女副署長 緊急配備
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世の中には、様々な人間がいる。 貴方は貴方らしく、私は私らしく生きればいい。 人は経験や出会いにより変われる、成長できる。 自分が選択した道は、後悔しても、責任転嫁しても、愚痴を言っても、泣き言を吐いても、何も変わらない。 自己嫌悪に陥るだけ。 まずは、変わろうと決意し行動することからでしか、始まらない。 地域社会の繋がりの必要性を、否定するべきものではない。 だが、行きすぎた仲間意識、結団力は、存亡そのものへの意義を疑わせる。 ましてや、他人の弱みにつけこんだ不当な要求にいたっては、言語道断。 弱者には弱者なりの矜持があり、曲げられない物差しがある。 一発逆転を狙ってのスタンドプレーからの・・・呆気なくの自爆。 まったく見せ場なく、フェードアウト。 イタいわ~! そんな奴は、組織に居場所はない。 組織に、真に求められる人物像とは? すまじきものは宮仕え? リーマンには、リーマンならではのメリットが・・・。 | ||||
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人間が非常におちついて安定した筆致で描かれていると感じました。 いいところもあれば、わるいところもある、それが人間でしょ? と言いたげな描写です。 女副署長に過去に恨みを持つ年上の部下が登場しますが、この人なんか、いいですねえ。 クライマックスでは見せてくれますし。 最後の見舞いのシーンなど、ついほろりとさせられました。 全体を通して、決して派手ではないのですが、いぶし銀のような魅力があります。 エド・マクベインの「87分署」が好きな人なら、たぶん気に入る作品だと思います。 | ||||
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筆者はここ数年来、週刊モーニングに連載され、最近はドラマ化もされて今度はアニメ化もされる漫画「ハコヅメ」泰三子著を毎週の掲載と2ヶ月ごとの単行本を楽しみに読んできたのだが、本シリーズを手にとって読み進める感覚は「ハコヅメ」のそれに似ている。特に2作目である本作においてそれぞれが弱い部分を持った一市井人である現場の警察官それぞれの警察官としての矜持と、お互いの矜持への信頼感・絆のようなところが強く描かれていて両作品に共通する香りを強く感じてしまった。 とはいえ、主要キャラが20代で恋愛要素もあって身内の暗黒面は露骨には出さない漫画と違って、こちらの小説はもっと大人向きと言う感じで、登場人物の背景もそれだけ身につまされてしまう。「ハコヅメ」の主人公の35年後が本作の主人公というところか。また警察署の内情の描写などもこっちの方がより詳細ですね。 その一方で駐在さんの息子の人物造形は単なる馬鹿者であり、描写が荒いと感じてしまった。そう入ってもそれがリアルだったりするし、「これこそが現実なんですよ」と主張しているような周辺描写も散見し、それはそれで、と言う感じ。 | ||||
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良かったです。嵐を呼ぶ女になりましたね。1作品目同様に続きが楽しみです、 次はどこの署に異動になるのか。 | ||||
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前作の「時間・場所限定」趣向がなくなったかわりに、よりストレートで勢いが増し、圧倒的なリーダビリティを持つ作品となった。テ-マがしっかりしていて技術が高い、最高の作家が誕生したものだと思う。 今回も群像の描きわけがすばらしく、いずれも、善と悪、または、強さと弱さ、あるいはその両方が併存する陰影の濃い設定で全員がすこぶる魅力的だ。軸になる女副署長と老駐在の葛藤もいいが、介護に疲弊する中で外部の友人とのくつろぎに束の間の安息を見出す総務課員の描写が何ともほのぼのしていて、効果的に結末に結び付いている。 転勤によって登場人物が一新された寂しさはあるものの、“グリズリー”花野の再登場は嬉しい限りで、次回も彼と副署長との凸凹コンビにより第三作を期待したい。前作の総務係長も良かったのでチラリでもいいのでぜひ再登場を。 | ||||
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