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(短編集)
田舎の事件
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田舎の事件の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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地元の田舎にある、ちょっと風変りな蕎麦屋にちょくちょく出かけます。酒のつまみの焼味噌のほかにはざるそばしかメニューにありません。天ぷらもなければ大盛りなんてのもありません。杉材の匂いも爽やかな、やたらに天井が高く、広々した店内。大きなテーブルの前にぽつりと腰掛け、店を囲む巨大なガラス窓から近所の畑や遠い山並みを眺めながら、ぬるい茶をすすって蕎麦が運ばれるのを待ちます。店主のこだわり・信念を妥協することなく具現化しましたというような蕎麦屋なんですが、ここに来るたびに本書中のある作品が思い出されてならないので、数年前に友人の蔵書を借りて拝読した本作を自分用にと購入しました。 こだわりが度を越えて狂気へと昇華していく間抜けな過程が独特のユーモアをこめて描かれており、楽しい読み物でした。 蛇足ですが、ここの蕎麦にはちゃんとそばつゆが付きます。(本作品をお読みいただければ、意味がお分かりになると思います。) | ||||
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内容は面白かった。商品としてもキズなく満足でした。倉阪鬼一郎は知らなかったが、あとがきなどで見ると俳人でもあり、作品の中で西東三鬼にふれている箇所あり。私も陰ながらのファンなので感だけの衝動買いだったがとてもよかった。 | ||||
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何とも言えないおかしさがまず来て、どんどん読んで、そして読み終わったあとに、じわじわと怖さが浸みてきます。倉阪氏の著作は「学校の事件」に次ぐ二作めとして読みましたが、好きですね、こういうの。 狂気とも偏執とも言えるでしょうが、要するに、常軌を逸脱しとるんですわ。その仕方がハンパやないんですわ。どうなるかは、読んでいくともう目にみえてるんです。でも、それを確かめるのに、読まずにいられない、完全に作者の手中に墜ちる楽しみ・・・・。怖いですよう。 | ||||
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