玉蘭

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評判

玉蘭の評価:

4.02/5点 レビュー 64件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.02pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全115件 41〜60 3/6ページ
No.75
(5pt)

どこに行っても“自分”はついてくる

自分を変えたくて、すべてを捨て去って逃げても、絶対についてくるもの、それは自分。
自分を一度壊して、ボロボロになってからもう一度自分を作るしかない。
主人公の有子のように追い詰められた経験は、女性なら誰でもあるはずだ。
自分自身が不等号で計られるのは耐えられないが、自分自身だって他人をそういう見方をしていないとも限らない。だから他人を不等号で見る側に自分が回る…そういう発想は世の中にあふれているけど、それを続けたらスーパーフリーみたいになってしまうんじゃないの?と思った。
どこまで逃げてもついてくる過去の自分=忘れられない出来事、という描写が、PTSDに通ずるような気もした。
一度死を決意したものの、その後も生き続ける質に静かに心を動かされた。
有子にもいつかは、質のような静かな強さが宿ってほしい。
ボロボロになったことのあるすべての人に読んでほしいです。
玉蘭 Amazon書評・レビュー: 玉蘭より
4022575832
No.74
(5pt)

どこに行っても“自分”はついてくる

自分を変えたくて、すべてを捨て去って逃げても、絶対についてくるもの、それは自分。
自分を一度壊して、ボロボロになってからもう一度自分を作るしかない。
主人公の有子のように追い詰められた経験は、女性なら誰でもあるはずだ。
自分自身が不等号で計られるのは耐えられないが、自分自身だって他人をそういう見方をしていないとも限らない。だから他人を不等号で見る側に自分が回る…そういう発想は世の中にあふれているけど、それを続けたらスーパーフリーみたいになってしまうんじゃないの?と思った。
どこまで逃げてもついてくる過去の自分=忘れられない出来事、という描写が、PTSDに通ずるような気もした。
一度死を決意したものの、その後も生き続ける質に静かに心を動かされた。
有子にもいつかは、質のような静かな強さが宿ってほしい。
ボロボロになったことのあるすべての人に読んでほしいです。
玉蘭 (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: 玉蘭 (朝日文庫)より
4022643269
No.73
(5pt)

どこに行っても“自分”はついてくる

自分を変えたくて、すべてを捨て去って逃げても、絶対についてくるもの、それは自分。
自分を一度壊して、ボロボロになってからもう一度自分を作るしかない。
主人公の有子のように追い詰められた経験は、女性なら誰でもあるはずだ。
自分自身が不等号で計られるのは耐えられないが、自分自身だって他人をそういう見方をしていないとも限らない。だから他人を不等号で見る側に自分が回る…そういう発想は世の中にあふれているけど、それを続けたらスーパーフリーみたいになってしまうんじゃないの?と思った。
どこまで逃げてもついてくる過去の自分=忘れられない出来事、という描写が、PTSDに通ずるような気もした。
一度死を決意したものの、その後も生き続ける質に静かに心を動かされた。
有子にもいつかは、質のような静かな強さが宿ってほしい。
ボロボロになったことのあるすべての人に読んでほしいです。
玉蘭 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 玉蘭 (文春文庫)より
4167602083
No.72
(3pt)

玉蘭は白木蓮。会いたくて会いたくて〜

最初のページを読み始めたとたんに物語に引き込まれていました。
上海のシーンなんてホントに自分がそこにいて呼吸してる気分になるぐらい。
男性と女性の恋愛に対する考え方の違いの描き方がいいですね。
現代の有子と松村、1920年代の質と浪子
二組の男女が織りなす人間模様が重なりあい「嘘」と共に絡み合う。
『果てに来てしまったと思ったら、どんどん知らない場所に行けばいいんだよ。
それが最果ての最前線になるだろうさ。船乗りは皆、そう思う』
物語の初めで有子に対し大伯父の質が現れて語る台詞
このお話も読んでいるそのページが最果ての最前線。
2つの恋がどう重なってくるのか
読者はその最果ての最前線でドキドキする構成になっています。
いい作品ですが読後感がちょっとね。。。
ってことで★は3つ
これも男女の感じ方の違いなのかしらん
玉蘭 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 玉蘭 (文春文庫)より
4167918021
No.71
(3pt)

