■スポンサードリンク
吸血鬼ドラキュラ
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
吸血鬼ドラキュラの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.24pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全7件 1~7 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
誰もが知るドラキュラなので、一度は読んでおこうと思い購入しましたが、 日記、又は手紙形式で進んでいくので、こうゆう文体が、嫌いな人は嫌になるかもしれません。 舞台がイギリスに移り、女性が主体のとこにきてから、頑張って読みましたが、道なかばで、挫折中です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
本書は40年以上前から読みたかった作品であり、ハマープロの古典的映画「吸血鬼ドラキュラ」の原作である。 物語は登場人物の日記や手紙、新聞記事を連ねていく形式で記され、全体に読者を飽きさせない構成となっているように感じた。 前半部分はなかなかページが進まず忍耐を必要とするが、中盤から後半にかけてどんどん読み進めることができる。 内容的には、勧善懲悪、ハッピーエンドな締め括りが待っている。 本書を読み終えて感じることは、名作「吸血鬼ドラキュラ」を筆頭に、多くのホラー映画を見てきた小生としては、550ページ近い長編小説を何とか読了できたな、という思いだけが残る。現代においてはいろいろと刺激を得ることが多すぎて、本書のようなホラー小説を読んでも、さほど心に響かないのは当然のように感じる。しかし、原書が発売された当時は、読者にかなりの衝撃を与えたようである。 小生としては、読みたかった古典を読了でき、とてもうれしい気分である。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
写真は見本のようで、届いたもののカバーは色等若干違うデザインでした。古書なので痛みは仕方ないと思いますが、背表紙の破れ(タイトル欠け)はやはり気になります 状態表記より少し痛みが気になりました | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
内容自体はとても面白いので星5をつけたい所なのですが、訳がところどころ古いです。(古いものを買ってしまった自分も自分なのですが…) 特に西洋なのに死体が長襦袢を着ているとは一体どこの人間椅子なのだ…!?と思ってしまいましたので星-2は訳です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
世に数多あるドラキュラ作品の原作だけあって、昔の作品だがストーリーは今読んでも文句なしに面白い! ただ、創元推理文庫のこの日本語訳は、現代日本人の感覚には合わないと感じた。 ヨーロッパの古城の重厚な雰囲気やゴシックな世界観。 ストーリーと一緒にそういった異国情緒溢れる描写も楽しめるのが本作の魅力だと思うのに、ヨーロッパの夜の墓地に現れた美女が「経帷子」姿で、主人公たちは「読経」し、ドラキュラ伯爵が美女に向かって任侠もの時代劇の渡世人よろしく「子分にしてやる」と口にするなど、日本語訳の部分で、せっかくのヨーロッパの雰囲気がちょいちょいぶち壊しになるのが残念すぎる。 現代日本人の感覚だと、せめて「死装束」や「聖書の祈りの言葉を唱える」「しもべにしてやる」などの日本語訳でないと、仏教圏や江戸時代の日本にいるような印象を受けてしまう。 訳者が江戸時代から三十余年しか経っていない明治生まれの方なので仕方ないのだが、このクオリティで現代の我々が無理なく作品の世界観に浸れる日本語訳だったらと残念でならない。 ぜひとも新しい完訳で読んでみたいと思う名作である。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
本書は、1897年初版だそうであるから、もはや古典である。作者のブラム・ストーカー(本名:エイブラハム・ストーカー)は、両親が公務員で8歳まで寝たきりで内気な性格だったが、11歳ごろから鍛錬をはじめて大学では運動部に所属し、性格も明るくなった、という変わった人である。大学時代には劇評を投稿することで有名になり、名優アーヴィングの一座のマネージャをやりながら、本書を書き上げたらしい。ドラキュラ伝説をもとにした本はいろいろあるが、ドラキュラといえば本書というくらいの決定版である。 各登場人物の日記が交互に登場する、という文章構成である。 弁理士(と訳されているけど司法書士ではないのか?)のジョナサンは、ロンドンに土地を買いたがっているドラキュラ伯爵をトランシルヴァニアに訪ねるのだが、ドラキュラ伯爵に監禁されてしまう。ジョナサンの婚約者のミナは、ジョナサンが音信普通となってやきもきする。 ミナの親友であるルーシーは、アーサーと婚約するが、彼女には夢遊病の気があり、しかも、大量の血液を失って衰弱していく。ジャック・セワード医師はヴァン・ヘルシング教授に助力を仰ぐが、ルーシーはついに衰弱死。ルーシーの衰弱は、ドラキュラに血を吸われたことが原因らしく、死ぬことはなく不死者となる。ヘルシングは、アーサーやセワードたちの協力を得て、ルーシーの心臓に杭を打ち込み、ルーシーを成仏させる。そして、ヘルシングたちは、ドラキュラと対決することになる。船に乗ってロンドンにやってくるドラキュラ。 ドラキュラは怪力であり、奸智にたけ、死者を操り、嵐や雷を呼び、獣に下知し、体を小さくしたりと変幻自在で神出鬼没。ただし、太陽や十字架、にんにくに弱い。 ドラキュラ城から脱出したジョナサンも加わり、ヘルシング、セワード、アーサー、キンシー(元・ルーシーの求婚者の一人)の6人で、ドラキュラがトランシルヴァニアからもってきた土(隠れ家)をつぎつぎに浄化。ドラキュラは、トランシルヴァニアの居城に逃げもどろうとするが、これを6人は追いかける。 最後、キンシーは死ぬものの、日没寸前ギリギリにジョナサンがドラキュラを斬ることに成功し、ドラキュラは滅びる。 ブラム・ストーカーのドラキュラはコッポラによって映画化されているが(この映画のゲーリー・オールドマンの演技はすごい)、コッポラのドラキュラは愛深きゆえの死の超越、というテーマがあったものの、本書のドラキュラは完全なモンスターである。貴族で、ずば抜けた頭脳をもっていて、それゆえに不死に至った、という設定。純粋な真性・怪奇小説だといえる。 ルーシーに求婚してフラれたセワードが、ルーシーを助けるために自らの血を輸血する場面があるのだが、「愛する女性の血管の中へ自分の生き血が注入されていくことが、どんな感じのものか、この気持は経験したものでないと、わかるまい」「個人的な誇りのような感情がわいてくるのをおぼえた」とあり、血の分け与え、吸血による寿命延長、のように血=生命そのもの、という捉え方が、このドラキュラ小説の底流にある。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
どっしりとした感じ。重厚だな〜というのが最初の感想でした。 作品は、書簡体で書かれており、序盤は1人の人物の日記で書かれているため、伯爵の様子は城の様子などが書かれていて、ゴシックの彩り濃厚。 中盤からは人物が増え、遠巻きに伯爵とその関係する物がかかれるため、物語に伯爵の不気味さを伝えております。 後半のドラキュラ伯爵を追跡する所も、なかなかの迫力!! 映画の印象が強かったんですけど、こうして原作を読むと、非常に深みのある、そして面白みのある作品だったんだなと思いました。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!