天使の囀り

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天使の囀りの評価:

4.12/5点 レビュー 342件。 A ランク

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平均点4.12pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全676件 541〜560 28/34ページ
No.136
(5pt)

「おそましい」の一言に尽きる

まず、グロテスクな内容に耐性の無い方にはお勧めできない。とにかくおぞましい。
話に引き込まれるにつれおぞましさが加速する。
精神科医である北島早苗の恋人がアマゾン調査隊に参加するところから物語が始まり、調査隊メンバーはアマゾンでのある出来事を期に次々と残酷で不可解な自殺を遂げていく。
それに付随して次々と繋がっていく断片、明るみになってくる真相、極限状態に置かれ狂った人間の深層心理。
貴志祐介の作品は「青の炎に」に次いで今回で二冊目だが、最初の数頁以降は頁をめくる手が止まらなかった。
非常におぞましくも面白い作品でした。
 
天使の囀り (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: 天使の囀り (角川ホラー文庫)より
4041979056
No.135
(5pt)

お願いだから映画化は止めて

今まで貴志さんの小説は人間の根底にある恐怖や不安に着目した所謂人間心理を巧みに付いた作品だと勝手に思っていましたがこの作品は少々違います。まあ人間心理というのはいつも通りですが今回は寄生虫です。実は私、地震雷火事親父は怖くないですが虫だけは怖い(気持ち悪い)んです。特に蜘蛛と微生物系が…理科の実験で虫を顕微鏡で見たり第二分野にあった柔毛を見た時の鳥肌と気持ち悪さは一生忘れません。話がそれましたが今回も期待通り怖かったですがお願いですから映画化だけは止めて下さい。青の炎・黒い家・イソラと映画化されてるので不安で不安で
天使の囀り (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: 天使の囀り (角川ホラー文庫)より
4041979056
No.134
(3pt)

不気味なことは不気味

確かにきちんと調べられている(のかな?)作品なんですが、貴志祐介の作品で期待していただけに肩透かしをくらったかも。あまり怖くなかったです。不気味なことは不気味なんですが。
天使の囀り Amazon書評・レビュー: 天使の囀りより
404873122X
No.133
(4pt)

病状と描写がリアル、感染はウィルスというより思想・・・

多くの予備知識はないまま、「黒い家」にインパクトを受け、
夢中で読んだ。
ヒロインは「強い」。そしてこの気持ち悪い出演者たちは「弱い」。
恐ろしいほど知的に生きてきた人々が、何をどう
間違ったか、あるxxxに侵入され気持ち悪くなってしまう・・・。
この作品がどこまですごいか、僕には書けない。
ただ鮮明に、悲しい末路への誘いがつきまとう。
 最後の最後・・・逃げて欲しかった。
誰にも、どんな人にも追うことのできないであろう場所へ、姿を消して欲しかった。
天使の囀り Amazon書評・レビュー: 天使の囀りより
404873122X
No.132
(5pt)

異質

黒い家と甲乙つけがたい作品です。設定から人物まで恐ろしく緻密に突き詰められ、計算しつくされているため疑念を挟む余地が皆無です。一冊の本に隙間なくリアリティを詰め込んでおり、伏線の回収もまた見事です。 あまりに異質な内容なため先が読めないことこの上ない、それでいて期待を裏切らない展開の見事さに、驚きます。ホラーファンの私にとって、ワクワクドキドキを伴う一般的な恐怖とは明らかに次元の違う、精神を揺さぶるような不安と戦慄を感じました。 黒い家と天使の囀りを読んでから他の作品があまりに陳腐に感じるようになってしまったのは私だけではないはずです。
天使の囀り Amazon書評・レビュー: 天使の囀りより
404873122X
No.131
(3pt)

不気味なことは不気味

確かにきちんと調べられている(のかな?)作品なんですが、貴志祐介の作品で期待していただけに肩透かしをくらったかも。あまり怖くなかったです。不気味なことは不気味なんですが。
天使の囀り (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: 天使の囀り (角川ホラー文庫)より
4041979056
No.130
(4pt)

