神鳥〔イビス〕

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神鳥〔イビス〕の評価:

3.88/5点 レビュー 42件。 B ランク

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平均点3.88pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全85件 61〜80 4/5ページ
No.25
(5pt)

傑作!

文句なしに楽しめた作品。
読む前は「タイムスリップ」という筋が妙にSFチックで、自分の好みに合うか疑問だったが、
いやあ、惹き込まれました。
特に奥多摩山中での事件のくだりはノンストップコースター状態。
怖いです。

一つ一つの伏線が、謎が解かれていく過程で見事に連なりを見せ、
パズルを解くかのようにピタリと嵌っていく様は、
一流のストーリーテラーとしての作者の真髄を見せられたようです。

作中の河野珠江のその「朱鷺図」は、フィクションであることはわかっていながらも、
一度見てみたいという気にさせるほど、確かなリアリティを持って存在する。
神鳥イビス (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 神鳥イビス (集英社文庫)より
4087485315
No.24
(5pt)

日常から非日常への滑らかな移行

デビュー作の「絹の変容」に比べると、設定がしっかりしていて、ストーリーに厚みもあり、作家としての進化を感じました。
 絶滅した朱鷺の、種としての怨念が明治期の絵画を通して現代人に向けられるという発想に興味をそそられます。ミスマッチなカップルとともに、読者は奥多摩の山麓から、いつの間にか魔境に誘い込まれます。
 サスペンス・ホラー小説としては、秀逸の出来だと思います。
神鳥(イビス) Amazon書評・レビュー: 神鳥(イビス)より
4087751678
No.23
(5pt)

日常から非日常への滑らかな移行

デビュー作の「絹の変容」に比べると、設定がしっかりしていて、ストーリーに厚みもあり、作家としての進化を感じました。
 絶滅した朱鷺の、種としての怨念が明治期の絵画を通して現代人に向けられるという発想に興味をそそられます。ミスマッチなカップルとともに、読者は奥多摩の山麓から、いつの間にか魔境に誘い込まれます。
 サスペンス・ホラー小説としては、秀逸の出来だと思います。
神鳥イビス (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 神鳥イビス (集英社文庫)より
4087485315
No.22
(3pt)

弥勒ではまって・・・

弥勒ではまって・・・ゴサインタン、本作と一気に読んだがもういいや。相変わらず一気に読ませる筆力は凄いが、読後にゲームにはまって夜明かしした後のような空しさを感じるのは何故だ?時間潰しにはいいが、もういいや。何か得たものがあるか?酷なようだが無いとしか言えんよ・・・世の中にはもっと読むに値する書物がいくらもあるぞ。筆力はすばらしいが何か足りない・・・作家としての底力の問題だ。
神鳥(イビス) Amazon書評・レビュー: 神鳥(イビス)より
4087751678
No.21
(3pt)

弥勒ではまって・・・

弥勒ではまって・・・ゴサインタン、本作と一気に読んだがもういいや。相変わらず一気に読ませる筆力は凄いが、読後にゲームにはまって夜明かしした後のような空しさを感じるのは何故だ?時間潰しにはいいが、もういいや。何か得たものがあるか?酷なようだが無いとしか言えんよ・・・世の中にはもっと読むに値する書物がいくらもあるぞ。筆力はすばらしいが何か足りない・・・作家としての底力の問題だ。
神鳥イビス (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 神鳥イビス (集英社文庫)より
4087485315
No.20
(5pt)

怖くて美しく人を読まさせる本

まさに、篠田節子の筆力のなせる業というか。彼女の「美」への執念とも呼べる感性が一気にラストまで読まさせる。「読んだ」というより「読まされた」と言った表現が私にはぴったくる。
「ありえないだろう」と思いながらだんだん「現実」と「幻」の境が自分でもわからなくなっていった。
主人公2人のうちの「男性作家」がいわゆる「ヒーロー像」からはかけはなれているあたりが、また面白い。
篠田ファンならずとも一度読んで損はない作品だと思う。
神鳥(イビス) Amazon書評・レビュー: 神鳥(イビス)より
4087751678
No.19
(5pt)

