花籠の櫛



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    初公開日(参考)2011年10月
    分類

    長編小説

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    花籠の櫛: 京都市井絵図 (光文社文庫 さ 16-21 光文社時代小説文庫)

    2011年10月12日 花籠の櫛: 京都市井絵図 (光文社文庫 さ 16-21 光文社時代小説文庫)

    奉公先でのいじめから逃れ、実家へ戻るため関所破りをした娘・お八重。たまたま厳戒な警備をしていた関で捕まり、大津代官所の沖宗弥兵衛はお八重を磔刑に処す。だが彼女は、実は弥兵衛の嫡男が溺れかけているのを救った恩人であったことが、処刑後に判明する…。京の町を舞台に、日々を暮らす人々の宿命と心の繋がりを、人情味溢れる筆致で描く時代連作集。(「BOOK」データベースより)




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    No.1:
    (3pt)

    circular!!

    著者のシリーズものはどうも順番が明記されていないものが多々見受けられます。このシリーズもそうです。どこから読んでもいいということの意思表示なのでしょう。時代劇というのは時代を借りた現代劇である場合が多く、問題関心の設定は現代の執筆時の出来事に少なからぬ影響を受けていることが多いようです。となるとやはり初稿の発表時の時代性はどうも気になります。本書も、この「京都市井図絵」シリーズも実は第二作のようです。巻数の明記がないので3番目に読むことと相成りました。
    本書はある理不尽な話と偶然が織り成す悲劇から話からスタートします。悲しいけれどもどうしようもない話の展開というわけで、それなりのエンディングが用意されて一章は締めくくられます。似たような話がその後も続く連作集だと思い読み続けると話は意外な展開を示し始めます。当初の話とは直接は関係のない人物がその後矢継ぎ早に表れますが、それぞれの人生を背負った人物が交錯しあい、この第二巻は決して連作集ではないことが明らかにされていきます。そして最後にはもう一度今回の事件の発端となったある平凡(?)な出来事に戻っていくのです。連鎖を引き起こしていくこのcircularの仕組みはみごとです。おそらくここに「輪廻」の発想があるのかもしれません。この一見無関係なパーツの関わり合いと融合そして原初への先祖がえりというしめくくりの仕組みは、どうしてもマンネリ化してしまうシリーズものとは異なり、ストーリーの構築としてはみごとなものです。本書ではまた滋賀の大津が舞台としても一定の役割を果たしています。そう京都の歴史は近江とは切っても切れないのです。そして類書ではあまり触れられない江戸時代の侍の「リストラ」も少なからぬ鍵となっています。
    花籠の櫛: 京都市井絵図 (光文社文庫 さ 16-21 光文社時代小説文庫)Amazon書評・レビュー:花籠の櫛: 京都市井絵図 (光文社文庫 さ 16-21 光文社時代小説文庫)より
    4334763162



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