禁じられた楽園

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評判

禁じられた楽園の評価:

3.28/5点 レビュー 29件。 D ランク

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平均点3.28pt

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全22件 21〜22 2/2ページ
No.2
(4pt)

悪意の迷宮

 天才と呼ぶにふさわしい青年に、建築をモチーフにした個人的な(というにはあまりにも手の込んだ)インスタレーションに招待された二人の男女。行方不明になった敏腕営業マンを追う婚約者の女性と、彼の友人。死者が見えるゲーム。神が光臨したという伝説のある旧家。実際に中に入り込める絵…。噂と悪意と恐怖の物語で、途中まで、本当に終盤間際までは引き込まれて、すごくわくわくしました。 インスタレーションと呼ばれる奇怪な建築の迷宮は本当に不気味ですし、物語をぐいぐいと引っ張る奇怪で少し怖い謎は魅力的です。 『球形の季節』『劫尽童女』『ロミオとロミオは永遠に』『ねじの回転』といった小説群に連なる物語だと思います。この系統の作品は、自分にはオチの解釈が難しかったり、「えっ、こんな終わり方しちゃうの?」とあっけにとられたりするのが常で苦手なのですが、この作品はそんな部分を差し引いても読むに値する面白さがあると思います。解けない謎が残ることも多い恩田作品ですが、この作品の謎は殆ど全部最後には解決します。ただちょっとかなり強引な気がしたので☆ひとつマイナスさせていただきました。
禁じられた楽園 Amazon書評・レビュー: 禁じられた楽園より
4198618461
No.1
(5pt)

書出しの巧妙さ

この著者の書出しは本当にうまい。謎が謎を呼び、一見関係ない様々な人物が異様な体験を通じて一点に集約してゆく。特異な人物烏山響一が常にその禍禍しい渦の中心にいる。多くの登場人物は不吉な影に怯えつつ、まさかという思いと強い個性に惹かれて破滅に追いやられてゆく。はたして救いはあるのか?最後の最後までどのような形で幕が引かれるのか予断を許さない物語だ。恩田さんの従来の作品に共通する部分と新たなものとが綯い交ぜになった作品だが、真に楽しめる作品でもある。
禁じられた楽園 Amazon書評・レビュー: 禁じられた楽園より
4198618461