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魔都 恐怖仮面之巻
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魔都 恐怖仮面之巻の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.50pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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明治四十七年、パラレルワールドの帝都東京で名探偵と怪人の対決を描いた浪漫溢れる探偵冒険小説かと期待して読んでみたら……ぜんぜん違った! 現実逃避で夢(妄想)の中に逃げ込んだら、自分の夢も思い通りにならなくてつらい体験をする幻想探偵小説? いかにもな探偵小説風の登場人物やシチュエーションのを並べ立てて、主人公は自分好みの名探偵になりきるものの、推理的な要素はまったくなくて、名探偵のライバルに相応しいのはあーゆーキャラ!と決めつけて物語を進めていくようなそんなノリなのであります。雰囲気だけで押し切っているなんちゃって探偵小説とでもいえばよろしいでしょうか。 それにしても全体に改行が少なくて文章はぎっしり、著者のあとがきまでそんな調子ですから、読み終えるまでに恐ろしく時間がかかりました。一人語りが恐ろしく長くて、これをカットしたら半分の長さに収まったのでは。 ひっかかったのはやはりあとがきの中の「私は『魔都』がおわってからこの本を一回もひらいたことがない。手にとることさえもしなかった。通常私はいつも過去に書いた本を振返ることはしない。つねに「これから書く本」のことだけを考えて生きている」との著者の言葉でして、えーっと、もしかすると文庫化する時も校正の作業で読み返さなかったということですか? | ||||
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