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眠れぬ夜を抱いて
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眠れぬ夜を抱いての評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.05pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全21件 1~20 1/2ページ
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もともと野沢さんが好き、ということもありますが、微細なところまでフォーカスの当たった描写がとても良い。 登場人物一人一人まで「事情」がきちんと存在して、ストーリーに組み込まれている。見事。 | ||||
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話のテンポは、ウマイね。 マイアミでの銀行強盗。ひとりの女性が殺された。 それをしくんだ真犯人は?強盗は、日本人ふたり。 それが、「清澄」に新しくできたリゾート村。 きしくも2家族が集められる。なぜか、その2家族が、「失踪」する。 そこから、悠子は、動き始める。 「中河欧太」は、復讐のために、情熱を注ぐ、しかし、なぜ、復讐をするのか? | ||||
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前半に比べて後半は失速。 相手を思い通りに操れるほどに弱みを握ったんだからどうとでも復讐出来るはず。一家失踪させて日本中から注目される必然性が全く無い。 | ||||
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米国マイアミで起きた銀行強盗とその時に犠牲になった日本人女性。10年後、その恋人が殺人者達に罠を仕掛け、 復讐を成し遂げようとする。その時、その恋人には既に愛する家族がいる。その妻や子供をおいて、彼が昔の恋人の 為にどこまで復讐を遂げられるか。流石、野沢尚だけに飽かさずに最後まで一気に読ませてくれる。どのような話の展開に なるかもなかなか先が読めないところもいい。退屈せずに読めるという意味ではいいエンターテインメントではあるが、やはり その軽さや、ご都合主義がやや残念か。 | ||||
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序盤にマイアミで銀行強盗が起きるのですが、全く別の話に切り替わり関連が見いだせないまま物語が進んでいきます。 新幹線整備より、リゾート地から首都圏への通勤が可能になったことから地方での不動産開発を進める、中河欧太。 順調に不動産販売が進みだしたところで、リゾート開発地での一家失踪事件が。 しかも一家族だけではなく、二家族も失踪してしまう。 週刊誌にテレビなどマスコミが騒ぎたて、順調に見えた不動産販売は、窮地に。 ここで登場する、テレビ番組「ナイントゥテン」は、「破線のマリス」、「砦なき者」の舞台となるあの番組。 また、「リミット」についてもわずかながら触れられている。 なぜ、一家で失踪したのか? 中河欧太の妻、悠子がその失踪に疑問を持ち独自に調査をはじめていきます。 警察ですら見つけられないのに、ド素人が見つけられるのか? と若干無理な展開の感じを受けます。 読み進めていくとそういうことなのかと、序盤のマイアミの銀行強盗からつながりが見えてきます。 野沢作品らしいといえばらしいのですが、なんとなく物足りなさを感じてしまいました。 | ||||
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前半は面白いです。 米での事件の人間関係は 途中で読めてしまいますが。 ただ、後半がどうも力技で、 とってつけたような展開になって しまったのが残念です。 夫婦間の感情もステレオタイプだし 葛井、熱田等は特徴的な人物なのに 全然活かしきれてない。 クライマックスも、自分的には何だかなぁな感じ。。 尻すぼみな印象でした。 | ||||
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マイアミで起きた強盗殺人事件がプロローグとして描かれ、一転して日本の平凡な家庭のドラマが始まる。連続して起こる一家失踪事件。やがてマイアミでの事件との関わりが明らかに…。 主人公はニュータウンの開発者の妻・中河悠子という設定にもかかわらず、彼女の出番は少なくて、その人間も描ききれていない。人間描写が薄いのなら、せめて社会的な部分に切り込んでほしかったが、そこも中途半端。単なるサスペンスの域を出ない作品で、野沢氏ファンとしてはちょっとがっかり。 | ||||
