蒲公英草紙 常野物語

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蒲公英草紙 常野物語の評価:

3.90/5点 レビュー 68件。 B ランク

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平均点3.90pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全30件 21〜30 2/2ページ
No.10
(3pt)

どうして蒲公英?

一部の人には強烈な人気を持つ「常野物語」シリーズだけれど、追憶・追想の形で描かれているので、読後の印象としてはぼけた感じになっているのが否めない。「大きな引き出し」のエピソードも、その一族も、余りに大事に暖めすぎた(しまいすぎた)イメージの中にあって、かっちりと構成されたスリルやサスペンスを核とする作品群と、ファンタジー寄りな作品群との中間という感じで物足りなさを感じた。しかし、大きな惨事の犠牲者が相次ぐ世間で、「引き出し」を持っている人が実際に供養してくれたら、参列者・関係者は救われるかなあなんてふっと思ったりもした。
蒲公英草紙 常野物語 (常野物語) Amazon書評・レビュー: 蒲公英草紙 常野物語 (常野物語)より
4087747700
No.9
(3pt)

どうして蒲公英?

一部の人には強烈な人気を持つ「常野物語」シリーズだけれど、追憶・追想の形で描かれているので、読後の印象としてはぼけた感じになっているのが否めない。「大きな引き出し」のエピソードも、その一族も、余りに大事に暖めすぎた(しまいすぎた)イメージの中にあって、かっちりと構成されたスリルやサスペンスを核とする作品群と、ファンタジー寄りな作品群との中間という感じで物足りなさを感じた。しかし、大きな惨事の犠牲者が相次ぐ世間で、「引き出し」を持っている人が実際に供養してくれたら、参列者・関係者は救われるかなあなんてふっと思ったりもした。
蒲公英草紙 常野物語 (常野物語) (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 蒲公英草紙 常野物語 (常野物語) (集英社文庫)より
4087462943
No.8
(3pt)

『しまう』

光の帝国、常野物語の第2弾。
普通の人が持っていない特殊な能力を持つ一族、常野。
その中で、今回は一人の人の人生を『しまう』ことを仕事にしている春田一家と、彼らを受け入れる大地主一家とそこに集うの人々をめぐるお話。
今回は、不思議な家族より、大地主の末娘、聡子のお話が中心。彼女は、病弱ではあるが聡明で美しい少女であった。戦前の穏やかな日本の古き良き時代、聡子は、みんなに愛されて徐々に強くなっていく(彼女の血筋もあるが)
最後は、彼女の成長した強さが、つらい結果を招くことになる。彼女の愛されてきた人たちへの恩返し、村の長の娘としての責任感。
涙なしでは読めません。
物語の最後に、語り部であった峰子のつぶやきは今の世の中への警鐘ともとれ心にずっしと重くきました。

蒲公英草紙 常野物語 (常野物語) Amazon書評・レビュー: 蒲公英草紙 常野物語 (常野物語)より
4087747700
No.7
(3pt)

『しまう』

光の帝国、常野物語の第2弾。
普通の人が持っていない特殊な能力を持つ一族、常野。
その中で、今回は一人の人の人生を『しまう』ことを仕事にしている春田一家と、彼らを受け入れる大地主一家とそこに集うの人々をめぐるお話。
今回は、不思議な家族より、大地主の末娘、聡子のお話が中心。彼女は、病弱ではあるが聡明で美しい少女であった。戦前の穏やかな日本の古き良き時代、聡子は、みんなに愛されて徐々に強くなっていく(彼女の血筋もあるが)
最後は、彼女の成長した強さが、つらい結果を招くことになる。彼女の愛されてきた人たちへの恩返し、村の長の娘としての責任感。
涙なしでは読めません。
物語の最後に、語り部であった峰子のつぶやきは今の世の中への警鐘ともとれ心にずっしと重くきました。

蒲公英草紙 常野物語 (常野物語) (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 蒲公英草紙 常野物語 (常野物語) (集英社文庫)より
4087462943
No.6
(3pt)

常野一族にしては物足りない

前半100ページまで、例によって思わせぶりにじらされます。ま、恩田ファンなら、忍耐するはず。で、その後にドラマが動き出すわけですが…。
 うーん、常野一族は、もっと大きなものと対峙していたはずだと思いました。お嬢様が雨を予見したときは、私はヒロシマの黒い雨を想起しました。こんな小さな(失礼!)危機の予見でいいの?常野一族って、日本どころか地球を、宇宙を感じる一族じゃないの?
 「光の帝国」のダイナミズムがほしいです。超常現象だろうが何だろうが。、現在の価値観を揺るがす提案をしてほしかったです。
 特に、前半の「ユージニア」と酷似した出だしは、工夫が足りないと思いました。
蒲公英草紙 常野物語 (常野物語) Amazon書評・レビュー: 蒲公英草紙 常野物語 (常野物語)より
4087747700
No.5
(3pt)

常野一族にしては物足りない

前半100ページまで、例によって思わせぶりにじらされます。ま、恩田ファンなら、忍耐するはず。で、その後にドラマが動き出すわけですが…。
 うーん、常野一族は、もっと大きなものと対峙していたはずだと思いました。お嬢様が雨を予見したときは、私はヒロシマの黒い雨を想起しました。こんな小さな(失礼!)危機の予見でいいの?常野一族って、日本どころか地球を、宇宙を感じる一族じゃないの?
 「光の帝国」のダイナミズムがほしいです。超常現象だろうが何だろうが。、現在の価値観を揺るがす提案をしてほしかったです。
 特に、前半の「ユージニア」と酷似した出だしは、工夫が足りないと思いました。
蒲公英草紙 常野物語 (常野物語) (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 蒲公英草紙 常野物語 (常野物語) (集英社文庫)より
4087462943
No.4
(3pt)

