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吸血鬼ドラキュラ
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吸血鬼ドラキュラの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.24pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全26件 1~20 1/2ページ
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ぎっしり文章が詰まっている厳格な雰囲気なのに擬音がカタカナだったりひょうきんな表現が多々あったり現代でも全然ラノベ感覚で読めます。(褒め言葉です。けなしているつもりは毫もありません) 当時著者がどのような心境でドラキュラ伯爵の台詞や行動を書いていたかはわかりませんが、現代の人間である私が読んでいると終始「かわいいなぁドラキュラ伯爵」みたいな所感を抱きますが、これも時代のギャップという奴でしょう。(無論、ドラキュラが自分の穢い欲望を写す鏡的な存在だという暗喩を理解したうえでですが) 当時ではありえないことですが、己の目的を達成させるために甲斐甲斐しくジョナサンの世話をしたりするシーンが最高にエモい。ひとやふたりメイド雇っててもいいじゃないですか。血吸っちゃうからダメ? そうですか…。 いやほんと、昭和・平成の吸血鬼マンガの礎なんだなぁと読めば読むだけ引きこまれます。これを楽しめないひとたちが哀れでなりません。 超おすすめ。 | ||||
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想像よりも分厚く手にとればズッシリとくるが、読み始めると思いのほかスイスイ読めて、あっという間に読み終わる。100年以上も昔に書かれたとは思えないくらいスピード感のあるエンタメ作品。 | ||||
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有名だし、一度くらい読んでおくかな、という感覚で読み始めたんですが、期待以上に面白かったです。テンポが良くて飽きさせないし、古さを感じさせないですね。ホラーとしては船長の体験が一番じわじわくる怖さで良かったです。 | ||||
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吸血鬼小説の金字塔『吸血鬼ドラキュラ』の原作小説。初出版は1897年! ジョナサン・ハーカーがドラキュラ城へ訪れる導入部から、ホイットビーに上陸した伯爵のためにルーシーが犠牲になって、吸血鬼として処理されるまでの物語の前半は緊密な構成に緊迫感たっぷりの展開、先行する『カーミラ』やシャーロック・ホームズ物に比較してもずっと洗練された語り口でして、百二十年も前の小説とは思えないクオリティ。 ところが、人間側の反撃が始まる後半に入ると途端に失速。結末も急ぎ足で、なんだか打ち切り最終回みたいなのであります。 思うにこの小説、敵は恐ろしければ恐ろしいほど面白くなる、とばかりに未知の恐怖に翻弄される物語前半をノリノリで書いてしまっためにいざ反撃となる後半の展開の収まりが悪いことになったのではないでしょうか。前半ではそれぞれのキャラを巧みに立たせていた登場人物たちが、後半になると全体に平板な扱いになってしまうことももったいない。ネームバリューは抜群でも、実際に映像化(演劇化)するとなると難しいことを実感させられる原作小説でした。 原作を読み返してみて意外だったのはドラキュラ伯爵の出番+存在感の乏しさ(この方、いったいなんでトランシルヴァニアからイギリスへ出てきたの……)と前半のヒロインで犠牲者になるルーシーの可憐な美少女ぶり。映像化では出番も短く、ミナの前座扱いでさくっと犠牲になるルーシーですが、これは惚れちゃう。 | ||||
