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1995年のスモーク・オン・ザ・ウォーター
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1995年のスモーク・オン・ザ・ウォーターの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.71pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全17件 1~17 1/1ページ
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一般的な主婦がバンドを組み、良くあるハッピーエンドになる、と思ってましたがやや違うストーリーに少し驚きました。が、現実の世界でも普通にありそうな展開にだなと思います。 | ||||
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カバーの痛みが激しい、後日BOOK OFFで、同じ値段でカバーの綺麗な本がありがっかりした。 | ||||
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作者の『青春三部作』のラストを飾る作品だが、予想以上に良かった。 『1985年の奇跡』、『2005年のロケットボーイズ』も面白かったが、同じくらい、人によってはそれ以上の評価をつける人もいるだろうと思う。 構成としては、前2作と比べるとひねりがないかなと思うが、読み易さという点では一番だったと思う。 印象に残っている場面は数多くあるが、やっぱり最後の失敗したあとの美恵子の叫びは一番だと思う。 これを聞いた時、「失敗したっていいんだ」と「気付いたらやり直せばいいんだ」と教えられた気がする。 これは『青春三部作』全ての登場人物たちから共通して学んだことだが、10代の彼らよりも40代の彼女たちからの言葉はより強く心に響いた気がする。 本当は星5個でもよかったけれど、前2作にあった「その後」が描かれていないのが少し残念だったので4個にした。 かおりと若社長がその後どうなったのか気になっていただけに、ほんのちょっとだけ肩すかしだった気がした。 「なんか最近失敗続きで何もやる気がおきない」、という人には読んでほしい。 きっと次の一歩を踏み出す手助けをしてくれると思う。 | ||||
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ストーリーは普通に面白く☆4つぐらいだが、時代考証に明らかなミスがあり、その点で☆-1。 1995年で主人公の年齢と設定ならハードロックではなくビートルズなどの方をメインで聴いていたというのが普通ではないだろうか? 主人公の背景も考えるとハードロックが日本で流行る前ぐらいに一旦、青春卒業していると考えるのが普通である。 明らかなミスとして後半の回想シーンで、スモーク・オン・ザ・ウォーターを高校時代に聴いたというのがあるが、主人公の高校時代にはまだスモーク・オン・ザ・ウォーターは発表されていない。 主人公の年齢を時代考証を考えて設定しなおすか、1995年の設定をもう少し未来にする必要があったのではないかと思う。 | ||||
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娘が高校2年、息子が中学2年とほとんど手がかからなくなってきたこのごろ。息子のバスケの試合の応援にはいくけど、ミニバスのときほど毎週末に応援でもないし、この1〜2年は随分時間の余裕ができたな〜って、思ってたところでたまたまこの本を読みました。 家族のこと、友達のこと、自分のこと、笑えながらも色々なことに前向きになれる一冊。最後はみなぎるパワーに感動。ぐっときました。俺もなにか新しい事やるべ!!って感じです。 | ||||
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働き盛りの30代後半から40代にかけては生活の殆どが仕事になりがちですよね。青春を謳歌していた時のことなど考える暇もないでしょう。そんな忙しい生活を送っていると現実逃避したくなる時もありますよね。だけど現実を考えると中々行動に移せない、しまいには定年まで無駄に時間を費やしてしまうことになる・・・。そんなことをおぼろげに考えている私に「勇気」を与えてくれた1冊です。家庭を持つと友達付き合いも減ってしまいプライベート時間は家族のために費やして当然だと思われがち。話をする人は殆どが会社の人で、毎日に刺激がない!!この主人公の心の葛藤にはうなずけるところが多々あり、その行動力には羨ましささえ感じてしまいます。ルーティン化された日常に変化を求めている方はぜひ一読を。 | ||||
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もう少しひねりがほしかった。 展開が読めるだけに、キャラクターを例えば深く掘り下げるとか。 全員単調すぎる。 間に合わせのやっつけ仕事かと思ってしまった。 作者のほかの作品は割と好きだっただけに残念だ。 | ||||
