■スポンサードリンク
猫物語 黒
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
猫物語 黒の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.01pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全75件 21~40 2/4ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
全体を通した感想としては、とても面白かったと思います…。 ただ、手放しで最高!!っていえるのかといえば、微妙かな…というモヤモヤ感が残る作品でもあり、判定は難しい、正に賛否両論の作品なのではないかなと思いました。 個人的な感想としては、冒頭の80〜90ページ(全体で300ページくらいなのに…)もの大量なページ数をさいて、妹とパンツとおっぱいと恋の話を読まされたのは、かなり苦痛でした。 阿良々木も月火も嫌いじゃないけど、あれだけ物語と関係のない話をずっとされると、嫌いになってしまうのではないかというくらい、くどくかったですw でも、それがこのシリーズの良さと言っている人もいるし、わからなくはないので、これはかなり好き嫌いが分かれてしまうのかな…と思います。 もちろん、こういった軽いノリの会話が入るのはとても楽しいのですが、90ページちかく続くボリュームはちょっと… 偽物語からずっとくどくど続いているので、食傷気味になっていいるというのが率直な感想なのかも知れません。 もしかしたら、少し間隔をおいて読めば楽しめるかもしれませんね… 中盤からは、ずっと気になっていた、羽川のGW事件の内容になってきて、とてもスリルがあって面白かったので残念なところもありました。 ただ、中盤からのスピード感や展開は流石、化物語シリーズと思える内容になっていて、読んで決して損をする作品ではないと思います。 羽川の抱えている問題というのは、とても深いところにあるので、凄く考えされます。 この後に続く、個人的には物語シリーズの最高峰のひとつと思っている、猫物語(白)への布石にもなっていますし、是非読んで頂きたいと思う作品です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
阿良々木君が羽川宅を逃げ出すシーンでは背筋が凍りました。 平山夢明氏の長編著作を読んでいる様なおぞましさ。まさか 化物語シリーズでここまでの衝撃を味わえるとは(^^;)。 しかし、決してただの痛い話でも鬱展開でもない。続く 猫物語(白)へと収束する物語は、元どおりの円環的にではなく 人物ステータスを含め異なる関係性を構築しつつスパイラルに クライマックスへと進んでゆく。最後に示されるのは新たな ステージ。誰も以前より不幸にはならない。完璧な仕事です。 ところで日本の法律では重婚は禁止ですが、内縁とか愛人とか 二号さんとかお妾さんとか色々ありますよね。駿河も言って ます。阿良々木君はやはり平等に責任を取るべきなんじゃぁ? | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
前半の雑談が多すぎて、本編が思ったほど印象に残らなかった…というのが感想です。 肩肘張らずに気軽に読めばもっと違う感想が出たかもしれません。 もしくは白を読んでから黒を読んでいたらもっと違った味わいがあったかも…? | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
いつも通り本の1/3位は内容に関係ないことでした。 しかし、これでこそこの作者さんの特徴だと思います(話の内容が面白いし!)最後にはきちんと纏まっていてとてもいいと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
僕はついこの間この本を買いました。 他のシリーズは全部読んでいましたが、僕の町は阿良々木君の町よりも田舎なので、探すのにかなり時間がかかりました。 それより、西尾維新さんは、さすがというか、なんというか、とにかくすごいと思いました。 ところで、アニメでのゴールデンウィークとこっちでのゴールデンウィークは何か違いませんか?(阿良々木君が言っていた、平行世界なんでしょうか?)まぁなんにせよ、普通に(失礼か)おもしろいので是非読んでください! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
