光源

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光源の評価:

3.88/5点 レビュー 24件。 D ランク

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平均点3.88pt

Amazonレビュー一覧

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全30件 21〜30 2/2ページ
No.10
(4pt)

大人の書いた小説

映画製作を軸にして、プロデューサーや映画監督、俳優たちの思惑や私利私欲が絡んだ駆け引きを描いている。私は基本的に多くの登場人物の人間模様を捉えた群像劇が好みなので、この作品もかなり面白く読んだ。下手に倫理観など持ち出さずに、エゴはエゴ、欲望は欲望として真正面から生々しく描いている。こういう作品こそ大人が書いた小説だと思うし、ある意味ノワールにも通じるものがあると思う。以前読んだ桐野の作品に、ヒロインが職業としては軽蔑しているくせにAV監督に惹かれて関係を持ってしまう場面があって、微妙な心理描写のリアリティが凄いなぁと感嘆したものだが、『光源』でもそうした筆力は遺憾なく発揮されている。例えば、女性プロデューサーと寝たきりになっている映画監督の夫、その前妻の三者の愛憎など、特にページが多く割かれている訳ではないが、確かなリアリティを伴って読み手に伝わってくる。俳優が放った「俺は映画の奴隷じゃねえよ」という啖呵が作品の隠れたテーマなのか、最後の一行にまで効かせた構成には正直、やられた、と思った。
光源 Amazon書評・レビュー: 光源より
4163194800
No.9
(4pt)

大人の書いた小説

映画製作を軸にして、プロデューサーや映画監督、俳優たちの思惑や私利私欲が絡んだ駆け引きを描いている。私は基本的に多くの登場人物の人間模様を捉えた群像劇が好みなので、この作品もかなり面白く読んだ。下手に倫理観など持ち出さずに、エゴはエゴ、欲望は欲望として真正面から生々しく描いている。こういう作品こそ大人が書いた小説だと思うし、ある意味ノワールにも通じるものがあると思う。以前読んだ桐野の作品に、ヒロインが職業としては軽蔑しているくせにAV監督に惹かれて関係を持ってしまう場面があって、微妙な心理描写のリアリティが凄いなぁと感嘆したものだが、『光源』でもそうした筆力は遺憾なく発揮されている。例えば、女性プロデューサーと寝たきりになっている映画監督の夫、その前妻の三者の愛憎など、特にページが多く割かれている訳ではないが、確かなリアリティを伴って読み手に伝わってくる。俳優が放った「俺は映画の奴隷じゃねえよ」という啖呵が作品の隠れたテーマなのか、最後の一行にまで効かせた構成には正直、やられた、と思った。
光源 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 光源 (文春文庫)より
4167602059
No.8
(4pt)

「こんな勝手なヤツラ見たことない!」

まさに 帯の文句そのままの作品ですよくもまあこんな自分勝手なヤツラばかりでてきたもんですある意味すがすがしいくらいに桐野作品を読むのは OUT 柔らかな頬についで3作目ですが本作の欠点は主人公の視点が前半と後半で変わってしまっていることこれは作者の狙いなのか?だとしたらこの手法はもうやめたほうがいいと思う話が散漫になるし人物描写の密度が薄くなる
光源 Amazon書評・レビュー: 光源より
4163194800
No.7
(4pt)

「こんな勝手なヤツラ見たことない!」

まさに 帯の文句そのままの作品ですよくもまあこんな自分勝手なヤツラばかりでてきたもんですある意味すがすがしいくらいに桐野作品を読むのは OUT 柔らかな頬についで3作目ですが本作の欠点は主人公の視点が前半と後半で変わってしまっていることこれは作者の狙いなのか?だとしたらこの手法はもうやめたほうがいいと思う話が散漫になるし人物描写の密度が薄くなる
光源 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 光源 (文春文庫)より
4167602059
No.6
(5pt)

映画の製作過程を様々な視点から見てみると…

魅力溢れる登場人物やドラマチックな展開があるわけでないが、読み出すと途中でやめられなくなる作品である。ある映画の製作過程が、カメラマン、プロデューサー、監督、出演者などの視点から描かれている。誰もが自分の仕事に誇りと情熱を持ち、より良い作品を作り上げようとしているのだが、逆にそれが様々な軋轢を生む。これは映画製作にとどまらず、人間社会全般に言える普遍的な問題なので、この作品に没頭してしまったのかもしれない。実際の製作現場がどんなものか、私には知る由もないが、ここに書かれたことを参考にして、いろいろな映画の舞台裏を想像してみるのも楽しい。
光源 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 光源 (文春文庫)より
4167602059
No.5
(5pt)

映画の製作過程を様々な視点から見てみると…

魅力溢れる登場人物やドラマチックな展開があるわけでないが、読み出すと途中でやめられなくなる作品である。ある映画の製作過程が、カメラマン、プロデューサー、監督、出演者などの視点から描かれている。誰もが自分の仕事に誇りと情熱を持ち、より良い作品を作り上げようとしているのだが、逆にそれが様々な軋轢を生む。これは映画製作にとどまらず、人間社会全般に言える普遍的な問題なので、この作品に没頭してしまったのかもしれない。実際の製作現場がどんなものか、私には知る由もないが、ここに書かれたことを参考にして、いろいろな映画の舞台裏を想像してみるのも楽しい。
光源 Amazon書評・レビュー: 光源より
4163194800
No.4
(5pt)

映画をつくる話

女プロデューサー、新人監督、達人のカメラマン、人気男優、元アイドル女優。それぞれのいろんな想いが絡み合う。暗い調子で話は進む。それぞれが光を求めて、みんなに光は当たるのか?桐野夏生の達者さが感じられる佳品です。
光源 Amazon書評・レビュー: 光源より
4163194800
No.3
(5pt)

映画をつくる話

女プロデューサー、新人監督、達人のカメラマン、人気男優、元アイドル女優。それぞれのいろんな想いが絡み合う。暗い調子で話は進む。それぞれが光を求めて、みんなに光は当たるのか?桐野夏生の達者さが感じられる佳品です。
光源 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 光源 (文春文庫)より
4167602059
No.2
(4pt)

どんな本かをひとことで語りにくい不思議な小説。

ストーリーはミステリとはいえないが、さまざまな思惑が絡み合う人間模様は実にミステリ的だ。映画の撮影現場の様子も非常にリアルである。序盤、有村、玉置、薮内の心象が代わる代わる描写されるが、中盤以降、高見の視点でストーリーを収束させていくくだりは、作者の並々ならぬ力量を感じさせた。
光源 Amazon書評・レビュー: 光源より
4163194800
No.1
(4pt)

どんな本かをひとことで語りにくい不思議な小説。

ストーリーはミステリとはいえないが、さまざまな思惑が絡み合う人間模様は実にミステリ的だ。映画の撮影現場の様子も非常にリアルである。序盤、有村、玉置、薮内の心象が代わる代わる描写されるが、中盤以降、高見の視点でストーリーを収束させていくくだりは、作者の並々ならぬ力量を感じさせた。
光源 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 光源 (文春文庫)より
4167602059