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悪魔の種子
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悪魔の種子の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.19pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全16件 1~16 1/1ページ
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秋田西馬内盆踊りで彦三頭巾姿で死んだ男性の事件と、茨城霞ヶ浦で死んだ男性の事件が起きた。後者の事件の同僚の女性が浅見家のお手伝い須美子の友人であった。須美子から話を聞いて、浅見は霞ヶ浦で事件を調べるが、二つの事件に接点はあるのか?遺伝子組み換え問題を扱った大作である。この頃は内田作品は単なる旅情ミステリーでなく、このような社会問題を取り扱うことも多くなっていると思う。 | ||||
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氏の作品は何れもそうだが、読み手を掴んで離さない。時間に余裕があれば、つい、タイトルのようなことになってしまう。 中断を余儀無くされた時は、続きを読む時が待ち遠しい。 | ||||
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今回はお手伝いの須美子からの依頼で事件に首を突っ込んでいきます。 そして、花粉症緩和米が何やら一つのカギとなっている事を突き止めていくわけですが。 今回の見所は須美子ですかね。 須美子の光彦に対する気持ちが明確に描かれています。 そう言った意味で、シリーズの中でも外せない一冊だと思います。 ところで、実際に研究されているという花粉症緩和米。 花粉症の自分としては、ぜひ実用化されて欲しいお米です。 | ||||
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以前から好きな作家のひとり。しばらく新刊を読んでいなかったが、海外赴任を機にしばらく読んでいなかったものを大量購入。やはり、いいですね。 | ||||
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安くても品質はとても良く満足しました。お買い得。お奨めします。 | ||||
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内田康夫は嫌いではないし物語自体は悪くないと思う。 だが何分、生命科学に関する作中の説明や表記に誤り、あるいは誤りだと推測されるものがかなり多いため、そちらが気になって仕方がなかった。 著者はその分野の専門家ではないのでやむを得ないのかもしれないが、少なくとも、生命科学(特に遺伝子工学,ウイルス学)に明るい方にはお勧めしない。 | ||||
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花粉症緩和米というのが実際に開発されていた事実に驚きました。 内田さんは週刊誌の小さな記事からそのことを知り小説の題材にしたそうですが、 作家さんというのは、そういったあまりまだ知られていない小さな情報をいち早くキャッチする アンテナをいつも立てているんだな〜と感心しました。 一主婦として「遺伝子組み換え作物」と聞くとやはりいいイメージがなかったのですが、 よく知りもせずに拒否反応を起こすのではなく、生産者や研究者の方達の努力や思いをきちんと知ることが大事だと感じました。 作品としては、かなり複雑に入り組んだ謎が徐々に紐解かれてい感じが面白かったです。 | ||||
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花粉症緩和米というのが実際に開発されていた事実に驚きました。 内田さんは週刊誌の小さな記事からそのことを知り小説の題材にしたそうですが、 作家さんというのは、そういったあまりまだ知られていない小さな情報をいち早くキャッチする アンテナをいつも立てているんだな〜と感心しました。 一主婦として「遺伝子組み換え作物」と聞くとやはりいいイメージがなかったのですが、 よく知りもせずに拒否反応を起こすのではなく、生産者や研究者の方達の努力や思いをきちんと知ることが大事だと感じました。 作品としては、かなり複雑に入り組んだ謎が徐々に紐解かれてい感じが面白かったです。 | ||||
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平成16年、著者が本書執筆中に期せずして中越地震が起こってしまったらしい。その内容は本書に盛り込まれ、印象的な締めくくりとなっている。この天災に著者が遭遇した事には因縁めいたものを感じる。著者は遺伝子組み換え作物などの安全性への疑問と「神への挑戦」が、とどまるところを知らない事などに対して問題提起している。人間は決して万能ではないどころか、自然の摂理の前では著しく弱い。しかし問題は学問ではなく、ビジネスの方にあった。 本書を読み進むと、事件の背後に巨大組織が動いているなと想像出来る。そこには花粉症緩和米の商品化というビジネスが関与していた。また花粉症緩和米の開発時点から挫折までの詳細な経緯について解説され、それにまつわる欲望が会社をなびかせる。本書はフィクションとノンフィクションの要素が織り交ぜられ、ある種社会派小説の様相を帯びている。 今回も浅見光彦の推理が冴え渡る。また、冒頭部分に示されている簡単な地図は、旅情たっぷりに描かれる本書の良い友となる。 | ||||
