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箸墓幻想
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箸墓幻想の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.68pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全25件 1~20 1/2ページ
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物凄い読み応え。倭迹迹日百襲姫の墓とされる箸墓古墳、それより少し古いホケノヤマ古墳を巡るミステリー。邪馬台国の場所は北九州説と畿内説があるが、畿内説としている。卑弥呼は天照大御神、神功皇后紀(第14代仲哀天皇の皇后)、倭迹迹日百襲姫の説かがあるが、倭迹迹日百襲姫の説を採用している。画文帯神獣鏡の発掘により箸墓古墳が卑弥呼の墓とされている。当麻寺、橿原神宮、中将餅、三輪そうめんにも興味を惹かれた。 | ||||
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構成よく、面白いです。 | ||||
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舞台となるのは奈良県箸塚古墳。ここは一説では邪馬台国ー卑弥呼の墓と言われている古墳です。 古代史を織り交ぜているため、かなり読み応えあります。(作者も結構調べたのか) もしこの小説を読まれるのであれば、多少邪馬台国論争を知っておいたほうが良いと思います。 もし魏の国王が送ったとされる鏡や何かが見つかれば一気に邪馬台国ー畿内説の可能性が上がるのでしょうが、個人的には九州北部説と思っています(九州上陸後わざわざ奈良まで行ったのか) あと2人の若い女性から浅見探偵がモテモテなのですが、これがちょっとクドイ。 | ||||
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昔から浅見光彦シリーズのファンです。地元の奈良の古墳から謎めくミステリー、興味があり、読み始めましたが 想像以上に面白かったです! | ||||
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面白い。 | ||||
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久しぶりにkindleで読みましたが、新鮮に読む事が出来、こちらが経験を重ねた分作品を奥深くまで味わう事が出来満足しました。 | ||||
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内田先生が自身の最高傑作と自負されている、渾身の一作。 私自身も、2000年以降発表の作品のなかでは、「遺譜 浅見光彦最後の事件」「化生の海」と並ぶ、三大傑作として位置付けています。 古代ロマンと男女の妄執とが複雑に絡み合う壮大な物語展開が、なんとも言えず魅力的です。 テレビでも2回ドラマ化されましたが、こちらもなかなか良かった。 | ||||
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今回まとめ買いで内田康夫の作品を秋の夜長に読書。 前から好きな作者、各作品も非常に面白い内容でした。 | ||||
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大学生くらいの時に新書で読んだあと間違えて購入(苦笑)。 途中で気づいたのだがあまりにも楽しく光彦になったつもりで一気に夜更かし。 打ち出しの作品は本当に引き込むのがうまい!と改めて感じた。 | ||||
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邪馬台国は北部九州と考える自分として、やや不満を感じる内容であるが、歴史を題材としていることには好感が持てる。 今後も内田先生の推理小説を楽しんでいきたいと思います。 | ||||
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読み始めた頃は、関心無かった古代の歴史が 徐々に奥深いロマンに彩られ、 事件の背景に必要不可欠な物で有ったことに 痛感された。 | ||||
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以前より好きな作家のひとり。しばらく新刊から離れていたので、海外赴任を機に一気にまとめ買い。やはり、内田康夫はいいですね。 | ||||
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値段の割にはコンディションはとても良く、気に入りました。 内田康夫氏の本をまた探します。 | ||||
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「この『神の手』の評価に翳りが生じた。『神意』どころか『人為』を疑われたのである。」 箸墓幻想は毎日新聞日曜版に平成十二年四月二日から六十三回にわたって連載された新聞小説です。 単行本としては平成十三年八月三十日に毎日新聞社から刊行されました。 発売日当日には、新聞全国紙各紙に全面広告というミステリー小説としては異例のプロモーションがあったように記憶しています。 センセーショナルな出来事は、小説連載中の平成十二年十一月に発覚した旧石器捏造事件(神の手事件)発覚の事実と、フィクションの箸墓幻想の古墳偽装があまりにも似通っていて予言めいていたからでしょう。 また旧石器捏造事件のスクープをしたのが毎日新聞、連載小説も毎日新聞という符合も出来過ぎとの疑念もありました。 著者と新聞記者との世間話のなかで、藤村新一氏のことや毎日新聞が藤村氏を追跡しているなどの話題があったかもしれません。 ただ、物語は悲恋の様相に移り変わっていき、たくみに幻想化されます。 このあたりの技が内田康夫さんの真骨頂でありました。 藤村氏の事件とは別に、 この小説をきっかけに卑弥呼大和説が強まったといわれています。 | ||||
