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ロズウェルなんか知らない
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ロズウェルなんか知らないの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.56pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全39件 1~20 1/2ページ
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ラジオドラマ番組『青春アドベンチャー』で本作を知ってコレも面白かったので、もしも本作を映画にするなら「飛んで埼玉」の監督でやったら上手く行きそう。 ラジドラ版から漂ってきた鏑木の容姿のイメージが何故か「究極超人あ~る」の鳥坂先輩で有った。 | ||||
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若者たち(といってもほぼ中年)が村おこしにアイデアを絞るという構想は珍しくはないが、年寄りまでよく書けていて実に面白かった。カメラを向けたとたんに、親切になったりサービス満点になったりする老人は、テレビ番組でも見かけるところであり、単純に革新対旧弊のステレオタイプに分けていないところがよい。 結構な騒動になりながらも、著者はそれぞれの立場を擁護して憎むべき悪人は登場させず、読後感は爽快でした。 | ||||
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この作家は話の盛り上げ方がうまい。最初は静かに始まるが、徐々に熱くなり引き込まれる。若者達が町おこしをするというどこにでもある話のはずが、人の可笑しさで読ませる。浮いた題材だが、だからこそ人の滑稽さが如実に表れていた。ただ最後がどうも失速した。ラストはもっと盛り上がってもよかったかも。 | ||||
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読書中は没頭しましたが 訳ありそうな登場人物が結局最後まであまり活躍しなかったり 終わり方にももう一歩踏み込んで欲しい。 カタルシスが少し足りなかった。 | ||||
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その意気や、良し。的な こういうのは「半端」じゃダメなんだよねえ。とことん行かないとw 楽しく読んだ 「地雷は戦車で踏め」に、とても同感。 | ||||
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題名からSF小説だと判断してはいけません。これは、地域興しにまつわるちょっとした冒険のお話です。殺人事件も起きません。 この作者の小説は、いつも何かの「戦い」が描かれています。今回の敵は、世間の常識とか、コミュニティ(村)の閉鎖性、世代の断絶といったものでしょうか。 色々と魅力的な人物が登場、交差します。様々なやり取りがあって、事件が起こり、最後は・・。もうひとひねりして欲しかったかな、このエンディング。でも平和な終わり方で読後感はいいです。 どうしても読んで欲しい、と思う本ではありませんが、時間があれば読んで損はない。そんな本です。 | ||||
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とにかく笑える、ゾワゾワする、最後まで。偽物がついには本物になるという話。本家ロズウェルも同じだったのかな。作中の、こういう悪乗りし過ぎた観光施設、もっとできればいいのに、現実に。 | ||||
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村起こしの失敗から挫折そして復活の兆しまで日本の抱える地方再生をコミカルに描いた作品だ。 安楽死の村と化した地方の町。 嫁の来てもない青年団が考えたのが流星群観測ツアー。 あいにく曇りで流星は見えなく町に宿泊した客からの感想は最悪だった。 廃墟と化したスキー場で発見した遺跡をヒントにストーンサークル、四次元、UFOとアイデアを出し観光客を誘致するが新聞、雑誌などマスコミを通してインチキが暴かれる。 有名になり過ぎた四次元地帯を再び再生したものとは。 単純だが地方の悩める将来に鋭くメスを入れた作品だった。 解説のロズウェル事件は非常に参考になった。 一般文学通算1893作品目の感想。2017/06/14 20:45 | ||||
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アマゾンで買った本のみレビューしています。物語・作り話が好きなので小説しか読みません。リアリテイー等は関係ありません。事実と違うなどと言ってる人がいますが、なぜ事実じゃないと知っているのでしょうか?学者が書いているから?不思議で仕方がありません。物語では信長は本能寺で死ななくてもいいのです。面白いか面白くないかのみが判断基準です。それではよろしくお願いします。 | ||||
