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ブルータワー



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【この小説が収録されている参考書籍】
ブルータワー
ブルータワー (徳間文庫)

ブルータワーの評価: 3.65/5点 レビュー 86件。 Eランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.65pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全50件 41~50 3/3ページ
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No.10:
(5pt)

世界を救う物語

450ページほどありますが、すらすらと読めました。脳腫瘍で余命わずかという主人公が頭痛により200年先の未来へワープする。その世界は黄魔というインフルエンザウィルスにおかされ、地上では生活できない状態になっていた。そのため、生存者は2000メートルのタワーに住むよりほかに手段がなかった。そして、そのタワーをめぐって富める者と貧しき者の争いが絶え間なく起こっていた。ワープした主人公が伝説の「嘘つき王子」としてどのような活躍をするのか!?
ブルータワーAmazon書評・レビュー:ブルータワーより
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No.9:
(4pt)

マンガのような小説

作者初のSFです。読んだいて感じたのは、マンガのようなお話だなということです。少し設定があまく、つっこみどころが満載でしょう。(笑)しかし、そんなことも目をつぶれてしまうほどの面白さです。「現実の南北問題」を「高さ2キロの塔の垂直問題」に置き換えた作者の想像力に脱帽です。この小説のヒントになったがの9.11だということです。また、読んでいて自然に想像する映像は美しくもあり、淀んでもいる。まさに映像化して欲しい作品です。
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No.8:
(5pt)

人のために何かをすることで、自分が救われる

いいですよ。相変わらず際物を描かせたらうまい(ちなみに「際物」の辞書的説明は、「実際にあった事件や流行をただちに取り入れて脚色した戯曲、小説、演芸、映画などの類」)。それは、はじまりは際物でも、そこに血の通った、一人一人の顔の見えるストーリーを綴ることができるからでしょう。今回は、SF。SFなんて、一時代を築いたジャンルなので、その道のプロからすれば突っ込みどころは満載なんでしょうが、そういうジャンルではなく、ひとつの小説としてとらえると、きちんと楽しめるし、きちんと考えさせられる。今回も、人のために何かをすることで、自分が救われるという、石田作品に一貫している思想は健在。
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No.7:
(5pt)

絶対オススメ!

1本の映画を見たような、読んだあと放心状態になるほどの満足感。戦闘シーンは、残酷で胸が苦しくなったが、平凡な主人公が階級社会やウイルス兵器から未来の人々を救うために、いつのまにか強くたくましく成長する姿に引き込まれ、自分が「セノシュー」になってしまったような気分で読んでいた。ラストは、絶対不可能だと思っていたが、文化大革命のエピソードが挿入されており、とても説得力があって素晴らしかった。  
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No.6:
(4pt)

エンターテイメント作品

エンターテイメント作品として秀逸な作品といえる.設定の甘さが気にならないというと嘘になるが,主人公自身が訳のわからないままタイムスリップした世界を描いているのだから,こちらもそのあたりは適当に,目の前の出来事だけを楽しんでしまえば問題ない.一応,石田衣良はSFを書いたと書いたりもしているが,どこまでもファンタジーとして捉えた方が無難.SF原理主義(というと怒られそうだが)の方はおそらくストレスをためることになるだけなので読まないことをおすすめする.逆に,細かいことは気にせずに楽しみたいという方であれば,なかなかのスケールで,ハリウッド映画よりも心理表現も上手くなされたエンターテイメント作品として十分楽しんで頂けると思う一作である.・・・相変わらず,問題解決の方法を艶っぽくしてしまっているところは笑って済ませましょう.
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No.5:
(5pt)

