吸血鬼ドラキュラ

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評判

吸血鬼ドラキュラの評価:

4.30/5点 レビュー 40件。 B ランク

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平均点4.30pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全32件 1〜20 1/2ページ
No.32
(4pt)

小川公代さんがらみでw

読了
ま、結局は、帯にあるとおり小川公代さんがらみです。先月の100分de名著はこれでした。僕は見なかったけどw。もうちょっとしたら100分de名著のテキストも図書館で借りる予定。
読んでみて一番に思ったことは1897年の本書が1831年のシェリー「フランケンシュタイン」よりもずいぶん古臭い感じがしたこと。ま、フランケンシュタインよりもあからさまにおどろおどろしいホラーっぽさを前面に出してるからなのか、北極探検というところに新しさを感じるのかなとも思ったり。
分量は本文だけで(文庫本で)800ページ近く。長大作だ。図書館の期限の2週間で読めるか心配だったけれど、後ろに行くに連れてスピードが上がって大丈夫でした。
書き方は、一次資料を集めたという体でこのことは古さを感じさせないし、むしろ斬新だろう。思ったよりもストレートな話で、そのへんもフランケンシュタインよりも古い感じがするのかもなぁ。
なにより、30ページ以上に亘る充実の唐戸さんの解説。カトリックとプロテスタントの違いやら、フェミニズムがどう書かれているかとか、イギリスは当時どういう國だったのかとか、いろいろと目からウロコなことも多々書かれている。
で、この解説を越えて小川さんの100分de名著なのかということになると、100分de名著のテキストも楽しみ。あ、そうそう、フランケンシュタインの100分de名著は意外と小川さんでなく、廣野由美子なのでした。
ドラキュラ (光文社古典新訳文庫 K-Aス 3-1) Amazon書評・レビュー: ドラキュラ (光文社古典新訳文庫 K-Aス 3-1)より
4334100856
No.31
(5pt)

元祖ホラー本

読んでみたくなり購入しました。
吸血鬼ドラキュラ (創元推理文庫) (創元推理文庫 502-1) Amazon書評・レビュー: 吸血鬼ドラキュラ (創元推理文庫) (創元推理文庫 502-1)より
4488502016
No.30
(5pt)

やっぱり原作は最高

多分40年くらい前に通学電車内で読んでいたのを読みたくなり購入。まず、活字の小ささに驚き今では老眼鏡を使用してるので大変。内容は、すっかり忘れてましたが読み進んで行くうちに段々思い出しあっと言う間に読み切ってしまいました。
吸血鬼ドラキュラ (創元推理文庫) (創元推理文庫 502-1) Amazon書評・レビュー: 吸血鬼ドラキュラ (創元推理文庫) (創元推理文庫 502-1)より
4488502016
No.29
(5pt)

ホラーの原点、要チェック!

告白しよう。
めちゃくちゃ吸血鬼モノが好き。
どれだけ好きかというと、映画の『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』『トワイライト』にはまり、『トワイライト』シリーズは英語のペーパーバックまで買って読んだ。
いずれ読みたいと思っていたブラム・ストーカーの『ドラキュラ』を大好きな光文社古典新訳文庫で読んだ。
よかった。めちゃくちゃよかった。
もう吸血鬼がどういった存在で苦手なものが何かとか知っているのだけど、初めてこの小説を読んだ人たちは今の自分以上に展開がわからなかっただろうなあと想像力が掻き立てられる。
吸血鬼となった人間の哀しみというのを感じるのだが、自分がままならないということは今のわたしたちにもあるではないかということを思った。
ここから吸血鬼ブームが起こったのだなあ。解説、とてもいい。この後紡がれる吸血鬼モノの歴史が今自分に届いているのがわかってすごくいい読後感を出してくれる。
会社休んで読みふけりたいほど引き込まれた。
ホラー小説の原点として押さえておきたい一冊!
ドラキュラ (光文社古典新訳文庫 K-Aス 3-1) Amazon書評・レビュー: ドラキュラ (光文社古典新訳文庫 K-Aス 3-1)より
4334100856
No.28
(4pt)

ドラキュラ

怪奇と幻想の登場人物ドラキュラは、まさに西欧のロンドンが発祥です。夜な夜な吸血鬼の行き交うロンドンの街は霧の街です。
吸血鬼ドラキュラ (創元推理文庫) (創元推理文庫 502-1) Amazon書評・レビュー: 吸血鬼ドラキュラ (創元推理文庫) (創元推理文庫 502-1)より
4488502016
No.27
(5pt)

