(短編集)
殺意のまつり
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推理小説、好きです。短編小説集で読みやすいです。 | ||||
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「殺意の果てに 飛騨高山夫人絞殺事件」のテレビドラマ 弁護士の笛木透(加藤剛)は、少年たちに襲われていたホームレスの飯島貢(荻島真一)を助ける。笛木は飯島が岐阜・高山で工場長夫人を乱暴し絞殺した容疑で15年間刑務所に入っていたことを知る。飯島は警察の取り調べでは自供したものの、公判では無実を訴え続けていたという。名前も住所も語ろうとしない。だがホームレスの小屋に舞い戻った笛木は、そこで「飯島貢」と書かれた六法全書を発見する。男が工場長夫人への暴行殺人の容疑で15年間も服役していたこと、自供したものの、公判ではずっと無実を訴え続けていたことを聞かされた笛木は、冤罪の可能性を疑い始める。 | ||||
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昭和49〜51年に書かれた山村美紗の初期短篇集。 初期の山村美紗は面白い、ということを証明する1冊である。好みは分かれるかもしれないが、どれもよく考えられている。トリックだけでなく、プロットの出来がいい。この人は大衆化するにつれ、単なるトリックメーカーになってしまった感がある。つまり、プロットがなおざりになってしまった。やはりプロットが面白くなければ! とりわけ、巻頭の『残酷な旅路』と最後の『殺意のまつり』がいい。解説で鮎川哲也氏は、「作者が『残酷な旅路』を初めにおき、そして同じく技巧の勝った本篇(注『殺意のまつり』のこと)をラストにおいたメニューづくりも、非常によく考えられたものだと思う」と書いている。おっしゃる通り。 その2篇は、例えていえばカトリーヌ・アルレーの『わらの女』のテイストに近い。一種独特の残酷さと、人を食ったようなブラックユーモア、これは女性作家だからこそ書き得た味かもしれない。もしその路線で大成していれば、山村美紗はもっと違う評価の作家になっていただろう。ポピュラリティーのある戸川昌子のような存在になっていたかもしれない、と想像する。 | ||||
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残酷な旅路 恐怖の賀状 50パーセントの幸福 黒枠の写真 死者の掌 孤独な証言 殺意のまつり の7つの短編集。 解説は鮎川哲也 | ||||
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