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マイアミで独立記念日に起こった銀行強盗殺人事件から始まり、舞台は一気に都心から離れたリゾート地の一家の生活へと移る。 そこで暮らしていた二つの家族が突然、生活の痕跡を残したまま行方不明に。 リゾート開発会社社長の妻は、夫の助けをしたいと思い真相究明にのりだしたところ、そこに驚愕の真実が見えてくる。 最後まで一気に読んでしまいました。 作者は読み手を飽きさせないストーリーテーラーです。 そして、家族や夫婦の絆の描き方、人物の設定や描写もなかなか巧みに書いていました。 途中で先が読めてしまったのが難点でしたが、なかなか面白い作品です。 | ||||
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夫婦愛を軸に据えた復讐譚で、スポーツ新聞への連載小説を単行本化したエンターテインメント。背景としてバブルの時代とその後の建築業界や、海外放浪などが織り込まれている。 冒頭の銀行強盗シーンが何の伏線かがなかなかはっきりしないあたりは巧い展開である。主婦が活躍するあたりは「リミット」を彷彿とさせる。しかしストーリーとしては何となくどこかで読んだような気がしないでもない。 三組の夫婦とそれ以外にも複数の男女関係が出てくるが、どれもが濃密な関係でありやや違和感がある。これは著者の日常なのか、はたまた反省なのか。テーマを強調するあまり、こうなってしまった感じがする。個人的には夫婦愛よりは、「清澄」「中之森」という土地が舞台になっていることが気になった。野沢ファンならすぐにおわかりだと思うが前者は「青い鳥」、後者は「眠れる森」というテレビドラマの舞台になった土地である。野沢ファンにはより楽しめる仕掛けである。 | ||||
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相次いで二家族が忽然と姿を消すという、前代未聞のできごと。その謎を探ろうとする悠子は、しだいに夫の過去にも近づくことになる。自分の知らない夫の秘密。はたして妻として知ったほうがいいのか、知らないままのほうがいいのか?悠子は全てを知った上で、夫の過去の姿も今の姿もひっくるめて愛そうとした。そういうひたむきな愛が、夫を過去の呪縛から解き放ったのかもしれない。愛は時には感動的だが、時には憎悪を生む引き金にもなる。その憎悪を消し去るのも、また愛なのだが。面白いしテンポがよく、最後まで一気に読んでしまった。 | ||||
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話は面白かったです。思わせぶりな導入部から場面を変えて、平和な家族達に、その後の急展開。間延びすることなく一気に読ませてくれるところは、いつもの野沢さんだと思いました。野沢さんらしい、80年代の匂いを感じさせる作品ですので、誰でも楽しめます。ただ、お話と言ってはそれまでかもしれませんが、なぜこんな回りくどい方法を取るのかが今一理解できなくて、その分あまり感情移入はできませんでした。 | ||||
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ハッキリ言ってがっかり。冒頭に出てくる銃器描写がまったくの素人。ありえない事を描写している、またそれがストーリーと関わってくるので、読んでいて最初で転けた。自分にとっては内容以前の問題と思えた。他の日本の作家もそうだが、銃器についてもっと勉強して欲しい。 | ||||
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プロローグと、序盤の登場人物の会話などである程度先が読めてしまったのが何とも・・・。特に、後半はほぼ解けた謎を後追いで悠子が追って行く、という形に思えてしまったのが残念。テーマとなった「夫婦愛」。失踪し、すべてを失ったからこそ夫婦になれた、など印象深い言葉も多くてメッセージ性は抜群だし、テンポの良い展開で飽きさせないのも凄くありがたい。それだけに惜しい。 | ||||
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メディア論もってきたり、臓器移植とそれにからむ幼児誘拐をテーマにしたり、テーマの選び方がまずうまい。今回はバブルの考察 かな。といっても もちろん難しいものではなく極上のエンタメを楽しんでいれば自然に学べるというもの。『火車』がカード破産の問題をわかりやすく解いてくれてたのと同じようなもの。そして著者のもうひとつの特徴である家族というものを考える姿勢。あるときは別居家族 またあるときは母子家庭様々な家族のスタイルを通して別の人格同士が愛情で結ばれていく過程 そしてその難しさを描ききってくれている。そこには楽観論はないけれど でも救いがある。流行の作家のように突き放すことでアンニュイなかっこよさを求めたりしないところに好感。今回のテーマは夫婦愛。夫婦というものをどうとらえていいか どう営んでいけばいいか迷ったときのヒントにはなると思う。そして最後の特徴 巧みな伏線。今回も極上だったと思う。ぼくは大いに楽しませていただきました。 | ||||
