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うしろ



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【この小説が収録されている参考書籍】
うしろ (角川ホラー文庫)

うしろの評価: 2.00/5点 レビュー 2件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点2.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(3pt)

濃密な描写が楽しめる長篇ホラーの力作

とにかく徹底的に「うしろ」にこだわって書かれた長篇ホラーの力作です。
簡単に言うと、呪われたマンションを舞台に、過去の怨念と現在の悪念が重なって惨劇が引き起こされる、という話です。悪霊、ストーカー、殺人鬼、開かずの間、呪法、文字禍など、様々なホラー・アイテムが入っており、その濃密な描写をたっぷりと楽しむことが出来ます。
場面転換が多すぎる気がしますが、文章がしっかりしているので、問題はありません。
ストーリーがやや纏まりを欠いており、特に終盤の展開は、人によって評価の分かれるところでしょうが、私はこれで良いと思います。
好みの問題を除外した上で、この作品の短所を指摘するならば、第一に挙げるべきは(変な表現になりますが)人物造型の狭さだと思います。作者自身の一部分を切り取って、それぞれに振り分けるようにして人物造型がなされているため、どこかしら似通った部分を持つ人間ばかりになってしまっているのです。
ステレオタイプでもいいから、もっと多彩な人物を登場させていたら、ずっと評価が上がったのですが。
うしろ (角川ホラー文庫)Amazon書評・レビュー:うしろ (角川ホラー文庫)より
4043843011

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