んだ。誰もいないから安心して泣いた。 二度目だから泣かないかな?と思ったのに、 最後の最後は涙なしには読めなかったのです。 とても敏感な心を持っている人に、素敵なヒントを与えてくれるでしょう。 | ||||
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この本に出会たことを嬉しく思います。日々の学校生活に疑問を持ち、学校を休むことが頻繁になった「まい」。そんなある日、おばあちゃんの家へ行きます。そしてそこで生活していくうちに。。この本には、「死」が出てきます。しかしその「死」は暗く悲しいものでなく、爽やかで清々しいものでした。おばあちゃんとの日々の生活で、さまざまなことを学び取っていくまいは、どんどんステキな少女へと成長していきます。そして、この本を読み終わったとき、私自身もどこか、成長できたように感じています。「生」「死」「悲しみ」「喜び」・・・さまざまな想いがこの世の中にはありまが、ひとつひとつ、大切にしていきたいです。自信を持って、この本を全ての人にオススメします。 | ||||
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文章のタッチはファンタジー的で淡くやさしく包まれているが、なかなかリアルで核心をついたストーリー。著者はおそらく、この物語に出てくるおばあちゃんのように地に足をつけて自然と共生する女性に憧れ尊敬し、そうありたいと願い、人間の幸福は、原点は、こういうシンプルな生活にあるのではと思いながら、現代ではなかなかそうできないギャップも感じている。でも、生きる上で大切なことは意外と少ないと言われている気がした。自分の幸せは他人にも同じように幸福とは限らない。「あなたの」幸せとは何ですか?と問われつつ、何となく生きにくさを感じる現代においても、きっと自分らしさを失わずに生きていけるとエールを送られ、そのヒントがいくつか書かれていたように思う。 | ||||
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中学、高校とクラスって仲良しグループがうまく3~4個男女別々でできていませんでしたか? そんなグループになじめず、登校拒否をしている女の子まいが、母方の祖母の家で一月過ごす話。自然の中で過ごしながら、彼女は魔女(祖母)の手ほどきを受ける。 それは、別に特別なことではなく、「何でも自分で決めること」だった。 物語は、その祖母が死んでしまったというところからはじまる。 印象に残ったのは、次の一文。自分に合わない学校から逃げ出すという選択に引け目を感じるまいに、西の魔女(祖母)がかけた言葉。 「自分が楽に生きられる場所を求めたからといって、後ろめたく思う必要はありませんよ。サボテンは水の中に生える必要はないし、蓮の花は空中では咲かない。シロクマがハワイより北極で生きるほうを選んだからといって、だれがシロクマを責めますか」。 肩の力が少し抜けて、読後がとてもさわやか。温かい感動につつまれる一冊です。 | ||||
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どちらかと言うと硬質な文章が好きなので、こういう少女っぽい甘さのある文章はちょっと苦手。読んでいるうちに体が痒くなってきました。ところが…賞も取ってるし、泣いた人もいるらしいからと、もう一度丁寧に読んで見ることにしました。そうしたら、驚くほど計算され尽くされた作者の心配りが見えてきました。主人公まいの立場からは、不登校の子どもが抱える交友関係の問題や思春期にありがちな抽象的な思考、生と死への関心、感情と理性の問題が描かれていています。そしてそれについてのはっきりとした指針、「こうやって生きて行きなさい」が示されています。それがとてもキッパリとした方向づけなので気持ちがいいですね。あと、もう一つおもしろかったのは、まいの母親とおばあちゃん(西の魔女)との微妙な母娘関係です。立派すぎる母を持ったまいの母の苦悩。そして娘と上手く行かなかったおばあちゃんが、孫のまいにとってはかけがえのない人となる人間関係の不思議さ。立派すぎる人が母親だと苦労するけど、ちょっと距離をおいて付き合えるのなら最高の師となるのです。そのせいか、まいの母はキチンとした人でなくちょっといい加減な人を夫に選んでいます。このあたりも計算されていると思います。西の魔女が死んだとき、まいの母は号泣しますが、これはどんな涙だとあなたは思います?私は「やっと私も開放された」という安堵の涙じゃないかな~という気もするんですよ。たとえば萩尾望都さんの『イグアナの娘』みたいに。不登校問題にせよ、親子の問題にせよ、ひとつの所でダメでも他で上手く行くからあきらめないで。と教えてくれています。子どもの立場からも親の立場からもおもしろく読める生き方の書だと思います。 | ||||