怖くて美しく人を読まさせる本

まさに、篠田節子の筆力のなせる業というか。彼女の「美」への執念とも呼べる感性が一気にラストまで読まさせる。「読んだ」というより「読まされた」と言った表現が私にはぴったくる。
「ありえないだろう」と思いながらだんだん「現実」と「幻」の境が自分でもわからなくなっていった。
主人公2人のうちの「男性作家」がいわゆる「ヒーロー像」からはかけはなれているあたりが、また面白い。
篠田ファンならずとも一度読んで損はない作品だと思う。
神鳥イビス (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 神鳥イビス (集英社文庫)より
4087485315
No.18
(4pt)

幻想的で美しいホラー小説

自分の仕事に行き詰まりとマンネリを感じている女性イラストレーターの谷口葉子と、落ち目のバイオレンス小説作家美鈴慶一郎、明治時代の日本画家河野珠枝の「朱鷺飛来図」に魅了された二人は、怖いくらいに妖しい絵に隠された秘密と、女流画家の足跡を巡る取材へと出かけるが、そこで待っていたものは、血も凍るような恐ろしい世界だった。

前半、美術館から河野珠枝終焉の地の新潟、さらには佐渡島へと絵の謎を追っていく過程は、よくできたミステリを読んでいるよう。謎が深まっていき、いよいよその確信へと迫るため奥多摩の山奥へと向かう後半は、我慢していたものが一気に解き放たれたようにそれまでの現実世界とは違った異様な世界が一時にあふれかえり、読者を恐怖へと引きずり込んでしまいます。また、雪の中で咲くボタン、その中を舞い飛ぶ薄桃色の羽根を持つ巨大な鳥、真っ白な雪の上に飛び散る真っ赤な鮮血、鍋の中の桃色がかった薄い赤い汁の中に浮かぶ大根、いも、肉、などなど、恐ろしくも異様な美しさが妙に心に残りました。
下手にハッピーエンドで終らないところも良し。秀逸なホラー小説です。
神鳥(イビス) Amazon書評・レビュー: 神鳥(イビス)より
4087751678
No.17
(4pt)

幻想的で美しいホラー小説

自分の仕事に行き詰まりとマンネリを感じている女性イラストレーターの谷口葉子と、落ち目のバイオレンス小説作家美鈴慶一郎、明治時代の日本画家河野珠枝の「朱鷺飛来図」に魅了された二人は、怖いくらいに妖しい絵に隠された秘密と、女流画家の足跡を巡る取材へと出かけるが、そこで待っていたものは、血も凍るような恐ろしい世界だった。

前半、美術館から河野珠枝終焉の地の新潟、さらには佐渡島へと絵の謎を追っていく過程は、よくできたミステリを読んでいるよう。謎が深まっていき、いよいよその確信へと迫るため奥多摩の山奥へと向かう後半は、我慢していたものが一気に解き放たれたようにそれまでの現実世界とは違った異様な世界が一時にあふれかえり、読者を恐怖へと引きずり込んでしまいます。また、雪の中で咲くボタン、その中を舞い飛ぶ薄桃色の羽根を持つ巨大な鳥、真っ白な雪の上に飛び散る真っ赤な鮮血、鍋の中の桃色がかった薄い赤い汁の中に浮かぶ大根、いも、肉、などなど、恐ろしくも異様な美しさが妙に心に残りました。
下手にハッピーエンドで終らないところも良し。秀逸なホラー小説です。
神鳥イビス (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 神鳥イビス (集英社文庫)より
4087485315
No.16
(5pt)

凄まじい臨場感

朱鷺飛来図は怖い。

単なる絵なのに、見る者を恐怖に陥れるばかりか、

本当の不幸までもたらしてきた。

その謎を探るべく、作家とイラストレーターは奥多摩へ分け入るが、

そこで体験した事は凄まじい恐怖体験と朱鷺の攻撃だ。

その場面は生々しく、二人は本当に全身に怪我を負うのだからリアルだ。

何とか、逃げ出せたのは、奇跡と言って良い。

この物語は、怖ろしい光景が、実際に真に迫ってくる様で、

手に汗握るというレベルの騒ぎではない。

著者の才能が、いかに尋常ではないかが分かる。

この様に、二人は命拾いをするが、物語はここでは終わらない。

もう一波乱?あるが、この波乱はあまり怖くない。

しかし、物語の結末としては、なかなかのものだ。

読後にも尾を引くものがある。

それは、朱鷺の復讐なのかも知れない。
神鳥(イビス) Amazon書評・レビュー: 神鳥(イビス)より
4087751678
No.15
(5pt)