化物語(上) (講談社BOX)から始まった本シリーズ。ようやく羽川全開です。 最初のころの地味キャラから、登場人物の中では最強の「人間力」を持つにいたった羽川。今までほのめかされていたゴールデンウィークの出来事があかされます。 前半の暦の妹トークは筆者の本領発揮。正直、ドーデもいい話が続きます。これがいい。 また、ラストの、暦の決断も賛否の別れるところではないでしょうか。私的には「うーん」といったところですが。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
化物語のヒロインの一人、羽川翼の内面に切り込む展開です。 化物語につながる先送りの話ですが、GW以上に羽川という怪異の母ともいえる 少女が生まれた理由や、暦の羽川に対する思いがよくわかる一冊になっています。 化物語1stシーズン最終巻としては、なんだか微妙な気もしますが欠かせない一冊だと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
前半のパンツの下りが長くて、結局一回しか読んでないので あまり良い参考にはなりませんよ、私のレビュー。 まあ良いか。だから星3つ。 西尾維新物語シリーズの中では一番お気に入りじゃないかなー。私はね。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
前半の妹たちとの掛け合いと言葉遊びに80頁超も費やされている部分ですが、この部分は個人的に好きです。しかし、そのあと、羽川さんと向き合うラストのシーンはいただけませんでした。どこの冷酷非道な主人公が、血の繋がらない中年夫婦に、善良な子供だからという理由で疎ましがられ憎まれて16年も生きてきたヒロインに向かって「それがお前なんだよ、認めろよ」なんて言うんだ? ま、作者がまだ子供だからこういう展開も仕方ないかもしれないけれど、こりゃひどいわってことで、星ふたつです。すいません。この作品を通して登場人物の心の成長が全くない上に、考え方の子供臭さがとても気になるところです。問題は全てが解決しなくてはならないわけではないという考えに基づいた展開なのかもしれないけれど、より良く生きたいと望むのが人間だとわたしは思うので評価はしません。次作に期待。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この主人公は全然理解出来ない。 吸血女がしようとした自己犠牲の救済を拒絶して、あんな状態にしたくせ(傷物語)今回の気持ち悪いと思ってる委員長を救うために、自分が犠牲になって一生背負って行くとか抜かしておいた吸血女と無理心中まがいな行動を平気でしようとする残酷極まりない主人公(シリーズ通してだけど)にドン引き…読んでて不愉快。 あと無駄に長い80Pもの妹との雑談。 さすがに今回で冷めてしまった。 趣味100%の無駄に高い本だね。早く切っておけばよかったと思った一冊でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
化物語を読んだ後に読みました。本当は傷物語を読んでから読みたかったのですが、 書店に置いてなかったので置いてあったこちらを購入。 そんな私のレビューなので参考にならないかも知れませんので悪しからず。 結論からいうと滅茶苦茶に面白かった! 前半の妹との掛け合いはお約束的な感もありますが私にはとても楽しいです。 全編これでもいいです。まあそれは半分冗談ですが。 後半の本題はいい意味で予想を裏切ってくれました。 化物語の話中で匂わす部分から私が勝手にイメージしていたものとは違い、それを遥かに 上回る緻密に織られた物語です。 今まであまり好きにはなれなかった羽川翼に対する見方は当然のように変わりました。 が、それでも戦場ヶ原を超えることは出来ませんが。(個人的な意見) しかし、物語シリーズのヒロインたちは超人揃いだなーと改めて感じてしまいます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
確かに前半部分はあまり本編には関係ないように思われるが、それを含めてこのシリーズの魅力だと思う。 それに全く関係ないわけでもない。なぜなら羽川に会うきっかけになっているのだから。 掛け合いも最高です。それにラストのあららぎ君の言葉は自分自身にも響いて、今生きてる原動力になってます。 僕の中ではこのシリーズで一番の話です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