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どうしても言いたいのですが、登場人物の鏑木がバイきんぐの西村でしか思い浮かびませんでした。描写の全てが彼で再生されました。 作品は、元々役所に勤めていた作者さんならではの知識や発想が素晴らしく、登場人物達の抱く葛藤もとても良かった。 現実味のある、人によってはとても共感出来るリアルな問題が山積みで、タイトルからは想像出来ない程現代社会で生きることについて真剣に書かれていて為にもなりました。 とても良い作品、好きな作品です。 | ||||
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地方活性化の町おこしの話。悪戦苦闘の過疎の町の元若者たちの、まじめに笑える大奮闘記。地域おこしにかかわる人みんなに読んでもほしい。篠田節子の作品では今までで一番楽しい本。 | ||||
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青年たちがオカルトを利用した村おこしで奮闘するという内容ですが、主人公の行動も閉塞感のある村の状況、世間の反応などは、本当にありそうだなと思わせるほど真面目に描かれているのに、全体にコミカルな雰囲気が漂っていて最後まで楽しく一気に読めました。 特に終盤の主人公のお母ちゃんの啖呵は最高。 巻末には、と学会などでお馴染みの皆神龍太郎の解説があり、タイトルにある割に本編であまり説明のないロズウェルとはなにかについて補完していて面白いです。ただ、ラストのネタバレを書いています。後書きなどを先に読むタイプの人は要注意。 | ||||
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ただただ面白かった。 テーマとしてはバカげたUFO騒動なのに、描き方も主人公の言動もいたってまじめなために子供っぽい作り話ではなくなり、 大人が楽しめるエンタメになっている。そしてまじめにバカをやるからこそ、かえっておかしみが増す。 この小説が面白いのは、きちんとした調査や取材を元に、偶然ではない論理的な原因でもって、筋の通ったストーリーを描いているからだと思う。 しかも住民らの反応がころころ変わるのも、人間的で面白いし、鏑木というトリックスターがまさにその役どおりに重要な役割を担っているのもいい。 これはトリックの謎解きがメインでもないし、殺人犯人を捜すミステリーでもない。 だから「最後の展開が読めた」という感想は、この作品の質にとってはハッキリ言ってどうでもいいことで、 そういう作品だけが小説だと思っている人にはお勧めしない。 | ||||
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町おこしがテーマの物語ですが、何事も始めてみないと話が始まらないということが実感できます。 | ||||
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旅館「きぬたや」の女将、主人公の母親が、大黒柱だとわかる。 年寄りの意見をまとめて、2度に渡って協力させる。 無謀な企画も、起死回生を狙った若者(40近くなのに)には必須だったのかもしれない。 やや危ない話になりかけてはいたものの、人間性で筋が通っていて、2組の家族ができあがったところが成果なのかも。 参考文献 観光地づくりの実践〈1〉 日本観光協会(1998/05/25) 値段:¥ 1,890 観光地づくりの実践〈2〉 日本観光協会(1998/09/20) 値段:¥ 1,890 観光地づくりの実践〈3〉 日本観光協会(2004/04) 値段:¥ 1,890 過疎対策データブック―平成14年度過疎対策の現況 過疎対策研究会 丸井工文社(2004/01/31) 値段:¥ 4,200 過疎対策データブック―平成16年度過疎対策の現況 丸井工文社(2006/05) 値段:¥ 4,200 過疎対策データブック―平成17年度過疎対策の現況 丸井工文社(2007/01) 値段:¥ 4,200 過疎対策データブック―平成18年度過疎対策の現況 丸井工文社(2008/03) 値段:¥ 4,200 過疎対策データブック―平成19年度過疎対策の現況 過疎対策研究会 丸井工文社(2010/03/03) 値段:¥ 4,200 わが町のキラキラ作戦 日本観光協会 観光魅力の創造 日本観光協会(1996/05)値段:¥ 3,990 旅フェア2000 日本観光協会 外客接遇ハンドブック 日本観光協会(1998/05)値段:¥ 1,260 ドキュメント・村おこし 鎌田 慧 筑摩書房(1991/10)値段:¥ 1,682 月刊 晨 ぎょうせい 2000/1-12 月刊 地方分権 ぎょうせい 1999/12-2000/2 月刊 地域づくり 地域活性化センター 1998-1999 廃墟の歩き方 探索篇 イースト・プレス(2002/05/01) 値段:¥ 1,575 「神」に迫るサイエンス―BRAIN VALLEY研究序説 (角川文庫) 瀬名 秀明, 山元 大輔, 金沢 創, 志水 一夫, 澤口 俊之, 佐倉 統, 山田 整 角川書店(2000/12) 値段:¥ 650 ハインズ博士「超科学」をきる―真の科学とニセの科学をわけるもの テレンス ハインズ 化学同人(1995/03)値段:¥ 2,940 宇宙との交感 (図説 聖なる言葉叢書) ジェフリー コーネリウス, ポール デヴェルー 河出書房新社(1999/03)値段:¥ 3,150 [...] | ||||