これがドラキュラの本物

13年くらい前に読もうとして途中で投げ出したのだがNHKの100分De名著で解説されていたので今なら読めるだろうと挑戦してみた
イメージでは貴公子のようなドラキュラがはじめは田舎弁のおじいさん、後半はただの怪物だったりヘルシング教授が名探偵ではあるんだけどオカルトやキリスト教の儀式を重視する人というのが意外だ
文字がページを埋め尽くすようになっているしルーシーが死ぬ前とあとでは別の物語のようなのでゆっくりと時間をかけてよむべき
吸血鬼ドラキュラ (創元推理文庫) (創元推理文庫 502-1) Amazon書評・レビュー: 吸血鬼ドラキュラ (創元推理文庫) (創元推理文庫 502-1)より
4488502016
No.26
(4pt)

吸血鬼ドラキュラ

みんなが知っているようでその実、詳しいことを知らない吸血鬼ドラキュラ。映画で描かれたものが本当だと思っていると、ちょっとちがう。
 ワラキア王としてトルコと戦い続け、敵兵を串刺し処刑にしたことから、「ヴラド・ツェペシ(串刺し王ヴラド)」とも呼ばれた「ヴラド・ドラキュラ」がブラム・ストーカーによりその経歴のまま吸血鬼となってよみがえっている。
 ただ、この翻訳者がかなりの高齢であったため、訳文にはちょっと今の感覚では着いて行けません。
吸血鬼ドラキュラ (創元推理文庫) (創元推理文庫 502-1) Amazon書評・レビュー: 吸血鬼ドラキュラ (創元推理文庫) (創元推理文庫 502-1)より
4488502016
No.25
(5pt)

吸血鬼ドラキュラ

巷にあふれるすべてのドラキュラ物の原点となる作品でありゴシック的な重厚な雰囲気を感じさせる。作品はすべて複数の人々の日記形式でかかれており、それでいて引き込まれてゆくようなひとつのストーリーを形成していてとても読み応えがある。吸血鬼物のバイブル的な作品であり吸血鬼好きにはぜひ一読をお勧めする。
吸血鬼ドラキュラ (創元推理文庫) (創元推理文庫 502-1) Amazon書評・レビュー: 吸血鬼ドラキュラ (創元推理文庫) (創元推理文庫 502-1)より
4488502016
No.24
(5pt)

私の読み方

ドラキュラ物の原点中の原点であるこの作品。物語の本質はドラキュラの恐ろしさではない。
未知の脅威を前にしても人間は地に足をつけて誠実に、そして前向きに対処しなければならない。
そして人間という無力な存在の底力が発揮されるとき神は決して人間を見放さない。
これはホラーではなく人間賛歌の物語である。
登場人物の心理描写が丁寧なので物語の展開が遅い。
そこがこの小説のよいところ。
吸血鬼ドラキュラ (創元推理文庫) (創元推理文庫 502-1) Amazon書評・レビュー: 吸血鬼ドラキュラ (創元推理文庫) (創元推理文庫 502-1)より
4488502016
No.23
(4pt)

まさに「ドラキュラ」の原点(原典)

まさに「ドラキュラ」の原点です。
なぜ「吸血鬼」の原点と表現しなかったかというと、「吸血鬼」自体は本書が執筆される以前から、伝説などで存在していました。
ですが、後に映画をはじめとする各種メディアでの「吸血鬼」や「ドラキュラ」は、まさしくここから始まったのだと言えると思います。
ドラキュラの名前を知らない方は、誰もいないと思います。しかし、ドラキュラの起源を知っている方はかなり少ないと思います。
吸血鬼ものやドラキュラものの映画や各種作品を続けて読みたい、と思われた方は、その前に原点を本書で確認することをお奨めします。
吸血鬼ドラキュラ=太陽に弱い、というのが世間の常識ですが、原点となる本書では、ドラキュラは真昼間から歩いています。それだけでも個人的には衝撃でした(ちなみに、90年代に作られたドラキュラの映画は、これを正しく反映してました)。
訳が古いので、ちょっと読みにくいかもしれませんが。
吸血鬼ドラキュラ (創元推理文庫) (創元推理文庫 502-1) Amazon書評・レビュー: 吸血鬼ドラキュラ (創元推理文庫) (創元推理文庫 502-1)より
4488502016
No.22
(5pt)