凄まじい臨場感

朱鷺飛来図は怖い。

単なる絵なのに、見る者を恐怖に陥れるばかりか、

本当の不幸までもたらしてきた。

その謎を探るべく、作家とイラストレーターは奥多摩へ分け入るが、

そこで体験した事は凄まじい恐怖体験と朱鷺の攻撃だ。

その場面は生々しく、二人は本当に全身に怪我を負うのだからリアルだ。

何とか、逃げ出せたのは、奇跡と言って良い。

この物語は、怖ろしい光景が、実際に真に迫ってくる様で、

手に汗握るというレベルの騒ぎではない。

著者の才能が、いかに尋常ではないかが分かる。

この様に、二人は命拾いをするが、物語はここでは終わらない。

もう一波乱?あるが、この波乱はあまり怖くない。

しかし、物語の結末としては、なかなかのものだ。

読後にも尾を引くものがある。

それは、朱鷺の復讐なのかも知れない。
神鳥イビス (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 神鳥イビス (集英社文庫)より
4087485315
No.14
(5pt)

不思議なホラー

まずありきたりじゃないキャラクター設定に惹かれました。

ファンタジー系美少女美少年の絵ばかり描いてきて、行き詰まりかけている32歳の谷口葉子と、血しぶきと強姦シーンが売りのバイオレンスものばかり書いてきたが、そろそろいいものを残したいと思っている小説家美鈴慶一郎28歳。美鈴本人はバイオレンスとは無縁な、スケベで気弱でさえない男です。さすが篠田さん。こんなにかっこわるいヒーローを選ぶとは。

二人が迷い込んだホラーな世界はなかなか恐いものです。

恐ろしい体験をした後、「今書いてるものは最高の出来になると思う。そうしたら魑魅魍魎にこの体はくれてやっていい」と言う美鈴に、谷口はある決断をします。

自分は一人ではない。決して理想の人ではないけれど、それでも共に戦ってきた相棒。

彼と共に、まだ終わらない恐怖と戦うことを選んだところでラスト。

全てが解決してハッピーエンドではないけれど、ヒロインの強さに今後の希望が見えています。
神鳥(イビス) Amazon書評・レビュー: 神鳥(イビス)より
4087751678
No.13
(5pt)

不思議なホラー

まずありきたりじゃないキャラクター設定に惹かれました。

ファンタジー系美少女美少年の絵ばかり描いてきて、行き詰まりかけている32歳の谷口葉子と、血しぶきと強姦シーンが売りのバイオレンスものばかり書いてきたが、そろそろいいものを残したいと思っている小説家美鈴慶一郎28歳。美鈴本人はバイオレンスとは無縁な、スケベで気弱でさえない男です。さすが篠田さん。こんなにかっこわるいヒーローを選ぶとは。

二人が迷い込んだホラーな世界はなかなか恐いものです。

恐ろしい体験をした後、「今書いてるものは最高の出来になると思う。そうしたら魑魅魍魎にこの体はくれてやっていい」と言う美鈴に、谷口はある決断をします。

自分は一人ではない。決して理想の人ではないけれど、それでも共に戦ってきた相棒。

彼と共に、まだ終わらない恐怖と戦うことを選んだところでラスト。

全てが解決してハッピーエンドではないけれど、ヒロインの強さに今後の希望が見えています。
神鳥イビス (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 神鳥イビス (集英社文庫)より
4087485315
No.12
(5pt)

怖かった!!

