OUT

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OUTの評価:

4.11/5点 レビュー 292件。 A ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.11pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全355件 161〜180 9/18ページ
No.195
(5pt)

今更書く必然もないけど

多くの方がレビューされていますので、今更書いてもどうかと思いますが・・・
「フィクション」として読めば最高です。細かいところを「なんで?」って考えてしまうと
楽しさ半減ですね。
作り話なんで「そういう世界」って思えばいい とは、村上春樹氏の言葉です。
少なくとも、我々には体験するはずもない事象を、著者なりの解釈で書き上げた筆致は
「興奮した」というほかないと思っています。
この作品に憑りつかれて、桐野氏の最近の作品が「納得いかない」「物足りない」という方が
多くいるのを考えれば、この作品の面白さが伝わるのかもしれませんね。
「心の醜い部分を書ききる」という、桐野氏のテーゼの元になった作品だと自分は思っています。
それが故に、ミステリーを離れても、同じテーゼの桐野氏なので「魂萌え!」「東京島」「IN」なども大好きです。
ミステリーを読む方で、この「OUT」を読んだことのない方は、一度読んでみる事をお薦めします。
OUT 下 講談社文庫 き 32-4 Amazon書評・レビュー: OUT 下 講談社文庫 き 32-4より
4062734486
No.194
(5pt)

今更書く必然もないけど

多くの方がレビューされていますので、今更書いてもどうかと思いますが・・・
「フィクション」として読めば最高です。細かいところを「なんで?」って考えてしまうと
楽しさ半減ですね。
作り話なんで「そういう世界」って思えばいい とは、村上春樹氏の言葉です。
少なくとも、我々には体験するはずもない事象を、著者なりの解釈で書き上げた筆致は
「興奮した」というほかないと思っています。
この作品に憑りつかれて、桐野氏の最近の作品が「納得いかない」「物足りない」という方が
多くいるのを考えれば、この作品の面白さが伝わるのかもしれませんね。
「心の醜い部分を書ききる」という、桐野氏のテーゼの元になった作品だと自分は思っています。
それが故に、ミステリーを離れても、同じテーゼの桐野氏なので「魂萌え!」「東京島」「IN」なども大好きです。
ミステリーを読む方で、この「OUT」を読んだことのない方は、一度読んでみる事をお薦めします。
OUT 上 講談社文庫 き 32-3 Amazon書評・レビュー: OUT 上 講談社文庫 き 32-3より
4062734478
No.193
(4pt)

上巻のみの感想〜人間心理の闇を抉った快作

「本格ミステリの枠は窮屈で」と中間小説に転向した作家の作品には見るべきものがない、と言う私見を覆した秀作。冒頭に、夜勤の弁当作りのパートに嫌々携わる主婦達の姿を持ってきた事で、「これは倦んだ主婦達の物語」と宣言する堂々とした構成。事件に係る主婦4人の性格設定も良く考えてある。全員、家族や自分の見得のため、生活に困窮しているのはご都合主義かとも思ったが、そうではなく、社会の<OUT>で生きる人達を対象とした物語なのだ。

殺人を犯したお嬢様キャラ弥生より、死体の始末を"仕事"と捉えて引き受け、淡々とこなす主人公役の雅子は底抜けに不気味でクール。殺人後、その弥生の精神が鈍磨して行く様も、また不気味。私はまだ下巻を読んでいないが、お邪魔キャラ邦子はいずれ殺されるのであろう。"師匠"ヨシエは寝たきりの老姑を看ているが、作者は介護問題を語ろうとはしない。あくまで、人間の心の奥に潜む悪意・不可解さを描こうとしているのだ。私は新聞の記事で、作者が家に篭りっきりで執筆していると聞いたが、弁当工場の描写や死体解体の場面、特に人体を解体するとポリ袋幾つになるとかの描写などは取材や調査が行き届いていると感心した。全体として、あり得ない設定なのだが、場面毎の状況設定や心理描写が巧みで、読者を物語に惹き付ける筆力にも感心した。女性の男・人生に対する鬱陶しい感も良く出ているが、返す刀で女性心理の闇も氷の刃で刻んでいる点にも好感が持てる。主婦4人が"連帯感"ではなく"壁"を持っている点にも着目すべきであろう。

