天使の囀り

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評判

天使の囀りの評価:

4.12/5点 レビュー 347件。 A ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.12pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全681件 521〜540 27/35ページ
No.161
(3pt)

少なくともホラーではない

ハリウッド的なスプラッターは別にして、日本的な「精神的に来る」という類のホラーを期待すると肩すかしに遭う。
素材としては使い古されたものなので、真新しさというのはない。
とにかく序盤のメール内容から、神話、心理学、線虫の説明など専門用語のオンパレードで、どこまでが本当でどこからが虚構なのか全く分からない。
この辺の徹底した描写が物語に現実感を与えていることは間違いないし、エロゲーなんかも本当によく調べてあると感心する。
ただ、それらの中にどれだけ物語の本質に関わるものがあるのかと考えると、微妙なところだ。
専門家同士の会話シーンはとてつもなく濃密なのに、行動を起こす場面になると途端にあっさりした描写になってしまうのはこの辺が理由だろうか。
つまりは主人公が主観的に感じている恐怖に、外から見ている読者が全く追いつけないというジレンマが生じてしまっているのだ。
これといった謎解きも、どんでん返しな展開も、巧妙な伏線の回収もない。
終末期治療の問題にしても、結局のところ麻薬等を使った場合と何ら変わらない結末でしかないのではないだろうか。
天使の囀り Amazon書評・レビュー: 天使の囀りより
404873122X
No.160
(3pt)

少なくともホラーではない

ハリウッド的なスプラッターは別にして、日本的な「精神的に来る」という類のホラーを期待すると肩すかしに遭う。
素材としては使い古されたものなので、真新しさというのはない。
とにかく序盤のメール内容から、神話、心理学、線虫の説明など専門用語のオンパレードで、どこまでが本当でどこからが虚構なのか全く分からない。
この辺の徹底した描写が物語に現実感を与えていることは間違いないし、エロゲーなんかも本当によく調べてあると感心する。
ただ、それらの中にどれだけ物語の本質に関わるものがあるのかと考えると、微妙なところだ。
専門家同士の会話シーンはとてつもなく濃密なのに、行動を起こす場面になると途端にあっさりした描写になってしまうのはこの辺が理由だろうか。
つまりは主人公が主観的に感じている恐怖に、外から見ている読者が全く追いつけないというジレンマが生じてしまっているのだ。
これといった謎解きも、どんでん返しな展開も、巧妙な伏線の回収もない。
終末期治療の問題にしても、結局のところ麻薬等を使った場合と何ら変わらない結末でしかないのではないだろうか。
天使の囀り (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: 天使の囀り (角川ホラー文庫)より
4041979056
No.159
(5pt)

気持ち悪いけど、文句なしのフルスコアで

いやいや、貴志さんはすごいですね。これも再読ですが、ちっとも古くならない。

怖いといえば怖いけど、性質上怖さの中身は書けない。
なので薦めるのにも難しくて「とにかく読んで」しかないんですけど、
ストーリーテリングのうまさは、ほんと超一流ですよね、貴志さん。

メールがまとめて示される冒頭から、ちょっとずつちょっとずつ謎が小出しにされて、
本編に入ると謎が徐々に大きくなり、それが恐怖に変わっていくけど、謎解きも平行して
行われていくし、むしろこの謎解きの過程が充実しているので、「角川ホラー文庫」には
入っているものの、メインの性質はやっぱりミステリじゃないかと思うくらいです。

どうしても受け付けない人はいるでしょうが(とにかく怖いものがいやだとか、きもいのも
絶対だめとか)、ホラーはちょっと苦手と言うくらいの方であれば、怖いもの見たさを
兼ねて手を出してみてください。


楽しめ……(いや、語弊がありますね)…
いや、あえて。いろんな楽しさがありますから。
楽しめます!!!
天使の囀り Amazon書評・レビュー: 天使の囀りより
404873122X
No.158
(5pt)