映画とはだいぶ違います

何かに載ってたダイジェストが面白かったので買ったんですが、ダイジェストと違って日記や電報などで話が構成されているので小学生だったその当時は読むのかなりきつかったです。今では好きなんですがやっぱり長すぎるとも思います。その後観たハマー版の吸血鬼ドラキュラもだいぶ違う作品になってるなって思いました。もしハマー版のドラキュラを観て面白いと思って原作読もうと思ってる人はほとんど別物なのでちょっとキツいかもしれません。ヘルシングもそんなに活躍するわけじゃないです。
吸血鬼ドラキュラ (創元推理文庫) (創元推理文庫 502-1) Amazon書評・レビュー: 吸血鬼ドラキュラ (創元推理文庫) (創元推理文庫 502-1)より
4488502016
No.21
(5pt)

魔人ドラキュラ

訳者の平井呈一さんが日本に紹介したこの作品。
文体が古いと感じる方もいるでしょうが、
やはり黄金期のイギリスの怪奇小説は
平井さんの翻訳にかなうものはありません。

是非この版で読んで欲しいし、
創元社さんにも改訳しては欲しくない、
というのがオールドファンの胸中です。

「今さらドラキュラなんて・・・」と
思ってる方も一度読んで欲しい!!

100年以上前の小説なのに、まわりくどさ、
退屈さがほとんど感じられません。
スティーブン・キングしか読んだことのない
ホラーファンが、古典に入る絶好の入り口
じゃないでしょうか?

ワクワクドキドキ、子供の頃に
戻った気分になれて、しかも
大人の読書にも耐えうる、素晴らしい古典ですね!!
吸血鬼ドラキュラ (創元推理文庫) (創元推理文庫 502-1) Amazon書評・レビュー: 吸血鬼ドラキュラ (創元推理文庫) (創元推理文庫 502-1)より
4488502016
No.20
(5pt)

古典にして最高傑作

文句のつけようがないくらい面白い!!
ドラキュラ伯爵がジワリジワリと迫ってくる恐怖は読んでいるこちらも背筋が寒くなる。身の回りに起こる怪奇の数々。
ヘルシング教授と共に事件の解決に乗り出す後半も、いつ伯爵の反撃があるのか、常に緊張を持ち続けながらスリリングな体験をさせてくれる。
吸血鬼ドラキュラ (創元推理文庫) (創元推理文庫 502-1) Amazon書評・レビュー: 吸血鬼ドラキュラ (創元推理文庫) (創元推理文庫 502-1)より
4488502016
No.19
(5pt)

この100年間で作られた何百もの脚色を廃したデフォルトの吸血鬼像がここに!

「ドラキュラ」と言えば、誰もが耳にしたことのあるはずの吸血鬼の名前・・・。でもその原作を読んだことのある人は、今ではかなり少ないのではと思います。でもやっぱり、ドラキュラ伯爵というたった一人の名をこれだけ世界中に世紀を超えて印象付けている物語・・・実際に読んでみると、書かれてから100年以上経っている作品にも関わらず、複数の人物の日記や電報、蝋管式蓄音機による口述によって構成されるその緻密で幻想的なその物語は、ホラーなどというレッテルじみたジャンルなどには全くはまりきらない素晴らしい作品です。汽車と馬車を乗り継いで東ヨーロッパの田舎を旅しながら書かれた紀行文学のように始まり、霧を透かしてガス燈の灯が灯る19世紀のロンドンへ・・・。クリストファー・リーでもヴェラ・ルゴシでもゲイリー・オールドマンでもなく、ブラッド・ピットやトム・クルーズ、はたまたロバート・パティンソンなどでも決してなく、この100年間で作られた何百もの脚色を廃したデフォルトの吸血鬼像は、やはりこのブラム・ストーカーの小説の中にこそ生き続けている気がします。近年になってこの物語の作者の孫にあたるダクレ・ストーカーによって''正統''な続編が執筆されたばかりで、いずれこの日本でも翻訳され出版に至るのではないかと秘かに期待していますが、19世紀末に生まれて以来、永遠の命を持ち続ける呪われた物語・・・そのまさしく原型である「吸血鬼ドラキュラ」・・・今では古風にも感じられる平井呈一氏によるその訳文も味わい一入で、一読の価値は大いに有りです。
吸血鬼ドラキュラ (創元推理文庫) (創元推理文庫 502-1) Amazon書評・レビュー: 吸血鬼ドラキュラ (創元推理文庫) (創元推理文庫 502-1)より
4488502016
No.18
(4pt)

