OUT

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OUTの評価:

4.11/5点 レビュー 292件。 A ランク

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平均点4.11pt

Amazonレビュー一覧

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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全355件 41〜60 3/18ページ
No.315
(5pt)

衝撃的内容!心理描写と状況描写が巧み。

発刊から10年以上たっているが、遅ればせながら桐野夏生の小説を初めて読んだ。恐ろしく衝撃を受けた。いっぺんに著者のフアンになった。さらにもっと別な著作を読みたいと思った。登場人物の心理描写がすごい。当時、連続ドラマになった(有料で制作テレビ局から配信されているらしい)というが、小説を読み進む醍醐味は時間的な制約があるドラマ映像でどこまで表現できたかわからない。
OUT 上 講談社文庫 き 32-3 Amazon書評・レビュー: OUT 上 講談社文庫 き 32-3より
4062734478
No.314
(4pt)

とことん犯罪小説

内容(「BOOK」データベース、Wikipediaより以下)

雅子、43歳、主婦。弁当工場の夜勤パート。
彼女は、なぜパート仲間が殺した夫の死体をバラバラにして捨てたのか?
自由への出口か、破滅への扉か?
四人の女たちが突っ走る荒涼たる魂の遍路。
魂を揺さぶる書下ろし犯罪小説。

1998年に日本推理作家協会賞を受賞。
テレビドラマ化、映画化、舞台化もされた。
2004年、米ミステリー界のアカデミー賞といわれるエドガー賞 長編賞の4作品に日本人作家として初めてノミネート。

深夜の弁当工場で働くパートの主婦・弥生が、夫によるDVに耐えかねて殺害したことをきっかけに、平凡な主婦たち4人が自由を求めて日常を離脱・脱社会化し、「OUT(アウト)」してゆく物語。



どこまでいってもアウトな話。明るい話が見当たらない。
でも最後まで気になって仕方ない結末へ。感動とかが無いが。
ここまで落ちた世界観を壊さず書ききった技量がすごいな。
映像化にしたらあっという間に夢中で時間が経ちそう。

『バブル経済崩壊後の現代社会で生きる人々の日常生活や、新宿のヤクザ、日系ブラジル人出稼ぎ労働者などに対する視線と洞察が注目を浴び』とある。
裏社会というか、負イメージを集めました感はある。

ミステリー…ではなく犯罪小説か。なるほど。
上・下巻。
言わずもがな、暴力など苦手な方にはおススメしませんぞや。
OUT(アウト) Amazon書評・レビュー: OUT(アウト)より
4062085526
No.313
(5pt)

183頁では、おおっこう来たか、と思わず唸りました。

下巻は最初のページから一瀉千里の面白さで、一日で読了しました。ただ、ラストはどうなのかなぁ。正直ちょっと???でしたが、いずれにせよやはり読むべきスゴい一書で、「読ま死ね」本ですね。個別では、「このメスよく切れるね」というヨシエの言葉はいい味出してますし(110頁)、家族との別れのシーンは達意の文章のお手本で(117〜123頁)、弥生がここで暴れていたら展開も変わったのにと地団駄を踏まされた(233頁、伏線として229頁)次第です。それにしても、こうして読み終えてみると書名である「OUT」には、色々な含意があり得ると感じているところです。
OUT(下)-日本推理作家協会賞受賞作全集(90) (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: OUT(下)-日本推理作家協会賞受賞作全集(90) (双葉文庫)より
4575658898
No.312
(5pt)