気持ち悪いけど、文句なしのフルスコアで

いやいや、貴志さんはすごいですね。これも再読ですが、ちっとも古くならない。

怖いといえば怖いけど、性質上怖さの中身は書けない。
なので薦めるのにも難しくて「とにかく読んで」しかないんですけど、
ストーリーテリングのうまさは、ほんと超一流ですよね、貴志さん。

メールがまとめて示される冒頭から、ちょっとずつちょっとずつ謎が小出しにされて、
本編に入ると謎が徐々に大きくなり、それが恐怖に変わっていくけど、謎解きも平行して
行われていくし、むしろこの謎解きの過程が充実しているので、「角川ホラー文庫」には
入っているものの、メインの性質はやっぱりミステリじゃないかと思うくらいです。

どうしても受け付けない人はいるでしょうが(とにかく怖いものがいやだとか、きもいのも
絶対だめとか)、ホラーはちょっと苦手と言うくらいの方であれば、怖いもの見たさを
兼ねて手を出してみてください。


楽しめ……(いや、語弊がありますね)…
いや、あえて。いろんな楽しさがありますから。
楽しめます!!!
天使の囀り (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: 天使の囀り (角川ホラー文庫)より
4041979056
No.157
(3pt)

ホラー????

ホラー要素がよくわからなかったです。感じとれませんでした。危機迫る内容もなく、淡々とした内容です。
天使の囀り Amazon書評・レビュー: 天使の囀りより
404873122X
No.156
(3pt)

ホラー????

ホラー要素がよくわからなかったです。感じとれませんでした。危機迫る内容もなく、淡々とした内容です。
天使の囀り (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: 天使の囀り (角川ホラー文庫)より
4041979056
No.155
(5pt)

「きかかい」って漢字が無いんだね

なので奇奇怪怪という漢字を使わせてもらう。
この物語は奇奇怪怪な死が連続して起こる作品だ。

常識で考えて、ありえない物語なのだが、ありえさせてくれる貴志の才能に脱帽した。
この作品のテーマはいささか安直な感が否めない。
だが、それを貴志の文章力、構成力によって「補う」という言葉を使うのもおこがましいくらいに
作品の世界に引き込まれた。
それには、ある一人のサブキャラクターの青年がよく効いていた。彼の弱さと無力感がこの作品の世界観を形作っている。

鬼才、貴志祐介を語る上で無くてはならない作品だ。


天使の囀り Amazon書評・レビュー: 天使の囀りより
404873122X
No.154
(5pt)

「きかかい」って漢字が無いんだね

なので奇奇怪怪という漢字を使わせてもらう。
この物語は奇奇怪怪な死が連続して起こる作品だ。

常識で考えて、ありえない物語なのだが、ありえさせてくれる貴志の才能に脱帽した。
この作品のテーマはいささか安直な感が否めない。
だが、それを貴志の文章力、構成力によって「補う」という言葉を使うのもおこがましいくらいに
作品の世界に引き込まれた。
それには、ある一人のサブキャラクターの青年がよく効いていた。彼の弱さと無力感がこの作品の世界観を形作っている。

鬼才、貴志祐介を語る上で無くてはならない作品だ。


天使の囀り (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: 天使の囀り (角川ホラー文庫)より
4041979056
No.153
(2pt)

緊迫感がない

確かにいろんなことをよく調べられて、膨大な知識があふれている感じですが、それより、ストーリのほうをもっと早く展開してくれよって感じ。先生の「黒い家」大好きだったので、思いっきりがっかりしました。
天使の囀り Amazon書評・レビュー: 天使の囀りより
404873122X
No.152
(2pt)

緊迫感がない

確かにいろんなことをよく調べられて、膨大な知識があふれている感じですが、それより、ストーリのほうをもっと早く展開してくれよって感じ。先生の「黒い家」大好きだったので、思いっきりがっかりしました。
天使の囀り (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: 天使の囀り (角川ホラー文庫)より
4041979056
No.151
(4pt)