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主人公とかおりの関係もバンドメンバーとなる雪見、新子のキャラもきちんと見せ場があってラストの盛り上がりに繋がって行く…青春に年齢制限は無いのだ!!熱い!笑える!…そしてホロリと泣ける!!!学生時代にバンド経験のある人や、HR/HMが好きな人は必見!爽やかな青春ものが好きなあなたも必読です!! | ||||
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(バンドをやったことがないためそう感じるのかもしれませんが)主婦がバンドやる・・・という設定がユニークでした。40歳を過ぎると男女を問わず、「これでいいのか?」とか「何かやりたいよな」と思うもの。 それがバンドで、やり始めた→人前で演奏してみたい→でも下手だしという葛藤 →ライブ、カタルシスというのは、わかるよなぁ・・・という感じです。 軽い感じですが、読んで楽しい本です。 文庫になったら、即買いをオススメです。 | ||||
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(バンドをやったことがないためそう感じるのかもしれませんが)主婦がバンドやる・・・という設定がユニークでした。40歳を過ぎると男女を問わず、「これでいいのか?」とか「何かやりたいよな」と思うもの。 それがバンドで、やり始めた→人前で演奏してみたい→でも下手だしという葛藤 →ライブ、カタルシスというのは、わかるよなぁ・・・という感じです。 軽い感じですが、読んで楽しい本です。 文庫になったら、即買いをオススメです。 | ||||
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『人並み』に大学を出て、就職して、結婚して、寿退社して、 子供を産み育ててきた、所謂『普通の主婦』が、半分事故に遭ったかのように、 破天荒な女友達に巻き込まれる形でバンドをすることになってしまう顛末を 描いたお話。 1995年の2/3は日本の外にいたので、1995年の日本をリアルに感じていた訳では ないが、今は昔、旧小室ファミリーがミリオンセラーを連発していたことや、 『芸能人は歯が命』のCMが流行していたこと、そして、あの当時はようやく 女性が寿退社して普通の主婦になる以外の生き方が世間に浸透し始めていたこと。 逆に言えば、絶対的に正しいと信じて疑わなかったものが大きな音をたてて崩れ、 今まで以上に誰かに自らの運命を委ねるのではなく、自分の道は自分で 切り開かなければ生きていけなくなったことは少なくとも理解していた。 そして、その波がバンド活動という形で主人公に覆いかぶさって来て、 慌てふためく一方で、自分自身の潜在的な気持ちに気付いていく過程が うまく描かれている。 そう言えば、本文では触れられてはいないが、作者が『Smoke on the water』を 選んだのは、日本語直訳ロックの『王様』が、ディープパープルの歌詞を 直訳して歌った『深紫伝説』がポテンヒットしたのが1995年であることに 何か関係があったのだろうか。 | ||||
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「スモーク・オン・ザ・ウォーター」の題名に惹かれ手に取った、初五十嵐作品。 舞台は阪神淡路大震災、続いて地下鉄サリン事件が起きた1995年。 主人公は、中学浪人の息子がいる44歳の主婦美恵子。 腐れ縁の幼なじみかおりの借金を肩代わりしたことで、コンビニでパートを始める。 前半は、40代主婦の誰もが持っている、自分の力ではどうにもならない現実の鬱屈感、イライラ、迷いを描き、 後半は、そんな4人が「バンドを組んで演奏する」という目標を見つけ、なりふり構わず疾走する。 高校時代、ステージで演奏する先輩や同級生を羨ましく思っていた私。 主人公同様の悩みを抱えた40代主婦であることも重なって、 恵美子が自分のことのように思え、一気に読んでしまいました! 独り言のようなツッコミに噴出しながら、家族の絆・友情・達成感に涙があふれました。 文句なしに面白かったです。 | ||||
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●「……ロックンローラーな旦那だね」 ●『だけど、泣いたあとにどうするか。それが私たちの何かを決めていく。』 ・Black Night ・Strange Kindb of Woman ・Speed King ・Child in Time ・Highway Star ・Burn ●ありがちな登場人物に、筋書きに書いたようなドタバタ、予定調和的なエンディング。 テンポよく楽しく読めるが、ちょっと軽いかな、と。 | ||||
