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僕の明日を照らして



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【この小説が収録されている参考書籍】
僕の明日を照らして
僕の明日を照らして (ちくま文庫)

僕の明日を照らしての評価: 3.42/5点 レビュー 12件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.42pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全5件 1~5 1/1ページ
No.5:
(5pt)

すごく考えさせられる作品

母親の鈍感なところがすごくリアル。
こんな母親にはなりたくないと思う。
僕の明日を照らして (ちくま文庫)Amazon書評・レビュー:僕の明日を照らして (ちくま文庫)より
4480431411
No.4:
(5pt)

二人の絆の物語

友人から薦められて瀬尾さんの作品を読み始めました。最初は図書館で借りて読んでましたが、綺麗なものを手元に置いておきたくて結局全部買い揃えました。卵の緒、おしまいのデート、あと少しもう少し、戸村飯店などどれも好きですが、私は僕の明日を照らしてが一番好きです。こんなに何度も読み返した小説は初めてです。(好みは別れる作品でしょうが)
優ちゃんは何故隼太に暴力をふるうのか、そんな優ちゃんを何故隼太は必死で守ろうとするのか。優ちゃんを助けようとする中学2年生の隼太はそっけない言動とは裏腹にとても健気で、こちらも解決の糸口はないのかと何度も読み返してしまいます。
そのうち最初読んだ時にはわからなかった登場人物の細かな感情の揺れが次々に見えて、不思議に思えた行動や心理がどんどん繋がっていくようにみえました。とにかく読む人によって様々な解釈が出来る、不思議な魅力を持った作品だと思います。
それにしても瀬尾さんは何でもない普通の人や出来事を魅力的に書く天才ですね。文章も読みやすくて大好きです。
もしこの作品に優ちゃんの視点で書かれた章があったら・・・また違った二人の絆が見えたかもしれません。そんな続編がでないかなあと期待しつつ、とにかく瀬尾さんの新刊を待ち望んでの、星5つです。
僕の明日を照らして (ちくま文庫)Amazon書評・レビュー:僕の明日を照らして (ちくま文庫)より
4480431411
No.3:
(5pt)

これは隼太が自分を発見し成長する物語だ

DVの話じゃない、と思う。
「いい子」の隼太と「いいお母さん」の組み合わせは、ちょっとうっとうしい。
そこに、新しいお父さんが来て、隼太はやっと息がつけた。
だから頑張ったんだろうと思う。やさしいからではない。
やさしくすることと、やさしいことは違う。(と書いてあった)
隼太が自分を発見していく過程がじんわりと感動的。
瀬尾さんがすごくこの年代の子供の力を信じていることがわかる。
僕の明日を照らして (ちくま文庫)Amazon書評・レビュー:僕の明日を照らして (ちくま文庫)より
4480431411
No.2:
(5pt)

力強く前に進む姿に感動

物語の設定は今のニュースで連日報道されるような、
DVを受ける少年の話。
ただ、この本でユニークなところは、
被害者である隼太が加害者である義父の優ちゃんと
ともにDVを克服していくところ。
そしてそのことを母親は知らない・・・。

他の方のレビューにもあるように、
隼太がどうしてそこまでできるのか?しなければならないのか?
きちんと読み進めると描かれているけれども、
しっくりとこないかもしれない。
それは、読み方が甘いからか?自分のこととして受け止めていないからか?
それでも(著者の本を初めて読んだからか)、
力強く前に進む隼太の成長に感動した。
僕の明日を照らして (ちくま文庫)Amazon書評・レビュー:僕の明日を照らして (ちくま文庫)より
4480431411
No.1:
(4pt)

待ってました♪

中学2年生、反抗期真っ盛りの隼太(しゅんた)。自分を1人の大人と見てくれる母にありがたく思いながらも、「女手一つで」という言葉に縛られ、聞き分けのいい自分を持て余していた。しかし、そんな母が再婚。スナックを経営する母なぎさの相手は年下の歯科医優ちゃん。一人の夜から解放され、家族が増えたことを純粋に喜ぶ隼太だったが、優ちゃんとの間には誰にも言えない秘密が…

 キレると暴力を振るう優ちゃんと、痛い目にあいながらも彼を失いたくない隼太の闘い。耐えるのでなく、2人で光を見つけようとする隼太の努力がけなげで、切なくて…。
 
 瀬尾さんの作品は、中学生の描き方がリアルで、温かいまなざしが感じられるから読んでいて、とても共感できるし、穏やかな気持ちになれます。今回もあっという間に読んでしまいました(それが、ちょっと悲しい)
僕の明日を照らして (ちくま文庫)Amazon書評・レビュー:僕の明日を照らして (ちくま文庫)より
4480431411

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