密室キングダム

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密室キングダムの評価:

4.00/5点 レビュー 14件。 C ランク

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平均点4.00pt

Amazonレビュー一覧

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未読の方はご注意ください

全28件 21〜28 2/2ページ
No.8
(5pt)

《南美希風》シリーズの第三長編

五つの密室事件が扱われている本作。
第一の密室は、いわば“三重密室”。その最終ラインは、出入り口のそばに居た
人々による“視線の密室”なのですが、犯人は、心理的仕掛けをほどこすことで、
思いもよらない密室からの脱出方法を隠蔽しています。普通なら禁じ手と言える
その脱出方法を成立させるために、“三重密室”を構成することでカムフラージュ
しているのが秀逸です。
第二の密室は、茶室の襖に、木の枝とはさみを刺すことで構成した“和の密室”。
形態だけでなく、動機も他の四つの密室とは異質で、その切実さが胸を打ちます。
第三の密室は、犯人が構成した密室の外側に死体があるケースで、密室
内部に容疑者が倒れているという、カーの×××的趣向も採られています。
よく練られた独創的な物理トリックが用いられており、感心させられました。
第四の密室は、椅子に縛られた被害者を残し、直前
までいた犯人が、密室から忽然と消す、という趣向。
古典的な小道具が用いられているのですが、
それを気取らせない隠蔽の仕方が秀逸です。
第五の密室は、暖炉に頭を突っ込んだ謎の男
を残し、犯人が密室から消失するという趣向。
密室の扉に貼られていたイシスの紙が、装飾の意味だけでなく、脱出する
うえで、実効的な影響も捜査陣に及ぼしていたというあたりが素晴らしい。
真相は、第一の密室と同様、普通ならアンフェアのそしりは免れない代物なのですが、
「顔を焼かれた謎の男」といった存在を導入することによって、ギリギリのところで反則
にはしていないのがお見事です。
本作は、圧倒的なボリュームと大時代的な世界観で、明らかに一般受けはしない
でしょうが、愚直なまでにトリックとロジックを追究する真摯な作風は、近年、希少
であり、評価されるべきだと思います。
密室キングダム Amazon書評・レビュー: 密室キングダムより
433492560X
No.7
(5pt)

《南美希風》シリーズの第三長編

五つの密室事件が扱われている本作。
第一の密室は、いわば“三重密室”。その最終ラインは、出入り口のそばに居た
人々による“視線の密室”なのですが、犯人は、心理的仕掛けをほどこすことで、
思いもよらない密室からの脱出方法を隠蔽しています。普通なら禁じ手と言える
その脱出方法を成立させるために、“三重密室”を構成することでカムフラージュ
しているのが秀逸です。
第二の密室は、茶室の襖に、木の枝とはさみを刺すことで構成した“和の密室”。
形態だけでなく、動機も他の四つの密室とは異質で、その切実さが胸を打ちます。
第三の密室は、犯人が構成した密室の外側に死体があるケースで、密室
内部に容疑者が倒れているという、カーの×××的趣向も採られています。
よく練られた独創的な物理トリックが用いられており、感心させられました。
第四の密室は、椅子に縛られた被害者を残し、直前
までいた犯人が、密室から忽然と消す、という趣向。
古典的な小道具が用いられているのですが、
それを気取らせない隠蔽の仕方が秀逸です。
第五の密室は、暖炉に頭を突っ込んだ謎の男
を残し、犯人が密室から消失するという趣向。
密室の扉に貼られていたイシスの紙が、装飾の意味だけでなく、脱出する
うえで、実効的な影響も捜査陣に及ぼしていたというあたりが素晴らしい。
真相は、第一の密室と同様、普通ならアンフェアのそしりは免れない代物なのですが、
「顔を焼かれた謎の男」といった存在を導入することによって、ギリギリのところで反則
にはしていないのがお見事です。
本作は、圧倒的なボリュームと大時代的な世界観で、明らかに一般受けはしない
でしょうが、愚直なまでにトリックとロジックを追究する真摯な作風は、近年、希少
であり、評価されるべきだと思います。
密室キングダム (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 密室キングダム (光文社文庫)より
4334747108
No.6
(5pt)