病状と描写がリアル、感染はウィルスというより思想・・・

多くの予備知識はないまま、「黒い家」にインパクトを受け、
夢中で読んだ。
ヒロインは「強い」。そしてこの気持ち悪い出演者たちは「弱い」。
恐ろしいほど知的に生きてきた人々が、何をどう
間違ったか、あるxxxに侵入され気持ち悪くなってしまう・・・。
この作品がどこまですごいか、僕には書けない。
ただ鮮明に、悲しい末路への誘いがつきまとう。
 最後の最後・・・逃げて欲しかった。
誰にも、どんな人にも追うことのできないであろう場所へ、姿を消して欲しかった。
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4041979056
No.129
(5pt)

異質

黒い家と甲乙つけがたい作品です。設定から人物まで恐ろしく緻密に突き詰められ、計算しつくされているため疑念を挟む余地が皆無です。一冊の本に隙間なくリアリティを詰め込んでおり、伏線の回収もまた見事です。 あまりに異質な内容なため先が読めないことこの上ない、それでいて期待を裏切らない展開の見事さに、驚きます。ホラーファンの私にとって、ワクワクドキドキを伴う一般的な恐怖とは明らかに次元の違う、精神を揺さぶるような不安と戦慄を感じました。 黒い家と天使の囀りを読んでから他の作品があまりに陳腐に感じるようになってしまったのは私だけではないはずです。
天使の囀り (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: 天使の囀り (角川ホラー文庫)より
4041979056
No.128
(5pt)

胸に迫る、タイトルの意味

つまるところ、小説とは「嘘」なわけだが、貴志氏はこの「嘘」が絶妙に上手い。
フィクション作品はどんなに面白く読んでいても、ほんの一箇所でも「嘘」が心に引っ掛かってしまうと途端にシラけてしまうものだが、素人にも理解しやすい、絶妙な設定が説得力を増し、物語に集中させてくれる。
虫が虫であるが故の不気味さ、嫌悪感を巧みに押し出しつつも、このあまりにも切ないラスト。そして気付かされる、タイトルの本当の意味。
この不思議な読後感の良さは、まさに模範的エンタテイメントだと思う次第。
天使の囀り (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: 天使の囀り (角川ホラー文庫)より
4041979056
No.127
(4pt)

退屈な序盤を凌げば、凄絶な恐怖へいざなわれる

探検隊がいた。探検隊は調査をしていた。日本から離れて、調査をしていた。フウウウウウム。
探検隊は、アマゾンへ調査をしに行ったのだ。
探検隊は、アマゾンの奥地で、あるものに出会った。■■■■だ。
頭部に傷を負っているそいつは、やけに落ち着いている。チェッチェッ。
探検隊は悪いしるしと考えなかった。
日本に帰った後、調査隊の隊員が、次々に自殺を遂げた。
隊員が常識では考えられない方法で自殺を遂げた。
隊員が自殺を遂げたのだ。チェッチェッ。
さすがは貴志氏というべきだろうか、思わず涙腺を緩まされた荻野のラストシーンの心理描写もさることながら、グロテスクな表現も巧みで、蜘蛛やセミナーハウスのシーンは私から食欲を奪うには十分すぎた。
本書は、専門用語が洪水のようにどっと溢れてきて、貴志氏の下調べの周到さには舌を巻いたが、専門的すぎてややついていけない感じはあった。
この小説、軽い気持ちで人に薦めるのは危険かもしれない。
だが、しかしサディスティックな私は、ホラーが苦手だと公言している女性に、本書や黒い家を薦めたい。
天使の囀り (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: 天使の囀り (角川ホラー文庫)より
4041979056
No.126
(5pt)

