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ジウX



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【この小説が収録されている参考書籍】
ジウX (単行本)

ジウXの評価: 3.67/5点 レビュー 21件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.67pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(3pt)

中国人の落とし子、ジウ  という始まり

ジウ1〜3は無国籍な歌舞伎町の特色とも合わさり,まるで暴力的なブレードランナーのよう。
面白かったです。

そして涙がこぼれるラストを経てジウは居なくなり…
何だか妙にリアルな、ありそうでなさそうで、やっぱり有りそう!というシリーズが続いていきます(ジウサーガ)。
今作はその最新作な訳ですが、敵の敵は味方?!という転がり方をするか、と見せて踏みとどまった感じでしょうか?

確かに一作毎に特定のイデオロギーが表面に押し出されているように読めますが、そして私も実際かなり気になり「誉田哲也 思想」なんてキーワードで検索してしまったりして 笑

でも、事はそんなに単純なのかな?と。
右ですよ右右〜と叫びながら指先は左を指してたりして、そんな事もあるのではないかしらん?とも考えました。
本当のところ、作者は読者自身の頭で考えて欲しいんじゃないでしょうか?
誰かの意見を鵜呑みにするのではなく、各シリーズ巻末に載っている参考文献なりを頑張って読んで、新聞も読んで、日本人以外の友人も作ったりして、そういう中から自分なりの考え方や立ち位置を見つけたまえ、と、その入り口になれば嬉しいな、という気持ちで書いてるのかなぁと私は解釈しました。

それで思い返せば、ミヤジが魅せられたジウだってそもそも不法滞在の中国人が置き去りにせざるを得なかった子供です。
事件を起こしてテレビに映り、遠いところに居るであろう両親に「自分はここにいるよ!」というアレは魂の叫びです。
だけど、雛の魂の叫びを聞いて親鳥を探してあげた日本人は居ましたか?
慰み者にした挙句に祭り上げた。

初動が違っていたら未来は全く違うものになるでしょう。
歴史というものは、そういうことの積み重ねではないか、としみじみ思いました。
ジウX (単行本)Amazon書評・レビュー:ジウX (単行本)より
4120056619
No.1:
(3pt)

う~ん

まさかジウの続編が出るとは思わなかった。歌舞伎町セブンの面々も出てワクワク。
後半でのアクションは良かったが、それまでのエンジンのかかりが遅く感じた。
色々な情景があり、もしかして今までのジウで描きたかった闇組織の拡がりをここで描写している?と思った。「ジウX」ではなく、「ジウX・前編」なら納得の展開だった。
他の人も指摘しているようにイデオロギーの主張もみられた。エンタメにイデオロギーが出てくると硬直してしまう。表面に出ない形なら良かったのに。
あと、陣内さんの料理のくだりが欲しい。今までのシリーズでは美味しそうでレシピが出ないかと思ったくらい。
そんな訳で星三つ。続きは楽しみに待っています!
ジウX (単行本)Amazon書評・レビュー:ジウX (単行本)より
4120056619

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