暦、ではなく、翼が、なぜ、暦に惹かれたかという話、のように思う。 【つばさキャット】で暦は言っている。「言わせてはいけなかった」と。 いやー、言うべきでしょ。 妥協しなきゃ生きていけないじゃん。 普通の人は、その言葉を言わせる為に、ちょっとイイ言葉っぽいのを連発してんじゃん。 「言わせてはいけない」なんて思う方が容赦ないよ。 そういう話。 つばさキャットで既に語られてるから書いてしまうけれど。 ブラック羽川の、なんとまあ不快なことか。 最強のくせに無関係の人間には軽い嫌がらせしかしない怪異。 許し難い存在に対してすら、数日の入院で済みしかも後遺症が残らない程度の軽傷しか負わせない怪異。 敵対し己を消滅させようとする存在と何百回も戦い勝利しながら、相手が死んでしまわないよう手加減する怪異。 ・・・・・・なんだそれは。 怪異なら怪異らしく悪であればよいものを。醜くあればよいものを。自分勝手であればよいものを。己の感情のみを優先すればよいものを。他人のことなど思いやらなければよいものを。手加減など知らなければよいものを。 それをしない本物の善意。 忍野が言う通りだ、どう考えたって翼が悪いのだ、なにもかも。 翼が「本物」であることが悪い。 翼がいなければ彼女の両親はおそらく善良で優しい夫婦としていられたはずだ。経緯を見ればそんなの明らかじゃないか。二人とも養子縁組してるんだぜ。愛する人の血すら流れていない無関係の子ども、扶養義務なんかない、それこそ施設に放り込んでも誰も非難しない赤の他人の子どもと。養子縁組して、育てようと思ったのだ。それほどの優しい人達が、あんな風になったのは、どう考えても翼が悪い。翼のような人間と一緒に暮らして暴力もふるわず親として最低限の事をし続けた彼らは、むしろよく耐えたと言っていい。 弱さやダメさを受け容れることは、本当はとても簡単だ。 人は誰だって、自分のダメさや弱さを受け容れて、妥協して生きている。 他人の弱さを受け容れられないのはそれが間接的に自分に害を為すからであって、弱さそのものを否定するわけじゃない。 でも、 正しくあり続けるのは、とても苦しい。 正しい人の側に居続けるのは、とてつもなく苦しい。 その相手を好きであっても。好きだからこそ。 だから人は言う。 「弱くてもいいじゃないか」 「ダメでもいいじゃないか」 「間違ってもいいじゃないか」 「同じように人の弱さを受け容れてあげればそれでいいんだよ」 盗人を許す事と自分が盗みを働くのを許す事とは、まったく意味が違うのに、そう言う。 そうでなければ苦しいから。 その苦しさに耐えられる人間は、既に人間じゃない。怪異だ。 それでも暦は言う。 人でありながら怪異であることの苦痛を、誰より知っていながら、言う。 場合によっては、相手が自殺しかねない言葉を言う。 だからなんだろうな。と、思った。 そして、化物語の女の子はみんな好きだけど中でも一番好きな翼が、ますます好きになった。 彼女は容赦ないそのままで生きていけばいい。 ところで(白)も読んだのですが、その後で読み返すと、冒頭のモノローグが非常に興味深いです。 つまるところ、暦も怪異でしかないという事でしょう。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
暦風に云うなら、こんなことを云うのはいまさらなんだけど、やっぱり云っておかなければならないことというのはあるわけで、まあ、ボクがいまさら云うべき事ではないのかもしれなのだと、ボクでない誰かは云うかもしれないけれど。 久しぶりに怖い話を読ませていただきました。律儀に化・傷・偽と巻を重ねたわけですが、猫黒にあたって腰を抜かすほど怖い話に行き当たりました。これがまた、たくさん、山のように、おびただしく生み出された西尾怪異ではなく、人の話の中に怪異以上の恐怖を味わいました。暦とシンクロするように思わず声を漏らすほど怖かったです。 作者本人はどの順序で読んでも間違いではないと仰いますが、このシリーズは時系列ではなく、やはり刊行順に読むのが正しいと思います。そうすれば、心底恐ろしい目にあわせてくれますよ。 主役を食う脇役というのが、シリーズものでは多々現れます。そう、正にこのシリーズのここまでの主役食いは羽川翼で間違いないでしょう。彼女の闇は本当に驚愕に値します。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
