この闇と光

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評判

この闇と光の評価:

3.90/5点 レビュー 77件。 B ランク

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平均点3.90pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全80件 21〜40 2/4ページ
No.60
(4pt)

あなたもきっと騙される!

読み始めは、中世のヨーロッパの話かと思わせ、ある時点からクエスチョン?ピーターラビットのCDの話が出て来たところで、いつの時代の話か混乱してくる。
前半の登場人物は囚われの身の美しいレイア姫と父王様、そして意地悪な召使いダフネだけ、それも目が見えない姫の視点で話が進んで行くので、全体像が掴みにくい。
そして後半はじめ、読者は今までの話を根底からひっくり返される。
どんどん新事実がわかって行き、姫と私たちはたくさんのことでだまされていた事がわかる。
これは推理小説の謎解きの比ではない。
こんなストーリーをよく考えたものだと感服!二回読むと、色々なところで伏線を張っていたんだなと思う。
面白くないとはとてもいえない作品。
面白かったとも言いたくない。どこかダークで官能的な匂いを漂わせたファンタジーだろうか?
この闇と光 Amazon書評・レビュー: この闇と光より
4048731378
No.59
(4pt)

言及している方がいないので書いておきます(ネタバレ含む)

まず最初に全体評価をすると、物語として非常に上手く出来ていると思う。構想がすばらしい。しかしこれはミステリーとして読むべきではない。作者もおそらくミステリーとして書いたのではないのではないか。
 ちなみに雰囲気などに関しては他のレビューにお任せするが、個人的にはそれほど耽美耽美はしていないと思う。
 
 特に言及しておきたいというのは次の点。
 物語に仕組まれた誤認は(中には「意味がなく無駄に趣味に走っている」と感じるレビュアーもいるようだが)、物語上無くてはならなかった要素だということ。それはラストシーンからも明らかに推察されてしかるべきだし、それこそが物語の根幹だろうと考えられる。
 その誤認が担う意味とは、主人公にとって「彼」が、世界や自己像さえ現実とは無関係に歪ませ決定することが出来る、絶対的な支配力を持った「神」のような存在だったと示すことだ。
 そして支配されている人間にとっては「光」としか認識出来なかった(そう誘導されていた)「神」から解放された後から結末までにも、ただの謎解きではない意味がある。主人公が「現実」を知り、自由になった自己をもって改めて捉え直せたと思った「神」。それはもはや主人公にとって「神」ではなく「人間」に失墜した存在になったと思われた。
 しかしいざ対決してみれば「彼」は「光」だけでなく想像を超える「闇」を併せ持つ複雑さしたたかさを備えており、主人公は「彼」を捉えることが出来なかった。それはまだ「彼」が「神」として主人公を支配し続けていることを意味しているのだ。
 物語の中でも神についての伏線があり、それが最後で見事に花開いている。
 
 ただの耽美小説やミステリー小説として読まれるのはあまりにも惜しいのではないか、と思う。
 ちなみにこのような話において犯人の意図を描くなどはもちろん論外だ。読者として気になるのは理解するが、徹底した主人公目線によって作り出した「神」を、読者に向かってわざわざ人間におとして見せるのは興ざめというものだろう。
 
まあ分かっている方は分かっていると思うので、こういうレビューも興ざめですが…。ほかのレビューを見て批判が的外れではないか?と危惧したので筆をとりました。
 ついでに言うと評価が★5ではないのは、純粋に好みの問題です。完成度には文句なし。
この闇と光 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: この闇と光 (角川文庫)より
4041023815
No.58
(4pt)

どんでん返しよりも

驚いた!と書かれているレビューがあったが、それを前提に読んでいると途中で何となく展開が読めてしまった。
ただ、それを抜きにしても面白かった。
2回目に読んだらまた印象が変わりそう。
この闇と光 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: この闇と光 (角川文庫)より
4041023815
No.57
(5pt)

切ない、虚しい、だけど美しい

途中から世界観が180度変わりました。結末を分かったうえでもう一度読みたくなる作品です。
面白さももちろんですが、何よりこの小説の文章から伝わってくる空気感がとても綺麗で心地が良かったです。
切なくて虚しい感じもするけれど、ノスタルジックで美しい作品だと私は思います。
何度も読み返してしまう作品の1つとなりました。
この闇と光 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: この闇と光 (角川文庫)より
4041023815
No.56
(4pt)

何も知らずに読んだ方がよい

盲目の幼い姫レイア。屋敷の2階に閉じ込められている。接する人間は父王と、世話をするダフネと言う冷酷な女だけ。初手に思い出したのはブラッドベリの「びっくり箱」(この印象は1部間違っていなかった)。ネタバレになるのでその先は言わない。「レイア1」では、幼い子供が語り手なのに口調が大人びすぎている(これも意図された事だと後から判明する)。盲目の姫を取り囲む美しいものだけの世界で、レイアはダフネによる恐怖に時折さらされながらも、おとうさまの運ぶ美しい贈り物と知識に育まれていく…
この闇と光 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: この闇と光 (角川文庫)より
4041023815
No.55
(4pt)