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創元推理文庫、平井 呈一訳。 恐らく今の日本人が一番知っているDracula。 私が読んだのは青い表紙で黒いコウモリのイラストだった気がする。 赤くて十字架の表紙、カッコいいなぁ。 まぁ、ストーリーに関しては19世紀の小説ですのでモダンな物に比べるのはどうかと思うので割愛。 明治ロマン派の小説読み慣れているなら逆にモダンすぎて驚くのではなかろうか? さて、原題は「Dracula」そして日本人は当たり前のように「吸血鬼Dracula」 Vampire=吸血鬼。 誰が訳したのかは定かではないが、熊楠公の名前も出てくるので民俗学経由で輸入されたのかな? 何にせよ妙訳であり、吸血鬼ドラキュラなんてタイトルは日本人だけの特権と言って良い。 面白い見方としては、元々Vampireはファム・ファタールの文脈で語られており「女性」 もう少し突っ込むと「娼婦性」がもつエロティシズムが主題であった。 strigeやlilth、Vampireのご先祖様は「セクシー・ダイナマイト」なのである。 その主役を完全に「男性」にしてしまったのが「ポリドーリ」でありミディアミックスでIP化させたのが「ブラム・ストーカー」 ここで漸く「串刺し公」なる非常に隠喩の強いワラキア王子が出てくるので、「男性どうしの同性愛」の文脈でブラム・ストーカーを研究されている方も多く居る。 「カーミラ」なんて現代的に語るなら「ユリ物」であり、それに触発された本作を「ボーイズラブ物」だと考えも間違いじゃないようなきがする。 ジョナサン・ハーカー✗ドラキュラ伯爵。 未だこの古典を呼んだこと無い方はコレで食いついてくれるのかな? まぁ、本作のドラキュラはイケオジとはかけ離れた描写なんですが、そこは現代のイメージでイケオジ化してください。 通説では1890年、ブラム・ストーカー43歳の時にブタベスト大学のヴァーンベーリに触発され「ドラキュラ」の着想を得たとあるが、もっと若い時に冬のエセックスでスラブ伝承の吸血鬼に触れていたようである。 私個人としてはリトアニア語のwempi「飲む」が「Vampire」の語源で、ローマ→ドイツへと渡り「mort-vivant」の伝承に組み込まれ、カラパチアで「strige」や「upier」の伝説と出会い19世紀大英帝国で「Dracula」へと昇華され極東の島国で「吸血鬼ハンターD」となる。 そんなロマンであって欲しいと思ってしまう。 古典というのは、その作品が持つ歴史や大きな文脈の中で語られるべきもであり、そういう楽しみをこの物語は与えてくれたりします。 未読の方は是非ご一読を、人生に楽しみを一つ与えてくれます。 | ||||
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美品でした。ありがとうございました | ||||
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Speedy delivery. I got it for my wife. The print is a bit small. Not the sellers fault. Good quality and value for money. | ||||
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懐かしく、いっきに読み切りました。 恐かった。 | ||||
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以前から読みたいと思っていました。 | ||||
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ホラー好きな人なら一度は読む事をお勧めする。 前回読んだ時は中学生位の時だったか、そして 30年以上経った今、改めて読んだがその面白さは 色褪せない。日本の「怪談」とは違う恐怖、面白さ がこの作品には詰まっている。 | ||||
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彼の思考や行動原理も多様な解釈の余地があって、かつ舞台の規模が広いのが愛される理由か。 | ||||
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感性の問題でしょうか、スラスラと違和感なく読了。 小栗虫太郎や内田百間に比べ、とても今風に感じます。<比較対象が悪すぎる気もw 伯爵の古典的言い回しも、母国語じゃないと思えばなんてことはないです。 映画で原作に一番近いのはコッポラ版ですが、恋愛要素盛りすぎ。 ハマー版はエンターテイメントに、ムルナウ版はホラーに偏りすぎです。(まあ映画的演出は必要ですが) 原文を読んだこともありますが、もともとやさしい英語で書かれてるので 根気があれば中学生レベルの英語力でも読み進められます。 ちょっと検索すればすぐに見つかるのでぜひトライを。 19世紀にこんな読みやすい英語で書かれていたのが驚きです。 | ||||
