最悪

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評判

最悪の評価:

3.97/5点 レビュー 187件。 A ランク

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平均点3.97pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全374件 201〜220 11/19ページ
No.174
(1pt)

作品としても最悪です

ここのレビューを見ていて、他の方は何が面白いのだろう?と
不思議になるくらい、読んでいて気分は悪くなるは、
主人公にはイライラするはで、途中で読む気が失せた程つまらないです。
本当は、★1つもつけたく無いくらいに…
作者は何の意図でこの作品を書いているのかも判らないダラダラの駄作。
とにかく主人公の人生がつまらないくて、ここまで主張出来ない人なんているのでしょうか?
どなたかも書いておられましたが、最低だと思います。
最悪 Amazon書評・レビュー: 最悪より
4062092980
No.173
(1pt)

作品としても最悪です

ここのレビューを見ていて、他の方は何が面白いのだろう?と
不思議になるくらい、読んでいて気分は悪くなるは、
主人公にはイライラするはで、途中で読む気が失せた程つまらないです。
本当は、★1つもつけたく無いくらいに…
作者は何の意図でこの作品を書いているのかも判らないダラダラの駄作。
とにかく主人公の人生がつまらないくて、ここまで主張出来ない人なんているのでしょうか?
どなたかも書いておられましたが、最低だと思います。
最悪 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 最悪 (講談社文庫)より
4062735342
No.172
(5pt)

リアルな最悪さがおもしろい!

主人公と様々な人々の人生の交錯、各登場人物の個性がいっぱいで、まるでテンポの良い映画を見ているようなリアルさを感じました。
ついつい主人公に自己投影しちゃって辛くなる事もしばしば。
経営者の方が読んだら鬱になりそうw
でもそれだけ面白いです、これがきっかけで奥田ワールドにハマりました。
最悪 Amazon書評・レビュー: 最悪より
4062092980
No.171
(5pt)

リアルな最悪さがおもしろい!

主人公と様々な人々の人生の交錯、各登場人物の個性がいっぱいで、まるでテンポの良い映画を見ているようなリアルさを感じました。
ついつい主人公に自己投影しちゃって辛くなる事もしばしば。
経営者の方が読んだら鬱になりそうw
でもそれだけ面白いです、これがきっかけで奥田ワールドにハマりました。
最悪 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 最悪 (講談社文庫)より
4062735342
No.170
(4pt)

ページをめくるのが嫌になるくらい面白い

どれくらい面白いかというと、もう次のページをめくるのが嫌になるくらい話がどんどん最悪の方向に行くのだ。
でも読まないと次がわからないのだから読みたいのだが、読むと今よりもっと状況がとてつもなく悪くなるのが見えているのでどうしても読めない、出来たらこのまま途中で読むのをやめてしまったらどんなに楽だろう…とか思えてしまうくらい面白いのだ。
こつこつとまじめに小さな町工場で下請けの下請けの下請けのような仕事をしつつ、娘を大学に行かせるかどうか迷っている本当に小市民の社長。順調に行っていた仕事が、近所のマンションから「騒音問題」で住民運動を起こされる。それと平行して元受の担当者から、設備投資をしろと2000万もする機械を購入させられそうになり、結局断れずに銀行に融資を頼み乗り切ろうとするのだが…。
銀行に勤める女性は、毎日平凡に仕事をこなしていたが、ある会社の行事で酔った上司に強姦されかかり(未遂なのだが)、それを望んでもいない方向で解決しようとする色々な思惑を持った会社組織の派閥にもみくちゃにされる。家庭でも妹が高校を中退し家出をしてしまい、母親は病気がち。会社の親友の彼氏から食事に誘われホテルに行ってしまい…。
町のチンピラで恐喝とパチンコで何とか暮らしている20歳のばか者が、塗装工場からトルエンを盗みやくざに捌いてもらおうとして弱みを握られ、ある抗争に巻き込まれてしまう。お金を600万作らなければならず、仲間と事務所荒らしに入り、金庫を盗み出して橋の上から金庫を落としたら中から500万が出てきて、それをやくざに持っていこうとしていたら、その仲間が金を持ち逃げして自分はやくざに捕まり半殺しにされ、また一人で1000万作ってこなければならなくなる…。
この三人以外にもう一人重要な人物がいるのだが、それは置いといて、この3人がどんどんどんどん悪いほうに悪いほうに転がり落ちていくのだ。まさかこんな展開が…と思うのだが、普通の社会でも当然起こりえるようなことの日常の積み重ねなのでえらくリアル。
で、読むのが嫌になってしまうのです。これ以上落ちないでくれ〜という感じで。
この三人(と一人)がある事情で一緒に警察から追われる様な事になってしまい、最後はやくざにも見つかって追い込まれ…。
今までこんな面白い展開は読んだ事がない。宮部みゆきとはまた違ったタイプの小説家だ。
また別の本を読んで見たいと思う。
最悪 Amazon書評・レビュー: 最悪より
4062092980
No.169
(4pt)

