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越境
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越境の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.65pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全20件 1~20 1/1ページ
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まず小説内における北海道がどのような状態にあるのか、様々なグループ、組織があるようだが、わかりにくい。 侵略者であるロシアと自衛隊の一部が合流し、それに対し警察が対応することが起こり得るのか。 戦闘シーンにしても誰と戦っているのかがわかりづらい。 また、登場人物が語る場面があるが、内容が抽象的すぎて理解できなかった。 クライマックスも今ひとつである。 作者はこの作品を通して現在の日本の状況を批判したかったのであろうが、伝わらず、理解できなかった。 最初から最後まで疑問符が点灯し続ける本でした。 | ||||
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平和ボケの政治家さんなどにも読んで欲しいと思いました。 北海道侵攻があったとき初動がしくって上陸を許したら本当にこんな感じになるんだろうなと。 過去には「侵略者がいたら酒を酌み交わして話し合おう」とか言ってた恥ずかしい活動家もいましたがそういう集団が足を引っ張ることや、反国家的な思想も他国の情報工作で作り込まれているとストーリーに織り込まれているのも見事でした。 沖縄バージョンだと航空自衛隊 副官 怜於奈も元空自の著者が書いておられて領空侵犯によるサラミ戦術で追い込まれる展開の他、記者会見でマスコミから突き上げられる様子(ただし訓練)は生々しかったです。 ただ本作は中間の哲学談話が後々から効いてくるのかと思いきやそこまででもないのが気にかかりました。 それがカオスな感じを増していて良いと言えば良いのですが。 戦闘パートや荒廃した街、自然などの描写パートはしっかり読んで会話パートは速読というのが楽しみ方かもしれません。 服部文祥さんの冒険ルポ、特に北海道の単独行である北海道犬旅サバイバルを読んでから本作を読むと一層おもしろく感じると思います! | ||||
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「小隊」の世界の続編です。 「小隊」の世界設定だけ理解出来れば大丈夫です。 作者はSF的な長編は初めてだったのかもしれないので、 序盤から中盤は描写不足や設定の検討不足で退屈な場面が続きます。 それを我慢して読み進めていって、 日本国に戻ってからの展開はスピードとリアリティがあって、 地図サイトなどを見ながら読むと面白かったです。 ただ、結末が予想できることや、小林源文の世界で村上龍を展開した感じの既視感は、 作者の課題だと思います。 | ||||
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各事象が読み進めていくごとに段々と繋がりが判明していく点が日本のミステリのようであり面白く感じた。各場面での情景や風景の記載が分かりにくいため、読み進めることが難しい。巻頭にモノのイラストや説明、モノの固有名詞があれば理解しやすく、読み進めることが容易になると思われる。 | ||||
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まだ3章目です、タイトル記載と繰り返しするが面白い。戦争小説、アウトドア小説は知能の低い動物的な記載が多い。哲学的作者の思想、考えは政治的や国際的な思想に関係し奥深い。テレビの戦争報道のわかりやすいコメンテーターとは違いよく考えて書いてる。大量のテレビ視聴者のレベルに合う話とは異なる。 | ||||
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自衛隊vsロシア軍みたいなのを想像すると 期待外れになるかも 戦争とは何か 戦闘とは何か?を問いかける 文学である ミリオタ的には出だしの戦闘ヘリの描写は 引き込まれるのではないか 著者の経験が生かされており 戦闘ヘリの操縦と戦闘が 純文学の小説家の筆力で書かれている sfやミリタリーのアイデェアは すごくても¥文章や人間描写の 解像度が低い小説、ラノベは 読む気がなくなるのだが 作者氏はその点は安心できる 今後 純文学かエンタメか どちらを志向するのかわからんが 今後に期待 | ||||
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リアルで驚くようなストーリー展開と結末。文章だけなのに超絶な描画と表現、情景、登場人物の姿・背景・来歴、そして微妙な心の動きなどが、ものすごい密度で描かれていました。読了後、数日経過していますが余韻がまだ続いています。私的には今年(2024年)の最高傑作のひとつになりました。「小隊」から読まれることをおすすめします。 | ||||
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『小隊』で敵国の侵略を受けた北海道、そこで日本を守るために戦った兵士たちのその後が気になる方は必読かと思います。ただし、続編ではないので『小隊』未読でも問題なしです。 銃や砲の弾やその破片が身体を破壊すると兵士はあっけなく死に、部隊は戦闘が継続できなくなる。のみならず勝手な意思に基づく戦闘行動を起こすことも困難だという状況。そういったリアルさを維持しながら物語は進んでゆく。娯楽映画や小説的な派手さとは遠い冷徹な記述が恐ろしいほどの現実感をもっていた。 自分はとても面白く読みました。 | ||||
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「小隊」がとても良かったので購入。 一般的な軍事モノでは得られない、元自衛官ならではのリアルな肌感覚 | ||||
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盛り上がりなし 文書も読みずらい お勧めしません | ||||
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まず業務内容に関する説明が過多で、肝心な人間の描写が薄い。ある程度専門性のある仕事かもしれないが、それでもここまで説明臭くなってしまうと、ちょっとキツい。こういうのは小説ではなく、ノンフィクションのドキュメンタリーのほうが似合う。小説以外で代替不可能なものを探求するのが文学の役割の一つだと私は思う。 | ||||
