京都鞍馬殺人事件
- 名探偵 (559)
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山村美沙氏のご存知の人気シリーズ・名探偵キャサリン嬢の天晴れな活躍を描いた初期秀作です。振り返れば本書の舞台が鞍馬である事は偶々でそれ程の必然性はないのですが、でも京都の数ある名所を選んで毎回それぞれに趣向を凝らして物語を紡ぎあげた著者の創意は十分に讃えられて良いと思いますよね。 日舞の名門・桜木流の家元夫人が鞍馬の地で毒死したのに続いて、病床で入院中の家元が密室状況にある病室で謎の死を遂げる。京都・伏見のマンションに越して来たキャサリンは家元後継者の座を狙った連続殺人と見て桜木流に入門し踊りを習いながら誠にえげつない真犯人の正体と巧緻なトリックの解明に挑むのだった。 著者が楽しんで書かれる名探偵キャサリン嬢の「変な日本語」の3連発はぜひ記憶に留めたいので紹介しますと、×「火事を見るよりあきらか」→〇「火を見るよりあきらか」、×「細工はルンルン」→〇「細工はりゅうりゅう」、×「日常のティタイム」→〇「日常茶飯事」と今でも十分に愉快ですよね。今回はキャサリン嬢が若手人気歌舞伎役者の片岡秀三郎と仲良くなって頻繁に会うものだから、相棒の大学助教授の浜口一郎が焼き餅を焼いてすねたり悩んだりと、著者は二人の恋愛感情についてちょっとだけ踏み込んで描かれていますね。読者も少し心配させられましたが、でもまあ結局はキャサリンの(お気に入りの言葉でもある)「ダイジョーブ」で良かったですね。さて、肝心の連続殺人ミステリーとしては今回も短い作品なのに死者が四人と、本当に家元後継者の座を得る為ならとことん殺る犯人のえげつなさを感じましたね。また稀代のトリックメーカーである著者の技が冴えて、目玉となる「密室」と「アリバイ」の2つの謎解きを堪能できて大満足でしたね。唯、褒めてばかりなのもつまらないですので、幾つか突っ込み所を書きますが、1)犯人の残した手掛かりが無警戒に過ぎる、2)病院で血が飛び散ったのが決め手となるのはあまりに出来過ぎ、3)ナンバープレートのトリックは良いのですが、こんなに上手く行くのは不自然で無理がありますね、4)冒頭の自動販売機の下りはやや作為的で意図が不十分なのと、この事についてもっと早く関係者に訊問したら事件は早期解決したのでは?と思いますね。そして今回も痛感したのは、京都警察の狩矢警部と橋口警部補があまりにも無能に思えて難しい問題は全てキャサリンに頼り切りなのが情けない気もしましたので、「もし西村京太郎氏の十津川警部だったらこれぐらいの謎はあっさり解決するぞ!」と文句の一つも言いたくなりましたね。 | ||||
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1985年、『赤い霊柩車』の明子をやる前に、片平なぎさが女子大生の名木麻由子役で出演。 麻由子は金座の画廊でアルバイトをしていて顧客の水尾悠子(山口果林)と知り合う。 水尾家に遊びに行く。 泊めてもらった夜に殺人事件がおこる。 平成10年『美人姉妹の推理2』でとよた真帆と千堂あきほそれから小野寺昭が狩矢を演じている。 両方に出演したのは山村紅葉、いい味でしてた。 山村紅葉大好き! | ||||
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日本舞踊と歌舞伎が舞台になります。 自動販売機の話題からはじまり、キャサリンが日本舞踊を習いに行きます。 山村美紗の京都ものは、日本の文化と京都を知ることができます。 トリックや、推理の善し悪しを問題にされる方もおみえですが、 キャサリンさえ現れれば,あまり気になりません。 キャサリンと同じように、つまらないことは忘れて,大事なことだけに集中できるからです。 歌舞伎役者とも親しくなり,一郎が焼きもちを焼きます。 私は最後まで歌舞伎役者が犯人かと思って読み進みました。 | ||||
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日本舞踊と歌舞伎が舞台になります。 自動販売機の話題からはじまり、キャサリンが日本舞踊を習いに行きます。 山村美紗の京都ものは、日本の文化と京都を知ることができます。 トリックや、推理の善し悪しを問題にされる方もおみえですが、 キャサリンさえ現れれば,あまり気になりません。 キャサリンと同じように、つまらないことは忘れて,大事なことだけに集中できるからです。 歌舞伎役者とも親しくなり,一郎が焼きもちを焼きます。 私は最後まで歌舞伎役者が犯人かと思って読み進みました。 | ||||
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