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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全22件 1~20 1/2ページ
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嵯峨敏也シリーズとしては最も良かった作品。 最近読んだ作品で奥田英明著『沈黙の町で』というやはり13歳と14歳の犯罪では殺人であっても無罪と有罪に別れる少年犯罪の難しさをまざまざと見せつける。 この作品は両親、子供の4人を殺害された母親が銃でもって私刑を実行してしまうところだ。 内心よくやったと感心する自分もどうかと思うがすっきりしてしまった。 一般文学通算2566作品目の感想。2021/09/01 21:15 | ||||
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ぜひぜひたくさんの方に読んで欲しい作品です。一気読みしちゃいました。 | ||||
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「ブラッドタイプ」を読んでしまったので、仕方なく「催眠」も読み、本書にも来た。…が、ここまででいいや。 「万能鑑定士」が程々に好みだったので、別のシリーズでもウマが合うのがあるかな、と思って作家読み進めてきたが、相性悪いみたいだ。 嵯峨のキャラは相変わらず「押し売り」かつ「自分が一番正しい」尚且つ「コスト全然考えてない」でイラついた。 「ピアノの演奏とピアノへの造詣を身に付ける」のに2~3週間って、「自分の専門分野以外の技術や知識」を余りにもバカにして軽んじている傲慢者だ。しかも指摘されてもその傲慢さを詫びない。高慢さに気付いていない。「結構です」じゃなくてそこは謝罪だろう。 このキャラ「酷く嫌い」と確定した。 本書自体は響野由佳里キャラと事件の派手さで比較的楽に読めた。 | ||||
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内容的にはあまりおもしろくは感じませんでした。いまひとつの作品でした。 | ||||
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『人が死なないミステリー』の万能鑑定士Qシリーズおよび特等添乗員αシリーズから本書の主人公:嵯峨に興味を持たれて本書に辿り着いた方は、注意が必要デス。 本シリーズでは、人が死にます。。。 ついでに描写が凄惨で、犯人が犯行に及んだ理由もやるせない感じ。 嵯峨のキャラクターが知りたいだけであれば、前作『催眠』だけで良いと思います。 と言っても、本書が面白くない訳ではありません。 さすが松岡圭祐作品!って感じで、楽しめる1冊デス。 私個人の希望としては、後日談的な部分にもっとボリュームが有ると嬉しかったですが。。。 | ||||
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筆のエンターテイナー、松岡圭祐のリメイク作品。 他のリメイク作品が上手くいっていただけに、これにはちょっと疑問を感じました。単純に思うのは、はたしてリメイクする必要があったのか、どうか。 確かに、他のシリーズとの整合性が図られているなど、細かい部分での書き換えはわかります。が、根本の部分での変更がないのでは、元の作品を読んだことがある人には「焼き直し」ととられても仕方がないのではないでしょうか。 印象的な導入部。 絶対音感、嗅覚障害という目を引く設定。 少年犯罪に対する問題定義。 あっと驚くどんでん返し。 など、元の作品の完成度が非常に高かっただけに、余計にその印象を強く受けました。 これから読む人には相当面白いと思いますが、元のを読んだことのある人にとっては再読感があるのは否めないところです。 (星は再読を前提につけました) | ||||
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隠されていたもう一人の自分が前面に出てきたら、と考えさせられました。 少年法によって守られる加害者側と法の壁に立ち尽くすしかない被害者側。 その両者の間は、とてつもなく遠いです。 その遠い存在をもう一人の自分が近づけてしまう。心理的に怖い作品です。 臨床心理士である嵯峨先生が、気になる人物として現れた音楽療法の響野先生。 演奏を通してその方の背景や環境をズバリと言い当てる流れは流石のタッチです。 そして、終盤の嵯峨先生の冷静かつ大きな優しさはシリーズをしっかりと包み込んでいます。 でも、響野先生の印象が余りにも大きすぎるのです。 もっと嵯峨先生を出して欲しかったなぁ・・・。 | ||||