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変化が加速していく現代において、どちらへ進むべきか正解が分からず、時代に置き去りにされる私(主人公)の葛藤。人は周囲との比較でしか自分を測れず生きづらさを感じる一方で、断片的な記憶をたどると確かに生きてきた証があり、そこには人のぬくもりがある、そんなメッセージを感じました。 最近配信されたNETFLIXの韓国ドラマと似たようなメッセージ性を個人的には感じています。全くジャンルの違う内容ですが、現代が生み出す物語の着地点という感じ。匂いや味、感触と人間の些細な感情が細かく描写されていて、自分の記憶かのように脳裏に鮮明な情景が広がる体験をしました。(夢にもでてきました) | ||||
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帯の文章(ずっと遠くに行きたかった〜)が気になり購入。 ロードバイク用語が理解できない等否定的なレビューも散見されたが 理解出来ずともこの作品の根幹を理解する事に何の問題もない。 個人的にこの作品はコロナが浮き彫りにしたものに焦点を当てていると感じた。 端的に言えば本来動物であるはずの人間とその人間が営んでいる社会の不合理さについて。 象徴的な一文がある。 「サクマには、目の前の一つ一つは明確であるにもかかわらず、自分で選び取ったジョブを積み重ねるとゴールではなく破綻が待ち構えているのが不思議でならなかった。-------この疑問が解消されることは、どうもなさそうな気がしている」 作中には変わらない日々を指して「ループ」という単語が頻繁に出てくる。 未来など考えず狩猟生活していた頃と違い、 我々は職業を選択して日々ループしながら生きているが、 この先にあるものが何かわからず多くの人間が不安を抱いていると思う。 主人公サクマは衝動的な人間で、暴力行為を働いて職場を転々としている。 ここだけだと感情移入出来そうにもないが、ただ「ループ」を抜け出したいとも考えている。 主人公に自分を重ねる人は意外と多いのではないか。 読んでみて欲しい。 | ||||
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予めいろいろ頭に入れてから読むタイプの小説ではないと思います。このレビューも読む必要ないです。とにかくポチってアプリを閉じましょう。 | ||||
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開始日 1月29日 終了日 1月30日 感想 平均以上だと思っている自分、他人を少し見下している自分、卑屈な自分、自分でも抑えられない自分、様々な自分と対話をし、生き方に考えを巡らせます。 誰しもが1度は考えたことがあるんじゃないかな? 1番可哀想なのは、通常業務してただけの、中年税務署職員だけどね(笑) | ||||
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主人公のキャラクターが前半と後半であんまり合致しないですね。 後半まで書いてから改めて前半に伏線を張りなおしたという印象です。 前半が良かった分、後半がちょと薄くて残念な感じかな。 なんのかんの言っても、結局最後は銃撃戦とカーチェイスで〆ちゃう ひと昔前のアメリカ映画のような印象を持ちました。 | ||||
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途中飽きることなく読み進み、読後は、強烈ではないが、柔らかい余韻が長く続いた。この小説は、物語の背景やあらすじを知らずに読むと、より楽しめると思う。なるべく事前に書評等を見ずに読まれることをお勧めします。 | ||||
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芥川受賞と作者の経歴と題材が自転車メッセンジャーという点に惹かれてkindle電子書籍を購入しました。 非常にサラサラ読めて3時間ほどで読破、ちょうど50%前半と50%後半でガラッと話の展開が変わったり斬新さは感じたが特に受賞作品になった芸術性みたいなのは私には感じれなかった。。。 ただロードバイクで遠くへ走る趣味を持つ私としては機材(ディレイラーやシューズなど)理解しやすい描写が多く自転車乗りの所作なども伝わりやすく上手く描かれていてとても楽しかった。 後半から一気に話が重くなってしまいちょっと残念でしたがロードバイク趣味な人には読んでもらいたい作品。 | ||||
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元自衛隊員で区役所勤務の砂川の真骨頂というところ。 ロシアとの戦闘など言葉通りの「戦場」を描いた作品群の他、「臆病な都市」では都庁勤務の公務員というホワイトカラーを主人公にしていたが、今作はブルーカラーのギグワーカーを主人公にしている。ご本人の現在の仕事はなぐられる税務署員に近いだろうが、肉体労働者の感覚や思考を丹念にトレースした文体で、社会的な転落から再生まで描き切っている。 若い税務署員が笑ってるように見えた、というのがラスコーリニコフの「斧」に当たるのかな。別にロシア軍と歩兵戦をやっているわけでなくても人生は戦場で、ふとしたことで傷を負ったり何かを失ったりする。いまいち仕組みのわからない社会(=ブラックボックス)も戦場だと言えるか。 惜しむらくは選考委員が「プロレタリア文学」なんて言って変な先入観が生まれてしまったのと(津村記久子と同パターン)、バイク便や自転車便の非正規雇用・業務委託の不安定さなんてみんな知ってる話なのと(15年前ならもっと話題になってただろう)、良くも悪くも精緻で語り手と対象に距離のある文体が読む人を選ぶところか。あと、タイトルのつけ方から解釈するなら、作者の意図は「戦場」とか「社会」を描くことにあるので、主人公はあくまでも典型的で無個性な人物になっているのも薄味に感じる人がいる原因かも。 | ||||
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言葉が飛んでいるだけです、だらだらと長い。 いわゆる負の人間(定職なし→税滞納→傷害→刑務所)を描いているのでしょうが、迫って来ません。 趣味のロードバイクをなんとか小説に無理やり押し込んで、負の人間を作り上げたような底の浅さを感じてしまいます。 特にロードバイクが好きでない読み手には、専門用語が頻繁に出てきて読みずらいだけです。もちろん、専門用語をわくわくしながら調べたくなるような魅力的な小説も数多くありますが。 | ||||
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