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似非遍路
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似非遍路の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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これが、高瀬川シリーズの最新作のようです。この第九巻のタイトルにもなっている「似非遍路」というのがなかなか面白い作品です。ちょっとした京都郊外での何気ない光景から「異常」を知覚するのは、主人公のいつもの強みですが、ここでは、スーパーマン的な能力にそれが還元されてしまい大上段へ向かうといういつもの安直ともいうべき手法は取られません。あくまでも緻密な論理にそれが依拠しているのです。その謎解きは年月を越え過去にさかのぼり、そこにこの時代と商人の歴史的な拘束を位置付け、それに対して人間の自然な感情を対置させるわけです。とはいいながらも一方ではできるだけ波風を避けるために取られたのが「似非遍路」というアイディアなのです。最後の落としどころもうまくはまっています。と、ここまでべたほめしましたが、これはもしかすると作品を語っているようでもしかしたら自分を買っているのかもしれません!!! | ||||
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