貴志祐介さんへ

明日は、直木賞発表の日です。「悪の経典」はどうなるのでしょう。まだ読んでいませんが、相当ハードな作品のようですね。明日読んでみます。昨夜から「天使の囀り」を読み始めて、先程読了しました。貴志さんの作品を読んだのは、初めてです。ホラー、ミステリー物は苦手なので、迷いましたが、挑戦してみました。ここの皆さんのレビューにあります、グロさ は、それほど感じませんでした。カミナワ族の部分、セミナーハウスの部分も、私の感情移入が完全でなかったのでしょう、アレ?って感じでした。朝の肉も牛乳もOKでしたし。 やはり、小説って表面的なものの表現より、内面にはいってくる部分の方が、より感情に訴えてくるみたいです、僕にとっては、ですが。だから、コワイナ!と感じた部分は、蜘蛛の章でした。「明日、●●が爆発する。明日、●●が、止まったまま爆発する・・・なぜ、 かつて、 ●●と呼ばれたのか。なぜだ。それは、・・・」この文章の書き方がとても素晴らしい!対になっているカミナワ族のより、ずっと恐怖しました。 天使の囀り という表現自体も恐怖です。囀りが聞こえ始める感じとか、とっても恐怖!!  なので、こんなとこを、もっと読みたかったです。あと、エロ部分ももっとしっかり深く長く読んでみたかったです。SM的なシーンのところなんかで。 もしかしたら、貴志さんはしっかり書かれたのに、編集で営業上カットされてしまったとか?スプラッタ的なるもの、ホラー的なるものは、もういいのではないでしょうか?貴志さんの才能は、このジャンルで終わってはもったいないと思います。貴志さんのド変態性を(ごめんなさい、マジで褒めてるつもりです)更に開花させた本が読みたいです。編集者たちは、売れれば同じ路線でいいのでしょうが、新たなる貴志ワールド作品を是非読んでみたいんです。よろしくお願いします。僕は、現代の恋愛、エロ、中年、をテーマに書いてほしいです。明日、直木賞作家になられていますように!
天使の囀り Amazon書評・レビュー: 天使の囀りより
404873122X
No.150
(4pt)

貴志祐介さんへ

明日は、直木賞発表の日です。「悪の経典」はどうなるのでしょう。まだ読んでいませんが、相当ハードな作品のようですね。明日読んでみます。昨夜から「天使の囀り」を読み始めて、先程読了しました。貴志さんの作品を読んだのは、初めてです。ホラー、ミステリー物は苦手なので、迷いましたが、挑戦してみました。ここの皆さんのレビューにあります、グロさ は、それほど感じませんでした。カミナワ族の部分、セミナーハウスの部分も、私の感情移入が完全でなかったのでしょう、アレ?って感じでした。朝の肉も牛乳もOKでしたし。 やはり、小説って表面的なものの表現より、内面にはいってくる部分の方が、より感情に訴えてくるみたいです、僕にとっては、ですが。だから、コワイナ!と感じた部分は、蜘蛛の章でした。「明日、●●が爆発する。明日、●●が、止まったまま爆発する・・・なぜ、 かつて、 ●●と呼ばれたのか。なぜだ。それは、・・・」この文章の書き方がとても素晴らしい!対になっているカミナワ族のより、ずっと恐怖しました。 天使の囀り という表現自体も恐怖です。囀りが聞こえ始める感じとか、とっても恐怖!!  なので、こんなとこを、もっと読みたかったです。あと、エロ部分ももっとしっかり深く長く読んでみたかったです。SM的なシーンのところなんかで。 もしかしたら、貴志さんはしっかり書かれたのに、編集で営業上カットされてしまったとか?スプラッタ的なるもの、ホラー的なるものは、もういいのではないでしょうか?貴志さんの才能は、このジャンルで終わってはもったいないと思います。貴志さんのド変態性を(ごめんなさい、マジで褒めてるつもりです)更に開花させた本が読みたいです。編集者たちは、売れれば同じ路線でいいのでしょうが、新たなる貴志ワールド作品を是非読んでみたいんです。よろしくお願いします。僕は、現代の恋愛、エロ、中年、をテーマに書いてほしいです。明日、直木賞作家になられていますように!
天使の囀り (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: 天使の囀り (角川ホラー文庫)より
4041979056
No.149
(4pt)