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同じ臨床心理士ものでも、「千里眼」シリーズとは一線を画している、臨床心理士嵯峨敏也シリーズ第三弾。 と言っても、私はこっちのシリーズは本作が初めてでした。 本作は、かなりしんどい少年犯罪がメインで話が進みます。 正直、相当しんどい犯罪。これは好き嫌いが分かれるかも知れない。 人生と言うのは、こうして暴力的に消し去られるのかなぁ、と。 もちろん犯罪に遭遇することはどのみち理不尽だけど、本作の理不尽さは尋常ではない。 私にはちょっときつかったなぁ。 面白いことに、本作は主人公臨床心理士の嵯峨敏也シリーズなのに。。。 彼以上に、奏でる音楽で演奏者の心理を分かってしまう小学校の女性教諭にして特異な才能を持つ 響野由佳里(ひびのゆかり)の人間としての描写がとてもとても深い。 嵯峨さんの影はすっかり薄くなっちゃって、私実は響野由佳里さんのシリーズなの?なんてトンチンカンなことを思っていたくらいです。 音楽療法と言うか、音楽心理学(なんて言葉は私の造語)と言うか、その方面からもとても興味深い作品です。 内容、ストーリー展開、等々サイコホラー、サイコサスペンスとしても一級ですが、それと同時に臨床心理、人間の行動心理、と言うものをたっぷり勉強できる。 二度美味しい作品と言えるでしょう。 | ||||
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裸電球、タバコの煙、臭気をともなった『闇』からストーリーは始まる。そのあとにくる 華々しい授賞式の『光』の世界。 この好対照な導入が これから起こるであろう事件の異様さと、人の心の『光』と『闇』を想起させる。日常であったはず の『人』や『こと』が日常でなくなる緊迫した瞬間と被害者の心理をみごとに描写しながらストーリーは進んでいく。 『事件』とその後を描いた前半の緊張感あふれる展開を描くペンは、後半に進むにしたがって ゆったりとした筆致に 変わる。事件の内容はエスカレートしていくが 描写は明らかに変わる。描写を抑えることで『事件』と『こころの深層』 の関係をみごとに描ききっている。ストーリーの途中に被害者?加害者?の心理背景が挿入され、これがストーリーを締め くくる。冗長とも思える描写だが、これは著者の『人のこころ』は丁寧に扱わなければならない、 『魂(心の深層)』 は救済されなければならない との信念によるものからかもしれない。 ストーリーも、ペンタッチも堪能してみてください。 | ||||
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前作『千里眼の死角』での予想通り、嵯峨敏也を主役にした小説を再登場させてきた。 個人的にはこの作風の方が、『千里眼』シリーズのようなアクションものよりは読みやすい。 だが、今回の作品の出来としてはいまいちという感がある。 残虐さを露骨に描写したのは、まあ大胆と言えるかもしれないが、そこから後の盛り上げが不十分だった。 | ||||
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一向に衰えないリーダビリティを発揮し続ける松岡氏に今回も脱帽です。 現実離れした千里眼シリーズも良いですが、社会問題となっている、犯罪の 低年齢化に正面から向き合った真摯な作品もまた素晴らしい出来でした。 まあ、少年への制裁の加え方と警察の対応は非現実的なんですが。 でもリアリティとアンリアリティのバランスが非常にうまくとれています。 今回も嵯峨先生の役回りは非常においしいですね。 | ||||
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ミステリー、サイコサスペンスの妙味がたっぷり詰まった作品で、とにかく飽きさせません。ラストの嵯峨の優しさは感動的です。冒頭に「本作は陰惨な殺人が描かれているので注意してください」というコメントがあるのですから、気の弱い人は読むべきではないでしょう。 | ||||
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催眠で、この主人公に魅せられ、シリーズである、この本も読んでみたが、非常に後味が悪かった。人間をあまりにも安易に大量に殺しすぎ!!!少年犯罪が時代を騒がせた時代背景から、このテーマを描かずにはいられなかったのだろう。しかし、だからといって、こんな問題提起をはるかに超越した、異常犯罪・ハードボイルドまがいはないだろう。また、著者は裁判関係には疎いのか、ところどころありえない設定も多い。自分的には、著者に、『心理』という大変興味深いテーマの、知的で上品なミステリーを期待したい。 | ||||