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やはり世間から評価されているだけあって、非常に面白い作品でした。 ただ、私みたいな平成生まれの人にとっては電信は読み辛いため、現代訳がほしかった。 あとは訳が問題かな、西洋なのに読経って、せめて聖書を読み上げるくらいにはしてほしかった。 もうひとつは、終盤主人公たちがいろいろ移動するが、(どういったものかはネタバレ回避のため伏せるが)せめて巻末に地図くらいほしかったところ。 最初のほうは退屈ではあるが、それを経たからこそ中盤からの楽しみがあると思えばこの部分の評価は難しいところ。 序盤のルーシーの夢遊病のあたりの印象は読んでいるときは薄かったのに、中盤らへん思い出させるような描写があったので、もう少しそのあたりの印象を大きくする表現がほしかったところ。(まあ途中読むのをやめたからそれで内容が薄れたのかもしれないかな、どうなのだろ、そこらへん) 中盤から終盤あたりは記録媒体式の書き方をうまく利用して各登場人物の心理表現も出来ていたので、そこらへんは良かったのだろう。 | ||||
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本書は、全編が関係者の日記と手紙と新聞記事だけで構成されているのじゃ。 その断片的な情報から徐々に徐々に、恐怖の吸血鬼の姿が浮かび上がってくるのじゃ。 最大の山場は、ドラキュラの犠牲になった憐れな女が墓をあばかれ、かつて彼女を愛した男たちの手で胸に杭を打ち込まれるところじゃ。 それに比べるとドラキュラの最期はあっけなく感じられるじゃろう。追い詰められたドラキュラが逃げの一手なのにも拍子抜けじゃ。要するにドラキュラ退治が本書の主眼ではないのじゃ。 こんなふうにドラキュラ伯爵は語尾に「〜じゃ」をつけて話すのじゃが、読み進めるうちにだんだん気にならなくなる、かもしれんのじゃ。 | ||||
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スピーディでセンセーショナルな娯楽に慣れきった現代人の感覚にはそぐわないだろうと思いきや、これがどうしてなかなか。 著者は演劇畑で相当鳴らした方らしく、話の運びが大変にお上手。ついつい先へ先へと引き込まれます。 ただ、背筋も凍るような怖さは、ないです。 「ひょっとしてこんな化け物がこの街に・・・?ひゃああ!」って読めた刊行当時のロンドンっ子がうらやましいですね。ホラーファンとしては。 スティーブンキングが、この物語にインスピレーションを受けて『呪われた町』ってのを書いてます。それも怖くはないです。 でも面白いです。ご興味があれば、ぜひ。そしてそれが面白かったら、『ペットセマタリー』へどうぞ(布教に熱心な信者)。 | ||||
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【あらすじ】 ロンドンで家を探しているドラキュラ伯爵の元を、弁理士のジョナサン・ハーカーが訪ねる。 イギリスからトランシルヴァニアまでの遠路を旅してきたジョナサンを、伯爵は丁重にもて なしてくれた。 しかし、城への滞在を長引かせようとする伯爵の正体とその真意に、ジョナサンは気が付く。 伯爵は、何世紀も生き長らえてきた吸血鬼であり、ジョナサンは城に監禁されていたのだ。 そして伯爵自身はジョナサンを城に閉じ込めたまま、イギリスへ旅立とうとしている。 イギリスに愛する婚約者ミナを残してきているジョナサンは、城からの脱出を試みるが―― 【感想】 数ある吸血鬼映画の原典ですが、映画から入って本書を読んだ方は、各々の映画が相当な脚色・改変 をしていたという事実に驚かされるでしょう。 原作を忠実に映像化したと言われる、フランシス・コッポラ監督の『ドラキュラ』を例にあげて、 映画との違いをあげてみますと…… (1) ミナとドラキュラ伯爵の恋愛話は一切出てきません。従って、他の吸血鬼映画でも登場する、ジョナサン の持っていたミナの写真を見て、ドラキュラ伯爵が興味を持つといったシーンはありません。 (2) ドラキュラ伯爵が吸血鬼になった経緯も、並々ならぬ才知を持った人間であったことから、不死者に変じたというもので、敵の計略によって奥さんが自殺してしまったその哀しみ・絶望から……といった背景は全くありません。完全なモンスターとして描かれています。 この2点が違えば、完全なる別物でしょう。他にも数多くの違いがありますので、まだ映画しか観ていない……という方は、是非本書も読んでみてください。映画では謎だった個所が解明されるなど、とても興味深い内容です。 ジョナサンのドラキュラ城への旅の行程が事細かに記されているので、あの恐怖の城へいつ辿りつくんだろう……と、読んでいて緊張感が高まりました。重々しい感じがひしひしと伝わってきます。