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サドンデス



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【この小説が収録されている参考書籍】
サドンデス

サドンデスの評価: 3.88/5点 レビュー 8件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.88pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全8件 1~8 1/1ページ
No.8:
(5pt)

社会。

よく調べてる。
サドンデスAmazon書評・レビュー:サドンデスより
4344041658
No.7:
(5pt)

毎回ハラハラ社会と刑事物の絶妙なハーモニー

相場英雄さんの作品はアクション物ではないですが、どういう仕組みで事件になって行くかが、今の世情とリンクしてて、実際に起きてる事かと錯覚してしまいます。自分自身に置き換えて、俯瞰で見てみると私自身も陥るかもしれないという、危険にはらんだストーリーでした。日頃から接してる、会社の方、親兄弟、友人に感謝して、これからも仕事に励みます。それを思い出させてもらえる、作品です。
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No.6:
(3pt)

小島の年令ってほんまはいくつなん?

大手デパートの元辣腕バイヤーの小島という男。
落ちぶれて、ボランティアから弁当をもらうシーンがあるが、
そのボランティアというのが、デパート時代の5期下の青年、とある。
ということは、小島は、そのボランティアの5期上の年令と推測できる。
青年って、厳密な定義はないと思うが、まあ20代後半までやろう。
そうすると、小島の年令はまあザックリと見積もって、30代前半くらいやろうと思う。
その一方、「50代になっても母親に面倒を見てもろてる」っていうような記述もある。
なんか矛盾してへんか?知らんけど。
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No.5:
(5pt)

現実的貧困

誰でも、読書するときに現実的に仕事なり新聞を読んでいる。その現実的な事柄を取り入れて小説を創作している相場さんの小説は引き込まれる。今の日本は、親ガチャといわれるようにかなり、貧しい人が這いあがるの困難な社会だ。例えば就職しても40歳まで奨学金の返済があり、結婚に踏み込めない。
 貧しい少女は、美貌があればそれなりに所得を得る仕事はあるが、仕事のできない中年オヤジは会社にしがみつけなければ落ちていくばかり。転職して、給料はあがることは少ないだろう。
 パチンコでも株でももうかった話はするが、損の話はしないものです。現実の社会は厳しい生活をしている人がかなり多い。報道しないだけ。
 中流の社会は30年前から崩壊し、いまは下流の社会になった。

 本作は荒唐無稽の話になっているが、その底流には、あがきもがいている国民の恨みがあると思う
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No.4:
(3pt)

相場英雄にしてはリアリティない

ストーリー的には面白くて、どんどん読めるのだけど、真相判明部分に近付くにつれ違和感が出てくる。
動機とか、手段とか無いよなーという展開でラストにかけて残念な構成。

著者は骨太な作品が作風が魅力なのに、今回は新機軸を狙ったのかどうしたのという感想。
SNSとか社会から取り残される人とか描きたい感じは何となく伝わるけど、物語としては細かい点で突っ込みどころありすぎる。
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No.3:
(4pt)

久しぶりに面白かった

相場 英雄 の本は初期の頃から読んでいて、最近は少し面白くないと感じていたが、この本は久しぶりに面白かった。
ところで、彼の小説でイマイチなのは、出てくる会社や商品名などが中途半端に実際の会社に似ていること、ここが私には気になる。実物と一致させて問題ないところは一致させるのが良いのではないか?

あと、今回の小説で富裕層のSNSのフォローの仕方はあまりに不自然だろうと感じた。
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No.2:
(1pt)

面白くない

相場英雄さんの本はほとんど読んでいる(ということは結構好きなのだ)が、
この本はいけない。この人の本を読むのはもうやめようか、というくらい
私は嫌いだ。読み終わって嫌な気分になった。
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No.1:
(5pt)

あまりにも荒唐無稽でこんなストーリーは現実にはあり得ないと思うけれど、いやいやもしかしたら裏の闇の世界では当たり前にあるのかもしれないと思わせる内容でした。

日本人(だけではないけれど)の心が荒んで人の命よりもお金が大事なのがもはや当たり前になっているのかもしれないと思わせる戦慄の作品です。

設定もストーリーの構成も現実には起こりえないはずのお話なのに、冒頭からぐいぐいと引き込まれてしまいます。それほど冒頭から面白すぎるのです。
それは、今の日本の格差、貧困に喘ぐ若い人たちや、企業の都合である日突然職を失い一気に貧困のどん底に追いやられる人たちを容赦なくリアルに描いているからです。
そして、そういう社会の構図を安全で裕福な場所から眺めて楽しんでいる富裕層。
リアルの暮らしでは交わることのない彼ら登場人物が、おぞましい悪意によってインターネットを通じて互いに繋がってしまうことで起きる、どす黒い企み、羨望、憎悪、嫉妬、殺意等々。

この作品で描かれる出来事や事件は現実にはあり得ないはずなのにリアリティを感じてしまうのは、現代日本には作品に描かれている負の部分が実際に存在し、かつ作者がそのリアルを余すところなく活写しているからでしょう。

荒唐無稽なのに主人公の女性がトントン拍子にどん底から富裕層に登りつめていくストーリーも、現代のYouTubeやInstagramなどでバズったり、インフルエンサーになってしまえばさもありなんと思わせます。

オレオレ詐欺がどんどん巧妙になって無くならないように、今の日本社会は犯罪にかかわる連中の倫理観やモラルは地に落ちています。
またそうした犯罪を見る者の目も冷めきって、他人事で自分に害がなければ面白がっていると言っても言い過ぎではありません。

ネタバレになるので書きませんが、ラストはさらに荒唐無稽でありえないエンディングなんですが、それでもなお、もしかしたら何年もしないうちにこのようなことが珍しくなくなる気がする作品であり、この日本です。

日本社会への大きな警鐘として読むべき作品です。
サドンデスAmazon書評・レビュー:サドンデスより
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