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設定に矛盾があったり、明らかに間違え?という箇所が気になって、物語に入り込めませんでした・・。展開が早くて、そこは面白かったけど、なぜ?という疑問がどうしても浮かんでしまう・・。もうすこし緻密な裏付けが欲しかった。 | ||||
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ドラマで7話くらいまで見ていたので、思い出しながら、ブリグリの主題歌を聞きながら、一気に読みました。この物語にはまってしまいました。。しかし、前半の悠子と欧太のSEXシーンには、ドキドキしましたね。 | ||||
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冒頭からのせてくれる、本当に楽しめる作品です。ただ、第三章までの、ワクワク気分が、第四章からやや「え?」という感じはします。 隣人たちが姿を消していくような怖い町に、自分の愛娘を放置して、悠子は探偵を始めるのですが、ここがどうにもねえ……。 せっかく熱田刑事という強烈なキャラクターがいるのだから、もっと彼には活躍してほしかったですね。後半は彼のものだ、と思っていたのですが。 しかし遊園地が舞台となるあたりなんかは、さすがにいい感じです。余計なことを書いたかもしれませんが、一気に読める佳作です。 | ||||
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他の方のレビューでは辛口の意見が多いのですね。私は小説を読みつけてないせいか、結構面白く読ませていただきました。 家族のものが購入して読んだものが書棚につっこんであって、どこかで聞いたタイトルだったので(テレビドラマの原作だそうですね)、手に取ってしまったらもういけません。ごろ寝しながら、風呂に入りながら4時間ほどで読了してしまいました。 他の評者の方もおっしゃっているように、種明かしが少々性急だなあという感じはぬぐえませんが、しかしながら、終盤まで引っ張ってくれる筆力には敬服しました。飽きっぽい自分が最後まで楽しく読めましたので。 | ||||
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テレビドラマ化される原作としてゾクッとするミステリーとして期待して読み始めたのですが、期待しすぎたというかあまりに都合よく展開していくような感じがしてやや、呆気にとられました。前半のプロローグの段階から怪しげな3家族が出てきた段階でもうほぼ大まかな話の筋が読めてしまいました。読み進めていくうちにやや予想が外れてこともありましたが大体は当初の予想通りに事が進行していいどころか、拍子抜けがしました。テレビドラマでも原作小説でも怪しげな雰囲気マンマンと満たしていた隻腕とやらの人物も全然事件の真相に何らの関与もしていなかったですし、あまりの事に呆然としてしまいました。素人探偵悠子は真相にもっと苦難の果てに真相にたどるのかと思いきや、いとも簡単に到達しすぎで!!す。読んでいるうちにある名作小説「喪服の~」がふつふつと蘇ってきました。救いようのない名作小説でしたが、こんなに分かりやすいミステリーになるとは驚きです。分かりやすいプロローグから事件の展開真相究明まで本当に読みやすく分かりやすかったです。結構好きだったのですが、こうも簡単に真相読まれてはいけないです。テレビドラマはどうなるのか。 | ||||
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テレビドラマの1回目の放送を見てすぐ買って、一気に読んじゃいました。自分でも知らないうちにすらすらともうこんなに読んでるのってぐらいはまっていて面白かったです。クライマックスの遊園地の場面では設定は違うけど映画のフェイスオフのクライマックスの教会でお互い銃を乱射する場面を思い浮かびました。とても、好きな映画なので。気楽に読める娯楽作品だと思います。でも、悠子が事件の真相に迫って行く過程の説得力がちょっと弱いかな? | ||||
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