犯罪捜査の過程のサスペンスで読者を惹き付けるタイプの小説ではないので、結末がどう転んでも良いようなものだが、やはり展開は気になる。下巻を楽しみにしたい。下巻のキーは佐竹の復讐譚と宮森の純愛、そして猫か。
OUT(上)-日本推理作家協会賞受賞作全集(89) (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: OUT(上)-日本推理作家協会賞受賞作全集(89) (双葉文庫)より
457565888X
No.192
(4pt)

上巻のみの感想〜人間心理の闇を抉った快作

「本格ミステリの枠は窮屈で」と中間小説に転向した作家の作品には見るべきものがない、と言う私見を覆した秀作。冒頭に、夜勤の弁当作りのパートに嫌々携わる主婦達の姿を持ってきた事で、「これは倦んだ主婦達の物語」と宣言する堂々とした構成。事件に係る主婦4人の性格設定も良く考えてある。全員、家族や自分の見得のため、生活に困窮しているのはご都合主義かとも思ったが、そうではなく、社会の<OUT>で生きる人達を対象とした物語なのだ。
殺人を犯したお嬢様キャラ弥生より、死体の始末を"仕事"と捉えて引き受け、淡々とこなす主人公役の雅子は底抜けに不気味でクール。殺人後、その弥生の精神が鈍磨して行く様も、また不気味。私はまだ下巻を読んでいないが、お邪魔キャラ邦子はいずれ殺されるのであろう。"師匠"ヨシエは寝たきりの老姑を看ているが、作者は介護問題を語ろうとはしない。あくまで、人間の心の奥に潜む悪意・不可解さを描こうとしているのだ。私は新聞の記事で、作者が家に篭りっきりで執筆していると聞いたが、弁当工場の描写や死体解体の場面、特に人体を解体するとポリ袋幾つになるとかの描写などは取材や調査が行き届いていると感心した。全体として、あり得ない設定なのだが、場面毎の状況設定や心理描写が巧みで、読者を物語に惹き付ける筆力にも感心した。女性の男・人生に対する鬱陶しい感も良く出ているが、返す刀で女性心理の闇も氷の刃で刻んでいる点にも好感が持てる。主婦4人が"連帯感"ではなく"壁"を持っている点にも着目すべきであろう。
犯罪捜査の過程のサスペンスで読者を惹き付けるタイプの小説ではないので、結末がどう転んでも良いようなものだが、やはり展開は気になる。下巻を楽しみにしたい。下巻のキーは佐竹の復讐譚と宮森の純愛、そして猫か。
OUT 下 講談社文庫 き 32-4 Amazon書評・レビュー: OUT 下 講談社文庫 き 32-4より
4062734486
No.191
(4pt)

上巻のみの感想〜人間心理の闇を抉った快作

「本格ミステリの枠は窮屈で」と中間小説に転向した作家の作品には見るべきものがない、と言う私見を覆した秀作。冒頭に、夜勤の弁当作りのパートに嫌々携わる主婦達の姿を持ってきた事で、「これは倦んだ主婦達の物語」と宣言する堂々とした構成。事件に係る主婦4人の性格設定も良く考えてある。全員、家族や自分の見得のため、生活に困窮しているのはご都合主義かとも思ったが、そうではなく、社会の<OUT>で生きる人達を対象とした物語なのだ。
殺人を犯したお嬢様キャラ弥生より、死体の始末を"仕事"と捉えて引き受け、淡々とこなす主人公役の雅子は底抜けに不気味でクール。殺人後、その弥生の精神が鈍磨して行く様も、また不気味。私はまだ下巻を読んでいないが、お邪魔キャラ邦子はいずれ殺されるのであろう。"師匠"ヨシエは寝たきりの老姑を看ているが、作者は介護問題を語ろうとはしない。あくまで、人間の心の奥に潜む悪意・不可解さを描こうとしているのだ。私は新聞の記事で、作者が家に篭りっきりで執筆していると聞いたが、弁当工場の描写や死体解体の場面、特に人体を解体するとポリ袋幾つになるとかの描写などは取材や調査が行き届いていると感心した。全体として、あり得ない設定なのだが、場面毎の状況設定や心理描写が巧みで、読者を物語に惹き付ける筆力にも感心した。女性の男・人生に対する鬱陶しい感も良く出ているが、返す刀で女性心理の闇も氷の刃で刻んでいる点にも好感が持てる。主婦4人が"連帯感"ではなく"壁"を持っている点にも着目すべきであろう。
犯罪捜査の過程のサスペンスで読者を惹き付けるタイプの小説ではないので、結末がどう転んでも良いようなものだが、やはり展開は気になる。下巻を楽しみにしたい。下巻のキーは佐竹の復讐譚と宮森の純愛、そして猫か。
OUT 上 講談社文庫 き 32-3 Amazon書評・レビュー: OUT 上 講談社文庫 き 32-3より
4062734478
No.190
(4pt)