ただ、その行程ががっつり描かれているので、人によっては長く冗長に感じられてしまうかもしれません。旅の様子だけでなく、全体的に濃厚なので、辛抱強い方でないと途中で飽きてしまうかな……とも思います。 また、全体的に翻訳が洋風ではなく和風の為(当時の翻訳が、日本人にも分かるように、日本的な描写を……というものだった為仕方ありませんが)、日本の時代小説を読んでいる気分になります(笑)本書の訳は勿論達者なのですが、個人的には洋風の新訳版も出ないかな……と期待してしまいます。 一番面白いのは、やはりジョナサンが伯爵に監禁されている序盤でしょうか。伯爵や城の怪奇性にハラハラさせられました。 中盤から終盤にかけては、完全にモンスター退治です。伯爵にしてやられたりしながら、追い詰めていきます。 吸血鬼の特殊能力はたくさん出てきますが、そこまで強そうな感じはしませんでした。十字架や聖餅に弱いなどの制約があり、捨て台詞を残して逃げるなど……そんなにかっこ良い描写がされていないからだと思います。その辺りは少し物足りない気もしました。 とは言え、濃厚な吸血鬼の世界は十分に堪能できましたので、読んで良かったと思います。 | ||||
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実は、わたしが最初に読んだ大人向きの本が、創元文庫の「吸血鬼ドラキュラ」だった。当時は小学生で、日記と書簡に依る構成と云うのに衝撃を覚えたものだった。それから数年して出たのがこの完訳版なのだが、長らく気付いていなかった。今回読み直してみると子供の頃に読んだ時よりも冗長に感じられるが、当時の版では省かれていた部分が入った事に依るのか、それとも読む側の見方が昔と変わったのか・・・ いずれにせよ、今、読んでも名作だと想える。ちなみに、ドラキュラは今、読んでみると邪悪と云うより異形の者であり人間の敵であったから倒されたと云う事が判る。 | ||||
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吸血鬼がここまで有名になったのは、この本のおかげなのは百も二百も承知。今日に伝わる吸血鬼の原型はこの作品にあると言っても過言ではない。おどろおどろしい恐怖はない。しかし登場人物達の心理描写が秀逸でドラキュラに対する畏怖を追体験する形になっている。十九世紀の小説だが今も新鮮に読める傑作 | ||||
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「ドラキュラ」と言えば、誰もが耳にしたことのあるはずの吸血鬼の名前・・・。でもその原作を読んだことのある人は、今ではかなり少ないのではと思います。でもやっぱり、ドラキュラ伯爵というたった一人の名をこれだけ世界中に世紀を超えて印象付けている物語・・・実際に読んでみると、書かれてから100年以上経っている作品にも関わらず、複数の人物の日記や電報、蝋管式蓄音機による口述によって構成されるその緻密で幻想的なその物語は、ホラーなどというレッテルじみたジャンルなどには全くはまりきらない素晴らしい作品です。汽車と馬車を乗り継いで東ヨーロッパの田舎を旅しながら書かれた紀行文学のように始まり、霧を透かしてガス燈の灯が灯る19世紀のロンドンへ・・・。クリストファー・リーでもヴェラ・ルゴシでもゲイリー・オールドマンでもなく、ブラッド・ピットやトム・クルーズ、はたまたロバート・パティンソンなどでも決してなく、この100年間で作られた何百もの脚色を廃したデフォルトの吸血鬼像は、やはりこのブラム・ストーカーの小説の中にこそ生き続けている気がします。近年になってこの物語の作者の孫にあたるダクレ・ストーカーによって''正統''な続編が執筆されたばかりで、いずれこの日本でも翻訳され出版に至るのではないかと秘かに期待していますが、19世紀末に生まれて以来、永遠の命を持ち続ける呪われた物語・・・そのまさしく原型である「吸血鬼ドラキュラ」・・・今では古風にも感じられる平井呈一氏によるその訳文も味わい一入で、一読の価値は大いに有りです。 | ||||
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文句のつけようがないくらい面白い!! ドラキュラ伯爵がジワリジワリと迫ってくる恐怖は読んでいるこちらも背筋が寒くなる。身の回りに起こる怪奇の数々。 ヘルシング教授と共に事件の解決に乗り出す後半も、いつ伯爵の反撃があるのか、常に緊張を持ち続けながらスリリングな体験をさせてくれる。 | ||||
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