純粋に面白かったです。

物語の続きが気になって読みはじめてから寝食を忘れて一気に読破してしまいました。今はとても満足な気分に浸っています。世界観や時代背景がよく考えられて設定されていて、人物や心情の描写もうまい。本を読んでいるはずなのにまるで映画を観ている感覚で、読んでいても疲れませんでした。世界観を大きくしてしまうと問題の焦点がぼけて結局話がまとまらず、「ドラゴンヘッド」の時のように期待を裏切られるのではないかと内心ハラハラして読み進めましたが、そんなことなかったです。「最後はこうくるか!」と予想していた展開をいい意味で裏切ってくれました。自分としてはバトルロワイヤル以来のヒットでした。だれか映画化してくれませんかね。次は映画版でぜひ観てみたいです。
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No.4:
(5pt)

いやー久々にキタ

作者の力量ですね、それに尽きます明らかに地球の現状をそのままに書いてある感じですしかしながらそれが嫌味じゃなくなっているんですよ本当にファンタジーなんです未来の清算は過去・現在そして未来でつけなければならない色々と考えさせられてしまうのは確か。しかし悲観的にではなく夢を持つ意味で肯定的に明るく前向きになれる。万人受けする本ではないかもしれませんが読んで損は無いかと思います。
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No.3:
(4pt)

ヤング・アダルト・SFファンタジー

 キャラクターの雰囲気が「なぞの転校生」とか、昔見た少年少女向けのSFテレビドラマに似ていた。舞台は「ドラゴンヘッド」や「アキラ」を思わせる未来の東京(それにしても、今や未来は否定的にしか描かれないのだなあ)。けっこうサクサク進むストーリーは、意外とシンプルで、活劇風だ。だから少々お色気シーンもあるけれど、中学生あたりにも結構受け入れられそう。 内容としてはかなり現代の深刻な問題を反映している。占有空間をめぐって年少者の自爆テロと報復が繰り返されるところなんて、どうみてもイスラエルと周辺アラブ諸国のこととしか思えない。 物語世界の細かな整合性や度肝を抜くような独創的なアイデアという点では、少々物足りないところもある。だが、連載小説だっただけに、次の章へいざなうような展開のうまさが魅力だ。具体的に映像が浮かびやすいのはなぜだろう。 アビシニアンのココは、どうしてもスタジオジブリ系の「猫の恩返し」あたりのキャラクターを思い浮かべてしまった。読後感もいい。
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No.2:
(5pt)

石田衣良の快作!!読むべし

石田さんの作品は、池袋ウエストゲートパークシリーズにみる通り、面白く、はずれがない。ブルータワーは、本屋に並んでいる本から、買って間違いなしというオーラを放っていたが、買って自宅に帰り、読み始めると、面白くて、とうとう朝の3時までかかって一気読みしてしまった。文句無く面白い快作なんで、SFだからちょっと。。。と思っている方にもぜひとも読んでいただきたい。石田衣良のオールタイムベストかもしれない。余命いくばくも無い主人公が、未来に飛ばされて破滅の淵に立つ人類を救うために全力をつくすというSFの筋立てであるが、心打たれる人間の心のつながりや男女の愛の形を描いており実に秀逸。
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No.1:
(5pt)

一気に読めました

【うつくしい子ども】で石田さんの作品に初めて触れ、彼の作品の虜となりました。私は彼の作品の中でこれが一番好きな作品となりました。初め見た時、帯には“SFファンタジー”と記されており、若干身構えて読み出したのですが、すぐにのめり込んでしまいました。スピード感がとてもあり、又、鳥肌が出てくるほどリアルにイメージが浮かんで来る表現描写にも圧巻でした。限られた時間の中で、末期の病に侵された今と不条理な世界である未来の両面で、圧倒的不利な状況に立たされながらも限られた時間の中で必死に自分の使命を貫こうとする主人公の勇敢さに胸を打たれました。未来の彼は人々の希望の重さに押し潰されそうになりながらもそれを糧にし、仲間達の協力によって希望を成し遂げようとする。“仲間”っていいなぁって思わせてくれました長編ということで読み応えもあり、読後の爽快感に浸りながらも、すぐに「また読みたい」という衝動に駆られる。そんな、勇気を与えてくれる作品でした。この本に巡り逢えた事をとても嬉しく思っています。
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