ページをめくるのが嫌になるくらい面白い

どれくらい面白いかというと、もう次のページをめくるのが嫌になるくらい話がどんどん最悪の方向に行くのだ。
でも読まないと次がわからないのだから読みたいのだが、読むと今よりもっと状況がとてつもなく悪くなるのが見えているのでどうしても読めない、出来たらこのまま途中で読むのをやめてしまったらどんなに楽だろう…とか思えてしまうくらい面白いのだ。
こつこつとまじめに小さな町工場で下請けの下請けの下請けのような仕事をしつつ、娘を大学に行かせるかどうか迷っている本当に小市民の社長。順調に行っていた仕事が、近所のマンションから「騒音問題」で住民運動を起こされる。それと平行して元受の担当者から、設備投資をしろと2000万もする機械を購入させられそうになり、結局断れずに銀行に融資を頼み乗り切ろうとするのだが…。
銀行に勤める女性は、毎日平凡に仕事をこなしていたが、ある会社の行事で酔った上司に強姦されかかり(未遂なのだが)、それを望んでもいない方向で解決しようとする色々な思惑を持った会社組織の派閥にもみくちゃにされる。家庭でも妹が高校を中退し家出をしてしまい、母親は病気がち。会社の親友の彼氏から食事に誘われホテルに行ってしまい…。
町のチンピラで恐喝とパチンコで何とか暮らしている20歳のばか者が、塗装工場からトルエンを盗みやくざに捌いてもらおうとして弱みを握られ、ある抗争に巻き込まれてしまう。お金を600万作らなければならず、仲間と事務所荒らしに入り、金庫を盗み出して橋の上から金庫を落としたら中から500万が出てきて、それをやくざに持っていこうとしていたら、その仲間が金を持ち逃げして自分はやくざに捕まり半殺しにされ、また一人で1000万作ってこなければならなくなる…。
この三人以外にもう一人重要な人物がいるのだが、それは置いといて、この3人がどんどんどんどん悪いほうに悪いほうに転がり落ちていくのだ。まさかこんな展開が…と思うのだが、普通の社会でも当然起こりえるようなことの日常の積み重ねなのでえらくリアル。
で、読むのが嫌になってしまうのです。これ以上落ちないでくれ〜という感じで。
この三人(と一人)がある事情で一緒に警察から追われる様な事になってしまい、最後はやくざにも見つかって追い込まれ…。
今までこんな面白い展開は読んだ事がない。宮部みゆきとはまた違ったタイプの小説家だ。
また別の本を読んで見たいと思う。
最悪 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 最悪 (講談社文庫)より
4062735342
No.168
(4pt)

痛いほどリアル

オリジナルは1999年2月リリース。文庫化は2002年9月15日リリース。
奥田作品で毎回感心するのは人物描写が完璧だ、という点だ。ここに登場するまったく接点がない3人の日常生活の人物描写があまりにもリアルで、とてもフィクションとは思えないほどだ。これは奥田作品全部に共通した特徴と言える。まさに『痛いほどリアル』だ。
複数の登場人物を時間軸をずらしながら小説を創り上げるのを得意とする作家で思い浮かぶのは、ぼくの場合伊坂幸太郎だが、奥田秀朗の場合、伊坂のように時間軸をずらしてストーリーがねじれをもって進行するのではなく、3つの世界が同時に進行してるように感じられる。つまり、描いているモノのリアリティがそう感じさせているように思える。逆に言えばリアルな3人の末路は予想どおりで、若干残念な気がぼくはする。
そうは言ってもこのリアリティだけでも読者を惹き付ける魅力は十分だろう。読むのが辛くなるリアルさが悲しい。
最悪 Amazon書評・レビュー: 最悪より
4062092980
No.167
(4pt)