物語が動き始める255頁、ここまで我慢して読め

かつて単行本を買ったのですが、話のじめじめさに途中放棄。ただ、やはり読むべき一冊と最近感ずる所があり、今回は順調です。やはりスゴい一書です。

「佐竹はもう二度と女と交われない体になっていた。女を殺した時の恍惚が大きく深く、その体験が自分を閉じ込めてしまったのだと気が付いたのは、かなり年をとってからだった。自分の境界線を知ったということは、夢を封じ込めたことにほかならない。…… 佐竹は夢幻の中でしか女と交われないし、恍惚を得ることもない。」(73頁)
「健司は自分が会社のマスコット的存在だったから欲しがったのだ。自分のものになってしまえば、興味は失せる。いつも幻を追いかけていたい不幸な男。それが健司だ。」(86頁)
「女の関わったバラバラ殺人事件に共通するのは、「場当たり的」だということと、女同士の「連帯感」だった。…… 女は毎日料理をするから、男よりもずっと動物の肉や血に慣れているはずだ。包丁捌きもいいし、ゴミの処理もうまい。まして出産を経験した女なら、人の生死にもっとも近い位置に自分を置いたことがある訳だから肝も据わる。」(390頁)

それにしても、145〜6頁と180頁の死体処理に関する雅子とヨシエのやりとりはシュールさを越えてもはやギャグでした。
OUT(上)-日本推理作家協会賞受賞作全集(89) (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: OUT(上)-日本推理作家協会賞受賞作全集(89) (双葉文庫)より
457565888X
No.311
(5pt)

183頁では、おおっこう来たか、と思わず唸りました。

下巻は最初のページから一瀉千里の面白さで、一日で読了しました。ただ、ラストはどうなのかなぁ。正直ちょっと???でしたが、いずれにせよやはり読むべきスゴい一書で、「読ま死ね」本ですね。個別では、「このメスよく切れるね」というヨシエの言葉はいい味出してますし(110頁)、家族との別れのシーンは達意の文章のお手本で(117〜123頁)、弥生がここで暴れていたら展開も変わったのにと地団駄を踏まされた(233頁、伏線として229頁)次第です。それにしても、こうして読み終えてみると書名である「OUT」には、色々な含意があり得ると感じているところです。
OUT 下 講談社文庫 き 32-4 Amazon書評・レビュー: OUT 下 講談社文庫 き 32-4より
4062734486
No.310
(5pt)

物語が動き始める255頁、ここまで我慢して読め

かつて単行本を買ったのですが、話のじめじめさに途中放棄。ただ、やはり読むべき一冊と最近感ずる所があり、今回は順調です。やはりスゴい一書です。

「佐竹はもう二度と女と交われない体になっていた。女を殺した時の恍惚が大きく深く、その体験が自分を閉じ込めてしまったのだと気が付いたのは、かなり年をとってからだった。自分の境界線を知ったということは、夢を封じ込めたことにほかならない。…… 佐竹は夢幻の中でしか女と交われないし、恍惚を得ることもない。」(73頁)
「健司は自分が会社のマスコット的存在だったから欲しがったのだ。自分のものになってしまえば、興味は失せる。いつも幻を追いかけていたい不幸な男。それが健司だ。」(86頁)
「女の関わったバラバラ殺人事件に共通するのは、「場当たり的」だということと、女同士の「連帯感」だった。…… 女は毎日料理をするから、男よりもずっと動物の肉や血に慣れているはずだ。包丁捌きもいいし、ゴミの処理もうまい。まして出産を経験した女なら、人の生死にもっとも近い位置に自分を置いたことがある訳だから肝も据わる。」(390頁)

それにしても、145〜6頁と180頁の死体処理に関する雅子とヨシエのやりとりはシュールさを越えてもはやギャグでした。
OUT 上 講談社文庫 き 32-3 Amazon書評・レビュー: OUT 上 講談社文庫 き 32-3より
4062734478
No.309
(5pt)

今日のわが国の階級(階層)社会化を見透していた一冊

原著の出版は1997年。文庫版の解説にも書かれていますが、評者も本編読了後解説一読前の段階で、作者は知ってか知らずか先鋭な目線で今日の日本の階級(階層)社会化を予測していたんだと思いました。それが、作家的想像力の勝利であり、本書をして単なるミステリーやサスペンス、ハードボイルドというジャンルを超えた歴史に残る一冊にしていると思いますね。
OUT(アウト) Amazon書評・レビュー: OUT(アウト)より
4062085526
No.308
(5pt)