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物語自体ももちろん面白かったですよ。 でもそれ以上に、ディープ・パープルをもってきたところが、 日本人の心の琴線に触れまする〜 おれたちも必死になってみんなで合わせたっけなぁ... | ||||
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1995年は、1月と3月に禍々しい出来事が起こった年でした。 ひとつは自然の力による、もうひとつは人間の悪意による・・・。 そして、主人公井口美恵子の家庭でも、当人たちにとっては大問題ともいえる ことが起こってしまいました。 それらの出来事をうまくひっぱって大団円に持ちこんでいます。 タイトルから、言わずと知れたディープ・パープルの曲を、美恵子たちの バンドが観客の前で演奏できるようになるまでのあれこれを描いた作品です。 美恵子の親友であり悪友であり、バンドをやろうと言い出した張本人・かおりに 押し切られるようなかたちでバンドに参加した美恵子はごく普通の主婦。 どこといって取り立てて、おもしろみのない「おかあさん」であり「妻」でしかなかった 美恵子が少しずつ変わっていくようすも結構楽しめました。 メンバーのうち1人を除いて超初心者ばかりのバンドが、すんなりと演奏できる ようになるはずもなく、行く手をはばむかのようなエピソードもあちこちに挟まり 手に汗握る展開がまっています。 バンドをしながら、周りの人々への見方を新たにしていく美恵子のようすは 心の自由と意志を獲得していく過程であったといえましょう。 ラストの、チャリティーコンサートのステージでの美恵子のことばには、 あふれ出る力がありました。自身のことを言いながら、 美恵子に関わる人たちへの本心からのエールとなり 1995年に起きた 痛ましい出来事とも見事にリンクして、観衆の心を打ったのでした。 本来ならなんともカッコわるいそのマジさが、ストレートにこちらにも響き 胸が熱くなるのを抑えられませんでした。 章立ては次のとおり。 Black Night Strange Kind of Woman Speed King Child in Time Highway Star Burn 読後、CDを持っていったきり返さない娘から「Purple Chronicle」を奪い返して聴いています。 | ||||
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1995年に不惑をいくぶんか超えた主婦が(一部を除く)バンドを結成するまでの100ページ余りが起伏の無いストーリーで退屈でした。平凡な主婦の日常(サラリーマンでも目的の無い人生は平凡)なので、そこは仕方ないですかね。でも次第にメンバーが揃ってゆき、第四のメンバーが登場するころになるとページを捲る指にも力が入るほど面白くなってきました。散漫な日常を送っている場合、当人も傍観者もかなり退屈なのですが、目的を見つけ、それに向かって邁進するようになると見る者も俄然面白くなってきます。ラストでスモーク・オン・ザ・ウォーターを唄うところは総毛立つような感動が味わえました。 難点を挙げれば、ヒロインが周りから言われる割には容姿を気にして無くて女性っぽさが無かったこと。かと言って良人や息子に心を砕く良き母親かと問われれば、そうでもなく良人にはただ従順、息子には遠慮がちで母性が強くも無さそうです。 言ってしまえば確かにオバサンなのですが、『パパとムスメの七日間』のパパにイメージがダブって最後まで払拭出来ませんでした。年齢が近いし、女性らしさが乏しい女性なのだから仕方ないのかもしれません。 また、いままでの作品と比べてお笑い度も抑え気味でした。感動のクライマックスに備えて敢えてユーモアを封印したのでしょうか。そうでしたらその目論見は成功していたと思います。 最後まで読み通した時、目頭が熱くなるのを禁じえませんでしたから。 | ||||
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「1985年の奇跡」に連なる系譜の作品。44歳の主婦がバンド結成して、スモーク・オン・ザ・ウォーターをステージで演奏するまでを描いている。 バンドを結成しようという話になるまでが長く、やや退屈したが、そこからは快調なテンポで、時々笑いながら最後まで一気に読めた。ラストシーンまでの盛り上げ方は上手い。読後感も爽やか。最初はあまり乗り気ではなかった主人公が次第に夢中になって行くところが良かった。 1995年の出来事や流行などが懐かしく、主人公とその親友との掛け合いも笑えて楽しい。 映画「スィング・ガールズ」を髣髴(ほうふつ)させ、二番煎じかと思われるほど映像化しながら読むことができた。 ただしバンドに詳しい方、バンド経験のある方には物足りなく感じるかも知れない。この点が、マイナスポイント。 「1985年の奇跡」や「2005年のロケットボーイズ」が楽しめた方にはお勧め。 あまり深く考えずに、のんびり楽しむには良い。 | ||||
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