めちゃすごい。めっちゃすごい。泣く。やばいです。天才だ。 無駄な話が一切ない。伏線やばい。天才。 いつも思うけど西尾さんは天才かもしれない。 無駄な話がひとつもない。全部が伏線。完成された物語。 今までで、一番の化け物の話。 是非、読んでください!! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
まず、全編の1/3がタイトルとは無関係の、妹との掛け合いになっており、偽物語が好きな方にはおもわぬサプライズうれしいでしょうが、そうでない私にとっては、ダラダラと無駄にページが消費されてしまい、なんか損した感があった。(著者もこのへんは本編でさらっと触れている) 肝心の本編は、今まで謎だったゴールデンウイークの物語を、いろいろな意味で補完してくれて楽しめたが、このシリーズ、正直内容の割に価格が、高すぎると思う。今作ではその思いがますます強くなってしまい残念でしょうがない! せめて、文庫本でいいので、価格を半分にしてくれれば、星5つなんだけど。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
化物語(下)と続けて読むことをおすすめします。GWに何があったのか、障り猫とブラック羽川の違い、羽川家の不和と歪み、それら、本編で明かされなかった伏線がスッキリ解消される作品です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ゴールデンウィークのときのエピソード。 それこそ一番最初、「化物語」のときから、存在自体はほのめかされつつ、その内容に関しては語られていなかった、ゴールデンウィークの猫の話。猫自体は、それこそ『化物語(下)』の「つばさキャット」でも出てきているし、また、これまでの断片的な情報から、漠然とした印象はもっていたが、実際に読んでみると、そんなに単純な話ではないことがわかる。どの辺りから、こういう展開を意識していたのかはわからないが、こちらに想像出来るだけの情報を与えつつ、そこから誤った事件を想像するよう仕向けるあたり、流石に上手いと思った。 後半部分でややバトルっぽい展開になるためか、前半でのエロ展開とのギャップがある。勿論意図的にやっていることだろうが、少し安易すぎる気もする。まあ、それも含めてこのシリーズの世界観とも言えるけど。 また、本書の内容とは関係ないが、巻末に今後の予定(タイトルとか出版時期とか)が掲載されていたが、このペースはかなり厳しいものだと思う。数ヶ月置きに、コンスタントに出版されるのは嬉しいし、ある程度ブームにあるうちにもとを稼ぎたい出版社の気もわからないではないが、きちんと質を確保してもらいたい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
のっけから西尾節炸裂で、まさに立て板に水状態。無駄に洗練された無駄のない無駄話を書かせたら、この方の右に出るものはいないんじゃないかと思います。話の本筋よりも、出だし全体の4分の1を割いた妹との会話の方がより印象に残っているというこの事実。当シリーズはもうしばらく続くようですが、最後までこの路線で行かれちゃうとちょっと苦しいかも。個人的には傷物語がベストかな。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ぜんっっっっぜん気持ち悪くないぞーーー!!! 逆にこれ読んだら羽川がもっと好きになったからな!!!! 暦や忍野は¨気持ち悪い¨って言ってたけど、あの家庭環境を生き抜くために羽川自身が自らの意志で選択したのがあのキャラクターだったんでしょ!!? 僕には絶対ネガティブには映りませんからねっ!!! パーフェクト委員長の不器用な生き方。 むしろ愛らしい。むしろいとおしい。めちゃめちゃ素敵です!!めちゃめちゃかっこいいんですけどーーーー!!!!!! 思い切し抱きしめたげて、頭撫でたげて、頬ずりしてあげたいですけどねっ!!!! …え〜っと、 これが普通の感想だと思うんだけどどうなのかな? それともやっぱり忍野みたいにみんな¨怖さ¨の方が先に来んのかな?? 僕は『傷物語』を読んで羽川好きになりました。 羽川好きな人は是非読んでもらってみんな確認してほしいです。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!