男社会へのアンチテーゼ

この社会は所詮男の持ち物。
女も当然男の持ち物。
男の持ち物にならずに女が生きていく方法はあるのでしょうか。
その方法を模索していく女性たちの物語って感じですかね。
男社会に怒ってイライラしてる方はぜひ読んでみてください。
OUT(上)-日本推理作家協会賞受賞作全集(89) (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: OUT(上)-日本推理作家協会賞受賞作全集(89) (双葉文庫)より
457565888X
No.307
(5pt)

男社会へのアンチテーゼ

この社会は所詮男の持ち物。
女も当然男の持ち物。
男の持ち物にならずに女が生きていく方法はあるのでしょうか。
その方法を模索していく女性たちの物語って感じですかね。
男社会に怒ってイライラしてる方はぜひ読んでみてください。
OUT 上 講談社文庫 き 32-3 Amazon書評・レビュー: OUT 上 講談社文庫 き 32-3より
4062734478
No.306
(5pt)

女性の自由な生き方とは

ともすると陳腐な三文小説、下世話、エログロ、結末が陳腐、そういう意見もわからなくはないのですが。
桐野夏生さんの小説にどうして惹かれるのか、というとまあ人それぞれと思うけど。
女性の自由な生き方について真剣に考え、書かれたものだからだと私個人的には結論づけています。
乱暴ないいかたですが、
その一点さえ外してなければたとえ結末が陳腐だろうとエログロだろうとどうだっていいのです。

なにかのインタビュー(たぶん、柔らかな頬文庫化のとき)でOUTについて桐野さんが
「歌舞伎町のマフィアと主婦が戦う話が書きたくて」
のようなことを言っていて。
私は泣いてしまいました。
社会規範に縛り付けられた女性を社会規範から外れまくりのおっさんと戦わせるって
女性の生き方を問うことに他ならないからです。
こんなに真剣に女性の生き方について考えてくれて私は嬉しかったし
桐野さんもそれをとことん考えざるを得ない人生を歩いてきたんだと思って
私は泣いてしまったのだと思いました。
この作品で「女性の自由な生き方は社会規範の外にしかない」
と一旦は結論づけられたものととらえています。
OUT(下)-日本推理作家協会賞受賞作全集(90) (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: OUT(下)-日本推理作家協会賞受賞作全集(90) (双葉文庫)より
4575658898
No.305
(5pt)

女性の自由な生き方とは

ともすると陳腐な三文小説、下世話、エログロ、結末が陳腐、そういう意見もわからなくはないのですが。
桐野夏生さんの小説にどうして惹かれるのか、というとまあ人それぞれと思うけど。
女性の自由な生き方について真剣に考え、書かれたものだからだと私個人的には結論づけています。
乱暴ないいかたですが、
その一点さえ外してなければたとえ結末が陳腐だろうとエログロだろうとどうだっていいのです。

なにかのインタビュー(たぶん、柔らかな頬文庫化のとき)でOUTについて桐野さんが
「歌舞伎町のマフィアと主婦が戦う話が書きたくて」
のようなことを言っていて。
私は泣いてしまいました。
社会規範に縛り付けられた女性を社会規範から外れまくりのおっさんと戦わせるって
女性の生き方を問うことに他ならないからです。
こんなに真剣に女性の生き方について考えてくれて私は嬉しかったし
桐野さんもそれをとことん考えざるを得ない人生を歩いてきたんだと思って
私は泣いてしまったのだと思いました。
この作品で「女性の自由な生き方は社会規範の外にしかない」
と一旦は結論づけられたものととらえています。
OUT 下 講談社文庫 き 32-4 Amazon書評・レビュー: OUT 下 講談社文庫 き 32-4より
4062734486
No.304
(4pt)

予想通りの…

展開が楽しくワクワクしながら、最後までスラーっと読めました!
OUT(下)-日本推理作家協会賞受賞作全集(90) (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: OUT(下)-日本推理作家協会賞受賞作全集(90) (双葉文庫)より
4575658898
No.303
(4pt)