閉ざされた自由

普通の主婦が抱える深い闇が、これでもかこれでもかと読者を襲ってくる。
介護、借金、夫のギャンブル、不倫、どこにでも転がっている現実が、不幸にも4人の主婦にぴったり重なったために、彼女らはありえない残虐な行為に手を染めていく。
犯行が警察に知れるとかいったサスペンスとは違うところで、恐ろしい敵が彼女たちを苦しめ、破滅へと導いていく。
何が起こるかわからない展開に、あっという間に読めてしまう。
桐野氏の一番桐野氏らしい作品であろう。
OUT(アウト) Amazon書評・レビュー: OUT(アウト)より
4062085526
No.189
(5pt)

不幸な人は読まない方が良い、精神を痛めつける

自分の不幸を隠している人には、この本は毒だ。家庭の崩壊や、ストレス、閉塞感で、飲酒や買い物や、セックスで自分を傷つけ、何とか均衡を保っている人には、この本はキツイ。読後、自分が隠蔽していたことが全てさらけ出されたような敗北感にとらわれ、悪影響があると思う。幸せな人には、この本の持つ毒は及ばないだろうから、不幸と幸せを試すリトマス試験紙のような本かも。
OUT(アウト) Amazon書評・レビュー: OUT(アウト)より
4062085526
No.188
(4pt)

妻に殺されない為に男性は必読w

年収200万以下のパートのおばちゃんが、
金ピカのロレックスをひけらかし、
ベンツ乗り回すヤクザを退治してしまう痛快なノワール。
魅力的なおばちゃんや婆さん描かしたら、
桐野夏生 は世界一ですな。
沈着冷静冷酷非情のヒロインの雅子様(43歳)に燃え萌えですぅ!
雅子様って、ネーミングやばくないか?w
さりげなく南京大虐殺批判もしているので、
将来発禁になると思うので、すぐ読めww
OUT(上)-日本推理作家協会賞受賞作全集(89) (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: OUT(上)-日本推理作家協会賞受賞作全集(89) (双葉文庫)より
457565888X
No.187
(4pt)

妻に殺されない為に男性は必読w

年収200万以下のパートのおばちゃんが、
金ピカのロレックスをひけらかし、
ベンツ乗り回すヤクザを退治してしまう痛快なノワール。
魅力的なおばちゃんや婆さん描かしたら、
桐野夏生 は世界一ですな。
沈着冷静冷酷非情のヒロインの雅子様(43歳)に燃え萌えですぅ!
雅子様って、ネーミングやばくないか?w
さりげなく南京大虐殺批判もしているので、
将来発禁になると思うので、すぐ読めww
OUT 下 講談社文庫 き 32-4 Amazon書評・レビュー: OUT 下 講談社文庫 き 32-4より
4062734486
No.186
(4pt)

妻に殺されない為に男性は必読w

年収200万以下のパートのおばちゃんが、
金ピカのロレックスをひけらかし、
ベンツ乗り回すヤクザを退治してしまう痛快なノワール。
魅力的なおばちゃんや婆さん描かしたら、
桐野夏生 は世界一ですな。
沈着冷静冷酷非情のヒロインの雅子様(43歳)に燃え萌えですぅ!
雅子様って、ネーミングやばくないか?w
さりげなく南京大虐殺批判もしているので、
将来発禁になると思うので、すぐ読めww
OUT 上 講談社文庫 き 32-3 Amazon書評・レビュー: OUT 上 講談社文庫 き 32-3より
4062734478
No.185
(5pt)

弁当工場、殺人、死体解体、ヤクザなどが盛りだくさんで怖い話だが、超お勧め

刺激が強すぎて、途中から読むのが怖くなるほどだった。雅子からの仕事を引き受けたヨシエ(師匠)と同じ気分で、やるべきか、やっぱり止めようか、(怖いけど読みたいし)読者の気持ちも揺れ動き、やがて、次の仕事もやらせてくれとヨシエが言う頃には、読者も耐性がついて何でも来いと思うのだが、それを上回る恐怖が途中で用意されている。この恐怖感には嘔吐感が伴う。

