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閃光スクランブル
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閃光スクランブルの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.18pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全34件 1~20 1/2ページ
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エンタメとして非常に面白い。 現役男性アイドルが書いた女性アイドルということで、こういうことが本当にあるのかもと思わせるバイアスがかかるのが良い。加藤シゲアキが自分の立場を巧妙に使って作品を作っていて魅力的な作家だ。 | ||||
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最近加藤シゲアキの作品に凝っていてもうかなりの作品を読ませて頂いたが、私の中ではこの作品が一番読みやすく、テーマも解りやすい作品ではないかと思う。お互いの弱さを理解しながら、パパラッチとアイドルが追いつ追われる立場から、一緒に逃避行を始めるという簡単にいえば、大本の筋はそのようなものなのだが、その中にもいろいろな人間関係が渦巻いている。その1ヶ月にも及ぶ逃避行の中で、アイドルは自分のアイデンティティーを確立し、過去に不慮の事故で妻を失い全色盲となったカメラマンは、色を取り戻し写真の世界に身を投じていくという最後で締められているが、これを毎日忙しくテレビに出ている加藤シゲアキさんが書いたことに大いなる賛辞を送りたい。作品としては、二度目の直木賞候補となったなれの果ての方が出来はよいかも知れないが、私はこの作品の方が好きである。 | ||||
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私は学生時代に映画を撮っていて、映画の作法やプロットを学ぶうち、小説家に憧れるようになった。 若くして吉川英治文学新人賞をとり、円熟期に直木賞をとる…これが勝手な青写真だった。 そのコースで評価された作家の作品はすべからく面白く、かつ読みやすい。そして、数年後には震えるような傑作をものにし、巨匠と言える存在となる。そんな例は枚挙にいとまがない。 しかし、私はすぐに自分の甘さを悟った。少し文章が上手いだけで小説家にはなれない。まず、行間が埋まらないのだ。セリフ以外の風景描写にも必然性をもたせながら、プロット以外の箇所を埋めていく、そんなことを考えるにつけ、ますます筆は重くなった。 夢は夢か…そうして私は現実的な仕事についている。しかし、そんな私の夢を10年目の「オルタネート」にて、ものした若者が、newsのメンバーだという。そんな馬鹿な… 彼のデビュー作「ピンクとグレー」を耳にはしていた。ただし、伝え聞く内容から私は先入観を持っていた。誤解を恐れずに言うと、グループのセンターでない中で、色々考えたことを投影したのだろうと。なるほど、私小説風ならば一冊くらい書けるものを持っているだろう。しかし読むまでもないだろう…はずだった。それが、10年も続けられていたなんて。 かなりモヤモヤしたなか、たまたま入手した、閃光スクランブル。私はいま、心地よい敗北感にある。 多くの作家は、一作目にすべてを吐き出す。第二作こそが職業作家としての適性を示すと言えるだろう。であるならば、これは紛れもなく職業作家の作品である。 ストーリーや文体が新しいわけじゃない。 しかし、いやだからこそ、加藤シゲアキの読ませる力、構想力は「本物」だと感じた。 先入観を持っていた自分が恥ずかしい。 これはオルタネートも、読まねばなるまい… そして、女子大生作家からもはや巨匠の域まできた角田光代のように、いつか震えような傑作をものしてほしい。 羨望を通り越して、すっかり応援団なのであった。 | ||||
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正直、1回目に読んだ時には、序盤だけ目を通して読むのをやめてしまいました。 でも、折角買ったし…と思い、改めて最初から読んでみると、読み進めるほど内容が興味深くなってきて、続きが早く読みたい!とまで思えるほど、良い作品でした。 クライマックスからエピローグにかけては、書籍内で解説されていた人の意見とほぼ同様の感想でした。 私は自分が作家を目指したこともあって、書く才能は自分に全くないことを熟知していますが、読む感性はそこそこ磨いてきたつもりなので、正直タレント活動をされつつ、ここまでの小説を執筆された著者の人には脱帽させられました。 | ||||
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私の名前は亜希子です。この本を開いた時に連絡していた人はカメラマンの巧さんで、あまりの偶然にびっくりしてしまいました。好きな映画監督もアキカウリマスキ。えー?えー?って思いながら読んでいました。 ストーリーの展開の速さにもっと過程を知りたいって思いましたが、あっという間に読んでしまいました。 通勤電車で思わずせつなくて涙ぐんでしまいました。 また次も次も読みたいと思いました。一冊一冊大切に読みたいと思います。 | ||||
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面白く読ませてもらいました。 文章もすごく上手だと思います。 私が決定的に気になった点をレビューに書いておきます。 ①例えばある100ページの文章を書く時に、 A、B、C、D、E、F、G(間違った結論)、H(正しい結論) という文章の構成要素があったとします。私個人の場合の文章の書き方としては、 まず「起点(=出発点A)」「終着点H(=正しい結論H)」を決めます。 一瞬で起点、終着点を決める事もあれば、 長い時間をかけて起点と終着点を決める事もあります。 この起点と終着点を決める作業に労力の8割を費やします。 ②あとは起点から終着点に到達するまでの道のりを 「自分の頭の中だけでわかっている状態」から 「他人にわかりやすく説明する状態」にまでランクアップする作業 =100ページの文章を書きあげていく作業。に取りかかります。 ③大きな紙と鉛筆を用意して、大まかに 「AはBです」「BはCです」「CはDです」「DはEです」「EはFです」 「FはH(=正しい結論)です」「つまり、A、B、C、D、E、Fという6つの要素の全部を 総合的に検討した結果、結論はH(=正しい結論)になったんです」という 流れを紙に書き殴ります。 ④あとはパソコンのキーボードの前に手を置いて、 流れるように文章を書く作業に入るだけです。→終了 ⑤ ところで、話は変わりまして。 文章を書く作業も、お医者さんの病気の診断も似たような作業だと私は思うんです。 「患者さんを診察した結果、A、B、C、D、E、Fという6つの特徴的な症状があった。 この6つの要素を総合的に検討した結果、結論は患者はHという病気(=正しい結論)である。」 といった具合です。