その後気になる

犯人はペドフィリアで、少年(少女)が成長して自分の好みから外れたから開放しただけのような気がする。
殺す勇気はなかっただけで。
だから、高校生になってしまった主人公は犯人からして脅威でしかないし、その後どうなったのか気になる。
美しくもなんともない、子供を誘拐して幼児期に洗脳し、ときに暴力をふるって(ダフネ)従わせる外道なのに、最後の章で魅力的に描かれているのが嫌だな。
この闇と光 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: この闇と光 (角川文庫)より
4041023815
No.54
(4pt)

感覚をリンクさせるという素敵な演出

繊細で可愛らしいけど妖しい世界観と人物たち。
レイア、ダフネ、お父様。お城、城下、別荘、朗読テープ、読書、限られた空間。
表紙どおりの素敵ワールドが広がっています。
この表紙に惹かれた方ならば、きっとこの物語を楽しむことができます!

盲目の主人公を取り巻く環境を想像しながら進める読書は、まるで主人公同様に闇の中にいるようで、感覚がリンクしているかのような不思議さを感じました。
読み進めるほどに、この感覚は粋だなぁと物語に惚れ込んでいきました。

素敵な時間が過ごせてとても楽しかったです。
この闇と光 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: この闇と光 (角川文庫)より
4041023815
No.53
(4pt)

途中、あっと思わせる大どんでん返しがあります

その大どんでん返し最後まで詳細に語られることはなく、結構もやもやするのですが、それ含め楽しめました。
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4041023815
No.52
(5pt)

おすすめの1冊

この闇と光
この本は書店でおすすめされてたので何気なく買いました。
一言で言うとおもしろかったです。
この本を読む人は
ネタバレ無し、予備知識無しで読むことを強くおすすめします。
この闇と光 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: この闇と光 (角川文庫)より
4041023815
No.51
(4pt)

面白い❗

独特の世界観。
『レイアⅡ』でいろんな事が覆されて、思わず『えっ』って声が出ました。

面白かったんだけど、結末が読者に委ねるみたいな曖昧な終わり方でモヤモヤします。

できれば納得のいく改訂版を出版してほしいけど、作者が亡くなられているのを知り、とても残念です。⤵
この闇と光 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: この闇と光 (角川文庫)より
4041023815
No.50
(4pt)

後半からは怒涛の展開

いわゆる叙述トリックものだが、そこまでガッツリミステリーではない。
ただ、文章や物語全体の構造が巧みなので、軽く読み進めていけるのはありがたい。
この闇と光 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: この闇と光 (角川文庫)より
4041023815
No.49
(4pt)

この闇と光

※ネタバレ要素注意

そもそも何故タイトルがこれなのか、読み終えると改めて納得する作品だと思います。また光と闇の他にも、『美と醜』『愛と憎悪』『真実と虚構』等の対極を巧い具合いに反転して表現している所がミソなのかなと。この作品は難しい表現や回りくどい要素が無いので読みやすく、レイア姫と優しいお父様の美しくも残酷な、閉ざされた童話の世界に耽美のエッセンスを加えたようなこの物語を読み進める度に惹き込まれ、終わった後も暫く余韻に浸れたのも満足でした。読み終えた後、トリックを知った上でもう一度頭から目を通して、『この時この人は何を思ってこの話をしていたのだろう?』と言ったような語られていない心情や苦悩を想像しながら読むのも面白かったです。
ALI PROJECTさんの『地獄の季節』に“君を飾ろう檻の中”という歌詞がありますが、この本を参考にされてたらしいと知ってまた納得です。
自分は文庫本で購入しましたが、その解説で少女革命ウテナの話が取り上げられていたのも非常に興味深かったです。
星を1つ減らしているのは、失礼な言い方かもしれませんが、設定に無理を感じるという部分には自分も賛成で、ミステリイの要素は薄めだと感じたので。ただ純粋に作品の雰囲気を愉しむだけなら個人的には文句無しの星5です。
この闇と光 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: この闇と光 (角川文庫)より
4041023815
No.48
(5pt)

読書で、何十年ぶりかで感激しました。

いやあおもしろいなあ。
この感激(衝撃)は、学生時代に読んだエラリークイーンの「Yの悲劇」以来ですね。
この小説、少女漫画的な部分があるので女性に人気があるのがわかりますね。
レビューなので、あらすじとか、ここの部分がどうだとか書かないといけないのでしょうが
内容については何も書かない方がいいですよ。この小説は・・・
こんなに魅力的な小説が、長い間絶版状態で新書が手に入らなかったなんておかしいですよ。
「まぼろしの傑作」にしておくのがもったいない傑作です!
この闇と光 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: この闇と光 (角川文庫)より
4041023815
No.47
(5pt)

素晴らしい作品に出会いました!