痛いほどリアル

オリジナルは1999年2月リリース。文庫化は2002年9月15日リリース。
奥田作品で毎回感心するのは人物描写が完璧だ、という点だ。ここに登場するまったく接点がない3人の日常生活の人物描写があまりにもリアルで、とてもフィクションとは思えないほどだ。これは奥田作品全部に共通した特徴と言える。まさに『痛いほどリアル』だ。
複数の登場人物を時間軸をずらしながら小説を創り上げるのを得意とする作家で思い浮かぶのは、ぼくの場合伊坂幸太郎だが、奥田秀朗の場合、伊坂のように時間軸をずらしてストーリーがねじれをもって進行するのではなく、3つの世界が同時に進行してるように感じられる。つまり、描いているモノのリアリティがそう感じさせているように思える。逆に言えばリアルな3人の末路は予想どおりで、若干残念な気がぼくはする。
そうは言ってもこのリアリティだけでも読者を惹き付ける魅力は十分だろう。読むのが辛くなるリアルさが悲しい。
最悪 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 最悪 (講談社文庫)より
4062735342
No.166
(3pt)

確かに最悪なのだろうが・・・

日々の齟齬を看過することで取り返しのつかないうねりとなっていく様は圧巻です。
三者の群像劇のくだりは淡々としながらもかなり読ませる。三者の人物描写は過剰なほど周到に描写されている。結末への仕掛けとしては充分すぎるほどの分量を用意している。ただ、その群像劇が終盤には集約されて行くのだが、その仕掛けが功をなしたとは言えないほど拍子抜けする場面設定を結末に配置している。生い立ちも現在置く生活もまったく異なる三者を結末に集約するのは無理があるのではなかろうか。三分割にして三者三様の「最悪」な結末を用意してくれたほうが有難い。
最悪 Amazon書評・レビュー: 最悪より
4062092980
No.165
(3pt)

確かに最悪なのだろうが・・・

日々の齟齬を看過することで取り返しのつかないうねりとなっていく様は圧巻です。
三者の群像劇のくだりは淡々としながらもかなり読ませる。三者の人物描写は過剰なほど周到に描写されている。結末への仕掛けとしては充分すぎるほどの分量を用意している。ただ、その群像劇が終盤には集約されて行くのだが、その仕掛けが功をなしたとは言えないほど拍子抜けする場面設定を結末に配置している。生い立ちも現在置く生活もまったく異なる三者を結末に集約するのは無理があるのではなかろうか。三分割にして三者三様の「最悪」な結末を用意してくれたほうが有難い。
最悪 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 最悪 (講談社文庫)より
4062735342
No.164
(5pt)

傑作人間ドラマ

なかなか分厚い頁量だったので、ゆっくり時間をかけて読もうと思っていたのですが、
どんどん加速度がついていき、気がつくとあっという間に読了してしまいました。
三人の主人公がそれぞれ徐々に人生の坂道を下っていくわけですが、まず何よりその
人物描写と心理描写の巧みさ。
特別肩肘張った語彙を乱発せず、的確にかつ軽快に彼等の生活や心理状態を描き出しており、
読み進めるほどに彼等の存在が具現化していく錯覚を覚えていきます。
最初はトゲが刺さったくらいの人生の道が、後半、怒濤のように急勾配の坂道を転げ落ちる様子。
特に三人が交錯してからのクライマックスは、気の毒を通り越して声を出して笑えるほどでした。
ありえないだろ!と思いつつも、いや、川谷さんならやりかねん、とか思いながら読んでいる自分がいました。
それまでの地味で暗い降下具合から一気にぶっ飛びます。
この緩急の付け方も絶妙。
終盤、ホロリとさせる場面もあったりと、どちらかというと人間ドラマに近い感じですね。
自分的にはとても楽しめましたが、殺人事件やミステリー、サスペンスなんかを期待して読んだ人は
もしかしたら物足りなさを感じるかもしれません。
最悪 Amazon書評・レビュー: 最悪より
4062092980
No.163
(5pt)