玉蘭は白木蓮。会いたくて会いたくて〜

最初のページを読み始めたとたんに物語に引き込まれていました。
上海のシーンなんてホントに自分がそこにいて呼吸してる気分になるぐらい。
男性と女性の恋愛に対する考え方の違いの描き方がいいですね。
現代の有子と松村、1920年代の質と浪子
二組の男女が織りなす人間模様が重なりあい「嘘」と共に絡み合う。
『果てに来てしまったと思ったら、どんどん知らない場所に行けばいいんだよ。
それが最果ての最前線になるだろうさ。船乗りは皆、そう思う』
物語の初めで有子に対し大伯父の質が現れて語る台詞
このお話も読んでいるそのページが最果ての最前線。
2つの恋がどう重なってくるのか
読者はその最果ての最前線でドキドキする構成になっています。
いい作品ですが読後感がちょっとね。。。
ってことで★は3つ
これも男女の感じ方の違いなのかしらん
玉蘭 Amazon書評・レビュー: 玉蘭より
4022575832
No.70
(3pt)

玉蘭は白木蓮。会いたくて会いたくて〜

最初のページを読み始めたとたんに物語に引き込まれていました。
上海のシーンなんてホントに自分がそこにいて呼吸してる気分になるぐらい。
男性と女性の恋愛に対する考え方の違いの描き方がいいですね。
現代の有子と松村、1920年代の質と浪子
二組の男女が織りなす人間模様が重なりあい「嘘」と共に絡み合う。
『果てに来てしまったと思ったら、どんどん知らない場所に行けばいいんだよ。
それが最果ての最前線になるだろうさ。船乗りは皆、そう思う』
物語の初めで有子に対し大伯父の質が現れて語る台詞
このお話も読んでいるそのページが最果ての最前線。
2つの恋がどう重なってくるのか
読者はその最果ての最前線でドキドキする構成になっています。
いい作品ですが読後感がちょっとね。。。
ってことで★は3つ
これも男女の感じ方の違いなのかしらん
玉蘭 (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: 玉蘭 (朝日文庫)より
4022643269
No.69
(2pt)

桐野作品の外れ、人物描写が弱い、肉親を描いたせいか?

面白くなかった。理由は三つ。主人公への感情移入が出来ない。桐野作品の主人公は皆心の中に毒を持った悪い人だが、どこか徹底しているために、読者の心の闇と共鳴しはじめ、いつのまにか感情移入して読者は読んでいるが、本篇の登場人物は、どこにでもいそうな人物ばかりで、退屈。従って、感情移入が出来ない。二つ目は、誰が主人公かはっきりしない。最終的には、著者の大叔父がモデルであった質とわかるが、記述の量、質とも少なく、影も薄い。三つ。女主人公が最後に売春婦になるのだが、どうしてそうなったのか、良く分からない。グロテスクとどうしても比較してしまうから、何故?と理由を知りたくなる。しかし、彼女は実は狂言回し役であって、主人公ではないから、そこまで書かなかったのだろうか。

戦前の中国の描写はとても上手いと思うが、いまひとつな感じ。
玉蘭 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 玉蘭 (文春文庫)より
4167602083
No.68
(2pt)

桐野作品の外れ、人物描写が弱い、肉親を描いたせいか?

面白くなかった。理由は三つ。主人公への感情移入が出来ない。桐野作品の主人公は皆心の中に毒を持った悪い人だが、どこか徹底しているために、読者の心の闇と共鳴しはじめ、いつのまにか感情移入して読者は読んでいるが、本篇の登場人物は、どこにでもいそうな人物ばかりで、退屈。従って、感情移入が出来ない。二つ目は、誰が主人公かはっきりしない。最終的には、著者の大叔父がモデルであった質とわかるが、記述の量、質とも少なく、影も薄い。三つ。女主人公が最後に売春婦になるのだが、どうしてそうなったのか、良く分からない。グロテスクとどうしても比較してしまうから、何故?と理由を知りたくなる。しかし、彼女は実は狂言回し役であって、主人公ではないから、そこまで書かなかったのだろうか。

戦前の中国の描写はとても上手いと思うが、いまひとつな感じ。
玉蘭 (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: 玉蘭 (朝日文庫)より
4022643269
No.67
(2pt)

桐野作品の外れ、人物描写が弱い、肉親を描いたせいか?