ひたすらグロい。けどすごい。

実にグロい。意図的としか思えない。後半なんか想像するのも気持ち悪い。だから非常に人を選ぶかもしれない。映像化だけは避けて欲しい。コミカライズですら拒否したい。テーマは実に斬新。トリックというか物語の根本設定は非常に説得力がある。名作コミック「寄生獣」に通ずるテーマとも言える。この作品の真の主人公をうまく活かせば人類に取って幸せになることもあるだろう。危険ではあるが魅力的なテーマでもある。しかしこの人の作品はハズレが無いということを痛感した。
天使の囀り Amazon書評・レビュー: 天使の囀りより
404873122X
No.148
(4pt)

ひたすらグロい。けどすごい。

実にグロい。意図的としか思えない。後半なんか想像するのも気持ち悪い。だから非常に人を選ぶかもしれない。映像化だけは避けて欲しい。コミカライズですら拒否したい。テーマは実に斬新。トリックというか物語の根本設定は非常に説得力がある。名作コミック「寄生獣」に通ずるテーマとも言える。この作品の真の主人公をうまく活かせば人類に取って幸せになることもあるだろう。危険ではあるが魅力的なテーマでもある。しかしこの人の作品はハズレが無いということを痛感した。
天使の囀り (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: 天使の囀り (角川ホラー文庫)より
4041979056
No.147
(5pt)

人間の弱さを浮き彫りにすべく描いていたらホラーになってしまった。そんな印象を受けた。

新聞社主催のアマゾン調査隊。その調査隊のメンバーが、次々と不可解な自殺を遂げる。死恐怖症、動物恐怖症、蜘蛛恐怖症、潔癖症・・・。彼らは、各々が今までコンプレックスを抱いていたモノに魅せられたかのように、惹きつけられたかのように死んでいた。ホラーと謳っているが、それはおまけというか、副産的なものだ。人間の”コンプレックス”や”弱さ”こそが、この話の本筋でしょう。人間の弱さを浮き彫りにすべく描いていたらホラーになってしまった。そんな印象を受けた。実際、謎解きもかなりしっかり作ってある。むしろ、ミステリー小説と言ってもいい。こんなとんでも設定なのに、無理なくすべてが繋がり、テーマまで直結している。「新世界より」もそうだったが、すごく凝った設定だ。すごいなーホラーということで敬遠していたが、読んで良かった。
天使の囀り Amazon書評・レビュー: 天使の囀りより
404873122X
No.146
(5pt)

人間の弱さを浮き彫りにすべく描いていたらホラーになってしまった。そんな印象を受けた。

新聞社主催のアマゾン調査隊。その調査隊のメンバーが、次々と不可解な自殺を遂げる。死恐怖症、動物恐怖症、蜘蛛恐怖症、潔癖症・・・。彼らは、各々が今までコンプレックスを抱いていたモノに魅せられたかのように、惹きつけられたかのように死んでいた。ホラーと謳っているが、それはおまけというか、副産的なものだ。人間の”コンプレックス”や”弱さ”こそが、この話の本筋でしょう。人間の弱さを浮き彫りにすべく描いていたらホラーになってしまった。そんな印象を受けた。実際、謎解きもかなりしっかり作ってある。むしろ、ミステリー小説と言ってもいい。こんなとんでも設定なのに、無理なくすべてが繋がり、テーマまで直結している。「新世界より」もそうだったが、すごく凝った設定だ。すごいなーホラーということで敬遠していたが、読んで良かった。
天使の囀り (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: 天使の囀り (角川ホラー文庫)より
4041979056
No.145
(1pt)