傑作人間ドラマ

なかなか分厚い頁量だったので、ゆっくり時間をかけて読もうと思っていたのですが、
どんどん加速度がついていき、気がつくとあっという間に読了してしまいました。
三人の主人公がそれぞれ徐々に人生の坂道を下っていくわけですが、まず何よりその
人物描写と心理描写の巧みさ。
特別肩肘張った語彙を乱発せず、的確にかつ軽快に彼等の生活や心理状態を描き出しており、
読み進めるほどに彼等の存在が具現化していく錯覚を覚えていきます。
最初はトゲが刺さったくらいの人生の道が、後半、怒濤のように急勾配の坂道を転げ落ちる様子。
特に三人が交錯してからのクライマックスは、気の毒を通り越して声を出して笑えるほどでした。
ありえないだろ!と思いつつも、いや、川谷さんならやりかねん、とか思いながら読んでいる自分がいました。
それまでの地味で暗い降下具合から一気にぶっ飛びます。
この緩急の付け方も絶妙。
終盤、ホロリとさせる場面もあったりと、どちらかというと人間ドラマに近い感じですね。
自分的にはとても楽しめましたが、殺人事件やミステリー、サスペンスなんかを期待して読んだ人は
もしかしたら物足りなさを感じるかもしれません。
最悪 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 最悪 (講談社文庫)より
4062735342
No.162
(4pt)

背筋が寒くなる。

奥田英朗と言えばイン・ザ・プールや空中ブランコのイメージだったので、本著も同様に大いに笑わせてもらえると思っていたので、川谷、みどり、和也、それぞれの最悪の状況のシリアスな描写に最初は若干戸惑いました。
ただ、窮地に陥った時の3人それぞれの言動や考え方のハチャメチャ振りは伊良部先生のキャラクターに通じるところがあり、別の意味で笑わせて貰いました。
根っからの悪人ではない3人が、ヒョンな切欠で堕ちていく様子はやけにリアリティがあり背筋が寒くなるほど上手く描かれています。
奥田英朗の底深さを感じさせる作品です。
最悪 Amazon書評・レビュー: 最悪より
4062092980
No.161
(4pt)

背筋が寒くなる。

奥田英朗と言えばイン・ザ・プールや空中ブランコのイメージだったので、本著も同様に大いに笑わせてもらえると思っていたので、川谷、みどり、和也、それぞれの最悪の状況のシリアスな描写に最初は若干戸惑いました。
ただ、窮地に陥った時の3人それぞれの言動や考え方のハチャメチャ振りは伊良部先生のキャラクターに通じるところがあり、別の意味で笑わせて貰いました。
根っからの悪人ではない3人が、ヒョンな切欠で堕ちていく様子はやけにリアリティがあり背筋が寒くなるほど上手く描かれています。
奥田英朗の底深さを感じさせる作品です。
最悪 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 最悪 (講談社文庫)より
4062735342
No.160
(5pt)

テンポがいい

 結構分厚い作品だけど続きが気になってあっという間に読めた。川谷、みどり、和也の三人が銀行で交錯してからの奇妙な関係がおもしろかった。
最悪 Amazon書評・レビュー: 最悪より
4062092980
No.159
(5pt)

テンポがいい

 結構分厚い作品だけど続きが気になってあっという間に読めた。川谷、みどり、和也の三人が銀行で交錯してからの奇妙な関係がおもしろかった。
最悪 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 最悪 (講談社文庫)より
4062735342
No.158
(5pt)