ヴァンパイア文学の原点

吸血鬼がここまで有名になったのは、この本のおかげなのは百も二百も承知。今日に伝わる吸血鬼の原型はこの作品にあると言っても過言ではない。おどろおどろしい恐怖はない。しかし登場人物達の心理描写が秀逸でドラキュラに対する畏怖を追体験する形になっている。十九世紀の小説だが今も新鮮に読める傑作
吸血鬼ドラキュラ (創元推理文庫) (創元推理文庫 502-1) Amazon書評・レビュー: 吸血鬼ドラキュラ (創元推理文庫) (創元推理文庫 502-1)より
4488502016
No.17
(5pt)

44年ぶりに読んだ。今度は完訳版で。

実は、わたしが最初に読んだ大人向きの本が、創元文庫の「吸血鬼ドラキュラ」だった。当時は小学生で、日記と書簡に依る構成と云うのに衝撃を覚えたものだった。それから数年して出たのがこの完訳版なのだが、長らく気付いていなかった。今回読み直してみると子供の頃に読んだ時よりも冗長に感じられるが、当時の版では省かれていた部分が入った事に依るのか、それとも読む側の見方が昔と変わったのか・・・
いずれにせよ、今、読んでも名作だと想える。ちなみに、ドラキュラは今、読んでみると邪悪と云うより異形の者であり人間の敵であったから倒されたと云う事が判る。
吸血鬼ドラキュラ (創元推理文庫) (創元推理文庫 502-1) Amazon書評・レビュー: 吸血鬼ドラキュラ (創元推理文庫) (創元推理文庫 502-1)より
4488502016
No.16
(4pt)

古典吸血鬼小説!!

【あらすじ】

ロンドンで家を探しているドラキュラ伯爵の元を、弁理士のジョナサン・ハーカーが訪ねる。
イギリスからトランシルヴァニアまでの遠路を旅してきたジョナサンを、伯爵は丁重にもて
なしてくれた。

しかし、城への滞在を長引かせようとする伯爵の正体とその真意に、ジョナサンは気が付く。
伯爵は、何世紀も生き長らえてきた吸血鬼であり、ジョナサンは城に監禁されていたのだ。
そして伯爵自身はジョナサンを城に閉じ込めたまま、イギリスへ旅立とうとしている。

イギリスに愛する婚約者ミナを残してきているジョナサンは、城からの脱出を試みるが――

【感想】

数ある吸血鬼映画の原典ですが、映画から入って本書を読んだ方は、各々の映画が相当な脚色・改変
をしていたという事実に驚かされるでしょう。

原作を忠実に映像化したと言われる、フランシス・コッポラ監督の『ドラキュラ』を例にあげて、
映画との違いをあげてみますと……

(1)

ミナとドラキュラ伯爵の恋愛話は一切出てきません。従って、他の吸血鬼映画でも登場する、ジョナサン
の持っていたミナの写真を見て、ドラキュラ伯爵が興味を持つといったシーンはありません。
  
(2)

ドラキュラ伯爵が吸血鬼になった経緯も、並々ならぬ才知を持った人間であったことから、不死者に変じたというもので、敵の計略によって奥さんが自殺してしまったその哀しみ・絶望から……といった背景は全くありません。完全なモンスターとして描かれています。

この2点が違えば、完全なる別物でしょう。他にも数多くの違いがありますので、まだ映画しか観ていない……という方は、是非本書も読んでみてください。映画では謎だった個所が解明されるなど、とても興味深い内容です。

ジョナサンのドラキュラ城への旅の行程が事細かに記されているので、あの恐怖の城へいつ辿りつくんだろう……と、読んでいて緊張感が高まりました。重々しい感じがひしひしと伝わってきます。ただ、その行程ががっつり描かれているので、人によっては長く冗長に感じられてしまうかもしれません。旅の様子だけでなく、全体的に濃厚なので、辛抱強い方でないと途中で飽きてしまうかな……とも思います。

また、全体的に翻訳が洋風ではなく和風の為(当時の翻訳が、日本人にも分かるように、日本的な描写を……というものだった為仕方ありませんが)、日本の時代小説を読んでいる気分になります(笑)本書の訳は勿論達者なのですが、個人的には洋風の新訳版も出ないかな……と期待してしまいます。

