百人一首殺人事件

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百人一首殺人事件の評価:

4.00/5点 レビュー 7件。 B ランク

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全6件 1〜6 1/1ページ
No.6
(3pt)

京都的記号と雰囲気

初期の山村作品は、『花の棺』『黒の環状線』『葉煙草(シガリロ)の罠』『鳥獣の寺』と凝った題名で、中身もそれにふさわしくなかなか読ませるのだが、ナニナニ殺人事件という画一的なタイトルを付け始めてから粗造乱造が目立つようになった。本書はいわばその走り。昭和53年に書き下ろされた長篇である。

殺人現場に必ず百人一首の札が残されるという趣向の連続殺人事件だが、はっきりいって子ども騙し。まあ本来、本格ミステリには多かれ少なかれそういった部分はあるものだ。しかしそこを達者な筆でカヴァーして、作品世界に読者をたっぷり遊ばせてこその作者の力量だろう。「何だかバカらしいなあ」と読者を鼻白ませては、失敗なのである。

とはいえ、そうしたプロットの面白さや心理的切れ味のような文学性を、僕は山村美紗に期待しているわけではない。では何を求めているかというと、作品中にちりばめられた京都的記号というか、雰囲気である。その意味では本書も大いに楽しく、文句はない。八坂神社が舞台だし、凶器は破魔矢だし、舞妓も出てくる。これでいいのだ、という気もしている。
百人一首殺人事件―長編推理小説 (1978年) (カッパ・ノベルス) Amazon書評・レビュー: 百人一首殺人事件―長編推理小説 (1978年) (カッパ・ノベルス)より
B000J8K1P2
No.5
(3pt)

京都的記号と雰囲気

初期の山村作品は、『花の棺』『黒の環状線』『葉煙草(シガリロ)の罠』『鳥獣の寺』と凝った題名で、中身もそれにふさわしくなかなか読ませるのだが、ナニナニ殺人事件という画一的なタイトルを付け始めてから粗造乱造が目立つようになった。本書はいわばその走り。昭和53年に書き下ろされた長篇である。

殺人現場に必ず百人一首の札が残されるという趣向の連続殺人事件だが、はっきりいって子ども騙し。まあ本来、本格ミステリには多かれ少なかれそういった部分はあるものだ。しかしそこを達者な筆でカヴァーして、作品世界に読者をたっぷり遊ばせてこその作者の力量だろう。「何だかバカらしいなあ」と読者を鼻白ませては、失敗なのである。

とはいえ、そうしたプロットの面白さや心理的切れ味のような文学性を、僕は山村美紗に期待しているわけではない。では何を求めているかというと、作品中にちりばめられた京都的記号というか、雰囲気である。その意味では本書も大いに楽しく、文句はない。八坂神社が舞台だし、凶器は破魔矢だし、舞妓も出てくる。これでいいのだ、という気もしている。
百人一首殺人事件 (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 百人一首殺人事件 (光文社文庫)より
4334700845
No.4
(3pt)

京都的記号と雰囲気

初期の山村作品は、『花の棺』『黒の環状線』『葉煙草(シガリロ)の罠』『鳥獣の寺』と凝った題名で、中身もそれにふさわしくなかなか読ませるのだが、ナニナニ殺人事件という画一的なタイトルを付け始めてから粗造乱造が目立つようになった。本書はいわばその走り。昭和53年に書き下ろされた長篇である。

殺人現場に必ず百人一首の札が残されるという趣向の連続殺人事件だが、はっきりいって子ども騙し。まあ本来、本格ミステリには多かれ少なかれそういった部分はあるものだ。しかしそこを達者な筆でカヴァーして、作品世界に読者をたっぷり遊ばせてこその作者の力量だろう。「何だかバカらしいなあ」と読者を鼻白ませては、失敗なのである。

とはいえ、そうしたプロットの面白さや心理的切れ味のような文学性を、僕は山村美紗に期待しているわけではない。では何を求めているかというと、作品中にちりばめられた京都的記号というか、雰囲気である。その意味では本書も大いに楽しく、文句はない。八坂神社が舞台だし、凶器は破魔矢だし、舞妓も出てくる。これでいいのだ、という気もしている。
百人一首殺人事件 Amazon書評・レビュー: 百人一首殺人事件より
4334023606
No.3
(3pt)