若き日の南美希風と五つの密室

五つの密室事件が扱われている本作。
第一の密室は、いわば“三重密室”。その最終ラインは、出入り口のそばに居た
人々による“視線の密室”なのですが、犯人は、心理的仕掛けをほどこすことで、
思いもよらない密室からの脱出方法を隠蔽しています。普通なら禁じ手と言える
その脱出方法を成立させるために、“三重密室”を構成することでカムフラージュ
しているのが秀逸です。
第二の密室は、茶室の襖に、木の枝とはさみを刺すことで構成した“和の密室”。
形態だけでなく、動機も他の四つの密室とは異質で、その切実さが胸を打ちます。
第三の密室は、犯人が構成した密室の外側に死体があるケースで、密室
内部に容疑者が倒れているという、カーの×××的趣向も採られています。
よく練られた独創的な物理トリックが用いられており、感心させられました。
第四の密室は、椅子に縛られた被害者を残し、直前
までいた犯人が、密室から忽然と消す、という趣向。
古典的な小道具が用いられているのですが、
それを気取らせない隠蔽の仕方が秀逸です。
第五の密室は、暖炉に頭を突っ込んだ謎の男
を残し、犯人が密室から消失するという趣向。
密室の扉に貼られていたイシスの紙が、装飾の意味だけでなく、脱出する
うえで、実効的な影響も捜査陣に及ぼしていたというあたりが素晴らしい。
真相は、第一の密室と同様、普通ならアンフェアのそしりは免れない代物なのですが、
「顔を焼かれた謎の男」といった存在を導入することによって、ギリギリのところで反則
にはしていないのがお見事です。
本作は、圧倒的なボリュームと大時代的な世界観で、明らかに一般受けはしない
でしょうが、愚直なまでにトリックとロジックを追究する真摯な作風は、近年、希少
であり、評価されるべきだと思います。
密室キングダム Amazon書評・レビュー: 密室キングダムより
433492560X
No.5
(5pt)

流石の柄刀作品

いや、本当に面白かったです!流石です。次々と現れる密室に一気に読んでしまいました。私は以前からの南美希風ファンですが、心臓移植以前の美希風の活躍は初めてだったので、ある種特別の感慨がありましたね。吝家の三つ子のそれぞれの運命が、結局は父親を含めた下らない因習のせいだと思うと、たまらない腹立たしさにおそわれます。何より三男の三郎が哀れでなりませんでした。立派な吝家の一員でありながら、消されてしまった、隠されてしまった存在。亡くなる寸前に美希風に告げられた言葉は哀しいです。その言葉は当時の美希風の心理ともどこか同調するようにも思えます。それが美希風の涙を誘ったのでしょう。どうせ余所に移るのなら、何故父親はその際に真実を語って三男も同行しなかったのでしょう。そうすれば、このような悲劇はもしかしたら避けられたかも知れない。全ては父親のある意味の弱さ故だったのかも知れません。やはりそもそもの元凶は父親ではないのか、という思いがしてならないのです。いや、柄刀さんの筆力に脱帽です。読み応えがありました。
密室キングダム Amazon書評・レビュー: 密室キングダムより
433492560X
No.4
(4pt)

みっしつの宝石箱やー!

07年度本格マイベスト1位。ボリュームたっぷりは人により好みが別れますが、題材、ネタ、伏線、動機が最高。それら素材が無駄なく処理されてるためあの厚みにも納得出来ます。特に1番目の密室の意義は新境地。一点減点は、密室トリックの解読がほぼ主人公任せになっており読者が参入出来ない事でしょうか。あともっと内容にあったタイトルだったら…。あれだけの密室トリックを駆使しながら、かつ物語がよく練られて骨組みがしっかりして、それらが上手く融合されている。久しぶりに納得のいく本格ものでした。あの厚みが苦にならない本格好きの方は是非読んで下さい
密室キングダム Amazon書評・レビュー: 密室キングダムより
433492560X
No.3
(4pt)

めくってもめくっても

ほぼ千ページ、めくってもめくっても密室です。正に題名に偽りなし。
密室トリックは少しだけ苦手なのですが、密室といっても色々な種類があったので、楽しんで最後まで読むことができました。
珍しく、途中で真犯人を当てることができて嬉しかったです。
最後の最後で背中がうっすら寒くなりました。長かったけど楽しかった!
密室キングダム Amazon書評・レビュー: 密室キングダムより
433492560X
No.2
(5pt)

今年の本格No.1はこれ!

本格ミステリ好きの方にお勧めです!難問の密室殺人事件が何度も起きますが、その密室の謎を解くと、さらに心理的な罠が待っているのです。それを一つ一つちゃんと論理的に解いていくという、まさに本格!というべきものです。
かなり分厚い本ですが、読んでいる間ずっと楽しいです。
今年はきっとこれがNo.1になるでしょう。ここ10年のなかでも1位かも。
密室キングダム (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 密室キングダム (光文社文庫)より
4334747108
No.1
(5pt)

今年の本格No.1はこれ!

本格ミステリ好きの方にお勧めです!難問の密室殺人事件が何度も起きますが、その密室の謎を解くと、さらに心理的な罠が待っているのです。それを一つ一つちゃんと論理的に解いていくという、まさに本格!というべきものです。
かなり分厚い本ですが、読んでいる間ずっと楽しいです。
今年はきっとこれがNo.1になるでしょう。ここ10年のなかでも1位かも。
密室キングダム Amazon書評・レビュー: 密室キングダムより
433492560X