結末にのみ不満 続編を切望

あの常世物語のずうっと以前の時代の物語です。やさしい語り口で少女の目から見た不思議な一族との出会いの物語が淡々と語られていきます。聡子という魅力的なお嬢さんと語り手の少女の触れ合いに、常世の一族もからんで不思議で懐かしい情景が語られていきます。この聡子に語らせる形でのの西洋画と日本画に対する見識はすばらしかったです。作者は芸術や日本の歴史認識についても慧眼があるなあと感心しつつ読みました。
でも結末が不完全燃焼で尻切れトンボです。だから星は三つだけ。ここで終わってしまうのは残念。太平洋戦争後の老婆になってしまった語り手の少女を戦後の荒廃の中に置き去りにしないで、最後にもう一度常世の一族を出して欲しかったです。続編を切望しています。
蒲公英草紙 常野物語 (常野物語) Amazon書評・レビュー: 蒲公英草紙 常野物語 (常野物語)より
4087747700
No.3
(3pt)

結末にのみ不満 続編を切望

あの常世物語のずうっと以前の時代の物語です。やさしい語り口で少女の目から見た不思議な一族との出会いの物語が淡々と語られていきます。聡子という魅力的なお嬢さんと語り手の少女の触れ合いに、常世の一族もからんで不思議で懐かしい情景が語られていきます。この聡子に語らせる形でのの西洋画と日本画に対する見識はすばらしかったです。作者は芸術や日本の歴史認識についても慧眼があるなあと感心しつつ読みました。
でも結末が不完全燃焼で尻切れトンボです。だから星は三つだけ。ここで終わってしまうのは残念。太平洋戦争後の老婆になってしまった語り手の少女を戦後の荒廃の中に置き去りにしないで、最後にもう一度常世の一族を出して欲しかったです。続編を切望しています。
蒲公英草紙 常野物語 (常野物語) (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 蒲公英草紙 常野物語 (常野物語) (集英社文庫)より
4087462943
No.2
(3pt)

「常野シリーズ」として読むのをオススメ

静かで落ち着いた、本当に良い作品だと思います。
夜、自宅で静かに浸りきるのにぴったりでした。
恩田陸さん独特の根底に流れるやさしさは変わらず、
しかし1作1作見事に作品を書き分けていらしゃるなぁと感心しました。
ケレンミなく、かといって平板では決してなく、
本当にやさしく気持ちよく読める数少ない小説だと思います。ただ、この作品を単体として読んだ時、
話の膨らませ方がちょっと甘いかな、と思いました。
「光の帝国」など先行する物語の既知を踏まえないで読むと、
物語の深みが感じられないような気がしたのです。
内容に関しても「結」の部分で、聡子がどうして峰子の手を取らなかったかの説明も不足に感じ、
また、回想から覚めた峰子の独白による最後のオチも物足りなく感じました。
あと数ページ、膨らませて欲しかった…。実力のある作家さんですしテーマもお話もステキなので、
もうちょっと練ってほしかったなぁと非常に残念に思いました。
なので、あえて辛めの採点で星3つです。余談ですが、こういった良い雰囲気の小説は、
ハードカバーの重みがあったほうが心地よく読めますね。
文庫化される前に読めてラッキーでした
(文庫が出ていればそちらを買ってしまうでしょうし・笑)。
蒲公英草紙 常野物語 (常野物語) Amazon書評・レビュー: 蒲公英草紙 常野物語 (常野物語)より
4087747700
No.1
(3pt)

「常野シリーズ」として読むのをオススメ

静かで落ち着いた、本当に良い作品だと思います。
夜、自宅で静かに浸りきるのにぴったりでした。
恩田陸さん独特の根底に流れるやさしさは変わらず、
しかし1作1作見事に作品を書き分けていらしゃるなぁと感心しました。
ケレンミなく、かといって平板では決してなく、
本当にやさしく気持ちよく読める数少ない小説だと思います。ただ、この作品を単体として読んだ時、
話の膨らませ方がちょっと甘いかな、と思いました。
「光の帝国」など先行する物語の既知を踏まえないで読むと、
物語の深みが感じられないような気がしたのです。
内容に関しても「結」の部分で、聡子がどうして峰子の手を取らなかったかの説明も不足に感じ、
また、回想から覚めた峰子の独白による最後のオチも物足りなく感じました。
あと数ページ、膨らませて欲しかった…。実力のある作家さんですしテーマもお話もステキなので、
もうちょっと練ってほしかったなぁと非常に残念に思いました。
なので、あえて辛めの採点で星3つです。余談ですが、こういった良い雰囲気の小説は、
ハードカバーの重みがあったほうが心地よく読めますね。
文庫化される前に読めてラッキーでした
(文庫が出ていればそちらを買ってしまうでしょうし・笑)。
蒲公英草紙 常野物語 (常野物語) (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 蒲公英草紙 常野物語 (常野物語) (集英社文庫)より
4087462943