人それぞれの最悪の定義

人にとって最悪の定義が全然違うところが見事に表現されていてとてもおもしろかった。川谷にとっては、近隣の住民からの訴え/銀行からの融資/日々の小さな仕事で得た信頼、それらがうまくいかないことが最悪なのだが、野村にとってはやくざに目を付けられたこと/窃盗をしたことが最悪なことであり、当然のことながら立場によって最悪の定義も違う。また、銀行員のみどりにとっては、上司のセクハラ/職場での風当たり/母と妹の心配ごとがうまくいかないことが最悪で、3人の最悪がぶつかったとき、奇妙な連帯感が生まれた。最後は結局みんな幸せになっていないのだがどこか爽やかに思えた。
最悪 Amazon書評・レビュー: 最悪より
4062092980
No.157
(5pt)

人それぞれの最悪の定義

人にとって最悪の定義が全然違うところが見事に表現されていてとてもおもしろかった。川谷にとっては、近隣の住民からの訴え/銀行からの融資/日々の小さな仕事で得た信頼、それらがうまくいかないことが最悪なのだが、野村にとってはやくざに目を付けられたこと/窃盗をしたことが最悪なことであり、当然のことながら立場によって最悪の定義も違う。また、銀行員のみどりにとっては、上司のセクハラ/職場での風当たり/母と妹の心配ごとがうまくいかないことが最悪で、3人の最悪がぶつかったとき、奇妙な連帯感が生まれた。最後は結局みんな幸せになっていないのだがどこか爽やかに思えた。
最悪 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 最悪 (講談社文庫)より
4062735342
No.156
(5pt)

坂道を転がり落ちる

他の多くのレビューにも書かれているように、非常にスピーディな展開で、余りの面白さに通勤電車で降りる駅をすごしてしまいそうになったこともありました。本書のストーリーを簡単に表現すると、零細企業ながら堅実に経営をしていた中年男、日々の生活にちょっとだけ疲れ憂鬱な毎日を過ごす銀行窓口勤務のOL、パチンコと恐喝で生計を立てながら将来の不安を感じている若者。これら3人がちょっとした事がきっかけで別々の坂道をどんどん転がってきて、谷底で合流し、ぶつかり合いながら、ちょっとだけ違う成分の石に生まれ変わるといった感じでしょうか?しかしその石ころの転がるスピードが半端ではありません。ぐんぐん転がっていきます。そのスピード感はジェットコースター並みです。読者が不安定な精神状態で本書を読むと、立直っていけないのではないこと思えるくらいのスピードで悪い方向に落ちていくのです。それでも読み終えたあとは、ジェットコースターの終わりのように「ああ面白かった」と思えるから不思議です。奥田英朗の作品は何冊か読みましたが、どれもスピード感があり、面白さでも群を抜いていると思います。本書はその中でも一番スピード感があり面白かったです。
最悪 Amazon書評・レビュー: 最悪より
4062092980
No.155
(5pt)

坂道を転がり落ちる

他の多くのレビューにも書かれているように、非常にスピーディな展開で、余りの面白さに通勤電車で降りる駅をすごしてしまいそうになったこともありました。本書のストーリーを簡単に表現すると、零細企業ながら堅実に経営をしていた中年男、日々の生活にちょっとだけ疲れ憂鬱な毎日を過ごす銀行窓口勤務のOL、パチンコと恐喝で生計を立てながら将来の不安を感じている若者。これら3人がちょっとした事がきっかけで別々の坂道をどんどん転がってきて、谷底で合流し、ぶつかり合いながら、ちょっとだけ違う成分の石に生まれ変わるといった感じでしょうか?しかしその石ころの転がるスピードが半端ではありません。ぐんぐん転がっていきます。そのスピード感はジェットコースター並みです。読者が不安定な精神状態で本書を読むと、立直っていけないのではないこと思えるくらいのスピードで悪い方向に落ちていくのです。それでも読み終えたあとは、ジェットコースターの終わりのように「ああ面白かった」と思えるから不思議です。奥田英朗の作品は何冊か読みましたが、どれもスピード感があり、面白さでも群を抜いていると思います。本書はその中でも一番スピード感があり面白かったです。
最悪 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 最悪 (講談社文庫)より
4062735342