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中学に入り、突然学校に行かなくなった「まい」は、初夏になる前の日々を「おばあちゃん」のもとで過ごすことになります。大好きな「おばあちゃん」とともに過ごせるということに幸福を感じる「まい」。そんな折のある日、「おばあちゃん」は「まい」に魔女という存在について話します。そして、「まい」は魔女になるための修行をすることに。修行の内容は、「なんでも自分で決める」ということ・・・こうして物語は進行していきます。作中には豊かな自然が描かれ、いろんな人物が描かれ、たしかな足取りを以て時は流れていきます。この物語では「生きる」ということが芽吹いています。全てのものに。「死」さえも恐れるものではないと、「生きる」今を教えてくれます。「西の魔女が死んだ」の後には、「まい」の変化を描いた「渡りの1日」も収録されています。爽やかで、「生きている」物語。是非、御一読あれ。 | ||||
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普段本を読まない私はこれくらいの厚さなら読めるだろう、と軽い気持ちで買いました。薄かった。でも内容は厚かった。話は回想がほとんどをしめる。伏線もとてもうまく、気になって一気に読んでしまう。私はおばあちゃんの教えてくれた、「死ぬとは」より深く考えさせられたものがある。主人公まいは私と年が近いためか、共感できた。学校にグループができて、それが嫌になって抜けるとひとりになる。そんな学校には行きたくない・・・・私も思うことがある。クラスがいくつかに分かれているのが悲しくなったりする。でもまいみたいに学校を休んで魔女修行は、できない。登校拒否に抵抗を感じる。それに学校を休んだらテストとか、受験とか・・と考えてしまう。それがたとえ世間にマイナスにとらえられている登校拒否でも、まいの選んだ道はまいを強くして、私はうらやましかった。年代によって心に残る部分が違うと思う。だからこそいろんな世代に読んでもらいたいし、私のような人にも読んでもらいたい。 | ||||
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いやすばらしいです!!内容が一見浅いように見えますが、実はものすごく深いんです。いろんな「テーマ」とか「伏線」が隠されていて、読み応えがありますね。まさに口当たりはやわらかいが、味わい深いワインのよう・・それに表現もすばらしいです!!言葉を少なくして、サラッとした文体を保ちつつも、繊細かつ的確な表現で、憧憬が目に浮かんできます。作品自体の短さもあって、非常に読みやすいです。なかなか見ない素晴らしい作品です!!ぜひ読んでくださいね!! | ||||
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この本を読んで、とっても、心が癒されました。主人公と、その主人公を温かく包むおばあちゃん…その姿を想像するだけで、とても、心が穏やかになります…。主人公の心の悩みを、直接的でなく、包み込むようにして、ほぐしていくというような所から、おばあちゃんの優しさを感じました。ぜひ一度この本を手に取ってみてください☆彡 | ||||
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題名から、そして冒頭からおばあちゃんは死んでしまうとわかっていたのに何でこんなにショックなんだろう。おばあちゃんとの生活は、私が田舎にいたときにできなかった理想の生活で、おばあちゃんとの関係は、私が理想としたものだった。何もかも理想。そして隣に住んでいる人を嫌だと感じる生っぽさ。「あのときああ言えば良かった。あの人の欲しがる言葉は分かっていたのに」取り返せなくなってから気づくもの。そういうものが全部詰まっていて、それでも最後は何かが溶ける。自然で理想的な生活の中にときどき置き去りにした後悔が最後に押し寄せてきて、ガチガチに固まってしまって、それがおばあちゃんの"あの言葉"で一瞬にして、それこそ魔法のように溶けて目から溢れてきた。何も考えないで素直に、そこにいるように読むと凄くいい本だと思います。 | ||||
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この本は、子供にも大人にも、是非よんで欲しいです。私たちが忘れかけている、あたたかくて、大事なものを、もう一度取り戻すことが出来るような、そんな作品です。物話としては、長くは無いですが、その短い物語ゆえに、小さくて大切な何かを感じることが出来ます。これを読んだら、絶対に、梨木さんのファンになっちゃいます。 | ||||
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私が始めてこの本を読んだのは5年生のときだったとおもいます。それから、もう7年ちかくが経ちますがその間読み返した回数は、100回以上です。この本は、読む年齢や、季節によって、感じ方がホントに変わります!!!特にここ二、三年は私自身精神的に成長したこともあるのでしょうか、ぼろぼろと泣きながら読んでいます。そのぐらい深いです。単なるおばあさんと孫の話ではなく、私はここに人間として、大人になる過程として本当に大切なものが、たくさん詰まっていると思います。自分自身が、結婚し子供ができ、孫ができるまで読み続けたいです。そのときどの様に、感じるか今から楽しみです。決して一度では理解でききりません!!ぜひ何度も読み返してください。 | ||||