発見・想像

購入してから数ヶ月間、積読状態でした。
ちょっと軽い気持ちで読むには分厚い本でしたから・・。
実際、読み始めると一気に寝る時間を忘れ読んでしまいました。
「黒い家」でも感じたのですが、登場人物に語らせる薀蓄の深さはすばらしいし、
地の文での表現力も高く、新たな発見や想像を与えてくれます。
今作でも友人の口から語られる文化論や神仏論、学者からは医学や生物学といった
多くの情報が散りばめられ、作品によりいっそうの深みを与えています。
また、今作では様々な<個性>が様々な最期につながります。
描かれている<個性>と読者がもっているパーソナリティに幾らかの一致でもあれば、
想像は肥大し、より一層の嫌悪や恐怖といった衝撃を受けることでしょう。
文句なしの星5です。
天使の囀り (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: 天使の囀り (角川ホラー文庫)より
4041979056
No.125
(5pt)

主人公の職業に必然性があった

 貴志ファンなら気にならないんでしょうけど、常に緊張感を持って読み進むには、やや長編過ぎるような気もします。主人公の恋人が参加したアマゾン探検隊のエピソードと、オタクなフリーター青年のエピソードが交互に語られ、クライマックスでようやく生者と死者として出会います。
 分子生物学の知識を駆使して物語を構想するとしたら、ふつうはウィルスなんでしょうけど、この作品ではあえて寄生虫(線虫)に目を向けています。ただ「第4段階」の宿主の状態の描写などはあまりにグロテスクと思われ、映画化はしにくいでしょう。
 主人公の職業がホスピス勤務の精神科医であるという設定ですが、最後の最後に「そうでなければならなかったんだ」と納得させてくれます。慫慂として死に赴くというのは、誰でもできることではありません。良薬として患者に投与できたことで、ホッとさせてくれるラストシーンでした。
 そう言えば一時期、寄生虫をアレルギー性疾患のコントロールに用いるという話がありました。一見有害なだけの物質や生物でも、有効利用できる可能性はあるということでしょう。
 繰り返しになりますが、ホラーサスペンスとしての至適なボリュームは文庫本300ページくらいであり、400ページを超えるとやや冗長な感じがします。
天使の囀り (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: 天使の囀り (角川ホラー文庫)より
4041979056
No.124
(5pt)

ああ嫌だ…まだページ残ってる

この人の小説はかなり読みごたえのある長編作品が多い(全部?)のですが、それだけに普通の作品なら山場を越えたてホッと一息つくべきところで全く安心できない怖さがあります。ああまだページがかなり残ってるよ、絶対これでめでたしめでたしとかないよ、この後なんかある、いやだ〜もう読みたくな〜い、でも読まずにいられない…といった感じです。今回の作品では他の何名かの方もおっしゃるとおりセミナーハウスの場面が1番の山場でした。しかしそこをゲッソリと読み終えてもまだページが余ってるんですね、これが。しかもセミナーハウスである登場人物がうっかりやらかしちゃってるから読者はびくびくしっぱなし、その後もう一度それなりの山場があって、それが過ぎてもまだページがちょこっと残っているからつらすぎる。まあラストはそこまで悶絶せずに読めましたが。内容自体はとても面白い作品なのですが描写が上手いが為に読者は精神的苦痛を味わうことになるので覚悟して読んでください。
天使の囀り (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: 天使の囀り (角川ホラー文庫)より
4041979056
No.123
(5pt)

正に珠玉の名作!

圧倒的な情報量を以て迫るリアリティ、だれもが抱える恐怖との屈折した抵抗を拠点に展開される圧巻なストーリー。 人間の弱さや哀しさを考えずにはいられないバイオホラーの傑作です。 これを読まなきゃあ角川ホラー文庫は語れないでしょう。 ただし、しばらくは白い飲料や肉料理が喉を通らなくなること請負です。 映画化を敬遠したくなる皆の気持ちも分からなくもないが…個人的にはこれの映画も見てみたい気はしますね。 まぁ、この原作は越えられないと思いますが。
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4041979056
No.122
(5pt)

うまい、こわい、おもしろい

大好きな作家です。ちょっとしたエッセーでは、心が温かくなり、本格ホラーでは
鳥肌がたつ。この作品も息もつかせぬ展開と読後のザラッとした感触が最高。
この手のジャンルでは「ガダラの豚」につぐ傑作だと思います。
天使の囀り (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: 天使の囀り (角川ホラー文庫)より
4041979056
No.121
(5pt)

