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されど時は過ぎ行く
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されど時は過ぎ行くの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全11件 1~11 1/1ページ
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きれいな本でした | ||||
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空のS市を舞台にしたハードボイルド。 N市の酒場を舞台にした「ブラッディドール」シリーズは10冊出ているが、それと登場人物はほとんど重なっている。 なぜ北方謙三の、このシリーズを読むのか自分でもよくわからない。 ただ、これまでずっと出ると読んできたので、読んでいる。 ストーリーも、だいたい似ているし、ただ読んでいる時間だけが、ある意味で好ましいリズムに満ちているような気がする。 かつて、朝日新聞の書評で、「北方謙三を読むのは一杯のおいしい水を飲むようなものだ」と書いていた人がいるが、それが何となくピッタリの表現のようにも思える。 今回の本では、一人称で語る主人公が、80代の老人になっている。 80代の老人を主人公にしても、ハードボイルドは書ける、というのが、北方謙三のメッセージなのかもしれない。 | ||||
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空のS市を舞台にしたハードボイルド。 N市の酒場を舞台にした「ブラッディドール」シリーズは10冊出ているが、それと登場人物はほとんど重なっている。 なぜ北方謙三の、このシリーズを読むのか自分でもよくわからない。 ただ、これまでずっと出ると読んできたので、読んでいる。 ストーリーも、だいたい似ているし、ただ読んでいる時間だけが、ある意味で好ましいリズムに満ちているような気がする。 かつて、朝日新聞の書評で、「北方謙三を読むのは一杯のおいしい水を飲むようなものだ」と書いていた人がいるが、それが何となくピッタリの表現のようにも思える。 今回の本では、一人称で語る主人公が、80代の老人になっている。 80代の老人を主人公にしても、ハードボイルドは書ける、というのが、北方謙三のメッセージなのかもしれない。 | ||||
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男の生き方がカッコいい | ||||
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一応、 第二部「約束の街」シリーズの 主人公である若月が、いろいろあって 第一部「ブラディ.ドール」シリーズの 主人公である川中良一と戦わないと いけなくなってしまう。 これが、最終巻の概要。 ...わかっちゃいたけど、 若月と川中では実力が違いすぎました。 若月は30代半ばで、 「ブラディ.ドール」時代の川中と 同じ年頃。 一方、川中のほうはもう50代。 だけど、蓄積された経験値とスキルと 天賦の才が違いすぎます。 川中良一は、強すぎます(笑) 前巻までに全ての謎は判明しているので、 完結編である今巻はほとんど お遊びのようなもの。 実際に、核となる事件を起こした諸悪の 根源という奴など、 あまりに愚かであまりにバカすぎるので、 川中も若月も殆どゲーム感覚で 戦っています(若月はわりと必死ですけど)。 でも、まぁ面白いからいいです! 第一部の懐かしい面々が、 重要なキャラとしてたくさん 出てくるので、 最終巻に相応しい内容だと思います。 いつか、いつかまた続きを 書いてほしいです。 | ||||
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ネットでしかみつけられず。購入できて良かった。 | ||||
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北方作品にはまったのはブラディードルから。 その後、挑戦、老犬シリーズやら歴史物やら 制覇し、約束の街も・・ | ||||
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ブラディードールシリーズと約束の街シリーズの登場人物達の「拘り」「生き様」 がぶつかり、せつない心情が交わりぶつかり物語が紡がれて行きます。 と書きましたが、なかなか北方謙三の物語を私ごときな人間が表現する事が出来ません・・・ 前述した2シリーズは、何年も前から愛読させて頂いています。この「されど時は過ぎ行く」だけ は、なかなかキンドル化されずに、切望をしていました。 この北方作品が購読デビューと言う方はまれかと思いますが、もし可能ならばそれぞれの2シリーズ を体験したうえで、この作品にたどり着く事をお勧めします。 もちろんエンターテイメントとしてはこの作品から始めてもそれなりに楽しめるとは思いますが、 深いバックグラウンドが分かっていると、各登場人物同志の交わされる会話が深く切なく心に響きますし、 昔の作品の場景が蘇り各人物の心情をより深くわかる事ができます。 それらの、2シリーズの特徴としては主人公の1人称視点で物語が展開していきます。 今回の主人公は、S市のドン「久納義正」の視点で展開していきます。 恐らく2シリーズの中では最年長が主人公です。 当然主人公が実際に直の行動として活躍する部分が制約されます。だからこそ、積み重ねた人生の悲しみや あきらめ、そしてそれらから導きだされたルールが存在します。 そんな男の心情の「うつろい」がシガーやジャズと酒と共にひしひしと伝わってきます。 ある意味、純文学を読んでいる感覚に近いとさえ感じる作品となっています。 そんな事もあり、2シリーズの中でも単純な展開であり異色とも感じましたが、私の中では心に残る作品と 受け止めさせて頂きました。 作者がどこかのインタビューで語っていました。「登場人物が勝手に動き始める」と、その意味では真骨頂の 作品とも言えるのではないでしょうか。 | ||||
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ブラッディーシリーズから何度読み返しても飽きが来ない!沢村が出る回は加納のセリフなんだっけ?スーパーやってた立野はどうなったんdろう?殺し屋のバラ園はその後は?まだまだシリーズ完結せず続けてもらいたい!!中国史がほとんどの北方ボイルドは個人的に好きになれず、何度も読み返す昨今を打破してほしい!!スピンオフでも構わない!!オカリナ悦子でも水村と藤木の過去でもいいのになぁ | ||||
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戦友、古いレコード、ハイボール、葉巻の煙、燻製の香り、 くすんだトランペット、聞えるはずのない音。 誰もが心に持つ荒野に聞えるはずのないピアノの音が聴こえた時 「絶望の果てに、あんたはなにを見たのだろう、と思いながら、俺は聴いていた。 なにかあるのだな、そこに。間違いなく、そこになにかがある」 『三国志』『楊家将』『血涙』『水滸伝』『楊令伝』どれもすばらしい。 しかし、原点である現代物において、生身の北方謙三の内面を垣間見たような気がした。 日常的な刺激に慣れた、5感をすべて刺激する極上な作品です。 | ||||
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ブラッディドールと約束の街が溶け合う。 川中良一の強烈な個性はこの物語を ブラッディドール番外編にしてしまった。 安見と沢村は重要な役割を担うが 坂井もキドニーも出てこない。 川中対久能 命をおもちゃとして扱う男達。 最後に・・・水村はやはり藤木の弟だった。 | ||||
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