弁当工場に勤務する外国人労働者の過酷な生活をテレビで見たことがあったが、この「OUT」を読めばかなり詳細なことまで分かる。読者は主人公の雅子や、チームを組んでいるヨシエ、邦子、弥生たちの生活苦と、それぞれに崩壊している家庭を垣間見る。どうしようもない閉塞感の中で、雅子は弥生の窮状を助ける。助けた理由は、この生活からの脱出につながると直感が働いたからかもしれない。目次では最終章の第7章が「出口」である。OUTの意味はそれである。

素晴らしいエンターテイメントだ。人の心、工場や浴室などの描写は映像が頭に浮かんでくる。心から一読をお勧めする。
OUT(上)-日本推理作家協会賞受賞作全集(89) (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: OUT(上)-日本推理作家協会賞受賞作全集(89) (双葉文庫)より
457565888X
No.184
(5pt)

弁当工場、殺人、死体解体、ヤクザなどが盛りだくさんで怖い話だが、超お勧め

刺激が強すぎて、途中から読むのが怖くなるほどだった。雅子からの仕事を引き受けたヨシエ(師匠)と同じ気分で、やるべきか、やっぱり止めようか、(怖いけど読みたいし)読者の気持ちも揺れ動き、やがて、次の仕事もやらせてくれとヨシエが言う頃には、読者も耐性がついて何でも来いと思うのだが、それを上回る恐怖が途中で用意されている。この恐怖感には嘔吐感が伴う。
弁当工場に勤務する外国人労働者の過酷な生活をテレビで見たことがあったが、この「OUT」を読めばかなり詳細なことまで分かる。読者は主人公の雅子や、チームを組んでいるヨシエ、邦子、弥生たちの生活苦と、それぞれに崩壊している家庭を垣間見る。どうしようもない閉塞感の中で、雅子は弥生の窮状を助ける。助けた理由は、この生活からの脱出につながると直感が働いたからかもしれない。目次では最終章の第7章が「出口」である。OUTの意味はそれである。
素晴らしいエンターテイメントだ。人の心、工場や浴室などの描写は映像が頭に浮かんでくる。心から一読をお勧めする。
OUT 下 講談社文庫 き 32-4 Amazon書評・レビュー: OUT 下 講談社文庫 き 32-4より
4062734486
No.183
(5pt)

弁当工場、殺人、死体解体、ヤクザなどが盛りだくさんで怖い話だが、超お勧め

刺激が強すぎて、途中から読むのが怖くなるほどだった。雅子からの仕事を引き受けたヨシエ(師匠)と同じ気分で、やるべきか、やっぱり止めようか、(怖いけど読みたいし)読者の気持ちも揺れ動き、やがて、次の仕事もやらせてくれとヨシエが言う頃には、読者も耐性がついて何でも来いと思うのだが、それを上回る恐怖が途中で用意されている。この恐怖感には嘔吐感が伴う。
弁当工場に勤務する外国人労働者の過酷な生活をテレビで見たことがあったが、この「OUT」を読めばかなり詳細なことまで分かる。読者は主人公の雅子や、チームを組んでいるヨシエ、邦子、弥生たちの生活苦と、それぞれに崩壊している家庭を垣間見る。どうしようもない閉塞感の中で、雅子は弥生の窮状を助ける。助けた理由は、この生活からの脱出につながると直感が働いたからかもしれない。目次では最終章の第7章が「出口」である。OUTの意味はそれである。
素晴らしいエンターテイメントだ。人の心、工場や浴室などの描写は映像が頭に浮かんでくる。心から一読をお勧めする。
OUT 上 講談社文庫 き 32-3 Amazon書評・レビュー: OUT 上 講談社文庫 き 32-3より
4062734478
No.182
(5pt)

リアリティーあり過ぎ、見事

 そーいえば、桐野作品のレビュー書いてないや。
 本作は、内容はもう書くまでもないのかな。弁当工場の実態から始まって、最後まで読ませる読ませる。私は「主婦」ではないが、共感できる部分のオンパレード。ただのグロな作品ではなく、みんなが気がついているクセに見なかったことにしている現代の実質を的確にとらえて、見事というほかない。ラストがどうの、とおっしゃる方が多いようだが、あれ以外の終わらせ方って考えつきます?
OUT(アウト) Amazon書評・レビュー: OUT(アウト)より
4062085526
No.181
(5pt)

