虎と月
評判
虎と月の評価:
3.74/5点 レビュー 27件。 D ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全24件 21〜24 2/2ページ
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虎と月の評価:
3.74/5点 レビュー 27件。 D ランク
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中島敦の『山月記』を題材にした中高生向けの小説だけど、流石、柳広司だけあって、よく出来ている話に仕上げている。
虎となった主人公の息子が10年後にその謎を追い求めるというもので、事件らしいものはほとんど起きないが、『山月記』の雰囲気を壊さず、味わい深いものなっている。
『山月記』といえば、高校時代に現国の授業で読んだきりだが、その授業で「なぜ主人公は虎になったのか」という先生の質問に答えたら、笑われたのを思い出す。あのときは、虎になったのは決して悲しむべきことではなく、むしろ主人公は望んで虎になったのではないかと思ったのだ。今でも、決して間違いじゃないと思うんだけど...たしかに著者の意図したのとは違うかもしれないが。
この本を読んだら、20年ぶりにそのことを思い出した。柳広司もあの『山月記』を読んでいろんなこと想像したんだろう。それがこの作品に結実した。とても面白かった。