面白くなかった。理由は三つ。主人公への感情移入が出来ない。桐野作品の主人公は皆心の中に毒を持った悪い人だが、どこか徹底しているために、読者の心の闇と共鳴しはじめ、いつのまにか感情移入して読者は読んでいるが、本篇の登場人物は、どこにでもいそうな人物ばかりで、退屈。従って、感情移入が出来ない。二つ目は、誰が主人公かはっきりしない。最終的には、著者の大叔父がモデルであった質とわかるが、記述の量、質とも少なく、影も薄い。三つ。女主人公が最後に売春婦になるのだが、どうしてそうなったのか、良く分からない。グロテスクとどうしても比較してしまうから、何故?と理由を知りたくなる。しかし、彼女は実は狂言回し役であって、主人公ではないから、そこまで書かなかったのだろうか。

戦前の中国の描写はとても上手いと思うが、いまひとつな感じ。
玉蘭 Amazon書評・レビュー: 玉蘭より
4022575832
No.66
(2pt)

桐野作品の外れ、人物描写が弱い、肉親を描いたせいか?

面白くなかった。理由は三つ。主人公への感情移入が出来ない。桐野作品の主人公は皆心の中に毒を持った悪い人だが、どこか徹底しているために、読者の心の闇と共鳴しはじめ、いつのまにか感情移入して読者は読んでいるが、本篇の登場人物は、どこにでもいそうな人物ばかりで、退屈。従って、感情移入が出来ない。二つ目は、誰が主人公かはっきりしない。最終的には、著者の大叔父がモデルであった質とわかるが、記述の量、質とも少なく、影も薄い。三つ。女主人公が最後に売春婦になるのだが、どうしてそうなったのか、良く分からない。グロテスクとどうしても比較してしまうから、何故?と理由を知りたくなる。しかし、彼女は実は狂言回し役であって、主人公ではないから、そこまで書かなかったのだろうか。

戦前の中国の描写はとても上手いと思うが、いまひとつな感じ。
玉蘭 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 玉蘭 (文春文庫)より
4167918021
No.65
(4pt)

女性の再生力を再確認

過去と現在、東京と上海が交錯する不思議な物語だった。女性の強さと弱さがうまく表現されていると感じた。自分の置かれている立場を理解して次に踏み出す勇気は男にはなかなか持ち合せていない潔さだと思う。時代を超越して登場する伯父の生き方や有子に未練を残して上海に会いに行く元恋人は、色んな柵と過去を引き摺る男の弱さの典型のようであった。
玉蘭 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 玉蘭 (文春文庫)より
4167602083
No.64
(5pt)

貴子じゃないよね…

こないだ常盤貴子主演のドラマをうっかり観てしまって以来、気になっていたのですが、上海旅行の旅のお供に読んでみて、すっかりハマッてしまいました。

今まで読んだ桐野作品(といっても「OUT」と「グロテスク」だけですが)のうちでベスト1! だと思う。

自意識過剰の主人公が自分を見失って追い詰められていく感じが、「グロテスク」以上にヤケクソながら誰にでも起こりそうな描写で真に迫っています。かつての恋人との救いの無いすれ違いもリアル。しかもラストにビックリ……のはずだったのに、ドラマで結末を知っていたので、観る前に読んでおきたかったなあ。それが唯一最大の残念!
玉蘭 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 玉蘭 (文春文庫)より
4167918021
No.63
(5pt)

