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(短編集)

ファイアボール・ブルース2



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【この小説が収録されている参考書籍】
ファイアボール・ブルース〈2〉 (文春文庫)

ファイアボール・ブルース2の評価: 4.13/5点 レビュー 8件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.12pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全8件 1~8 1/1ページ
No.8:
(5pt)

お芝居のつづき

ファイアボールのつづきの2巻。
本当に面白くて、何度も読めます。
大分古い作品ですが、やはり面白いものは年代関係ないですね。
ファイアボール・ブルース〈2〉 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:ファイアボール・ブルース〈2〉 (文春文庫)より
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No.7:
(3pt)

前作は良かったのですが……

前作がとても面白かったので読んでみましたが、いまひとつという印象でした。
ミステリ要素が低く、短編集なので、引きもそれほどあるとは思えません。
解説にある 「 近田のケジメ 」 がどのようなものか期待したのですが拍子抜けで、
フィクションなのですから、 「 近田によるあとがき 」 という体裁をとることの必然性も感じません。
前作とスタイルが違うところが残念でした。
ファイアボール・ブルース〈2〉 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:ファイアボール・ブルース〈2〉 (文春文庫)より
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No.6:
(5pt)

力強く、せつないラスト

前作と違い短編集で、とても読みやすい作品です。
ミステリーの要素は前作より薄くなりましたが、
女子レスラーの「女」の部分にさらに焦点を当てて、
女性レスラー達の弱さや怖さ、そして強さを書いています。
短編でこれだけ表現できる桐野氏は俊才ですね…。
ラストの近田のあとがきは、
ぜひ1を読んでから読んでみてください。
もう例を見ないほど、美しいラストです。
ファイアボール・ブルース〈2〉 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:ファイアボール・ブルース〈2〉 (文春文庫)より
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No.5:
(3pt)

前作を上回る出来

こちらは短編集で、前作と比べると小説としての面白さはこちらの方が上である。今回は殺人事件は起きず、事件と言えばせいぜい「脅迫」ぐらいのもので、女子プロレスの日常のドラマに徹している。それが成功の要因だと思う。が、前回で展開した森社長の借金や広報の平田女史の進退などが全く触れられずに、元の鞘に納まっているのが気持ち悪い。「脅迫」と「リングネーム」が秀逸。とくに脅迫文書の文面が空恐ろしいほどにリアルである。近田の引退と彼女によるあとがきは、あまり後味のいい幕切れではない。女性レフリーのミッキーと、入門志願の阿部と君塚が尻すぼみ。ミッキーの後日談は是非必要ではなかったか。火渡のチャンピオンベルトの行方もうやむやに終わってしまった。与謝野の描き方がいい。彼女の存在で郡像劇の深みが出ている。
ファイアボール・ブルース〈2〉 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:ファイアボール・ブルース〈2〉 (文春文庫)より
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No.4:
(3pt)

女子プロレス界のドラマ

前作「ファイアボール・ブルース」の続編という形だが、どちらかというと番外編のような短編集。女子プロレスラーとしては半人前の近田を通して見た、女子プロレス界に起こる悲喜こもごもの人間ドラマが物語の中心。プロレスに興味がない人にはちょっと辛いかもしれない。ミステリーではないのでご注意を。
ファイアボール・ブルース〈2〉 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:ファイアボール・ブルース〈2〉 (文春文庫)より
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No.3:
(5pt)

「あとがき」がたまらなく良い

『ファイアボール・ブルース』の続編であり、完結編でもある。こちらは連作短編形式を取り、火渡 抄子の付き人・近田の一人称で書かれている。いろいろなことが彼女の周りで起きるが、さしたる盛り上がりもなく、評価は☆3つのまま読み終わるはずだった。しかし、一番最後に書かれている「近田によるあとがき」が、たまらなく良かったので、評価が☆5つに一気に上がる。ここを読んで、また『ファイアボール・ブルース』を最初から読み返してしまったほどである。「近田によるあとがき」を読むためには、『ファイアボール・ブルース』と『ファイアボール・ブルース (2)』を最初から読むべきである。
ファイアボール・ブルース〈2〉 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:ファイアボール・ブルース〈2〉 (文春文庫)より
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No.2:
(5pt)

かつてアスリートであった人へ

 今まで、スポーツにうちこんだ経験のある人。そして、かなり本気でうちこんだにも関わらうず、不本意な結果に終わってしまった人。たくさんいると思います。そんな人には主人公近田の気持ちが痛いくらいによく分かるはず。あとがき、特にぐっときます。先に読んでしまうことのないようにくれぐれも注意!
ファイアボール・ブルース〈2〉 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:ファイアボール・ブルース〈2〉 (文春文庫)より
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No.1:
(4pt)

女子プロレスを舞台とした“女の荒ぶる魂”

 前作「ファイアボール・ブルース」は、女子プロレスラーの火渡と付き人である近田がプロレス界に渦巻く陰謀に立ち向かう姿がミステリー仕立てで描かれていましたが、その続編となる本書は7つの物語からなる連作集で、今回は付き人である近田がメインなっています。女子プロレスでメインを務める火渡の付き人である近田が関わる騒動、そして近田の引退と火渡の言葉、この意味の真実がラストの「近田によるあとがき」で描かれるが、作品の重さを増すあとがきとなっています。シリーズを締めくくる結末に、この続きが読めない残念さはありますが、女子プロレスを舞台とした“女の荒ぶる魂”は前作に続いて印象に残り、今回はサブメインの火渡も実に存在感があり、物語を引き立たせています。
ファイアボール・ブルース〈2〉 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:ファイアボール・ブルース〈2〉 (文春文庫)より
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