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平成16年、著者が本書執筆中に期せずして中越地震が起こってしまったらしい。その内容は本書に盛り込まれ、印象的な締めくくりとなっている。この天災に著者が遭遇した事には因縁めいたものを感じる。著者は遺伝子組み換え作物などの安全性への疑問と「神への挑戦」が、とどまるところを知らない事などに対して問題提起している。人間は決して万能ではないどころか、自然の摂理の前では著しく弱い。しかし問題は学問ではなく、ビジネスの方にあった。 本書を読み進むと、事件の背後に巨大組織が動いているなと想像出来る。そこには花粉症緩和米の商品化というビジネスが関与していた。また花粉症緩和米の開発時点から挫折までの詳細な経緯について解説され、それにまつわる欲望が会社をなびかせる。本書はフィクションとノンフィクションの要素が織り交ぜられ、ある種社会派小説の様相を帯びている。 今回も浅見光彦の推理が冴え渡る。また、冒頭部分に示されている簡単な地図は、旅情たっぷりに描かれる本書の良い友となる。 | ||||
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内田康夫の本は、一時期、書き方が雑になっていたが、最近またよくなってきた。この「悪魔の種子」は、コメの遺伝子組み換え問題に焦点を当ててミステリーを組み立てているが、この本を読んで「花粉症緩和米」なるものが開発されていることを初めて知ったし、霞ヶ浦のコイ・ヘルペスで問題となった養殖のコイは全メス生産(オスは生産されず、メスがホルモン投与で疑似オス化される)が基本であることも初めて知った。これまでニュースなどで遺伝子組み換え食品の問題が取り上げられるたびに、あまり自分とは縁のない世界のことと軽視してきたが、人間の利便性の観点から簡単に人間以外の生物の遺伝子を組み換えてよいのか、組み替えが許されるとしたらどういう場合なのかということを根本から考えさせられた。ミステリーの部分については、何かトリックがあるわけでもなく、浅見光彦の直感で若干強引に?解決されていくが、旅情ミステリーなので、そのあたりは許されるか。 | ||||
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内田康夫の本は、一時期、書き方が雑になっていたが、最近またよくなってきた。この「悪魔の種子」は、コメの遺伝子組み換え問題に焦点を当ててミステリーを組み立てているが、この本を読んで「花粉症緩和米」なるものが開発されていることを初めて知ったし、霞ヶ浦のコイ・ヘルペスで問題となった養殖のコイは全メス生産(オスは生産されず、メスがホルモン投与で疑似オス化される)が基本であることも初めて知った。これまでニュースなどで遺伝子組み換え食品の問題が取り上げられるたびに、あまり自分とは縁のない世界のことと軽視してきたが、人間の利便性の観点から簡単に人間以外の生物の遺伝子を組み換えてよいのか、組み替えが許されるとしたらどういう場合なのかということを根本から考えさせられた。ミステリーの部分については、何かトリックがあるわけでもなく、浅見光彦の直感で若干強引に?解決されていくが、旅情ミステリーなので、そのあたりは許されるか。 | ||||
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はじめ「悪魔の種子」というタイトルを見たときは、GM反対の論調で書かれたような小説だろうなと思って手に取りました。それが読んでみると、イネの育種の現場の話、苦労、コシヒカリの育種から良食味米として確固たる地位を得るまでの奇跡的?流れ、当時の農政などが話の中に盛り込まれており、大変興味深く読ませてもらいました。現在の日本の農業は、GM食品云々以前に解決すべき問題が山積みではありますが、海外に食糧を依存している現在では、組換技術で海外に対抗できるだけのパワーが必要であることから、一般に認識を広めるという点でこの本は非常に良いと思いました。純粋な小説としては、星3つかな。 | ||||
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はじめ「悪魔の種子」というタイトルを見たときは、GM反対の論調で書かれたような小説だろうなと思って手に取りました。それが読んでみると、イネの育種の現場の話、苦労、コシヒカリの育種から良食味米として確固たる地位を得るまでの奇跡的?流れ、当時の農政などが話の中に盛り込まれており、大変興味深く読ませてもらいました。現在の日本の農業は、GM食品云々以前に解決すべき問題が山積みではありますが、海外に食糧を依存している現在では、組換技術で海外に対抗できるだけのパワーが必要であることから、一般に認識を広めるという点でこの本は非常に良いと思いました。純粋な小説としては、星3つかな。 | ||||
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悪魔の種子の意味が、遺伝子組み換えの農作物であることがわかってくるが、それが人類にとって良いことなのかどうかは、大変難しい問題だと思います。ここでのストーリーがちょっと人を殺しすぎる傾向はありますが、浅見光彦のさえた推理は、いつもながら、感心させられますし、行動力にはうらやましささえ感じます。 | ||||
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悪魔の種子の意味が、遺伝子組み換えの農作物であることがわかってくるが、それが人類にとって良いことなのかどうかは、大変難しい問題だと思います。ここでのストーリーがちょっと人を殺しすぎる傾向はありますが、浅見光彦のさえた推理は、いつもながら、感心させられますし、行動力にはうらやましささえ感じます。 | ||||
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