二時間ドラマ。お色気もあるよ

現実の事件や生物のドキュメントのほうが、ぞッと戦慄を覚えてしまうような時代、ホラー小説は、もの足りなく感じてしまう自分。という前提での感想です。作者お得意のインテリ専門家である登場人物のかたる薀蓄も、ちょっとでも見識のある者からすると、表層的引用解釈で、一気に冷めてしまう。物語が作者のご都合主義下で展開されるので、二時間ドラマをみるようだ。着眼点である素材選びは面白いので、もったいないというか。この物足りなさは作家の力量なのか営業的ベストな手法なのかわからないですが、残念な読後感を覚えずにいられない。
天使の囀り Amazon書評・レビュー: 天使の囀りより
404873122X
No.144
(1pt)

二時間ドラマ。お色気もあるよ

現実の事件や生物のドキュメントのほうが、ぞッと戦慄を覚えてしまうような時代、ホラー小説は、もの足りなく感じてしまう自分。という前提での感想です。作者お得意のインテリ専門家である登場人物のかたる薀蓄も、ちょっとでも見識のある者からすると、表層的引用解釈で、一気に冷めてしまう。物語が作者のご都合主義下で展開されるので、二時間ドラマをみるようだ。着眼点である素材選びは面白いので、もったいないというか。この物足りなさは作家の力量なのか営業的ベストな手法なのかわからないですが、残念な読後感を覚えずにいられない。
天使の囀り (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: 天使の囀り (角川ホラー文庫)より
4041979056
No.143
(3pt)

ただ気持ち悪いです。

一言でいえば、気持ちの悪いこじんまりとしたサイエンスパニック小説、です。パニックの範囲はごく狭いです。物語の中盤までは謎の事件の羅列で突然謎の正体が明らかになります。こんなに早く謎の正体を明らかにしていいものかと疑問に思いましたが、この小説の狙いは読者に謎解きを楽しませることではなく謎の究極の姿=究極の気持ち悪さを見せることだと思いました。その究極の姿は・・・、気持ち悪すぎます。よく「グロい」という表現が使われますが、グロいかグロくないかは普通著者の書き方によって変わることがあります。しかしこの小説ではグロいことが起こっているので、必ずグロいです。もっとグロく表現することも可能なんでしょうが、表現が淡々としている分逆に起こっていることのグロさが際立っている気がして、このあたりは流石にプロだなと思います。これは間違いなく後に残る小説です。そういう意味では限りなく★5に近い★4くらいにしようかと思いましたが、あまりにも気持ち悪い印象なのでそこから逆に★一つ減らして★3です。退屈はしないと思います。ただ、何度も言いますが気持ち悪い小説です。
天使の囀り Amazon書評・レビュー: 天使の囀りより
404873122X
No.142
(3pt)

ただ気持ち悪いです。

一言でいえば、気持ちの悪いこじんまりとしたサイエンスパニック小説、です。パニックの範囲はごく狭いです。物語の中盤までは謎の事件の羅列で突然謎の正体が明らかになります。こんなに早く謎の正体を明らかにしていいものかと疑問に思いましたが、この小説の狙いは読者に謎解きを楽しませることではなく謎の究極の姿=究極の気持ち悪さを見せることだと思いました。その究極の姿は・・・、気持ち悪すぎます。よく「グロい」という表現が使われますが、グロいかグロくないかは普通著者の書き方によって変わることがあります。しかしこの小説ではグロいことが起こっているので、必ずグロいです。もっとグロく表現することも可能なんでしょうが、表現が淡々としている分逆に起こっていることのグロさが際立っている気がして、このあたりは流石にプロだなと思います。
これは間違いなく後に残る小説です。そういう意味では限りなく★5に近い★4くらいにしようかと思いましたが、あまりにも気持ち悪い印象なのでそこから逆に★一つ減らして★3です。退屈はしないと思います。ただ、何度も言いますが気持ち悪い小説です。
天使の囀り (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: 天使の囀り (角川ホラー文庫)より
4041979056