表紙に惹かれてなんとなく手に取った1冊。
とても読みやすく、世界観に引き込まれました。
最後のどんでん返し‼すごいです。はぁ〜
この闇と光 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: この闇と光 (角川文庫)より
4041023815
No.46
(5pt)

良かったです。

良かったです。状態も良かったです。また利用したいです。対応も速かった。
この闇と光 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: この闇と光 (角川文庫)より
4041023815
No.45
(5pt)

作品そのものは傑作。問題は・・・。

作品そのものは耽美なゴシックミステリであり、文章も読みやすくて美しい。ラストも歪んだ美しさがあってとても良い。
閉鎖的な愛情は耽美主義の絶対条件である。
問題は、裏表紙のあらすじにある「衝撃の結末」と言う言葉だ。
この文言のせいで、あれこれ余計な事を考えてしまい、私は途中まで読んだところで結末を予測してしまった。これでは、丹念に作り込まれた耽美な結末が台無しではないか。
重ねて言うが作品そのものは素晴らしかった。極上の耽美小説であった。これから作者の他の本も読んで見るつもりである。
予測可能なラストだと低評価しているレビュアーがいるが、それは作品の問題でなく「衝撃の結末」と言う無粋な文言のせいである。
「これから脅かしますよ」と言ってから脅かされて、驚く人が何処にいるであろうか。
映画の予告にも度々見られるが、こういう宣伝文句はもう止めて欲しいと切に願う。
この闇と光 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: この闇と光 (角川文庫)より
4041023815
No.44
(4pt)

女性向け

美しい物語。
冒頭から盲目の王女の小さな世界の描写がずっと続くので心が苦しく切なくなり吐き気を感じて読むのを途中で止めようとしたんですが随所に散りばめられた違和感がどういった結末へとつながるのか気になってしかたがありませんでした。
中盤になると急展開。まさかの驚愕の事実に声がでました。そして最後は男性には少し納得のいかない結末となりましたが女性ならではの感性で表現された美しい?ミステリー小説でした。
この闇と光 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: この闇と光 (角川文庫)より
4041785049
No.43
(4pt)

女性向け

美しい物語。
冒頭から盲目の王女の小さな世界の描写がずっと続くので心が苦しく切なくなり吐き気を感じて読むのを途中で止めようとしたんですが随所に散りばめられた違和感がどういった結末へとつながるのか気になってしかたがありませんでした。
中盤になると急展開。まさかの驚愕の事実に声がでました。そして最後は男性には少し納得のいかない結末となりましたが女性ならではの感性で表現された美しい?ミステリー小説でした。
この闇と光 Amazon書評・レビュー: この闇と光より
4048731378
No.42
(4pt)
【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[]   ネタバレを表示する

殺人事件のないミステリー

割りと最近、通りすがりの本屋で平積みになってるのを見かけて、興味を持った作品。
「すべての世界が崩れゆく」?
全然知らない作家さんだったし、どう崩してくれるのかと手にしてみたわけですが・・・。

耽美慣れしてない私には、何しろ1番長い章の”レイア 一”がしんどかった。
これのどこがひっくり返せて面白くなるんだろう?と。
”レイア 一”の後半に差し掛かって、「あぁ、あれの誤認か…」と思い至り、
じきにそれを裏付ける記述が出てきて、小さくガッツポーズ(笑)。
そんなわけで、”病院”からの展開には大して驚かずに済みました。

が、肝心の大ネタが分かってつまらなかったというと、そんな事もなく
”レイア ○”の章が、実は作中作という構成が、読み終わって見事だと思いました。
「たぶんそれが正解」なんだとうけど、はっきり真実とも書かれてないのも、なんらかの余韻に繋がりますね。

画家の名前が多数出てきますが、絵は見掛けたことあっても作者名知らなかった何点かが
検索の過程で認識出来たのも良かった。特にクノップフ。
まだ未読の方は、グレン・グールドのピアノ作品をBGMに是非どうぞ。
この闇と光 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: この闇と光 (角川文庫)より
4041023815
No.41
(4pt)

「綺麗・華麗・異様・驚き」が、入り交じった西洋感のある物語です。

服部まゆみさんの著書は、この著書が初です。書店で、ポップを付けて平積みにしてあったので。
読み進めると、西洋の雰囲気で、私が普段あまり読んでいない雰囲気だったので、面白く読みました。少女の頃の「レイア」と「おとうさま」が長かったですが、華麗な感じと、少し異様な感じとが入り交じっていて、先が気になる感じでした。
レイアが盲目という事で、ダフネが「D」だった!と言う部分は、読んだ後ですが、なるほど!と納得できました。ある意味そこは、どんでん返し!とまではいかなかった様に思います。…が、まさか「レイア」が「怜 君」だったのは、予想外でした!
「怜 君」になってから、ストーリーの雰囲気が変わってきました。現実には、そこまで思い込まされる事はないな…と思いながらも、物語として、面白かったです。
読み終えて、私個人的には、やっぱり少女レイアの頃の西洋風の世界観?が、興味を持って楽しめました。
好みが分かれるストーリーかな??とは感じましたが、読んで損はない1冊だと思います。
この闇と光 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: この闇と光 (角川文庫)より
4041023815