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笑殺魔(ハーフリース保育園)推理日誌



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【この小説が収録されている参考書籍】
笑殺魔―ハーフリース保育園推理日誌 (講談社ノベルス)

笑殺魔(ハーフリース保育園)推理日誌の評価: 3.17/5点 レビュー 6件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.17pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(3pt)

黒田氏の誘拐ものミステリー

メフィスト賞作家の黒田氏の初のシリーズものの一作目だが、これと次の2作目しか出ていない。
保育園を舞台にしているが、ほのぼの系ではなく、ライトタッチながら事件は結構暗めでハードといういつものクロケン節だ。
保育園を舞台にしている意義があまり感じられず、次は更に陰惨になるなどシリーズとして迷走したまま終わった印象があるこのシリーズだ。
本作は誘拐ものだが、警察が介入してこないため、やや地味である。
クロケンらしい凝った設定とトリックではあるが、あまりそれがストーリーと有機的に結びついていない感があり、まあ面白さは標準的なレベルで留まっているという印象である。
笑殺魔―ハーフリース保育園推理日誌 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:笑殺魔―ハーフリース保育園推理日誌 (講談社ノベルス)より
4061822543
No.2:
(3pt)

危険な保育園

 「ハーフリース保育園推理日誌」シリーズの第1弾。続編に『白昼蟲』(2004年)がある。
 保育園を舞台としたミステリ。ちょっと珍しい趣向といえるだろう。ただ、ほのぼのテイストというよりは、黒田氏らしい味付けが濃いので、コージー、コミカル、プリティといった要素をお求めの読者は、手を出さない方が賢明かも知れない。
 ミステリとしては、なかなかの出来と思う。誘拐事件に殺人、さらにプラスαが加わって、けっこう複雑でトリッキーな作品となっている。ちょっとバランスが悪いので、ラストはちょっと納得いかないが、意外性もあり、するすると謎が解ける爽快感もあり、面白い作品と言えるのではないか。
 登場人物も一癖ある者たちばかり。園長、保母さんたち、園児、保護者、出入りの業者などが入り乱れて、「保育園の裏側」がのぞき込める。
笑殺魔―ハーフリース保育園推理日誌 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:笑殺魔―ハーフリース保育園推理日誌 (講談社ノベルス)より
4061822543
No.1:
(3pt)

地味な伏線回収系ミステリ。

地味でありがちなミステリ、といった印象。デビュー作みたいな大掛かりなトリックがあるのかと思い、期待して読んでいたのだが、今回はそういうんじゃないのね。地味に解決に繋がる伏線がたくさん詰め込まれており、解決編で一つずつ丁寧に伏線が回収されていった。おお!という驚きはなかったね。こういう系のミステリはわたしはあんまり好きじゃないかも。やっぱり唸るようなトリックで魅せて欲しいよ。あと、全体的に展開がベタだよね。起承転結すぎるというか、無理やり感動させようとしているかのような印象を受けた。ある意味、ハリウッド映画的な。入り込んで読めなかったんだよね。あと、アクションシーン?の描写がいまいちかなと。
笑殺魔―ハーフリース保育園推理日誌 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:笑殺魔―ハーフリース保育園推理日誌 (講談社ノベルス)より
4061822543

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