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ハレー彗星の館の殺人 老令嬢探偵の事件簿



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【この小説が収録されている参考書籍】
ハレー彗星の館の殺人 老令嬢探偵の事件簿 (角川文庫)

ハレー彗星の館の殺人 老令嬢探偵の事件簿の評価: 3.50/5点 レビュー 2件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.50pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(3pt)

良くも悪くも「海外古典風ミステリ」

すごく評価の難しい作品。人によってはっきり好みが分かれると思う。
全編通して読みやすく、翻訳も自然で、キャラクターもストーリーもいい。
ただ、とにもかくにも「古き良き海外古典ミステリ風」を貫く作品で、良く言えば1900年代初頭という舞台設定の活きた王道ストーリーなのだが、悪く言えばどこかで読んだような古臭いミステリとなる。
また、話の展開が一本道で、「Aという手がかりを見つける→トラブル発生→探偵役とワトソン役の推理→Bという手がかりを……」というのをひたすら繰り返すので、わかりやすくはあるのだが退屈でもある。
彗星の接近も「館が完全に密室状態だった」という状況を作り出す以外には関係してこないので、彗星である必要がない。秘密の通路が張り巡らされた館という設定で、お洒落な館の見取り図も付いているのに、館の構造や部屋割りが特に事件と関係ないのも少し残念。トリックにも新規性がないし、動機もありきたり。海外古典ってこうだよね、というあるあるばかりで、現代にこの作風でミステリを出すなら、もう少し差別化された要素が欲しいところ。
ストーリーは面白いし、所々緊迫感のある場面も挟まるし、探偵役とワトソン役の掛け合いも楽しいので、サスペンスな物語を楽しみたい人にはオススメできるが、本格ミステリを求めると拍子抜けすると思う。
SNSで絶賛されているので購入したが、少なくとも帯に書かれているような「面白すぎて発売前に〇〇カ国が翻訳権を取得しました!」というほどの面白さではない。
ハレー彗星の館の殺人 老令嬢探偵の事件簿 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:ハレー彗星の館の殺人 老令嬢探偵の事件簿 (角川文庫)より
4041166306
No.1:
(4pt)

「時代モノ」であり「密室」であり「車椅子探偵」が犯人と方法を推理する!

1910年ハレー彗星が地球に最接近する夜に殺人事件が起こります。
1・当時青酸ガスにより窒息してしまうと恐れられていた「ハレー彗星」、満潮時には土手道が海につかってしまい誰も近づけなくなる「潮汐島」、さらにガスが怖いのですべての窓は板でふさぎ、扉も内側から密封し隙間も綿でふさぐ「密室」で完全に3重密封されます。
2・この時代ながら水力発電による電力が供給されておりエレベータまであります。もちろん不思議な構造の「館モノ」でもあります。
3・一族の忌まわしい過去の出来事、遺産相続、前科などすべての登場人物に動機が存在します。
4・老令嬢探偵が車椅子で登場し、ちょっと間が抜けた助手が活躍します。そして警察は無能で役立たず。
5・この助手の成長物語という要素もあります。
6・凄惨な殺人はいったい誰が、どのように行ったのか?謎解きが見ものです。
7・もちろん「いちばん怪しくない人」が犯人なのですが・・・。

料理にたとえれば、食前酒、前菜、白ワイン、魚、口休め、赤ワイン、メインの肉、デザート、ポートワイン、チーズ、葉巻という感じの「フルコース」です。続編も期待しています。
ハレー彗星の館の殺人 老令嬢探偵の事件簿 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:ハレー彗星の館の殺人 老令嬢探偵の事件簿 (角川文庫)より
4041166306

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