貴子じゃないよね…

こないだ常盤貴子主演のドラマをうっかり観てしまって以来、気になっていたのですが、上海旅行の旅のお供に読んでみて、すっかりハマッてしまいました。
今まで読んだ桐野作品(といっても「OUT」と「グロテスク」だけですが)のうちでベスト1! だと思う。
自意識過剰の主人公が自分を見失って追い詰められていく感じが、「グロテスク」以上にヤケクソながら誰にでも起こりそうな描写で真に迫っています。かつての恋人との救いの無いすれ違いもリアル。しかもラストにビックリ……のはずだったのに、ドラマで結末を知っていたので、観る前に読んでおきたかったなあ。それが唯一最大の残念!
玉蘭 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 玉蘭 (文春文庫)より
4167602083
No.62
(3pt)

個人的には今まで読んだ桐野氏の作品の中でベスト

主軸は時代を隔てた二組の男女の時空を越えた交感、あるいは数奇な物語。打算的にして孤独な男女が、慰め傷つけ合う激しい愛の物語。男女の複雑な心理描写や駆け引き、夢も希望もない性交の描写、そこから浮かび上がる女性と男性の性の違い。男の狡さ、女の弱さと強さ。これらの描出は桐野氏ならではの鋭さだと読みながら唸ってしまう。

自分の今いるところは世界の果てなのか。新しい世界なのか。そこから逃げ出そう(解放されよう)とするならば、それにはもう一人の主人公である有子(あるいは「グロテスク」の和恵)のように自らが「毀れる」しかないというのでしょうか。自分を引きずる以上、新しい世界などないのだとしたら何と残酷な結論だろう。ですから最終章の質の物語は、私には蛇足、桐野氏の読者への良心と思えてしまう。
玉蘭 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 玉蘭 (文春文庫)より
4167918021
No.61
(3pt)

個人的には今まで読んだ桐野氏の作品の中でベスト

主軸は時代を隔てた二組の男女の時空を越えた交感、あるいは数奇な物語。打算的にして孤独な男女が、慰め傷つけ合う激しい愛の物語。男女の複雑な心理描写や駆け引き、夢も希望もない性交の描写、そこから浮かび上がる女性と男性の性の違い。男の狡さ、女の弱さと強さ。これらの描出は桐野氏ならではの鋭さだと読みながら唸ってしまう。
自分の今いるところは世界の果てなのか。新しい世界なのか。そこから逃げ出そう(解放されよう)とするならば、それにはもう一人の主人公である有子(あるいは「グロテスク」の和恵)のように自らが「毀れる」しかないというのでしょうか。自分を引きずる以上、新しい世界などないのだとしたら何と残酷な結論だろう。ですから最終章の質の物語は、私には蛇足、桐野氏の読者への良心と思えてしまう。
玉蘭 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 玉蘭 (文春文庫)より
4167602083
No.60
(3pt)

打算に堕ちてゆく人物たち

桐野夏生氏という方は、何故、ロマンティックで夢や希望に溢れた性を描くことがないのだろうか・・。打算や堕落や衝動に塗れた性描写は、読んでいて辛くなってしまいます。辛いのは、自分が打算や堕落や衝動に塗れた行動をしてきたことを思い出すからです。

しかしながら、心を辛くさせる登場人物にも惹かれます。キャリアも性もコントロールできなくて翻弄されていく人物たち。医師という専門職の松村、大学教授の道が拓けている萱島、その他現状に鬱屈している男性たち。そして、キャリアを何となく棄てて性に鈍感になる有子。自分も、このように堕ちる可能性を自覚しているので、彼らの心情に興味が湧きます。

ただ、終盤に描かれる質の性と愛は、他の人物とは違うように思いました。「人として相手を愛する」ことが伝わってくるというか。少しほのぼのします。とはいえ、上海時代を引きずっているところが因果だなあと思うわけですが。
玉蘭 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 玉蘭 (文春文庫)より
4167918021
No.59
(3pt)