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心理サスペンスとして第一級の出来です。このシリーズの1作目である「催眠」がサイコホラー映画にされてしまったせいで、なんかホラー小説っぽいので損をしてると思います。実際にはここまでカウンセリングの世界をミステリーに昇華させている作品は、そうはありません。 | ||||
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とてもおもしろい。臨床心理学の知識を盛り込んだ推理小説の中でもかなり凝っているほうで、展開のテンポもすばらしい。 でも、主人公の臨床心理士のキャラが見えてこない。 私は前作も前々作も読んでいないし、ドラマも観ていない。だから、主人公のキャラクターに対する予備知識がなかった。そして、この小説では、周りの人間が主人公について「あの人はこんな人で」「この野郎はこんなヤツで」と説明してくれるが、本人の描写からはイマイチ伝わってこない。 臨床能力が優れていて、知識が豊富で、行動力があり、でも気取ってなくて・・・・確かにこう並べると素晴らしいが、キャラクターの個性とは、ロールプレイングゲームのステータス面に表示できるような事項ばかりではなく、もっと細かい部分から匂ってくるものだと思う。 再度述べるが、おもしろい。多少アニメチックな部分があるが、それはエンターテイメントとして必要なことだろう。ならばヒーローがもっと濃いヒーローであっても、よかったように思う。 | ||||
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とてもおもしろく、映画をみているようなハラハラドキドキ感で一気読みしました。嵯峨先生、かっこいいですね★ | ||||
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「催眠」シリーズの第三弾ですが、前作を読んでなくてもテレビを観ていなくても十分楽しめる一冊です。実際にこんな臨床心理士がいるかどうかの問題でなく、嵯峨敏也は文句なしのヒーローです。長く続くシリーズもののヒーローは独自のスタイルを持っているものが多いですが(古くから眠狂四郎シリーズ、黒豹シリーズなど)、三作目にして嵯峨敏也も独自のスタイルを確立したといえると思います。平和な親子の姿から予感させる結末・・ストーリーとしてもまさに一気にひきこまれる展開です。お勧めの一冊です | ||||
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5年前のドラマ「催眠」で稲垣吾郎さん演じた嵯峨がそのまま帰ってきたという感じです。あるいは原作の「催眠」の嵯峨に、「サイコドクター」的要素も加わったというような・・・とにかく知的でかっこいいです。教師の鑑のようなピアノの先生の変貌ぶりに途中ぎょっとしますが、最後に救いがあって、ほっとして心が温まります・・・この話は岬美由紀さんと別れたあとの嵯峨先生の、単独主演作ということですね。おかえりなさい嵯峨先生。 | ||||
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この作品は「催眠シリーズ」の第三弾です。よって岬美由紀の「千里眼シリーズ」とは関係なく、嵯峨敏也のカウンセリングが中心の、リアルな物語が展開します。実はハードカバーのほうも読んだんですが、朝比奈博美が出てきたり、最後もちゃんとカウンセリングしていたり、いろいろ変わってます。嵯峨の真摯な姿勢と少年犯罪への問題提起、考えさせられる内容のうえ、最後はとても感動しました。千里眼シリーズだけでなく、マジシャンシリーズ、この催眠シリーズとどれも面白いです。 | ||||
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この著者には珍しくエグい描写はあれど、本作は上質かつ美しいサスペンスとして成功している。嵯峨がピアノが弾けるようになるのが早すぎるというのはシリーズ読者ではない。彼はピアノが趣味だと「催眠・特別篇」の巻末の履歴にある。嵯峨は由香里を油断させるために初心者を装っただけである。 | ||||
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