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降格刑事



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【この小説が収録されている参考書籍】
降格刑事 (幻冬舎文庫)

降格刑事の評価: 4.00/5点 レビュー 7件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全6件 1~6 1/1ページ
No.6:
(4pt)

スイスイ読める

スイスイどんどん読める。
内容も面白い。
降格刑事 (幻冬舎文庫)Amazon書評・レビュー:降格刑事 (幻冬舎文庫)より
4344434072
No.5:
(4pt)

二階級の降格処分を受けたやる気ゼロの中年刑事とやる気満々の新米女性刑事のコンビが ......

元警視庁総務部理事官の司馬礼二は、不祥事で警視から二階級の降格処分を受け現在は警部補に。そして、本庁から飛ばされ現在の日野中央署刑事総務係長に。
 『降格刑事』というタイトルから、熱心さのあまり行き過ぎた捜査をして降格処分を受けた一匹狼のタフな刑事を想像してしまうが、司馬礼二は捜査の経験が全くなく、出世ラインから転落しやる気がゼロ。おまけに、妻子にも逃げられしまった周りの空気を読めない警察官である。
 そんな司馬が、ひょんなことから本庁捜査一課のやる気満々の新米女性刑事犬川椋とコンビを組んで、女子大生失踪事件を追うことに。
 やる気のない司馬とやる気満々の若い犬川との組み合わせが、ユニークで面白い。二人の会話のやり取りと時々発する心の声がなかなか面白く、作品に人間臭さを与えている。また、犬川椋が所属する捜査一課萬班の上司や先輩たちが、司馬と犬川の凸凹コンビを温かい目で見守りながら連携していく姿がなんとも微笑ましい。
 二つの事件が複雑に絡み合い、当初予想していたよりも事件は入り組んだ意外な展開になっていく。司馬の鋭い洞察力と推理が事件解決の糸口になり、ついに二人のコンビは犯人へとたどり着く。
 『降格刑事』というタイトルがついているので、てっきり降格処分を受けた司馬が主人公と思ってしまうが、どちらかというと主人公は新米刑事の犬川椋だと言っていい。あえて『降格刑事』という作品名にしなくても良かったように思うのだが。
 余談であるが、うっかりすると本作品と間違ってしまうようなタイトルの作品がある。安達瑤氏の作品『降格警視』である。こちらは、警視から警部に降格になった20代の東大卒キャリア警察官が主人公のようである。
降格刑事 (幻冬舎文庫)Amazon書評・レビュー:降格刑事 (幻冬舎文庫)より
4344434072
No.4:
(4pt)

降格刑事?

おもしろく読ませてもらった。
ただ、書籍名を降格刑事とするほど、降格刑事である意味が感じられなかった。
定時で帰りたがるほどやる気がない、というキャラ付けのための設定なのだろうが、やる気がないこととストーリー展開とにほとんど関連が無く、単に、変わった刑事にしたかっただけのキャラ設定。
こういう設定は編集者の指示なのかな?警察小説って、経験の浅い若い刑事に、変わり者のベテラン刑事のコンビ、という設定がやたらと多いよね。頭はものすごくよいけれど、社交性がなく性格の悪い刑事とか、もう定年間近の窓際刑事とか、ルールを守らず上司にうとまれて ずっと出世できず 後輩の部下となっている刑事とか…。変わったキャラクターを置くことでおもしろくするつもりなのかもしれないが、非現実的な設定のせいで かえってしらけるんだけどな。
この小説の場合、普通のベテラン刑事の設定でも、物語は普通に成立したはずであり、降格刑事であることの必然性はまったくない。ストーリー上の必然性とするなら、むしろ、主人公が「本部長の娘」であることのほうが重要では?新人刑事の近親者が大物という設定もありがちであるが、周囲が新人に情報を次々に提供してくれて、捜査が着々と進むという非現実性を正当化するためには必要な設定ともいえるでしょう。だから、「本部長の娘」であることは意味がある。しかし、相方を「降格刑事」にすることにはなんの意味もない。にもかかわらず書籍タイトルを「降格刑事」とし、降格されたことがストーリー展開上 重要な鍵をにぎるかのような誤解を生じさせるのは、読後感を悪くすると思う。おかしなキャラ設定しなくても、普通におもしろく読ませることができるだろうに残念。
降格刑事 (幻冬舎文庫)Amazon書評・レビュー:降格刑事 (幻冬舎文庫)より
4344434072
No.3:
(4pt)

新旧の気遣い

犬川椋と司馬礼二の関係性が面白い
降格刑事 (幻冬舎文庫)Amazon書評・レビュー:降格刑事 (幻冬舎文庫)より
4344434072
No.2:
(4pt)

面白かったが…

面白くて一気読みでした。前作の「使嗾犯」から突然筆致や舞台設定等がスケールアップして、途中著者名を確かめたほど(失礼!)。ただ、日常の些細なことの中にある一女性警察官としての不平不満や悩み、葛藤といった、著者の経験から描かれる現職の方々の本音に近いであろう生(なま)の部分が少し薄くなったように感じ、ちょっと残念でした。
降格刑事 (幻冬舎文庫)Amazon書評・レビュー:降格刑事 (幻冬舎文庫)より
4344434072
No.1:
(5pt)

やる気のない警部補とやる気満々の女性巡査部長

不祥事で降格処分を受けながら依願退職せずに閑職に飛ばされた刑事と新進気鋭の若き女性巡査部長の迷コンビが女子大生失踪事件に関わるという内容である。
 この凸凹コンビの活躍が別件の殺人事件のヒントを見つけるという展開が何とも小気味いい。
 最後まで飽きさせることなく、二転三転するストーリーも秀逸で、なかなか良くできた警察小説である。
降格刑事 (幻冬舎文庫)Amazon書評・レビュー:降格刑事 (幻冬舎文庫)より
4344434072

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