打算に堕ちてゆく人物たち

桐野夏生氏という方は、何故、ロマンティックで夢や希望に溢れた性を描くことがないのだろうか・・。打算や堕落や衝動に塗れた性描写は、読んでいて辛くなってしまいます。辛いのは、自分が打算や堕落や衝動に塗れた行動をしてきたことを思い出すからです。
しかしながら、心を辛くさせる登場人物にも惹かれます。キャリアも性もコントロールできなくて翻弄されていく人物たち。医師という専門職の松村、大学教授の道が拓けている萱島、その他現状に鬱屈している男性たち。そして、キャリアを何となく棄てて性に鈍感になる有子。自分も、このように堕ちる可能性を自覚しているので、彼らの心情に興味が湧きます。
ただ、終盤に描かれる質の性と愛は、他の人物とは違うように思いました。「人として相手を愛する」ことが伝わってくるというか。少しほのぼのします。とはいえ、上海時代を引きずっているところが因果だなあと思うわけですが。
玉蘭 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 玉蘭 (文春文庫)より
4167602083
No.58
(3pt)

なんとなくもやもや・・・

桐野夏生さんは、女性を描くのがほんとにうまい人だな〜と思った。主人公有子の優等生ならではの生きにくさ、かたくなさ・・・浪子の奔放でいてしたたかないやらしさ。そして何より私が感動(?)したのは上海の寮を取り仕切っている光代(だったかな名前は)に対する浪子の嫌悪感!男の人にはきっとこの光代の嫌さはいまいちわからないかもしれないが、女の私には「そうそう!こういうおばさんいるいる!」とうなってしまった。

このあまりにうますぎる人物描写のため一人一人の人生をもっと深く読んでみたくなってしまい、オムニバス形式のように4人の視点で話が進んでいくのがちょっと散漫な感じがしてなじめなかった。

とはいえ、だれか一人を深く掘り下げて書かれるとすごく濃くなりすぎて読みにくくなったかも。時代や国境を越えて人々がシンクロしてる感じがこの小説の醍醐味だったのかな。
玉蘭 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 玉蘭 (文春文庫)より
4167918021
No.57
(3pt)

なんとなくもやもや・・・

桐野夏生さんは、女性を描くのがほんとにうまい人だな〜と思った。主人公有子の優等生ならではの生きにくさ、かたくなさ・・・浪子の奔放でいてしたたかないやらしさ。そして何より私が感動(?)したのは上海の寮を取り仕切っている光代(だったかな名前は)に対する浪子の嫌悪感!男の人にはきっとこの光代の嫌さはいまいちわからないかもしれないが、女の私には「そうそう!こういうおばさんいるいる!」とうなってしまった。
このあまりにうますぎる人物描写のため一人一人の人生をもっと深く読んでみたくなってしまい、オムニバス形式のように4人の視点で話が進んでいくのがちょっと散漫な感じがしてなじめなかった。
とはいえ、だれか一人を深く掘り下げて書かれるとすごく濃くなりすぎて読みにくくなったかも。時代や国境を越えて人々がシンクロしてる感じがこの小説の醍醐味だったのかな。
玉蘭 Amazon書評・レビュー: 玉蘭より
4022575832
No.56
(3pt)

なんとなくもやもや・・・

桐野夏生さんは、女性を描くのがほんとにうまい人だな〜と思った。主人公有子の優等生ならではの生きにくさ、かたくなさ・・・浪子の奔放でいてしたたかないやらしさ。そして何より私が感動(?)したのは上海の寮を取り仕切っている光代(だったかな名前は)に対する浪子の嫌悪感!男の人にはきっとこの光代の嫌さはいまいちわからないかもしれないが、女の私には「そうそう!こういうおばさんいるいる!」とうなってしまった。
このあまりにうますぎる人物描写のため一人一人の人生をもっと深く読んでみたくなってしまい、オムニバス形式のように4人の視点で話が進んでいくのがちょっと散漫な感じがしてなじめなかった。
とはいえ、だれか一人を深く掘り下げて書かれるとすごく濃くなりすぎて読みにくくなったかも。時代や国境を越えて人々がシンクロしてる感じがこの小説の醍醐味だったのかな。
玉蘭 (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: 玉蘭 (朝日文庫)より
4022643269