京都的記号と雰囲気

初期の山村作品は、『花の棺』『黒の環状線』『葉煙草(シガリロ)の罠』『鳥獣の寺』と凝った題名で、中身もそれにふさわしくなかなか読ませるのだが、ナニナニ殺人事件という画一的なタイトルを付け始めてから粗造乱造が目立つようになった。本書はいわばその走り。昭和53年に書き下ろされた長篇である。

殺人現場に必ず百人一首の札が残されるという趣向の連続殺人事件だが、はっきりいって子ども騙し。まあ本来、本格ミステリには多かれ少なかれそういった部分はあるものだ。しかしそこを達者な筆でカヴァーして、作品世界に読者をたっぷり遊ばせてこその作者の力量だろう。「何だかバカらしいなあ」と読者を鼻白ませては、失敗なのである。

とはいえ、そうしたプロットの面白さや心理的切れ味のような文学性を、僕は山村美紗に期待しているわけではない。では何を求めているかというと、作品中にちりばめられた京都的記号というか、雰囲気である。その意味では本書も大いに楽しく、文句はない。八坂神社が舞台だし、凶器は破魔矢だし、舞妓も出てくる。これでいいのだ、という気もしている。
百人一首殺人事件 (徳間文庫) Amazon書評・レビュー: 百人一首殺人事件 (徳間文庫)より
4198912319
No.2
(3pt)

京都的記号と雰囲気

初期の山村作品は、『花の棺』『黒の環状線』『葉煙草(シガリロ)の罠』『鳥獣の寺』と凝った題名で、中身もそれにふさわしくなかなか読ませるのだが、ナニナニ殺人事件という画一的なタイトルを付け始めてから粗造乱造が目立つようになった。本書はいわばその走り。昭和53年に書き下ろされた長篇である。

殺人現場に必ず百人一首の札が残されるという趣向の連続殺人事件だが、はっきりいって子ども騙し。まあ本来、本格ミステリには多かれ少なかれそういった部分はあるものだ。しかしそこを達者な筆でカヴァーして、作品世界に読者をたっぷり遊ばせてこその作者の力量だろう。「何だかバカらしいなあ」と読者を鼻白ませては、失敗なのである。

とはいえ、そうしたプロットの面白さや心理的切れ味のような文学性を、僕は山村美紗に期待しているわけではない。では何を求めているかというと、作品中にちりばめられた京都的記号というか、雰囲気である。その意味では本書も大いに楽しく、文句はない。八坂神社が舞台だし、凶器は破魔矢だし、舞妓も出てくる。これでいいのだ、という気もしている。
百人一首殺人事件 Amazon書評・レビュー: 百人一首殺人事件より
4334023606
No.1
(3pt)

京都的記号と雰囲気

初期の山村作品は、『花の棺』『黒の環状線』『葉煙草(シガリロ)の罠』『鳥獣の寺』と凝った題名で、中身もそれにふさわしくなかなか読ませるのだが、ナニナニ殺人事件という画一的なタイトルを付け始めてから粗造乱造が目立つようになった。本書はいわばその走り。昭和53年に書き下ろされた長篇である。

殺人現場に必ず百人一首の札が残されるという趣向の連続殺人事件だが、はっきりいって子ども騙し。まあ本来、本格ミステリには多かれ少なかれそういった部分はあるものだ。しかしそこを達者な筆でカヴァーして、作品世界に読者をたっぷり遊ばせてこその作者の力量だろう。「何だかバカらしいなあ」と読者を鼻白ませては、失敗なのである。

とはいえ、そうしたプロットの面白さや心理的切れ味のような文学性を、僕は山村美紗に期待しているわけではない。では何を求めているかというと、作品中にちりばめられた京都的記号というか、雰囲気である。その意味では本書も大いに楽しく、文句はない。八坂神社が舞台だし、凶器は破魔矢だし、舞妓も出てくる。これでいいのだ、という気もしている。
百人一首殺人事件―長編推理小説 (1978年) (カッパ・ノベルス) Amazon書評・レビュー: 百人一首殺人事件―長編推理小説 (1978年) (カッパ・ノベルス)より
B000J8K1P2