鬱屈

序盤の空気の暗いこと重いこと。陰鬱な夜の弁当工場。それぞれの主婦達の生活の暗さ、出口の無さ。
そんな鬱屈した毎日が事件により変わっていき、今までの生活からOUTしていく。
序盤の空気があまりにも陰鬱すぎて、夫殺しや死体解体といった恐ろしい出来事であっても一種の爽快感を感じるし、「バレないでー!」とドキドキし殺人犯達を応援してしまう。「あんな生活続けるくらいならやって正解だったんじゃない」と思わせる。
結果的にそれぞれの主婦達はあまりハッピーエンドと言えるものではないが、
一人を除いては一応以前の生活で枷になっていたものから見事にOUTしてしまっている。
そう見ると平凡な主婦達がふとしたきっかけから破滅へ進む物語と捕らえるのは違うように思える。
OUT(アウト) Amazon書評・レビュー: OUT(アウト)より
4062085526
No.180
(5pt)

食わず嫌いは損

かなり評判になっているのに何故か食指が動かない作者が私には何人かいて、その一人が桐野夏生である。読書仲間に無理やり「OUT」を貸され暫く眠っていたものの他に読むものがなくなり、仕方無く読み出したらさあ大変。久し振りに本当の意味でのの徹夜本になってしまった。感銘を受けた作品には読了後必ず2、3ケ所読み返さずには居られないシーンがあるのだが、この作品には全く無かった。読み返す場面を特定させない程地文のレベルが高く、これだけの長編にも拘らずダレ場が殆ど無かったと言う事である。主婦の日常、非日常がある程度メインに進んで行くお話なのにダレ場が無いのは、作者の筆力、転開力のすばらしさだろう。私の場合大抵食わず嫌いは正解なのだが、桐野夏生氏は今の所2番目の不正解になった。(ちなみに1番目は高村薫氏---今から思えばバカでした)
OUT(アウト) Amazon書評・レビュー: OUT(アウト)より
4062085526
No.179
(5pt)

嗅覚+皮膚感覚に訴える力はキモかっこいい!

深夜の弁当工場の空気感、ニオイ、皮膚にまとわりつくのは転んでひっくり返したソースばかりでない・・解体される屍体からのおびただしい出血、体液、そして精液などの醸すなんともいやな感触がすべてカオスとなって行間からあふれ出てきます。皮膚や粘膜に直に触れる感覚は女性の方が鋭敏だからだろうか?

なんでこの作家はこんなにキモかっこいいんだろう!。
OUT(下)-日本推理作家協会賞受賞作全集(90) (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: OUT(下)-日本推理作家協会賞受賞作全集(90) (双葉文庫)より
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No.178
(5pt)

嗅覚+皮膚感覚に訴える力はキモかっこいい!

深夜の弁当工場の空気感、ニオイ、皮膚にまとわりつくのは転んでひっくり返したソースばかりでない・・解体される屍体からのおびただしい出血、体液、そして精液などの醸すなんともいやな感触がすべてカオスとなって行間からあふれ出てきます。皮膚や粘膜に直に触れる感覚は女性の方が鋭敏だからだろうか?
なんでこの作家はこんなにキモかっこいいんだろう!。
OUT 下 講談社文庫 き 32-4 Amazon書評・レビュー: OUT 下 講談社文庫 き 32-4より
4062734486
No.177
(5pt)

嗅覚+皮膚感覚に訴える力はキモかっこいい!

深夜の弁当工場の空気感、ニオイ、皮膚にまとわりつくのは転んでひっくり返したソースばかりでない・・解体される屍体からのおびただしい出血、体液、そして精液などの醸すなんともいやな感触がすべてカオスとなって行間からあふれ出てきます。皮膚や粘膜に直に触れる感覚は女性の方が鋭敏だからだろうか?
なんでこの作家はこんなにキモかっこいいんだろう!。
OUT 上 講談社文庫 き 32-3 Amazon書評・レビュー: OUT 上 講談社文庫 き 32-3より
4062734478
No.176
(5pt)

女たちのフラストレーションが爆発する時

失意と狂乱が入り混じった人間独特の毒気を大胆に描いた読み応えがある作品。
殺人事件を発端に想わぬ方向へ事態が一転していくスリリングさに拍車をかけます。
OUT(上)-日本推理作家協会賞受賞作全集(89) (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: OUT(上)-日本推理作家協会賞受賞作全集(89) (双葉文庫)より
457565888X