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読んでいて温かくて優しい気持ちになれる本だと思います。主人公と絶対的な優しさの愛情で包むお婆ちゃん。形成された絶対ルールの中で生きる事に疲れた主人公を優しさで包み込む自然的な『生きること』を気づかせてくれるお婆ちゃん。お婆ちゃんの強さに読み手の私も癒されました最後のお婆ちゃんの約束には後から後から涙が出て、何度読んでも素直に感動できます。読みやすいのに素直に感動できる良い本だと思います。 | ||||
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中学に入ってしばらく経ったある日、「わたしはもう学校へは行かない。あそこは私に苦痛を与える場でしかないの」と、ママに向かって言ったまいが、田舎のおばあちゃんのところで暮らした日々を綴った物語。産みたての鶏の卵をとってきたり、庭の草花や森の木々と触れ合ったり、おばあちゃんとおしゃべりしたりしているうちに、まいは少しずつ、少しずつ、強くなっていきます。最後に、とても素敵なシーンがやって来ます。初めて読んだ時も、再読した今回も、胸にこみ上げてくるものがありました。目の前の頁が霞んでしまい、「ティッシュは、どこだ。ティッシュ、ティッシュ」と、探してしまいました。本書に収録されたもう一編、「渡りの一日」は、加納まいのその後を描いた短編。親友、ショウコとの、ある秋の一日を綴った話。細かいことは気にしない、人間の器がでかいというか、単にずぼらなだけなのか? ショウコの物怖じしない、屈託のない性格が、まいと好対照であるところ、ふたりのやり取りのボケとツッコミのようなとぼけた会話のおかしさに、くすりとさせられながら読みました。ここ数日、立て続けに梨木さんの作品を再読して親しんだせいか、別の物語に出てくる女性たち、蓉子と紀久、与希子にマーガレットにミケル、人形のりかさんと、本書のまいとショウコとをからめて、ひとつの話に紡いでくれたら面白いのができそうな……と、ふと思ったりして。北森鴻さんの『狐闇』みたいな感じで。とまれ、ユーモラスな味わいがいけてる、爽やかな好短編でした。 | ||||
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僕は、この本を読んでいて最後の部分で自分の中に小さな感動が生まれました。主人公の女の子、まいはそのおばあちゃんの家で魔女になる修行中。そしておばあちゃんが、まいを怖がらせない方法で魂が抜けるところを見せてあげるという約束までしてくれます。ところがある事件をきっかけにそのふたりの心の絆が揺らぎます。しかし最後にある事が起こり感動が頂点に達します! | ||||
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おばあちゃんと孫の魂が触れ合う。現代で生きにくさを感じ、挫折を味わう孫。圧倒的な愛情で孫を包み込むおばあちゃん。いじめられ生き方を見失った孫が、昔ながらの知恵と規則的な生活を送る事で”当たり前の”生きる力を取り戻します。おばあちゃんは、草木と共に生きるという”当たり前の”生活方法や考え方を”魔女の修行”として孫に伝えます。強制ではなく、孫自らが考えられるように。いろいろな出来事から、孫は大事な事を伝えられずにおばあちゃんの元を去ります。そして、おばあちゃんから教わった魔女修行を続けます。伝えられなかったという後悔と共に。そして、突然の出来事。逃れられない後悔の中に沈む孫に、おばあちゃんはステキなプレゼントを。孫は改めて、おばあちゃんの圧倒的な愛情に包み込まれます。--私は何度読み返しても泣いてしまいます。自分は一人ではないということを感じ、生きる意欲が増すように感じます。愛読書の1冊です。手にとって見てはいかがでしょうか。 | ||||
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とっても感動しました!!!何気ないところで涙が出てきました。お婆ちゃんの大切さや、色んなことが学べました。本自体も薄いので本嫌いの人でも、長い本が読めない人でも、簡単に読めます。最後のお婆ちゃんの言葉?がとても感動してかなり泣いてしまいました(汗) | ||||
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題名をみてひきつけられるように一気によみました。文庫本だったし初めは半信半疑で読んだのですが読み進めていくと、面白くて時間も忘れてしまいました。特に最後の方は感動しました。読んでみる価値ありです! | ||||
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淡々と静かにゆっつくりと、した時間がこの本に詰まってます。 こんなに、何度も読み返す本はめったにお目にかかれないです。私も、おばあちゃんの孫になった気分で読んでいたので、ラストは、泣き笑いになってしまいました。でもでも、何度も、おばあちゃんに逢いたくなって読み返すたびに子供に戻ってしまいます。うまく説明できませんが、イチゴジャムが食べたくなること請け合いです!!(読めば分かりますよ?) | ||||
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何気なく買ってきて、何気なく読み始めたはずがぐいぐいと引き込まれて、最後は本を読みながらボロボロ泣きました。 | ||||
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