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(短編集)
マドンナ
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マドンナの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.06pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全79件 21~40 2/4ページ
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みにつまされる。親父の恋は哀しいものだと改めて感じる。会社組織のおかしさと悲しさが描き出される。 | ||||
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会社という組織の中で生きている中間管理職のための気持ちをしみじみと感じる短編集です。作者の暖かい視点を感じます。読後感のいい一冊です。 | ||||
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日常の中のドラマが上手にストーリーになって、つい引き込まれてしまう。 肩に力を入れずに読めるとページを捲り始めると・・・。 | ||||
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主役の服装や行動、情景描写が丁寧でわかりやすく想像しやすいので、読書初心者には有難い。読んでいて映像がすぐに浮かんでくるような気がする。男性心理とはこういうものなのか・・・?と勉強になりました。 あと、「マドンナ」「ガール」は両方読んだ方が面白い。 | ||||
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この物語は、中年が主人公の短編集ですが女性のわたしが 読んでもワクワクしました! ガールも読んでますが、企業を題材にした設定が個人的に好きです。 田舎に行くほど企業とかヒエラルキーとか薄いので、なんだか「とかいぽい」ものを 味わえます。 そして女性目線では気づけない「男性も人を好きになるといくつになっても浮かれるもの」 という事に なんだかときめきました。 男という生き物は、もっと理論的でドライな生き物だと思ってました。 嫉妬に狂い、(かわいいものですがね)何も手につかないなんて・・・この 主人公の様に恋されたいものですねー! 大概ライトな小説って「で、何がいいたいんだろう」という事が多いですが 奥田さんは対して意味はなくとも なんだかいい気分にさせてくれる という事がうまいきがします。 それってある意味すごくよくできてる小説です。 | ||||
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あっという間に読み終えてしまった。 四十代。会社でも、家庭でも、板ばさみ的な?年齢かしら? あっという間に過ぎる毎日に、ちょっとした気持ちの変化や、期待感。 戦う戦士四十代。 かわいくもおもしろい素顔がみれたかな。 | ||||
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前々から表紙のイラストが気になってました。 初めて読む奥田英朗氏の作品です。 中間管理職のサラリーマンが主人公で、程度の差はあれ、誰でもなんらかの形で遭遇するような状況設定です。 それぞれの短編で、奥様がいい味をだしています。 作り込み過ぎかな、という印象もありますが、読み進めるうちに、あるかな〜、あるかも〜と感じるようになりました。 特に表題作の「マドンナ」は、職場でありうる話で、荻野課長の恋心がさめる瞬間の場面がリアルです。 (187) | ||||
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こちらの本の裏には次のような紹介があります。 『上司の事、お父さんの事、夫の事を知りたいあなたにもぴったりの一冊です』 まことにそう感じる一冊でした。 家では口数の少ないお父さんが、職場で何を考えどのように振る舞っているのか、虚構の世界ではありつつも背中を重ねてしまう一幕が多々ありました。 大変面白く時間を忘れて読みふけりました。お薦めの本です。 | ||||
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文章は飽きることなく読めるので、暇つぶしにはもってこいの作家だと思う。ただ、「ボス」を読んで少し不愉快になった。女性の社会進出がテーマなのだが、毅然として余裕のある女性がすごいみたいな書き方をしているけれど、実際社会での女性はもっと不自由で必死であり、ボスから怒鳴られても家庭のため頑張っている人も多く、どちらが凄いかというと個人的には後者だという意見である。男性も同様。頑張れ、キャリアウーマンよりも、頑張れ普通の人々。みたいな感じ。 | ||||
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短編物語の全てが男性主人公。 かつ、会社勤めの中間管理職ばかりである。 なので、中年男性といっても、世間一般代表ではありません。 しかも、それぞれ優秀な人物であり、描写からも一流企業の勤め人というのが伺えます。 う、羨ましい、、、と一概に言えないのがサラリーマンの辛い所。 働き方も固定化してきて、安定期にあるはずが、 この歳だからこそ起こる、”ちょっとした変化(結婚や就職から比べると)”で、 想定内の生活から踏み外してしまいます。 少し重い風邪ひくようなものですが、大人の病気はこじらせます。 心乱され思い悩むこととなります。 しかし凝り固まった中年の頭が、小さなキッカケにより、 最後にはほぐされるのは著者のパターン。 彼らが直面する問題は、”部下への恋心”、”出世競争”、”総務の賄賂”など 不条理な事ばかり。この本には、具体的な解決策は出てきません。 でも、そんな問題との付き合い方は示してくれます。 とはいえ、この塩梅がなかなか難しいんだよなぁ。 著者の『ガール』は既に読んでいました。 そこでは女性の立場から、年齢に対する付き合い方が大きなテーマでした。 『マドンナ』は、年齢というより、会社という社会での立場・勤め方というのがテーマかも。 どちらも最後は達観の域になるというのは似ているかもしれません。 これからも変わり続けていく、日本の会社。 サラリーマンはその度思い悩むんだろうなぁ。、、、なんか滑稽です。 | ||||
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私は14年間銀行で総合職をしていたので、作者の描く会社や会社員の様子が本当に現実に即していることにびっくりし、「この人ってどうしてこんなに会社の事情を知っているのか」と思わずプロフィールを見直してしまった。 とくに、女性上司の人物造形がものすごくリアリティがあってただただ感心する。 私が奥田英朗の作品を全部読むきっかけになった作品です。 | ||||
