■スポンサードリンク
僕の明日を照らして
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
僕の明日を照らしての評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.42pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この数か月でまとめて瀬尾まいこを読み続けてきて、いまのところ最低作だと思う。 虐待がテーマの作品、途中でなんとなく解決して、最初から最後にとっておく伏線でひっくり返しておしまい。 起承転で終わっている作品。瀬尾まいこ作品の多くは、え?それで終わり?という感想を持つものが多いが、虐待が簡単に解決してしまう安易な作品に思われたくなかったのだろうか。 虐待の当事者の解決だけでは済まない問題。周囲を巻き込んだものであることを示したかったのだろうか。 納得いかない主人公に煮え切らないし、納得がいかない。 読む楽しみを感じる部分が読み進むほどに減っていく。 残念な作品。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
いろんな意味で挑戦的な問題作。文章は読みやすい。 児童虐待を、虐待を受けてる児童が解決しながら成長する話。 主人公の中学生・神田隼太は、義理の父親・優ちゃんから虐待を受けている。 隼太は優ちゃんと、専門本を読み、虐待日記をつけ、食事に気を配り、努力する、そして。 それは、善良な教師の立場では理想かもしれないが、現実にはありえない。 見聞きする実際の児童虐待とはかけ離れている。 現実にはありえないファンタジーだと思って読むべき物語。 たとえば親子、いじめのあるクラスなど、教材として使うには、すごくいいと思う。 よい子のみなさんはマネしないでくださいね、ってところか。 誰もマネしないと思うけど、もしやろうとすると命に関わる危険。 あんまりシリアスなテーマを持ちこまないほうが、 この書き手のふわんとした持ち味が生きるような気が。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
正直、DVに関しては不勉強なせいもあり、報道で語られる程度にしか、継父や主人公の気持ちや行動を理解できなかった。 ただ、今どきの中学校生活はうまく書かれている。 主人公と、彼を取り巻くキャラクターとのやり取りも「ああ、こんなだよな」と共感できた。 ラストはこういう流れになるしかないよな。継父と主人公は救われただろう。なんだかひじきが食べたくなった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
DV被害者の中学生の少年を主人公とした小説。淡々とした日常に狂気が潜むが、少年はそれを全て受け入れる。偉い。 DV被害者の子供は、自分を被害者と認識することは少ないらしい。やはり親に愛されたいという感情が優先するので、殺されるまで逃げるということを中々思いつかないのだろうか、特に小さい子供の場合には。 DVの継父との日々を淡々とつづった小説だが、リアリティという点で気になった。DVの加害者は、自分がDVをやっていることについて、本書の親のように悩んだりするのだろうか?悩まないから、DVが出来るのではないか?DVの被害者は、主人公のように父親を失うのを恐れるあまり、DVに甘んじてしまうのだが、それは継父にも当てはまるのだろうか?専門家でないので、良く分からないのだけれど、本書が描くDVを見ると、DVとは支配、被支配の関係なので、両社の共存関係(お互いを不幸な形で必要としている。片方は暴力を振るうことで自分が支配者だと確認する。片方は暴力を振るわれてもそれが愛情だと勘違いする関係かな。)は良く描かれている。しかし、現実にこんな子供がいるのだろうか。中学生だったら、子供の方が切れるのでは、と思ってしまった。 自分の子供がDVされているのに全く気づかない母親がいるとも思えず、読後は少々空虚な感じ。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!