■スポンサードリンク


B・D・T 掟の街



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
B・D・T 掟の街 (角川文庫)
B・D・T [掟の街] 新装版 (角川文庫)

B・D・T 掟の街の評価: 3.78/5点 レビュー 9件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.78pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全6件 1~6 1/1ページ
No.6:
(4pt)

後半から面白くなった

近未来モノって、なにげにリアリティがなくてあまり好きになれない。
本作もずっと違和感を感じながら読んでたんですが、モーリスの正体が分かった辺りから面白くなりましたね。
B・D・T [掟の街] 新装版 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:B・D・T [掟の街] 新装版 (角川文庫)より
4041079500
No.5:
(5pt)

個人的には大沢氏最高傑作

aerojazzy氏のコメントに同感です。
私は大沢在昌氏の作品はほとんど読んだファンを自負してますが、BDTは何度読み返しても少しするとまた読みたくなってしまいます。氏の作品の中で一番好きです。

少しストリート感の強く飾り気は少ない世界感ではありますが、実際にアフリカやアメリカのスラムや貧困国ではこれに近い現実があるのではないかななどと思います。大沢氏と他のハードボイルド作家の違いは、様々な国際的な社会問題を作品の世界感に混ぜ込んで描ける事だと思います。何気ない設定に深みがあるのです。不法滞在外国人問題が深刻化する近未来東京。爆発的に急増した身寄りのない混血児たちは「ホープレス・チャイルド」と呼ばれ、その多くが犯罪者となっていた。東京の高級住宅街がスラム化してしまうという世界感はとても斬新です。暮らしすらままならない現実、成長したホープレスチャイルドが探偵になり純日本人や警察、犯罪者と関わる中で、差別や暴力、権力に負けず逞しく正義を貫いて生きていく姿から「自己の正義に命をかけて生きる」という事を考え直させられます。

最後のくだり。「もっとも俺はリアリストだから神様なんて信じちゃいないがな。」はしびれます。
個人的には日本ハードボイルドの最高傑作だと思います。
B・D・T 掟の街 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:B・D・T 掟の街 (角川文庫)より
4041671191
No.4:
(4pt)

遠くない将来

グローバル社会が進み、人種や国籍を問わず、各国で生活をするようになる。当然、混血児も増えてくるだろう。ビザ欲しさに結婚をする人もいるかもしれない。ビザさえ手に入れば姿をくらます人もいるかもしれない。
そのようにして誕生した混血児たちが増えれば、“日本人”と“ホープレス・チャイルド”は対立するでしょう。
3Kはホープレスにさせて、キレイな仕事は日本人という構図が出来上がる可能性だってある。
そして、著しく治安が不安定になる。
そんな世の中になったら、“ケン”のような逞しさを持つ人しか生きていけなくなる。
フィクションなのにノンフィクションでない。
今まさに迎えつつある現実なのかもしれない。
B・D・T 掟の街 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:B・D・T 掟の街 (角川文庫)より
4041671191
No.3:
(4pt)

なぜか魅力的です。

大沢氏の作り出す沢山のヒーローの中でケン・ヨヨギが一番好きです。
近未来のTOKYOを舞台にした物語ですが
映画「ストレンジ・デイズ」と同じ雰囲気を感じました。
同氏の作品は二度目に読むまでに時間を必要としますが
この作品だけは繰り返し読んでしまいます。
登場人物の構築、設定、ストーリーの展開、スピード感
なぜか魅力的な作品だと思います。
B・D・T [掟の街] 新装版 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:B・D・T [掟の街] 新装版 (角川文庫)より
4041079500
No.2:
(4pt)

なぜか魅力的です。

大沢氏の作り出す沢山のヒーローの中でケン・ヨヨギが一番好きです。近未来のTOKYOを舞台にした物語ですが映画「ストレンジ・デイズ」と同じ雰囲気を感じました。同氏の作品は二度目に読むまでに時間を必要としますがこの作品だけは繰り返し読んでしまいます。登場人物の構築、設定、ストーリーの展開、スピード感なぜか魅力的な作品だと思います。
B・D・T 掟の街 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:B・D・T 掟の街 (角川文庫)より
4041671191
No.1:
(4pt)

近未来ハードボイルド

近未来の東京が舞台。
 不法在住外人の増加の為、政府が出した政策「新外法」が全ての始まりだった。
 その為、爆発的に増えた外国人との混血児である「ホープレス・チャイルド」達。
 彼らは親に捨てられ、日本人から疎まれながら、必死に生きていく。
 主人公はそんなホープレスの一人、私立探偵であった。
 彼はある日、ホープレス出身の作家にある女性を探して欲しいと頼まれ、その依頼を引き受けるのだが――
 物語はただの人探しから、ホープレスと日本人、両者の命運を駆けたイザコザに巻き込まれていく。
 決して夢は見ない「リアリスト」な者達が繰り広げるハードボイルドです。
 少し、内容が濃い部分を除けば、楽しめるかと。
B・D・T [掟の街] 新装版 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:B・D・T [掟の街] 新装版 (角川文庫)より
4041079500

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!