基礎的な医学を学んだものです

今の医学の花形研究はガンとかウィルスとかだから過去の遺物的な寄生虫に
スポットを当てたのに感服。
メインの物語も面白いです。
駅で読んでいて電車に乗るのを忘れたぐらい^^;
何回か読んいくうちに私としてはラストシーンに心が惹かれてしまいました。
現在の日本では安楽死というものは法的に無理。
でも自分が不治の病で死まで苦しみが続くしかないとしたら...。
弱い私は安易に天使の囀りに耳をかしてしまうでしょう。
日本の終末医療はいまだに未熟だと思います。
ホスピス自体も足りなく病院で管につながれながら死んでいく多くの人を
知っています。
この小説の線虫が最高の安楽死の道具にもなるというのに哀しみを
感じました。
まあ、こんなに固く考えなくてもホラーとして上質の作品です。
蛇足ながら私が学生の頃、寄生虫学の講義を受講して覚えてたこと。
1.牛肉は生でもいいが豚肉は×なのは豚肉に存在する寄生虫は人体に
  害を与えるが牛肉の寄生虫はそれほどでもない。
2.寄生虫学者は研究のためには立ち入り禁止の沼にも採取にいくし
  自分の体に寄生させるのも躊躇しない。
あまりにもお粗末ですな〜。
天使の囀り (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: 天使の囀り (角川ホラー文庫)より
4041979056
No.120
(3pt)

悪意の不在

 生理的な嫌悪感を巧みに煽ってくる。サルを食べるというところから始まって、脳に…とか、体中に…とか、体中が…とか、もう、心から気持ちが悪い。最後の方は映像的に想像すると吐きそうになる。何より、どこにも悪意が存在しないのが怖い。そのことに、最後のホスピスの場面で気づかされて、あ、天使だ、と思ってしまった瞬間、恐怖がどっとこみあげてくると同時に、何だか救われたような気分にもなった。
 個人的には神話という人間の精神史のような側面と、科学的な側面とが絡み合って収束していく過程がものすごく好きだ。
 
天使の囀り (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: 天使の囀り (角川ホラー文庫)より
4041979056
No.119
(2pt)

思ったこと

とても10年以上前に描かれた作品とは思えませんでした。
劇的な展開、最後のオチに加え、分厚いにもかかわらず一気に読むことができるよう読み手を飽きさせない文章構成や表現力は見事でした。
ただ自分にはこのジャンルがあっていないのかなぁと・・・別に自分はグロいもの苦手というわけではありません。
むしろグロいものに対して興味がある人や、苦手でも怖いもの見たさがある人じゃないと、盛り上がるところで盛り上がれないんじゃないでしょうか。
その盛り上がりを差し引いたら☆二つという感じです。こういう人も居ると言う事で・・・
天使の囀り (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: 天使の囀り (角川ホラー文庫)より
4041979056
No.118
(2pt)

著者のファン向け

ストーリーの展開は意外なほど簡単な推理で解けてしまい、最後にどんでん返しがあるかと思いきや、あっさりとそのままジ・エンド。研究者が自ら感染してしまうというのもありがちだし、ホスピスの精神科医が安楽死に簡単に手を貸すというのもどうか。
グロテスクな描写も著者が意図的におこなっていて、その種の描写が好きではない人は途中で降りるだろう。
天使の囀り (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: 天使の囀り (角川ホラー文庫)より
4041979056
No.117
(5pt)

想像してはいけない世界の一つ

いろんなエピソードで神経をザラッと逆なでする。
よくそんなこと考えつくな・・・と思わず一歩引いて感心したりしてみる。
いつでも物語の世界から還ってこれる範囲に自分を置いておく必要がある。
蜘蛛のシーンも気色悪いし脳幹に巣食った線虫の「ステッチ」も寒気が走ったけど、カミナワ族の民話が一番怖ろしかった。所々に出現する伏せ字と、「・・・チェッチェッ。・・・」のところ。いつまで経ってもあの妙なリズムの文が頭から離れない。
天使の囀り (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: 天使の囀り (角川ホラー文庫)より
4041979056