一番面白いのは、やはりジョナサンが伯爵に監禁されている序盤でしょうか。伯爵や城の怪奇性にハラハラさせられました。

中盤から終盤にかけては、完全にモンスター退治です。伯爵にしてやられたりしながら、追い詰めていきます。
吸血鬼の特殊能力はたくさん出てきますが、そこまで強そうな感じはしませんでした。十字架や聖餅に弱いなどの制約があり、捨て台詞を残して逃げるなど……そんなにかっこ良い描写がされていないからだと思います。その辺りは少し物足りない気もしました。

とは言え、濃厚な吸血鬼の世界は十分に堪能できましたので、読んで良かったと思います。
吸血鬼ドラキュラ (創元推理文庫) (創元推理文庫 502-1) Amazon書評・レビュー: 吸血鬼ドラキュラ (創元推理文庫) (創元推理文庫 502-1)より
4488502016
No.15
(5pt)

古典と侮るなかれ

スピーディでセンセーショナルな娯楽に慣れきった現代人の感覚にはそぐわないだろうと思いきや、これがどうしてなかなか。

著者は演劇畑で相当鳴らした方らしく、話の運びが大変にお上手。ついつい先へ先へと引き込まれます。

ただ、背筋も凍るような怖さは、ないです。
「ひょっとしてこんな化け物がこの街に・・・?ひゃああ!」って読めた刊行当時のロンドンっ子がうらやましいですね。ホラーファンとしては。

スティーブンキングが、この物語にインスピレーションを受けて『呪われた町』ってのを書いてます。それも怖くはないです。
でも面白いです。ご興味があれば、ぜひ。そしてそれが面白かったら、『ペットセマタリー』へどうぞ(布教に熱心な信者)。
吸血鬼ドラキュラ (創元推理文庫) (創元推理文庫 502-1) Amazon書評・レビュー: 吸血鬼ドラキュラ (創元推理文庫) (創元推理文庫 502-1)より
4488502016
No.14
(5pt)

女を愛しすぎた男たちの戦いなのじゃ

本書は、全編が関係者の日記と手紙と新聞記事だけで構成されているのじゃ。
その断片的な情報から徐々に徐々に、恐怖の吸血鬼の姿が浮かび上がってくるのじゃ。
最大の山場は、ドラキュラの犠牲になった憐れな女が墓をあばかれ、かつて彼女を愛した男たちの手で胸に杭を打ち込まれるところじゃ。
それに比べるとドラキュラの最期はあっけなく感じられるじゃろう。追い詰められたドラキュラが逃げの一手なのにも拍子抜けじゃ。要するにドラキュラ退治が本書の主眼ではないのじゃ。
こんなふうにドラキュラ伯爵は語尾に「〜じゃ」をつけて話すのじゃが、読み進めるうちにだんだん気にならなくなる、かもしれんのじゃ。
吸血鬼ドラキュラ (創元推理文庫) (創元推理文庫 502-1) Amazon書評・レビュー: 吸血鬼ドラキュラ (創元推理文庫) (創元推理文庫 502-1)より
4488502016
No.13
(4pt)

少し話は長いが、面白い作品

やはり世間から評価されているだけあって、非常に面白い作品でした。
ただ、私みたいな平成生まれの人にとっては電信は読み辛いため、現代訳がほしかった。
あとは訳が問題かな、西洋なのに読経って、せめて聖書を読み上げるくらいにはしてほしかった。
もうひとつは、終盤主人公たちがいろいろ移動するが、(どういったものかはネタバレ回避のため伏せるが)せめて巻末に地図くらいほしかったところ。

最初のほうは退屈ではあるが、それを経たからこそ中盤からの楽しみがあると思えばこの部分の評価は難しいところ。
序盤のルーシーの夢遊病のあたりの印象は読んでいるときは薄かったのに、中盤らへん思い出させるような描写があったので、もう少しそのあたりの印象を大きくする表現がほしかったところ。(まあ途中読むのをやめたからそれで内容が薄れたのかもしれないかな、どうなのだろ、そこらへん)

中盤から終盤あたりは記録媒体式の書き方をうまく利用して各登場人物の心理表現も出来ていたので、そこらへんは良かったのだろう。
吸血鬼ドラキュラ (創元推理文庫) (創元推理文庫 502-1) Amazon書評・レビュー: 吸血鬼ドラキュラ (創元推理文庫) (創元推理文庫 502-1)より
4488502016