怖くて面白い本を探しているならお試しアレ、って感じ。本当に心底怖い。夜とか一人で読んでたら、読み終わった後、誰かと一緒にいたくなる位怖い。ありえないような設定だけど、ものすごーくリアルに恐怖が迫ってきます。
神鳥(イビス) Amazon書評・レビュー: 神鳥(イビス)より
4087751678
No.11
(5pt)

怖かった!!

怖くて面白い本を探しているならお試しアレ、って感じ。本当に心底怖い。夜とか一人で読んでたら、読み終わった後、誰かと一緒にいたくなる位怖い。ありえないような設定だけど、ものすごーくリアルに恐怖が迫ってきます。
神鳥イビス (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 神鳥イビス (集英社文庫)より
4087485315
No.10
(5pt)

心に深く残るホラー

いろんなホラー小説を読んだが、これは独特な感性で書かれてる。そして確かに怖い。この本を5人の人に貸したが、みんなとても怖かったという感想だった。
 絶滅した種の怨念というようなものをどう感じるかは人それぞれだろう。あり得ないと簡単に言い切る人もいるだろうが、そういうものを想像することは意味があるのではないか。声なきものの声を聴くような心が必要とされる世の中ではないだろうかと思う。怖さと共に、悲しさが心に深く残った。
 篠田節子の作品はすべて読んでいるが、その中で完成度の高い作品だと思う。
神鳥(イビス) Amazon書評・レビュー: 神鳥(イビス)より
4087751678
No.9
(5pt)

心に深く残るホラー

いろんなホラー小説を読んだが、これは独特な感性で書かれてる。そして確かに怖い。この本を5人の人に貸したが、みんなとても怖かったという感想だった。
 絶滅した種の怨念というようなものをどう感じるかは人それぞれだろう。あり得ないと簡単に言い切る人もいるだろうが、そういうものを想像することは意味があるのではないか。声なきものの声を聴くような心が必要とされる世の中ではないだろうかと思う。怖さと共に、悲しさが心に深く残った。
 篠田節子の作品はすべて読んでいるが、その中で完成度の高い作品だと思う。
神鳥イビス (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 神鳥イビス (集英社文庫)より
4087485315
No.8
(4pt)

絶滅に追いやられた朱鷺の復習譚か

現在では、絶滅の危機に瀕している美しい鳥・朱鷺。この作品ではこの朱鷺が恐怖の対象となる。女性イラストレーターとバイオレンス作家の男女コンビが、「朱鷺飛来図」の謎を追って、現実から非現実の世界に迷い込む。その後、再び現実に戻るが…。こう言う展開の作品で、非現実の世界の描写に不自然さを感じてしまうことが多々あるが、この作品の非現実の世界の描写はリアリティがある。また、現実と非現実の世界の行き来もスムーズで、不自然さを感じない。絶滅に追いやられた朱鷺の、復習譚とも言える作品である。
神鳥(イビス) Amazon書評・レビュー: 神鳥(イビス)より
4087751678
No.7
(4pt)

絶滅に追いやられた朱鷺の復習譚か

現在では、絶滅の危機に瀕している美しい鳥・朱鷺。この作品ではこの朱鷺が恐怖の対象となる。女性イラストレーターとバイオレンス作家の男女コンビが、「朱鷺飛来図」の謎を追って、現実から非現実の世界に迷い込む。その後、再び現実に戻るが…。こう言う展開の作品で、非現実の世界の描写に不自然さを感じてしまうことが多々あるが、この作品の非現実の世界の描写はリアリティがある。また、現実と非現実の世界の行き来もスムーズで、不自然さを感じない。絶滅に追いやられた朱鷺の、復習譚とも言える作品である。
神鳥イビス (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 神鳥イビス (集英社文庫)より
4087485315
No.6
(5pt)

絶対面白い。

小説で、これほどまで恐怖を感じさせるものはそうないと思う。人間の恐さではなく、禍々さのある恐ろしさ。読み終わったあともいつまでも心に残る作品でした。
「鳥」にここまでの恐ろしい描写をかけるのはすごいと思う。
本当に面白いのでおすすめです。
想像もできない展開が舞っています。
神鳥(イビス) Amazon書評・レビュー: 神鳥(イビス)より
4087751678