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著者のミステリーはあまり冊数を読んでおらず、本書も「箸墓」が出てくるというので手に取っただけ。つまり、評者の地元・奈良が主な舞台で、読んでいくうえでの関心も、奈良がどう描かれているかに傾いた。で、読後の感想は、なかなかに雰囲気が出ていてよろしいんではないですか、といったところ。現地入りを重ねてきちんと取材されているようだし、箸墓やホケノ山古墳のこともちゃんと調べておられる。 もっとも、ミステリーとしてはトリックやアリバイ崩し、叙述上の「だまし」などの技巧的な要素はほとんどなく、またテレビのサスペンスドラマ風の込み入った男女の愛憎がメインになっていて相関関係が読み取りにくかった。しかも、評者の好むどんでん返し、大逆転劇といった結末部分のインパクトも小味。一方で、娯楽モノとしての安定感がうかがえ、当麻寺の住職の娘と主人公の交感もうまく描かれているように思った。総合すれば、十分に面白く読めて、あとくちも良好だった、といえる。 | ||||
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ルポライター浅見光彦(沢村一樹がこれが最後の主演)は、雑誌「旅と歴史」が特集することになった万葉集の取材で久々に奈良を訪れた。 箸墓卑弥呼説と邪馬台国畿内説を証明しようと独身を貫き長年、研究・発掘作業を続けていた畝傍(うねび)考古学研究所の顧問・小池拓郎(北村総一朗)が「人は生涯を費やしても贖うことのない罪を犯す」と「人と会う」という言葉を光彦に残したまま帰らぬ人となった。 奈良県警が捜査に乗り出すと、光彦も小池が間借りしていた當麻寺の為保住職(左とん平)の娘で研究所の事務員・有里(清水由紀)とともに事件を追う。 小池の部屋に残されていた「おそろしいことだ」というノートへの走り書きと、事件現場で出会った小池の同級生の妹、溝越薫(草笛光子)が持っていた、どこか憎しみすら感じさせる表情の女性が描かれた肖像画・・・これらが光彦を事件捜査へと誘っていく。 そんな折、小池が長年追い求めていた銅鏡が、小池の後輩・丸岡(佐戸井けん太)の手で発見された。 悲しい出来事の直後の世紀の大発見に研究所の島田いづみ(河合美智子)らが喜んだのもつかの間、新たな殺人事件(研究所の所長が殺される)が起きてしまう。警察は一番得をする丸岡を容疑者とにらんだが・・・・ 光彦は小池の過去にヒントが隠されているとにらみ、その謎の解明に挑む。 果たして小池は誰になぜ殺害されたのか? 小池と肖像画の女性との関係は? 小池が過去に犯した罪とは一体何なのか? 宮内庁は皇族の墓のため立ち入りを厳しく禁止しているのだが。 「生涯を費やしても贖うことのない罪」とは一体? 最後にタネ明かしされる小池と有里の関係とは? 今日の朝日新聞には44年前の宮内庁の調査資料を入手して箸墓古墳の詳細記事が出ています。 | ||||
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常々、日本では古墳の発掘が許されないのを疑問に思っていました。古墳には、古代史を書き換える発見がまだ眠っていると思うのですが。 しかし、それだからこそ成立したこの作品、古代史の謎と現代のミステリーが自在に交錯するこの楽しさは、そうした考古学的な(あるいはもっと別の)タブーがあるからこそとも思えました。 飛鳥の地を訪ね歩きたくなる本当にロマンあふれるミステリーでした。 | ||||
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邪馬台国をテーマに扱い、作中で殺される考古学者が邪馬台国近畿説の信奉者であることから、本作を読むと、本当に邪馬台国は近畿(とりわけ奈良)にあったのではないかと思わせられる内容。まぁ実際のところは不明なんだろうけど、作中の舞台となっているホケノ山古墳が実在であり、しかも本作連載中にそこから大発見があったという偶然も重なって内容はかなり盛り上がった。とにかく日本の古代史好きにはたまらない内容になっている。 それと、本作で”神の手”の捏造事件の人物についてもちょこっと触れられているのだが、本作が刊行されたときには捏造の発覚はまだだったにも関わらず、まるで捏造してるんじゃねえのこいつ的な書き方をされているのには驚いた。 本作の事件の背景には、被害者の青春時代の人間関係がかなり複雑に絡んでいるのだが、そこはちょっと蛇足かな、と思った。純粋に日本古代史オンリーで話を作ってくれたらもっと面白かったのに、と思わないでもない。本作のヒロインは当麻寺の住職の娘なのだが、このヒロインの積極ぶりもシリーズ屈指。これも見所。 | ||||
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内田康夫の作品には伝説や歴史などが多く登場するが今回は古代の日本。それも古墳である。旅情があっていい。そして遠い日本に想いを馳せるのもいい。もちろんミステリーとしても楽しめる。ひとつの作品で何通りもの楽しみ方がある。 | ||||
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内田康夫さんの作品はこの作品に限らずバックに歴史的ものがあることが多い。そういう作品は当然のごとく歴史に関して少しは知っていないと面白味に欠けてしまうかもしれない。(その作品が縁で興味を持つことも多いかと思うけれど)さてこの作品、邪馬台国伝説に興味があれば面白さ倍増だと思う。最後にはン~!とうなってしまう結末も用意されていて楽しめた。ただし最近刊行される浅見光彦シリーズ、数冊同シリーズの初期の作品を読んでいた方が楽しめる様に感じる。その点で★マイナス。 | ||||
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