インシテミル
評判
インシテミルの評価:
3.55/5点 レビュー 211件。 A ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全426件 81〜100 5/22ページ
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3.55/5点 レビュー 211件。 A ランク
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ただミステリを読む方が多いのでしょうし、奇をてらった予想外のタネではないですから、正統派ミステリを好む人には受け入れ難いのではないかと思います。
直接的なネタバレは抑えつつ書いていきます。
主人公は序盤とある女性を賛歌していますが、途中からそれはなくなります。しかし殺人ゲームに巻き込まれますし、ただ一部だけを見ていた状況から共同生活を送るようになってそれどころではなくなったり見方も変わるものなのではないでしょうか。
次に、途中から雰囲気が変わりますが、それは主人公の置かれる立場が変わったことが原因でしょう。少なくとも、自分がこうなるのなら、こうなってもおかしくはないだろう、程度には納得が行く状況です。
最後、犯人の動機開示について。不明瞭だのすっきりしないだの言われてますが、そもそも殺人ゲームに参加するまで知りもしなかった人の重い背景を主人公視点で必ず開示される必要があるのか、と。殺人ゲームがなければ関わらなかった人間ですから、終わればもう関わる必要も感じません。小説とは条件が明示されていなければ解くことが出来ない数学の問題では無いのですから、開示されないなら自分なりに考える余地があるのもいいですし、それはそれで小説の醍醐味と思っています。(漫画になりますが、『金田一少年』シリーズのような動機の暴露も私は好きです。)
事態が時間が過ぎるごとに変わっていき、それによって主人公が表に出す面も変わる。私はこの作品を駄作とは決して思いませんし、読みやすい点もあってかなり好きな作品です。
ただ上で述べたとおり、はっきりくっきりすっきり終わる作品ではありません。考える余地があるということはそこは作者による正解が出されていないことになります。そしてさらっと終わります。ミステリを「パズル」として捉える方には本当におすすめしません。ピースが足りていないわけですから。もやもやしてしまうと思います。しかし読みやすくそれでいて文字だけでも十分わかりやすいのでミステリ初心者にはいいかもしれません。
次回作の仄めかしがある(のに今現在発表される予感すら無い)ので、単発作品としては…って感じでしょうか。