予想通りの…

展開が楽しくワクワクしながら、最後までスラーっと読めました!
OUT 下 講談社文庫 き 32-4 Amazon書評・レビュー: OUT 下 講談社文庫 き 32-4より
4062734486
No.302
(5pt)

彼女たちの境界線

『OUT』の登場人物は、私たちのすぐそばにいそうな女性です。しかし彼女たちが境界線を飛び越える過程は呆気ないことに面白さがあります。
上下巻あります。
OUT(下)-日本推理作家協会賞受賞作全集(90) (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: OUT(下)-日本推理作家協会賞受賞作全集(90) (双葉文庫)より
4575658898
No.301
(5pt)

彼女たちの境界線

『OUT』の登場人物は、私たちのすぐそばにいそうな女性です。しかし彼女たちが境界線を飛び越える過程は呆気ないことに面白さがあります。
上下巻あります。
OUT 下 講談社文庫 き 32-4 Amazon書評・レビュー: OUT 下 講談社文庫 き 32-4より
4062734486
No.300
(5pt)

緊張感が下巻まで持続する

大概の小説は上下巻ある場合ダレるのだが、これは凄い。
いささか最近の桐野には食傷気味だが、凄い小説家が居たものだと、他作品もぶっ続けに読んだ。
「桐野の最高傑作だ」といわれる方がいても不思議ではない。
OUT(下)-日本推理作家協会賞受賞作全集(90) (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: OUT(下)-日本推理作家協会賞受賞作全集(90) (双葉文庫)より
4575658898
No.299
(5pt)

恐るべき小説家が現れた

と当時思った。
話が多少強引に進むきらいはあるが、この作家の筆力は有無を言わせない凄みがある。
一気読みだったな。
OUT(上)-日本推理作家協会賞受賞作全集(89) (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: OUT(上)-日本推理作家協会賞受賞作全集(89) (双葉文庫)より
457565888X
No.298
(5pt)

緊張感が下巻まで持続する

大概の小説は上下巻ある場合ダレるのだが、これは凄い。
いささか最近の桐野には食傷気味だが、凄い小説家が居たものだと、他作品もぶっ続けに読んだ。
「桐野の最高傑作だ」といわれる方がいても不思議ではない。
OUT 下 講談社文庫 き 32-4 Amazon書評・レビュー: OUT 下 講談社文庫 き 32-4より
4062734486
No.297
(5pt)

恐るべき小説家が現れた

と当時思った。
話が多少強引に進むきらいはあるが、この作家の筆力は有無を言わせない凄みがある。
一気読みだったな。
OUT 上 講談社文庫 き 32-3 Amazon書評・レビュー: OUT 上 講談社文庫 き 32-3より
4062734478
No.296
(5pt)

引き込む力

なかなか面白い
エゲツない話なのに読後感が悪くない。
複雑に絡み合う中で
話の中で全員が信用してるのは、みな
苦手としながらも雅子のみ。
そしてそれは本の外をでて、
読者にも波及する。
酷いことをしてるのに、何故か
雅子に捕まって欲しくなく、ハラハラしいつのまにか
同じような信頼を読者までも雅子に寄せていく。
キャラクター作りが的確。
登場人物は全員
自分は、まだこっち側にいると思っている。
人を殺しながら、死体解体する雅子たちよりは何故かマシだと感じてる弥生、
死体解体をしときながら、殺人を犯した弥生より
マシだと思ってる雅子たち。
最後には、全員が何かしらの形で誰かを殺すか殺されるかしている。
こっち側にいると思いながら
実はみんなあっち側(outサイド)にいるのだ。そして、みながある意味求めていた結果(自由、変身)に到達してゆく。
最後の佐竹とのやりとりは白けた微妙な感じはあったものの
グイグイと読ませて頂きました。

文庫版の松浦理英子の書く解説ような
単なる階級を超える云々というような
陳腐で考察の足りない解説ならつけないほうがましだと思う。
OUT 上 講談社文庫 き 32-3 Amazon書評・レビュー: OUT 上 講談社文庫 き 32-3より
4062734478