ところがこれが、 「患者さんを診察した結果、A、B、C、D、E、Fという6つの特徴的な症状があった。 この6つの要素を総合的に検討した結果、結論は患者はGという病気(=間違った結論、誤診)である。」 という具合になってしまうと、 間違った診断&間違った病名→間違った薬の処方→間違った手術→患者の病気の悪化。 つまり医療事故、医療ミスになるんですね。 ⑥ 結果として、最終的に「G(=間違った結論)」を選択してしまうクセがある人は、 医者には向いていません。医者に必要なのは、自分の頭の中で ★「A、B、C、D、E、Fという6つの要素を総合的に正しく検討する能力」 ★「Hという病気(=正しい結論)であると診断する」 ずばりこの2つ(=★)のスキルです。 この2つのスキルはどうやったら身につくのかと言うと、 翻訳作業を通して、正しい結論をすぱっと持って来ている文章に数多く触れてみる事ですね。 正しい結論が書ける人の文章から多くの事を学べば、正しい結論が出せるようになります。 ⑦加藤さんは「G(=間違った結論)」を持ってくるクセがあるようなので、 その点だけが決定的で致命的な欠点だと私は思いました。現時点では医者に不向きです。 逆に「AはBです」「BはCです」といった、部分的な文章を書く技術はすごく優れています。 | ||||
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主人公と同じく一眼レフを持っていますが、持っているだけで大して詳しくないので、最初の数ページは『なんだ、カメラマンのお話か…』と面白みを感じなかったが、下火になりつつひとりの女性アイドルが、このカメラマンを通して新たな活路を見出そうとする必死さが面白い。最後のシーンは本のタイトル通り、閃光スクランブルが現実的に見えた気がしました! | ||||
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情景が鮮明に浮かぶし美しい。テンポも良く一気に読んだ。物語の内容も大変共感出来、感動した。 | ||||
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加藤さんの作品はデビュー作から順番に3冊読みましたが、私はこの作品が一番好きです。主人公の二人は、アイドルとゴシップ写真のカメラマンという非日常性の中で生きている人達ですが、二人それぞれの苦悩が無理なく描かれ、そのせつなさに非常に共感しました。題名通りの「閃光」が随所にいろんな形で描写され、その美しい情景がまぶたに鮮明に浮かび上がります。その筆致は、肩書きの「ジャニーズ」という冠をすっかり忘れさせてくれるような、本格的なエンターテイメント小説と言っても過言ではありません。小説家がたまたまアイドルもやってます、くらいの才能あふれる加藤シゲアキ が芸能界の光と陰を、見事に表現しています。 今後も、加藤さんの作品を楽しみにしています。 | ||||
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楽しんで読めました。 他の作品も読みたくなりました。 ありがとうございます | ||||
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Good! 写真で見るだけで不安でしたが、とても満足いく商品でした。 | ||||
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面白かったです。 ジャニーズの方が書いたってことを、読んでいるうちにすっかり忘れていました。 スピード感があるから読みやすいし、続きが気になって一日で一気に読んでしまいました。 ジャニーズという先入観はなしにして、一度読んで見ていただきたいと思いました。 | ||||
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面白い。前作同様,芸能の世界の話だけど 完成度も高いし,読みやすい。朝井リョウを 思い出しました。 前作に比べて明らかに成長してる。 加藤さんは自分もアイドルの世界に身を置きながら こんな事考えてるんだね。 これからが楽しみ。 | ||||
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前作よりカジュアルで生々しく下世話なストーリー。 設定も表現も前作よりわかりやすく、こなれた感じ。 その分、透明な瑞々しさは失われた気がする。 アイドルだって人間。誰と恋愛しようが、本人の勝手なのに パパラッチにつけ回されるタレント。 私生活を暴かれて商売のネタにされる。 でも恐ろしいのは一般市民。 ツイッターで包囲してしまう。 このあたりの描写も現実的でおもしろい。 加藤シゲアキが小説を書くときは、映像で考えているのかもしれない。 タトゥーに派手な暴力。 スィートルームでの情事。 芸能界の暗部をさらりと描く。 アイドルグループの中で、自分のポジションに悩み、 結果的にソロの道を歩む主人公。 実際の彼は、グループに残された側である。 彼の本業の活躍も見守りたい。 | ||||
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アイドルが書いたとは思えないほど、前作に続き、とてもおもしろかったです。 | ||||
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結構面白かったです ピンクとグレーは難しくて正直意味がわからなく、こちらを読むのが不安でしたが、こちらの内容はかんたんで読みやすかったです。 そしてシゲくんは表現方法が豊かで圧倒されます。 | ||||
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ピンクとグレーの方が難しいのですが、内容的にはピンクの方が私は好きです。スクランブルは加藤くんがアイドルという職業だからこそかける本なのかなって思います。3冊目もとても楽しみです。 | ||||
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I LIKE IT VERY VERY GOOD I RECOMMEND IT | ||||
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状態があまりよくないように書いてあったけど、届いたら綺麗にしっかり梱包されてあって、状態もほぼ新品。満足です。 | ||||
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性別は違いますが、登場人物であるアイドルの独白が本当に深く刺さります。 そしてアイドルに無理をさせているのは自分たちなのかもしれないと心が痛みます。 しかしそれでも彼、彼女たちが輝けるステージを支えていたいとも思いました。前作よりクセがなく、文体も力みがなりなく読みやすかったです。 | ||||
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