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オフィスの人間模様を描いた短編集。 「うわ、この気持ちすごいわかる」、と声をあげたくなるほど。 ネガティブな終わり方はしないから、読後感もグッド。 社会に身をおいていると、人間関係の中で 色々なことを感じたり、思ったりするけれど、その場では、それを言えないし、口にはしたくないもの。そういうもやもやした思いがズバッと描かれていました。 「マドンナ」と「ボス」と「パティオ」が特に勧め。 | ||||
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がんばる中間管理職を描いた短編集。 今まで順調にキャリアを築いてきたおやじが、仕事で悩み、家庭の問題でも悩む。 この仕事上の問題と家庭の問題が、一見別問題に見えて、実は根本では同じ というのが面白い。 本人は必死なのだが、傍から見るとどこかこっけいだ。 思わず笑ってしまう。 話の最後では、両方の問題に一応の解決が見られる。 分かってはいた結末なのだが、やはり感動してしまう。 このあたりは著者の描写力の賜物なのでしょう。 私は「ダンス」「パティオ」が好きでした。 | ||||
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20代、30代と仕事に打ち込み、40代になれば、 ある程度仕事に自信もでき、地位もある。 その世代の中間管理職の悲哀をコメディータッチで描いた短編集。 本人達はおおいに真面目なのだがどこか滑稽で笑える。 40代サラリーマンは仕事ができるが、少しずつ頭が固くなってきているのか、 変化に対応しきれなかったり、家庭では肩身が狭かったり。 ふと立ち止まって考えてしまう世代なのかもしれない。 最後にはちょっと心を温めてくれるようなオチが各編ともに 用意されているあたりが秀逸。 気軽に楽しく読める。 | ||||
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平凡な40代管理職サラリーマン。。。全方位プレッシャーと戦いつつ、ある日突如、「キレる」、短編5編。サラリーマン経験者なら誰もが「あるある」と思うリアルな小噺。 | ||||
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きっかけはともかく、読み心地がよい本でした。自分の年齢がこの短編に登場するどの人物とも近いことが話に親近感を持たせてくれました。一番応えたのは最後の「パティオ」。40代は人生の中でも一番めまぐるしい時。子どもの事で悩み、自分自身の体と気持ちのアンバランスさを目の当たりにし、親たちの衰えぶりに驚く。忙しくしていると一番後回しにしてしまうのが、よくない事だけれど離れている親たちのこと。元気にやってる、問題ないよ、の言葉についつい優先順位を下げていることを正面から教えられたような感じでした。読んでいる間中、ついつい甘えている自分の姿を見続けていました。 手に取るきっかけとなった「ボス」。自分の姿に近いせいか、女性の登場人物に感情移入してしまいました。息抜きがあるからこそ、現実世界でも踏ん張れる、と言う感じがよくわかります。「マドンナ」とは違い、ちょっと遠い存在であることが切り替えがうまくいっていいところなのかもしれません。 | ||||
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5つの短編で構成されているが、どの話も主人公が大企業に勤める40代の管理職で妻が専業主婦という一般的なサラリーマンの苦悩を描いた物語。40代というと子供がある程度の年齢に達して仕事でも責任あるポストを任せる年代なのだが、この話に出てくる主人公たちは実にくだらないことで悩んでいて妙にリアリティがあった。特に「ボス」は、女性管理職を受け入れられない中堅サラリーマンの心情を描いた話で、女性管理職が進める社内改革やそれに不満を言う男性陣の様子がおもしろかった。 | ||||
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いつも長編が好きなのですが、そして奥田さんの本には、ずい〜と引き込まれてしまいます。 短編はどうかなと思いましたが、すごく面白かったです。 おじさんたちのお話なんだけれど、なんだか納得してしまうおじさんたちの会社の日常。 おじさん(サラリーマン)たちを応援したくなりました。 一気に読めます。 | ||||
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痛快感と爽快感に満ちた圧巻の作品群が所収されている、これが私の紛れもない読後感だ。『ガール』という作品が女性目線で描かれた小説であったのに対して、本書はそれとは逆の男性目線で綴られており、余計に親近感が湧いた。40代という各作品に共通した年齢設定も面白い。会社での肩書きも「課長」や「部次長」であり、守るべき家族がいるといった、何かと「背負うべきもの」が増える年齢のようだ。本書にもたしかそんな文章があった。妻や子供、上司と部下の視点も盛り込まれ、どの世代でもアクセス可能であり、楽しく読めるのが本書の魅力である。 表題作の「マドンナ」と「ボス」という作品はとくに印象に残る作品であった。「マドンナ」は、新たに人事異動してきた20代女性社員に恋をしてしまう40代課長が主人公。彼女をめぐる部下との一騎打ちもなかなか笑えるが、あることを契機に、最後の最後で本当の彼女の心理・素顔を知ることになる。昔よく聴いた曲にあった、「振り向いた素顔は僕だけ知っていたい」という歌詞をただちに想起させられたが、課長はこうした経験を重ねることで、男の度量を鍛えてゆくのではないか。少なくとも無駄な人生経験ではない。「ボス」では、海外経験の豊かな女性が部長として着任し、部次長の自分との力量や思考様式・価値観の違いをまざまざと思い知らされるという内容。ある意味では、欧米対純和風という構図が透けてみえるが、その部長も一人の女性であることを発見するというシナリオも心地よかった。 総じて本書を読んでいて感じるのは、価値観が異なる人間同士が遭遇したときの緊張感に溢れる張り合いが、実にリアルに描き出されているということだ。会社組織はそうした人間が集結したある種の道場にほかならない。人生模様も多種多様である。多様な価値観が共存し合う社会は強い。それは本書の内容にも通じる精神性ではないのか。多くの方に是非とも読んでほしい。 | ||||
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40代の中間管理職(課長クラス)を主人公にした短編小説集です。 どの小説も実際にありうる話で、非常に面白く読めました。 中間管理職のことを描写している小説だと感じました。 | ||||
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