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まず始めに。 「ロズウェル」という地名が如何なる意味をもっているか、それを知っている段階でオカルトファンであるか、過去にオカルトファンであったことをここに認定する。 「ロズウェル」とは、今日のUFOを巡る都市伝説の基本フォーマットを構成したともいうべきアメリカの都市の名前である。そのフォーマットとはこうだ。「UFOが墜落し、その残骸は米軍によって回収されたが、その事実を政府は隠蔽している」。ロズウェルという町は、従って即座にUFOと結びつけられるほどに有名であるわけだ。 そしてこれは「町起こし」の手段として人工的にロズウェルを創造しようとする人々の物語である。謎の古代遺跡をでっちあげ、UFOまがいの演出を仕掛け、そのことによってマニア心を刺激し、観光客を呼び込むという作業は、その具体的な様相を取り払って骨格のみにした場合、今日実際に広く行われている「観光を中心とした町起こし」に他ならないことが明らかになる。つまり「観光を中心とした町起こし」は悉く「胡散臭い」ものなのだ。「考えてみれば第四次産業、観光などというもの自体が胡散臭さなしには、成立しない。どうということもない海や山、小さな歴史上の出来事にもったいをつけ、何かありがたげなイメージを作り上げて、訪れる物好きを幻惑して非日常を提供するのが観光産業なのだから(p483)」。そのことは当然ながら浦安という地名にも当てはまるものである。浦安のあのキャラクターとUFOにそれほどの差異はない。言い換えればこれは、企業の力を借りずにTDLを創造しようとした人々の物語であるとも言える。過疎の村の世代の確執、そして観光産業の利害得失もきちんと描かれたシミュレーション小説でもある。そして話の流れとして「当然そうであるべき」ラストへ持っていく傑作。 付け加えておくならば、皆神龍太郎による「解説」を読む価値はないし、少なくとも物語より先に読んではならない。皆神は「作中には題名にある「ロズウェル」という単語が、一度も出てこない」と書いているが、実際には490ページに一度登場するし、そこではロズウェルについての説明さえなされている。また、この解説はロズウェルを巡る都市伝説の説明に終始し、小説の内容には殆ど触れないどころか触れた途端に物語のラストのネタばらしをする。読みが足りず、我田引水、そして掟破り。講談社はこの解説を即刻削除すべきであるだろう。 | ||||
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四次元ゾーンを騙った起死回生の村起しプロジェクトYZ! 話の展開は同著者の『仮想儀礼』に似ている。 最初は軽い気持ちで始めた嘘が雪だるま式に膨らんだ挙句、敢え無く虚構バブルは崩壊。執拗なまでの社会的制裁、再生! 但、金儲けの為に新興宗教をでっちあげた前作に比べ、本作は非常に明るいタッチである。 作中に頻出する疑似科学用語や超常現象を知らなくても充分に楽しめるが、元ネタを知っていればさらにニヤリとできる。 私は実世界では疑似科学否定論者であるが、小説の素材としては楽しむ主義。 そして『ロズウェルならよ〜く知っている!』 | ||||
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話自体が軽い感じがした。 自分たちが住んでいる田舎を盛り上げようとする若者たちの姿は共感できるものであった。 ラストはかなり前から予想がついた。 | ||||
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村ごと「四次元ゾーン」遊園地にして町おこし。 今では同じ発想でいくつもの地域おこしが実際にスタートしている。 遊び心とおふざけのボーダーレス社会をユーモア小説に仕立てた。 素材への目の付け所がいい。 笑っちゃうけど笑えない。限界集落問題にも鋭く問いを突き付ける。 本家の「ロズウェル」自体が世界的規模の町おこしだったらしいというのは、本書の解説を読んで初めて知った。 一般人なんてこんなもの。駒木野の「青年」たちよ、胸を張れ。 | ||||
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何かをやろうとするなら、人になんか頼らずに強い向かい風の中に一人で立つしかありません。特に行政なんか、な〜んの役にも立ちません。ああ、もうダメだ。絶体絶命ってときもあります。でも続けていさえすれば、いつかかならず奇跡は起きます。世の中を変えるのは余所者、馬鹿者、若者だと言います。あきらめてはなりません。しつこくあきらめないのは、もはや神の力を得たのと同じことです。 | ||||
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